ドラマ「ロキ」シーズン2、6月にも撮影に入るとトム・ヒドルストンさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2が6週間ほどで撮影に入ることが明らかになりました。海外メディア The Playlist とのインタビューに応じた主演のトム・ヒドルストンさんが、撮影の準備が出来ている事を明かしました。

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インタビューで本作の撮影に対する準備は出来ていますかと質問されたヒドルストンさんは「”絶対 “です。もう始まっているんです。つまり、撮影はしていないけど、準備中で、6週間後くらいに始まるんです。だから、脚本やストーリーの面ではフル回転で進んでいて、本当にエキサイティングです。ああ、あまり多くは語れないけど、たくさんの謎の答えがあります。」と述べました。

この1年間のMCUドラマの撮影開始のタイミングとリリース時期から考えて、6月からの撮影となると「ロキ」シーズン2は2023年の春前後に配信が始まる可能性が高そうです。

シーズン2はケイト・ヘロン監督からドラマ「ムーンナイト」のジャスティン・ベンソンさんとアーロン・ムーアヘッドさんのコンビへとバトンタッチ。脚本はシーズン1や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」を担当したマイケル・ウォルドロンさんが担当しています。

シーズン2のプロットの詳細は明かされていませんが、レンスレイヤー役のググ・バサ=ローさん、メビウス役のオーウェン・ウィルソンさんはシーズン2への続投を認めています。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Tom Hiddleston: “Lots Of Questions Will Be Answered” In ‘Loki’ Season 2 [Interview]

【噂話】「ワーウルフ・バイ・ナイト」に異形のヒーロー、マンシングが登場するという

今年のハロウィンスペシャルとしてディズニープラスでの配信が予定されているというスペシャルドラマ「ワーウルフ・バイ・ナイト」にマンシングが登場するようだと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。かなり独特なデザインをしたマンシングですが、1971年のコミックでデビュー後、S.H.I.E.L.D.のハウリングコマンドーズやアベンジャーズにも参加した由緒正しきヒーローです。

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記事によると、信頼できる情報源を介して、ワーウルフ・バイ・ナイトとマンシングの両方がショーで少なくとも部分的に実現すると報告しています。また、アフター・アワーズ・メディアによる以前の報告と一致しているとも伝えています。

©MARVEL

マンシングが人間だった頃、セオドア・テッド・サリスは米軍で超人血清に関わる研究に従事していた化学者でした。A.I.M.の襲撃による事故でテッドは血清の効果で沼地と同化し、異形の存在マンシングへと姿を変えました。その能力は超人血清の特徴でもある超怪力、超防御力などの他、化学物質の分泌と耐性、さらに恐怖を感じ取り吸い取る事が可能になっています。

最近のコミックではこの研究がスティーブ・ロジャースのウェポンI計画から始まり、ウルヴァリンの誕生となったウェポンX計画の間、ウェポンIV計画であった事も描かれました。

アベンジャーズやS.H.I.E.L.D.、ミッドナイト・サンズのメンバーとして活動したこともあるマンシングはコミック内ではマルチバースの門の門番を務めており、MCUでもマルチバースが本格的に描かれている最中で彼の登場は極めて理に適っていると言えそうです。

ちなみにドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン1、第20話「任務と悪意」の冒頭ではコビー・スマルダーズさん演じるマリア・ヒルがマンシングについて言及していました。

なお、2005年に実写化されていますが、90年代から2000年代のオカルト・ホラー的な内容でヒーロー的要素はありませんでした。

マンシングはMCUで無事にデビューすることが出来るのでしょうか?

ソース:Exclusive: Man-Thing to Appear in ‘Werewolf By Night’

ドラマ「ムーンナイト」の脚本家が映画「ソー:ラブ&サンダー」とのクロスオーバーの噂について言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の脚本を担当したボウ・デ・マヨさんが海外メディア The Direct とのインタビューに応じ、7月公開予定の映画「ソー:ラブ&サンダー」とのクロスオーバーの可能性について語りました。

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デ・マヨさんは「彼らが『ソー:ラブ&サンダー』で何をしているのかなんて知りません。『わからない』というのが正直なところです。でも、見るのがとても楽しみです。ソーを見ていると「何かあるんじゃないか?やっぱりないのか?」と好奇心が湧いてくるんです。マーベルで脚本を書いているとき、彼らはとてもクリエイティブに協力してくれるけど、自分の作品の中だけの事です。」と語りました。

