ウォルト・ディズニー社の新しいCEOに就任したジョシュ・ダマロ氏が全社員あてにメールを送信し、「業務の効率化」を目的として大規模な人員削減を発表したと報じられました。今回の削減は、スタジオ、テレビネットワーク、スポーツ、アトラクションなど、ディズニー傘下のメディア事業全体で約1000人の従業員に影響を与えると言います。
海外メディア Forbes によると、この大量解雇で大きな打撃を受けた部門の一つがマーベルで、ニューヨークとバーバンクの両方でスタッフを失っており、映画やテレビ制作、コミック、フランチャイズ、財務、法務など、組織のほぼすべての分野で人員削減が行われたとの事。これには、マーベル・スタジオの受賞歴のあるビジュアル開発チームのほぼ全員も含まれると伝えています。
彼らは、アベンジャーズからガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、デアデビルまで、マーベルの映画やテレビ番組のビジュアルを担当するアーティスト、イラストレーター、キャラクターデザイナー、環境デザイナー、その他の技術スペシャリストたちで、その多くは、10年以上マーベルに在籍していたスタッフたち。
なお、今回の人員削減は、以前発表されたマーベル・スタジオの制作作品数の削減に加え、ディズニーが発表した全般的なコスト削減と人員削減が主な原因であるとの事。
クリエイティブ業界における他の組織再編の原動力となっているAI関連の理由から、これらの特定の職種が削減されたわけではないようだと記事は言います。
海外メディア CBM によると、ダマロ氏が送ったメールの内容は以下のようなものとなっているようです。
1月、私たちは消費者とのつながりをさらに深めることを目的とした、統合された企業マーケティングおよびブランド組織を発表しました。ここ数ヶ月間、ディズニーのファンが期待する世界最高水準の創造性と革新性を確実に提供できるよう、社内の様々な部門で業務を効率化する方法を検討してきました。業界の急速な変化を鑑みると、将来のニーズに対応できる、より機敏で技術力に優れた人材を育成する方法を常に評価していく必要があります。その結果、社内の一部部門で人員削減を実施し、対象となる従業員への通知を開始しました。
思いやりと敬意は、当社の根幹を成すものです。この移行期間を経ていくにあたり、当社は影響を受ける方々を支援し、リソース、ガイダンス、そして直接的なサポートを通じて、一人ひとりが今後の状況に対応できるよう尽力することを最優先事項としています。
マーベル・スタジオは先週、映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のポストプロダクションに入ったと報じられていましたが、編集作業等が活発化するこのタイミングでの大量解雇に「ドゥームズデイ」の完成品質が懸念されています。










