映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009年)で共演しウルヴァリンとデッドプールの天敵同士を演じた、ヒュー・ジャックマンさんとライアン・レイノルズさんは、映画以降もお互いのSNSでいじりあうなど、場外乱闘が絶えないとても仲がいいことで有名です。
その二人が 新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援・救済のため、「長年の確執を一時的に休戦」してチャリティ活動に参加することを表明しました。
二人はお互いのYoutubeチャンネルやInstagram上でビデオメッセージを公開。
二人の確執について、 ヒューさんは「みんなが僕たちが始めたと思ってるけれど、それは違います」とし、ライアンさんも「ジャックマン家とレイノルズ家は、ジャックマンとレイノルズである限り、永遠の宿敵だから」と同意しています。
そしてかなり古いウルヴァリンとデッドプールの写真が映され、両家は先祖代々ウルヴァリンとデッドプールとして敵対していたような印象を与えてくれます。
「お互いの家を尊敬していた時代もあった」とヒューさんが語りはじめ、すべてが変わったのは、レイノルズ家がジンの会社を経営し、ジャックマン家がコーヒーの会社を始めたことだったとし、「それで戦争が始まった」とライアンさんが話しました。
何世代にも渡る争いをしているような両家ですが、実際には ヒューさんが2011年からコーヒーショップ「Laughing Man Coffee」を経営、ライアンさんはジンのメーカー「Aviation Gin」の経営権を2018年に取得と、割と最近のお話。ヒューさんが「ジンは弱虫のための飲み物」と言うと、ライアンは「言ってろ、コーヒーは眠いヤツらのためのもの」と返しています。
しかしライアンさんは「ひとつだけ、僕たちは同意していることがある」と言うと、二人のカットが同時に映し出され、
ヒューさんは、フレンズは良い番組
ライアンさんは、ハワイアンピザ
と全く同意出来ていない様子。
それはともかくとして、2人はこの確執(?)を1日だけ休戦させることになったそうで、新型コロナウイルスの影響で食生活に苦しんでいる人たちを支援するプロジェクト「All In Challenge」に参加を表明。新型コロナウイルスの終息後、募金してくれた人の中から選ばれた人の家にふたりが訪問し、子供たちとレモネードスタンドで2時間レモネードを売る、という主旨の動画になっています。
支援活動をしつつもSNS上で小劇場を見せてくれるお二人ですが、先日はヒュー・ジャックマンさんがウルヴァリン役には戻らないとの発言もありました。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版のウルヴァリン役が決まるまでは、このようなやりとりを見せてくれるのでしょうか。