また、「マーベル作品を書くために来ましたが、ファンとして他作品の事は知りたくありません。僕自身がネタバレを避けるようにしてるみたいで(笑)。スターバックスコーヒーの作り方を知った瞬間、突然スタバのおしゃれさが薄れるようなものです。」と、あくまで「ムーンナイト」の作家として仕事をし、他作品はファンとして楽しみたい事を明かしました。

「ムーンナイト」にはエジプトの神々エネアドのメンバーが多数登場しており、彼らが「ソー:ラブ&サンダー」のヴィランである神殺しのゴアのターゲットになるのかどうか、ファンの間では熱心に議論されています。

「ムーンナイト」5話現在で月神コンスはまだ封印されたままですが、ゴアがエネアドをすべて殺すことでコンスの封印が解かれるのではないかと説くファン理論も展開されています。この理論の場合、ゴアが映画に先んじて「ムーンナイト」に登場するか、あるいはコンスとムーンナイトの復活が「ラブ&サンダー」以降になってしまうかの2つの可能性が考えられます。しかし前者の場合は残り1話でやるにはかなりあっけない結末となってしまい、後者の場合は盛大なクリフハンガーになってしまう事や「ムーンナイト」の予告映像で見てきたムーンナイトのまだ見ぬシーンがいくつかあるため、このまま変身なしで終わるとも思えません。残り1話となった状況では、この理論はかなり可能性が低くなってしまったようです。

ドラマ側で「ラブ&サンダー」と明確なクロスオーバーがある可能性は低くなりましたが、最終話のポストクレジットシーンでエネアドの誰かが殺されるといったような事はあるかもしれません。また、「ソー:ラブ&サンダー」ではエジプトの神でワカンダの守護神であるバーストが登場すると報じられているため、映画にエネアドやそのアバターが登場する可能性はまだまだ残されているようです。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1最終話となる6話は 2022年5月4日 ディズニープラスで配信予定です。映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ソース:Moon Knight Writer Addresses Thor: Love and Thunder’s Potential Tie-In (Exclusive)

【ネタバレ注意】ドラマ「シークレット・インベージョン」、ラップギフトから重要キャラクターの存在が判明か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」のラップギフトがオンライン上にリークされました。一見すると何の変哲もない野球帽ですが、そこに書かれた文字はコミックのマーベル・ユニバースの創世記に関わるキャラクターを示唆しているのではないかと、Murphy’s Multiverse が指摘しています。

※これより先は「シークレット・インベージョン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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SNSで公開されたのは以下のような画像。前面には胸に時計がついたフクロウが描かれています。

記事が指摘しているのは側面に書かれた見慣れない文字で、これはコミックに登場するスクラル文字で書かれており、英語に直すと「He Loves You」となるようです。

©MARVEL

多くのスクラル人はスクラルの神を崇拝しており、コミックで Kly’Bn(カナ表記不明、発音的にはクリブン)と名付けられたキャラクターがその神のひとりでした。

©MARVEL

彼は古代のスクラルで、かつてセレスティアルズによってエターナルズの遺伝子とミックスされたスクラル・エターナルズの最後の一人でした。同様に生み出されたスクラル・ディヴィアンツとは長らく戦争状態でしたが最終的に双方は和解し、後のスクラル人たちによってスクラルの神とされ何百万年も崇拝されていました。

コミックでは侵略を開始したスクラルの女王が「彼はお前たちを愛している」と発言し、「彼って誰?」と問うスパイダーマンに「我々の神だ」と返すシーンもありました。

コミックのスクラルはほとんどの場合スクラル・ディヴィアンツの末裔を指しており、映画「エターナルズ」でも描かれたように好戦的な種族であり、スクラル・ディヴィアンツもすべからくヴィランとして描かれています。

一方でこれまでのMCUに登場したスクラルはフューリーの味方であり、コミック「シークレット・インベージョン」で行われたスクラルと地球の戦争がどのようにして起きうるのか謎の部分でした。しかしコミックのスクラルの創生部分に触れてくるのであれば、タロスたちを筆頭にした地球に協力しているスクラルはスクラル・エターナルズの末裔という設定になるのかもしれません。本作は地球が欲しいスクラル・ディヴィアンツの末裔と、それを阻止するフューリーとスクラル・エターナルズの末裔というちょっとした宗教戦争的な側面を見せ始めているのかもしれません。

