MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第1話に登場した謎の仮面軍団「フラッグ・スマッシャーズ」について、カリ・スコグランド監督と脚本を担当したマルコム・スペルマン氏が海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、「原作とは大きく違う」と明かしました。
インタビューの中でフラッグ・スマッシャーズが残り5つのエピソードにどのような影響を与えるかについて、スペルマン氏は「人々は(フラッグ・スマッシャーズに何が起こっているのか)知っていると思っているが、そうではありません」と述べました。
監督は、フラッグ・スマッシャーズがコミックを起源としているにもかかわらず、「(番組の)ストーリーは独自のものである」と明言しました。
「コミックスは素晴らしい情報源ですが、私たちのストーリーは独自のものです。コミックを参考にしているかもしれませんが、実際にはコミックに載っていないので、私たちのキャラクターは独自の進化を遂げ、縛られることもありません。ストーリーもキャラクターも同じではありません。つまり、あるグループの名前が必要になったときには、深く掘り下げて関連性のあるものを探すことになるかもしれません」と監督はコメントしました。
また、スペルマン氏は、MCU版のフラッグ・スマッシャーズの動機が、“とても素晴らしいシーンにつながる “と予告しています。
「このシリーズの悪役たちは皆、自分がヒーローだと信じています。彼らは、ヒーローでさえも『くそっ!』と思うような方法で、自分が何のために戦っているのかを雄弁に語ることができます。というのも、彼らは今の私たちの世界とよく似た世界に存在しているからです。サノスが登場し、人口の半分が消えて戻ってきました。それによって、今日の世界的な危機と同じように、MCUでも世界的な危機が発生しました。そして、その世界的な危機から様々な敵対者が生まれるのですが、彼らはヒーローたちも賛同していることに反応していて、世界の市民は『おいおい、これは大変な状況だぞ。もしかしたら彼らは間違っていないかもしれない』と思うようになります。その葛藤が、とても素晴らしいシーンを生み出します。ヒーローが悪役に同調したとき、あなたはどうしますか?」
フラッグ・スマッシャーズはコミックのフラッグ・スマッシャーが一人のヴィランを指していたのとは違い、複数人で構成されているチームとしてドラマに登場しました。残りのエピソードで描かれる彼らの行動原理については要注目のポイントとなりそうです。
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第2話は 2021年3月26日(金)16時より ディズニープラスで配信です。
ソース:The Falcon and the Winter Soldier team tees up what’s next for that masked militia