イマン・ヴェラーニさんがコミック共同ライターへ─「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」発表

最新のコミックで死亡したミズ・マーベル/カマラ・カーンの復活を描くコミック新シリーズ「Ms.Marvel:The New Mutant」が始まる事が海外メディア Entertainment Weekly とマーベル公式から発表され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」で同役を演じているイマン・ヴェラーニさんが共同執筆する事が明らかになりました。

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コミックでは長らくインヒューマンの遺伝子を持っているとされていたカマラ・カーンですが、MCU版のシーズン1最終話ではミュータントである事が示唆されていました。

この原作設定の変更に反感を示す一部ファンもいましたが、どうやら原作側がMCUへと近づけていく方向へと軌道修正する事になるようです。

「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」ではカマラ・カーンがミュータントとして再生し、チャンピオンズでもアベンジャーズでもなく、X-MENとして活動することになるようです。

イマン・ヴェラーニさんは新シリーズのスタートについて「なんてことなの!大好きだわ!カマラの伸縮自在のパワーで何でも可能です。私は、アーティストが私を驚かせてくれる事を期待して、少し曖昧なアイデアを提案するのが好きです。そして、彼らはいつもそうしてくれるんです。正直なところ、アイデアを提案することができるのはとても開放的で、彼らはすべてを受け入れて描いてくれます。予算や特殊効果について心配する必要はありません。」とコメント。

そして「彼女のインヒューマンとしての起源を取り戻すわけではないということを、はっきりさせておきたいと思います。それはカマラのアイデンティティの一部であり、マーベル編集部も私自身も守り続けたいと強く思っています。私たちの本は、Ms.マーベル・コミックが一貫して探求してきたアイデンティティの核となるテーマをすべて反映したものになります。かなりクレイジーな作品になりますよ。」と語りました。

©MARVEL

公開されたミズ・マーベルのX-MENコスチュームを見ると、象徴的な赤いマフラーはそのままに、X-MENの青と黄色へと変更。目立っていた胸のS字は肩部分へ控えめなデザインに変更されています。

気になるのはコミックのミズ・マーベルがこれまでにはめていた腕輪がない事で、MCU版でも腕輪に焦点が当てられていたことを考えると、MCU版の将来的なヴィジョンを反映している可能性があるかもしれません。

サビル・ピルザダさん(DARK WEB: MS. MARVEL)と、イマン・ヴェラーニさんが共同執筆し、アーティストのカルロス・ゴメスさん(ローグ&ギャンビット)とアダム・ゴーラムさん(スター・ウォーズ:ダース・ベイダー)によって描かれる4号限定シリーズ「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」の#1は 2023年8月30日 に米国発売予定です。

ソース:公式

マーベルがSDCC2023のパネルスケジュールを発表

マーベル・エンターテイメントが公式ウェブサイトにて、現地時間の7月20日から7月23日にかけて開催されるサンディエゴ・コミコン2023におけるスケジュールについて発表しました。なお、マーベル・スタジオの参加は噂通り見送られており、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に関する発表があるかどうかは不明です。

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以下、公式発表の翻訳引用です。

7月20日(木)

X-MENのデザイン:今週のマーベル特別イベント

  • 午後 4:00 ~ 5:00 PT、ルーム:7AB

マーベルクリエイティブエグゼクティブ兼副社長のライアン・ペナゴスは、上級編集者のジョーダン・D・ホワイト、編集者のサラ・ブランスタッド、グラフィックデザイナーのトム・ミュラー、X-MENアーティストのジョシュア・カッサラ、そしてX-フォースとともに「今週のマーベルポッドキャスト:見逃せないライブ版」を主催する予定です。チームは「現代の X-MEN の背後にある創造的プロセス」について話します。

「ロゴからデータ ページ、新しいコスチュームからヘルファイア・ガラ・アンサンブル、クラコアンの地形からグリーン・ラグーンのレイアウトに至るまで、現代の X-MEN の背後にある創造的プロセスに関する内部スクープと、秋に何が起こるかについてのヒントを入手します。 X の最後にある限定特典をお見逃しなく!」