本作の内容はまだシークレットな状態ですが、先日は主演のサミュエル・L・ジャクソンさんがローディやエヴェレット・ロス捜査官の登場を明かしていました。他、エミリア・クラークさんのキャスティングが話題となっていますが、彼女の役割については未だ謎に包まれています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-secret-invasion-emilia-clarke-secret-roll/”]

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:‘Secret Invasion’ Crew Merch Hints at the Arrival of the Skrull God

チャーリー・コックスさんが来月からドラマ「エコー」の撮影に入ると報じられる

Netflixのドラマ「デアデビル」やMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でデアデビル/マット・マードックを演じた俳優のチャーリー・コックスさんが、来月からMCUのドラマ「エコー」の撮影に入ると、インサイダーのダニエル・リヒトマンが Patreon で報告しました。

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投稿によると、チャーリー・コックスさんは5月下旬から撮影に参加するスケジュールになっており、撮影場所や撮影期間などの情報はまだわかっていないとの事。

ディズニープラスで配信予定の「エコー」は2021年配信のドラマ「ホークアイ」のスピンオフにあたり、「ホークアイ」で実写デビューしたエコー/マヤ・ロペスを主人公とした作品。「ホークアイ」でもコミックと同様にエコーはキングピンの部下として登場し、最終話では真相を知ったことで決別。「エコー」はその後を描くと考えられており、キングピン再登場と、キングピンの宿敵であるデアデビルが登場する事は多くのファンが想像していました。

主人公を演じるアラクア・コックスさんは先週、撮影に入る事を報告していました。

ドラマ「エコー」はディズニープラスで配信予定、配信時期は不明です。

【噂話】「スクイレルガール」実写化計画が再始動中?

マーベル・スタジオが「スクイレルガール」のソロ実写化を検討していると、複数のインサイダーが報告しました。以前は米放送局フリーフォームでの放送が予定されていたマーベルドラマ「ニューウォリアーズ」の一員として撮影もされていましたが、その後、放送はキャンセルされていました。

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投稿によると「マーベル・スタジオは「スクイレルガール」のソロプロジェクトを非常に早い段階で開発していると言われている。」との事で、キャスティングなどは不明です。

キャンセルされた「ニューウォリアーズ」ではミラーナ・ヴァイントゥルーブさんが起用されており、今月から始まったウェブラジオでもヴァイントゥルーブさんがスクイレルガールを演じています。

コミックではアイアンマンのサイドキック志望として登場し、サノス、ドクター・ドゥーム、ギャラクタスなどの名だたるスーパーヴィランを瞬殺してきた彼女ですが、実写化された場合どのような物語になっていくのでしょうか。

日本ではディズニープラスで配信中のアニメ「マーベル ライジング:シークレット・ウォリアーズ」などでスクイレルガールの活躍を見る事ができます。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・ホリデー・スペシャル」撮影終了か、ジェームズ・ガン監督がラップギフトを公開

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスペシャルドラマ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・ホリデー・スペシャル」のジェームズ・ガン監督が自身のTwitterでラップギフトを公開し、その撮影の終了を示唆しました。

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ガン監督は「間違いなくこれまでで最高のラップギフトの1つです。ありがとうマーベル・スタジオ!」とコメントを添えてラップギフトの写真を公開。

ホリデースペシャルにちなんでガーディアンズのキャラクターがクリスマスのオーナメントになっているようで、左上から右にコスモ・ザ・スペースドッグ、ドラックス、グルート、クラグリン、左下から右にマンティス、ネビュラ、スターロード、ロケットとなっているようです。

コスモは過去に映画やアニメ「ホワット・イフ」でも少し紹介されましたが、目立った活躍がない事もあり、人によっては記憶に残っていないかもしれません。今回このラップギフトに含まれているということはこれまでよりも登場時間が増えている可能性がありそうです。

そしてグルートも気になる所。映画「ソー:ラブ&サンダー」の予告に登場しているグルードは「アベンジャーズ/エンドゲーム」で見たグルートと差を感じないものでしたが、このラップギフトのグルートは更にたくましくなっているように見えます。

最後に七三分け黒髪のスターロード。古いコミックでは黒髪だった時期があるピーター・クイルですが、髪型に関してはなぜこうなっているのか興味深いポイントです。

©MARVEL

先日のインタビューでガン監督は「本作は人生最高の作品になった」と明かしていましたが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の前日譚になるという事以外はあまり明かされていません。

