幻のジェームズ・キャメロン版「スパイダーマン」映画のコンセプトアートやヴィランが明らかに

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「ターミネーター」、「エイリアン2」、「アバター」等で知られるジェームズ・キャメロン監督の幻に終わった映画「スパイダーマン」のコンセプトアートがオンラインで拡散されています。このアートは12月22日に発売された「テック・ノワール ジェームズ・キャメロン コンセプトアート集」に掲載されていたもので、他とはまた違うスパイダーマンの姿を確認する事が出来ます。

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サム・ライミ監督のバージョンよりも更に前に計画されていたこの映画は、1990年代にキャンセルされ、幻の映画となりました。

この映画についてキャメロン監督は「私の脚本では最終シーンの場所はワールドトレードセンターですが、この絵は特にそのシーンを想定したものではありません。スパイダーマンのコスチュームはいくつか試しました。334~335ページの絵ではスタンダードな赤と青。黒のコスチュームを描くことにしたのは、スパイダーマンを忍者みたいに撮りたかったからです。世間は彼を自警団のメンバーだと思いはじめ、警察も彼を追うようになる。そのため黒ずくめのコスチュームを着ているという設定なんです。コミックをもとにしたヴェノムを登場させたらどうかと考え、ピーター・パーカー自身が「黒いスパイダーマン」になるというストーリーも考えました。そんなふうにあれこれ構想を練ってはいましたが、『スパイダーマン』用に描いたコンセプトアートのコスチュームは、この黒と従来の赤と青だけですね。」とコメントしています。

ジェームズ・キャメロン監督は「アバター2」公開にあわせたプロモーション中のインタビューにて「コミック映画を撮りたいとは思いません。スパイダーマンは個人的に大好きだけど、ほかの人たちがうまくやっているしね。」と答えている事からMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参加はまずないだろうと見られています。

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