マーベル&プロコによる「ストーリーテリングの芸術」講習

  • 午後 5:00 ~ 6:00 PT、ルーム:11

マーベルは、業界のベテランによる、コミックブックのストーリーテリングの芸術についてのパネルディスカッションを開催します。 

「マーベルとプロコと一緒にコミックブックのストーリーテリングの芸術を学びましょう!業界のベテランからなるパネルに参加して、魅力的なストーリーの作成、記憶に残るキャラクターの育成、ビジュアル ストーリーテリングの習得に関する専門知識を共有してください。コースのインストラクターをフィーチャーした、マーベルでコミックを作成するためのプロコの最新コースからいくつかのトピックを取り上げます。あなたが意欲的なアーティストであろうと、熟練したプロであろうと、このパネルは、技術を磨き、競争の激しい漫画の世界に参入するのに役立つ貴重な洞察と実践的なアドバイスを提供します。」

7月21日(金)

MARVEL:ヒーロー、ハルク、スーパー・ソルジャー

  • 午後 3:00 ~ 4:00 PT、ルーム:6DE

マーベル編集長CBセブルスキーが「マーベル:ヒーロー、ハルク、スーパー・ソルジャー」パネルの先頭に立って、J・マイケル・ストラジンスキー、ダビデ・ペポーズ、フィリップ・ケネディ・ジョンソンをフィーチャーし、それぞれのマーベル・コミックに今後のエキサイティングな出来事を紹介します。

「マーベル編集長 CB セブルスキーが、マーベルの最高級ソロ スーパー ヒーロー シリーズを特集するパネルを率いています。J・マイケル・ストラジンスキーはキャプテン・アメリカをマンハッタンの街へ連れ出し、一方ムーンナイトはデヴィッド・ペポーズの『ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド』でエジプトの伝承の道をさまよう。一方、ハルクはブルース・バナーを制御し、フィリップ・ケネディ・ジョンソンが新たなハルクの物語を続け、アクション満載のマーベル・ユニバースの残りの部分にヒット作が登場します。パネルの最後まで残って、他のどのヒーローが独自の新しいタイトルで仲間入りするのかを確認してください!」

マーベル・ファンファーレ with CB Cebulski

  • 午後 4:15 ~ 5:15 PT、ルーム:6DE

編集長CBセブルスキーが、Marvel Legend のジョー・ケサダとともに別のパネルディスカッションを主催し、Marvel ブランドの下でのコミック制作の美しさと秘密について語ります。

「過去と現在のマーベル編集長が、他に類を見ないパネルディスカッションのために再集結!現在の本部長 CB セブルスキーとマーベル レジェンドのジョー・ケサダが加わり、アイデアについて知りたかったことやあらゆることについての会話に耳を傾けてください。これほど多くの漫画制作の技術が 1 つのコマに詰め込まれたことはかつてありませんでした。しかし、それだけではありません。最後まで残ったファンには限定の特典コミックがプレゼントされます!」

Marvel マルチバース ロールプレイング ゲーム グラス キャノン ネットワークによるライブ プレイ

  • 午後 5:30 ~ 8:30 PT、会場:オムニ ホテル、オムニ グランド ボール ルーム:ABC 4 階

グラス キャノン ネットワークのお気に入りのパーソナリティが、マーベル ブランドでのロールプレイングに全力を尽くします。ゲームマスターのトロイ・ラヴァル氏に、ジョー・オブライエン氏、スキッド・マーハー氏、マーベル編集長のニック・ロウ氏らが加わります。 

「グラス キャノン ネットワークのお気に入りのパーソナリティが、独自のブランドである、自由自在なロールプレイングの狂気をマルチバースにもたらす中、真新しいスーパー ヒーロー グループがサンディエゴ コミコン デビューを果たします。ゲームマスターのトロイ・ラヴァリーとジョー・オブライエン、スキッド・マーハー、マシュー・カポディカサ、ノーラ・イブラヒム、アリシア・マリー、そしてマーベル社のニック・ロウ(副社長、マーベル編集長)とともに、アベンジャーズを編み物のように見せるスーパーヒーローの物語を作り上げましょう。スパンデックスのスーツにはコメディのようなタイミングが組み込まれているのではないかと思わせるような、アクション満載で笑いを誘う大騒ぎをお見逃しなく!」

7月22日(土)