果たしてどのような作品となるのでしょうか。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年クリスマスシーズンにディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

「ムーンナイト」撮影の裏側を描くドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ムーンナイトの裏側」が5月に米配信

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の舞台裏を描くドキュメンタリ番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ムーンナイトの裏側」が5月11日から米国のディズニープラスで配信されると、海外メディア What’s on Disney Plus が報じました。

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記事によると、「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ムーンナイトの裏側」を2022年5月11日の水曜日に配信する事をディズニーが発表したとの事。

これはドラマ「ムーンナイト」のシーズン1最終話の翌週にあたり、6月配信の「ミズ・マーベル」までの間にもう少し「ムーンナイト」を楽しめるようです。

現在のところ、日本での配信に関しては不明です。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年4月27日16時 より配信予定です。

ソース:“MARVEL STUDIOS: ASSEMBLED – THE MAKING OF MOON KNIGHT” COMING SOON TO DISNEY+

ドラマ「ムーンナイト」、5話と6話はコミックファンを「満足させる」という

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるグラント・カーティスさんとジャスティン・ベンソン監督、アーロン・ムーアヘッド監督が海外メディア TV Line とのインタビューの中で、残りの2つのエピソードがコミックファンを「満足させる」内容になっていると明かしました。

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カーティスさんは「ムーンナイトは、最初の4つのエピソードでは見ることができなかった、最後の2つのエピソードで見ることができる世界があります。彼の歴史を知っているコミックの大ファンは、きっと満足するはずです。」と述べました。

ベンソン監督は「エピソード4の後、エピソード5の前に、人々がどのような反応をするのかが最も楽しみです。それはとてもエキサイティングな1週間になるでしょう。」とファンのリアクションを楽しみにしている事を明かしました。

さらに、ムーアヘッド監督は、Entertainment Weekly とのインタビューで、「エピソード4で驚かれた方は、エピソード5と6でまた驚かれる準備をされるといいと思います。ただのいい加減な宣伝文句にしか聞こえないけど、実際にそうなっていることを約束しますよ。」と語りました。

死の淵に立たされたマークとスティーヴン、そして封印されたコンスがどのようにして蘇るのか、タウエレトや第3の人格の役割、そしてハロウの野望の行く末など、残り2時間ほどで駆け抜ける事になりそうです。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年4月27日16時 より配信予定です。

ソース:Moon Knight Team Talks Episode 4’s Game-Changing Final Twist: What’s Coming Next Will ‘Blow Your Mind’

ドラマ「ムーンナイト」、4話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年4月20日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード4「The Tomb.(邦題:アメミットの墓)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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封じられたコンス

前回のラストで石人形のウシャブティに封印されてしまった月神のコンス。

©MARVEL,Disney

その人形を大事そうに運ぶセリム(オシリスのアバター)。そしてコンスの他にもいくつもの石人形が並べられているのが判明します。ただしアップにはならないので、それぞれの石人形の形は定かではありません。

この全てにコンスのように何らかの神が封印されてしまっているのか、それともそれぞれの神専用に用意されている空っぽの檻なのか、他宗教の神も封印できてしまうのか、などいくつかの疑問が浮かび上がる部分ですが、今回のエピソードではこれ以上触れられる事はありません。

ヤギ

エジプト神話において、山羊の神がいたかどうかは疑問視されています。というのも古代エジプトに山羊はいなかったとされており、羊の神とする説が有力視されています。

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羊あるいは山羊の頭をした神として描かれるのは、クヌムやアモンです。クヌムは粘土から人を作ったとされる創造神であり、ここで登場した山羊のような水平に伸びた角が特徴的に描かれる事が多い神様です。アモンはエジプトのナイル川周辺のテーベ神話に登場する太陽神で、興味深い事にコンスの父親として神話で描かれています。

残念なことにこれらの神はコミックで登場した形跡がなく、物語に大きく関係しない可能性が高いです。

山羊と言えば悪魔のシンボルとしてしばしば取り上げられますが、「ワンダヴィジョン」以降ずっと噂の絶えないメフィストを連想させる遊び要素として取り込まれた可能性もあるかもしれません。

ビレイとザイル

「ムーンナイト」の内容には直接関係しないものの、墓に降りる直前のシーンで吹替版ではスティーヴンが「ザイルって何?」という不思議な発言をしています。ザイルとはドイツ語の言葉であり、英語でいう所のロープ、日本語でいう所の縄です。

©MARVEL,Disney

英語や日本語字幕ではレイラの「先に降りてビレイする」というセリフに対して「ビレイって何?」というスティーヴンのセリフになっているわけですが、吹替訳担当が「ビレイ」が分かりづらいと気を利かせて「ザイル」にしてしまったのでしょうか。

ビレイとは登山用語であり、英語で縄による安全確保の事を指しています。日本でも登山用語としてそのまま用いられるようです。

古代エジプトの文字やマケドニア語などの言語を習得しているスティーヴンがザイルを知らないという「ん?」と思わせる展開でした。

バステト、セクメト、ハトホル

墓に入ったレイラを出迎えたのは巨大な猫科動物の像。雌ライオン、あるいは豹を象ったように見えますが、のどもとはたてがみのような造形になっています。豹であればバステト、ライオンであればセクメトあるいはハトホルという事になりそうですが、一体どちらでしょうか。

©MARVEL,Disney

エジプト神話上は時代や地域によってバステト、セクメト、ハトホルは同一視される事がありますが、マーベルの世界ではバステト(バースト)はご存知の通りワカンダの守護神であり、アバターとしてブラックパンサーを伴っています。

そしてコミックではハトホルとセクメトは同一人物で、愛の化身としてのハトホルの裏側には破壊の権化としてのセクメトが控えており、アベンジャーズと一戦するエピソードもありました。

とはいえこの像を介してエジプトの神々が何らかの力を使ってくるわけではありませんでした。

ヘカの司祭

「ヘカって何者?」とつぶやくスティーヴンにレイラは「当時の魔法使い」と答えていますがこれは実際の歴史に基づいています。古代エジプトにおいて、魔術の力のことは「ヘカ」と呼ばれ、この力の化身というべき存在が、ヘカ神と呼ばれました。

コミックではヘカの司祭であるヘカ・ナットが2007年の「Mystic Arcana Magik Vol 1 1」で描かれた事があります。前回の記事でも少し紹介したニューミュータンツのマジックとダニエル・ムーンスターが紀元前11世紀にタイムトラベルしたエピソードで、ヘカ・ナットはマジックを裏切ってソード・オブ・ボーンを手にしようとしましたが純粋な魂ではなかったために叶いませんでした。マジックのソウルソードに敗れたヘカ・ナットはアシェイク(X-MENのストームの先祖)によってその力を封印されました。伝説の剣の方はマジックがアメミットに守護を託しました。

現状ではX-MENもニューミュータンツもMCUにしっかりと組み込まれていないため、コミックのエピソードは何も採用されていない可能性が高そうですが、MCUでは数年後に伏線が回収される事も多いため、おさえておきたいポイントです。

セト神

人間をミイラ化する際に取り出した内蔵を入れる「カノプス壺」に続いて蛇の皮が表示されますが、これは重要な伏線、または視聴者をミスリードさせるための大きな釣り針である可能性があります。

©MARVEL,Disney

蛇神のセトは初期のエジプト神話では砂漠の神、軍神としてその名が伝えられていますが、後には兄オシリス殺しの神、悪神としても有名です。

神話上ではセトはエジプトジャッカルの頭をしており、ウアスの杖と呼ばれる先端が二股の杖(セトやアヌビスの頭を模しているとされる)を手にしています。これらは「ムーンナイト」でアーサー・ハロウの持つ杖の形、そして喚び出したモンスターの姿と似ているといえます。

コミックでは蛇神、死神、そしてヴィランとしてセト神がしばしば登場し、神話同様に兄オシリスとの確執が描かれたり、アメミットを下僕とし、仲間の神々を打ち負かし、投獄している様子が描かれています。

また紀元前2950年頃には、セトはエン・サバ・ヌールという奴隷と出会い、セトの能力に触発されたヌールは世界最初のミュータント、アポカリプスとなり戦争と混乱を引き起こして人類の未来を加速させました。

3話のラストや4話の冒頭でオシリス(のアバター)はハロウの口車に乗せられているような描かれ方をしていますが、ハロウの裏で糸を引いているのはセトなのでしょうか?そしてミュータント導入の新たな伏線となるのでしょうか?

とは言えエジプト考古学ものの作品に蛇の皮など当たり前のように登場する小道具でもあるため、なんら関係がない可能性も否定出来ません。

なお、蛇皮のシーンの少しあと(18分22秒あたり)で、3話に続いて今回も撮影スタッフが画面に入り込んでしまいました。今回は手ではなくて足が映っています。

©MARVEL,Disney

静止画だとわかりにくいので興味がある方はディズニープラスでご確認ください。

アレキサンダー大王

墓の最深部にたどり着いたスティーヴンは、マケドニア語を発見し、このファラオがアレキサンダー大王である事を確信します。

アレキサンダーはマケドニア人ながら第31エジプト王朝を滅ぼしてファラオの座についた人物であり、古代ギリシャからアジアまでを征服したとされています。

これによってギリシャ神話のモチーフになったエターナルズとエジプト神話のモチーフになったエネアドが繋がり、ギリシャ神話の最高神ゼウスとエジプト神話のバステトが登場するという「ソー:ラブ&サンダー」との小さな繋がりが見えてきます。

アブドラ・エル=フーリー

レイラとハロウの会話の中で、レイラの父の名が「アブドラ・エル=フーリー」という事が明かされます。

レイラ・エル・ファウリーがコミックのマリーン・アルラウネを基にしている事は2話の記事でも紹介しましたが、マリーンの父はピーター・アルラウネという名であり、アブドラ・エル=フーリー(Abdullah El Faouly)ではありません。

しかし、1977年のコミックにはアブドゥル・ファウル(Abdul Faoul )という名のキャラクターが登場し、彼はエジプトを他国から守る、いわばキャプテン・エジプトであり、「スカーレットスカラベ」という名前で活動していました。残念なことに当時はまだまだアメリカが正義として描かれていた事もあり、ヴィランとして登場し、キャプテン・アメリカやネイモア・ザ・サブマリナーとも一戦交えました。

©MARVEL,Disney

スカラベ柄の赤い(スカーレット)スカーフをしていた、という所からみてもレイラの父がこのキャラクターをモチーフにしているのは確定的と言えるでしょう。

ドラマで見てきたレイラの身体能力や、コンスが次のアバターに考えている事など、レイラの父はただの考古学者ではなかったのかもしれません。また、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のヴィランとしてネイモアが登場する噂とあわせて、ふたつのシリーズがより結びつきを得るのも興味深いところです。

相棒

レイラの父の死について少し明らかになりました。マークの説明では「俺の相棒が欲にかられて発掘隊を皆殺しにした」との事。

この説明から、犯人がマーク&スティーヴンの第3の人格である可能性はほぼ無くなったのではないでしょうか。3話でアメミットの信徒が謎の死を遂げていたシーンでのやり取りから察するに、マークはまだ第3の人格についてはっきりと認識していない様子でした。その人格を相棒と呼ぶのはやや無理があると言えそうです。

そうすると相棒というのは傭兵マーク・スペクターの実際の相棒だった人物と考えられます。

コミックではマークの相棒としてジャン=ポール・デュシャン(通称フレンチー)というキャラクターが存在し1話でもイースターエッグとして登場していました。そして彼はコミックでは悪人ではありませんでした。

原作での父殺害の犯人はラウル・ブッシュマンという名で同じチームにいた傭兵でした。マークとブッシュマンの間に相棒とよべるほどの交友関係は描かれていませんでしたが、実写化にあたって何かを付与することは難しくなさそうです。そして、ロイック・マバンザさんがブッシュマン役にキャスティングされたとの報道もありました。

ただし、本作の脚本を担当したジェレミー・スレーターさんは「ブッシュマンはキルモンガーに似すぎているので新たなヴィランとしてアーサー・ハロウを開発しました」との旨の発言をしている事から、レイラの父殺害の犯人自体はさほど重要ではない事をおさえておく必要がありそうです。

精神病院

アーサーに銃弾を撃ち込まれたマークは浅いプールに倒れ込みました。しかし次第に水中へ深く深く沈み込んでいき、気がつくとマークは病院の一室にいました。

マーベル公式によるとここはパットナム精神病院(Putnam Psychiatric Hospital)。2017年のコミック「Moon Knight (Vol. 8) #11」にも登場しており、コミックではイリノイ州シカゴにある精神病院です。

レトロな映画「トゥームバスター」が流れる部屋では1話からここまでに登場した人物や要素が山盛りになっています。死の淵に瀕した人間が見るという走馬灯のように、これまで視聴者が見てきたものが登場します。

まずは1話、2話に登場していたクロウリー。

博物館の上司ドナとブルースカラベのぬいぐるみ。時計の針はコンスの杖。

レイラと3話冒頭のマシュマロ。小指の絆創膏にはスカーレットスカラベ。

2話に登場した刑事ボビーとビリー。

カップケーキ(運んでいるのはレイラのブラックマーケットの知人ベック)やコンスを模した絵(描いているのはラガロ、3話の冒頭パスポート偽造をしていた人物)、1話で登場したアルプス麓の町。

部屋の右側にある暖炉のような構造物。

その他、ルービックキューブ、金魚のガス、母親との電話中に登場したポストカード、足首の拘束ベルト、アメミットの像、ピラミッド状のオブジェ、サンダル、杖、カノプス壺なども登場しています。ちなみに「ムーンナイト」1話冒頭のガラスの破片を入れたサンダルはマークやスティーヴンは知らない事なので、ここでフォーカスされる理由はよくわかりません。

主人公同様に視聴者もどちらが現実でどちらが精神空間なのか混乱する所は、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアの息子デヴィッド・ハラーを描いたドラマ「レギオン」(ディズニープラスで配信中)のような展開でした。

医者との会話の中でハロウに撃たれた事を思い出したマークはオフィスを飛び出し、逃げ込んだ先の部屋で棺に閉じ込められたスティーヴンと出会います。現実世界では鏡越しに会話するのがせいぜいだった二人ですが、この病院で出会った二人はハグを交わすのでした。

この病院がエジプト神話の冥界を模しているとすれば、マークたちはこの後アヌビスによってマアトの天秤に心臓を乗せられ、罪人と判断されればアメミットに食われる事になるでしょう。

第3の人格

合流した二人は病院から脱出しようと部屋を出ます。廊下を進む中、傍らの部屋に赤い棺を見つけますがスルーしていきます。

コミックファンは第3の人格であるタクシードライバーのジェイク・ロックリーを期待していましたが、ここまでの流れから察するに隠された人格はかなり危険なニオイがしています。マーク達は無難な選択をしたと言えるでしょう。

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他の部屋にも異なる人格がいるのかは気になる所です。コミックではピーター・パーカーやスティーブ・ロジャースの人格も内包したマーク・スペクターですが、3番めの人格もまだ謎に包まれている以上、シーズン1ではこれ以上人格が増えることはないかもしれません。

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タウエレト

1話で登場したタウエレトのぬいぐるみはやはり伏線でした。ぬいぐるみと違ってかなりリアルなカバの顔で、なかなかの威圧感があります。

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演じているのはアントニア・サリブさん、日本語吹替は潘めぐみさんで、今回は一言だけのセリフでしたが双方可愛らしい声になっています。

1話の記事でもさらっと触れましたが、タウエレトはカバの姿をした災いを避ける守護神であり豊穣の女神。出産、再生、浄化を暗示する神様のタウエレトの登場がマーク復活の鍵になると思いたい所で4話が終了します。

様々なエジプトの神々が登場する中で、整理しなければならない事があります。それは「エネアドのメンバー」です。

まず現実世界のエジプト神話としてのエネアドはいわゆるエジプト九柱神を指しており、アトゥム、シュー、テフヌト、ゲブ、ヌト、オシリス、イシス、セト、ネフティスが主なメンバーです。主な、といのは地方による神話の小さな差異があり、ラー、トト、ホルスなどが交代で入る場合があるからです。

そしてマーベルコミックでは神話と共通なのがシュー、テフヌト、ゲブ、オシリス、イシス、セト、ネフティス、ホルスあたりでアヌビス、バースト、ベス、コンス、プタハもエネアドとして登場しています。タウエレトはそもそもコミックに登場した事がありませんでした。

MCU版エネアドも実在の神話と同じく9人と仮定して考えると、3話の集会にホルス、オシリス、テフヌト、イシス、ハトホルの5人が集合しました。そして1話でスティーヴンが指摘した「7人しかいないエネアドのポスター」には全景が映りませんが左上にSHU、右にGEBと書かれています。

©MARVEL,Disney

これでちょうど7人になり、ドナのいう「二人は遅刻でクビになった」、つまり追放されたコンスともうひとりがいると考えられそうです。それはワカンダにかまけているバーストなのか、コミックにもいないタウエレトなのか、はたまた黒幕の可能性があるセトなのか。

残る2話でシューやゲブ、そして最後のエネアドが登場するのでしょうか?


ちなみに今回もQRコードが発見されていませんが、無料コミックは新しいものに更新されています。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年4月27日16時 より配信予定です。