マーベル: 次のビッグシング

  • 午後 3:00 ~ 4:00 PT、ルーム:6A

特別パネルの展示により、マーベル・ユニバースの未来が明らかになります。マーベルは「衝撃的な発表」を特集する準備ができています。

「これはあなたが待ち望んでいたものです – マーベル・ユニバースの未来についての衝撃的な発表をフィーチャーした絶対に見逃せないイベントです! スパイダーマンにとって決して楽なことはありませんでしたが、次に彼に起こる出来事は、壁を這う者を根底から揺るがすことになるでしょう。さらに、壊滅的なグルートフォールの苦しみの中で、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの状況はさらにヒートアップしています。そして、ジョナサン・ヒックマンのまったく新しいアルティメット・ユニバースでは一体何が起こっているのでしょうか?CBセブルスキー、ニック・ロウ、ゼブ・ウェルズ (アメイジング スパイダーマン)、コリン・ケリー & ジャクソン・ランジング (ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー) などが、これらすべてについて話し合うために待機しています。さらに、参加者には限定特典もございます!」

7月23日(日)

マーベルの女性たち 

  • 午前 10:30 ~ 11:30 PT、ルーム:6A

出版、デジタル メディア、スタジオの才能を特集したウィメン オブ マーベルに特化した特別パネルが開催されます。 

「マーベルの女性たちがサンディエゴに帰ってきます!編集者のサラ・ブランスタッド、エグゼクティブ・プロデューサーのサナ・アマナット(マーベル・スタジオのミズ・マーベル)、デジタル・メディア・マーケティング担当副社長のジェシカなど、出版、デジタル・メディア、スタジオのさまざまな分野のマーベル・タレントとの活発なディスカッションにご参加ください」マロイ、チャーリー・ジェーン・アンダース (ニュー・ミュータント:リーサル レギオン)、ジョディ・ハウザー (スター ウォーズ:オビ=ワン ケノービ) など! 今日、この業界で働く女性はどのような感じですか?そして、マーベルの女性主導プロジェクトは今後どうなりますか?さらに、パネルが終わるまで残って限定のプレゼントを手に入れましょう!」


例年どおりであればこのサンディエゴ・コミコンにてMCUのスケジュールの更新や新作公開などが行われてきましたが、今年はWGAストライキの影響でマーベル・スタジオやHBO、ユニバーサルなどの映像業界が全体的に参加を見送っています。

今後のMCUに関する新情報の大きな発表の場として、毎秋開催されているディズニーのイベントか、あるいはマーベル・スタジオ独自のイベントが期待されています。

サンディエゴ・コミコンは2023年7月20日から7月23日までカリフォルニア州サンディエゴで開催です。

ソース:公式

マーベルが「ラブ・アンリミテッド」でキャプテン・マーベルとローディの恋の再燃を描く

マーベルがスマホ向けアプリ「マーベル・アンリミテッド」で展開中の恋愛アンソロジー「LOVE UNLIMITED INFINITY COMIC #55」にて、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースとウォーマシン/ジェームズ・”ローディ”・ローズのラブストーリーに再挑戦しています。

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ショーン・マッキーヴァーさんとロレンツォ・スージさん、ピート・パンタジスさんが手掛ける本作では、キャプテン・マーベルとウォーマシンの恋に再注目し、二人の宇宙バケーションを描くと言います。

キャプテン・マーベルとウォーマシンの関係は、多くの浮き沈みを経験してきました。そして二人の関係は大きな問題に直面しています。これは特にローディが睡眠恐怖症に悩まされているからです。親友のトニー・スタークとスパイダーウーマンに相談しても、その憂鬱は晴れません。宇宙を横断する豪華なバケーションで2人の愛が再燃するかも?それとも、この関係はついに燃え尽きてしまうのか?

このカップルはコミックで約10年に渡って関係を続けてきましたが、「シビル・ウォー2」でサノスがキャプテン・マーベルとトニー・スタークを争わせるためにローディを殺害して以降、復活したローディは睡眠恐怖症に悩まされていました。

これが原因でなかなかうまく行かなかった二人の恋愛ですが、今回この宇宙休暇にてどのように展開していくのでしょうか。

なお、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にはこの二人の関係は明確には持ち込まれていませんが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」では二人が目配せするシーンなどもあり、何かがあるかもしれない事をほのめかしています。また、MCUではフューリーを基準に最初の友人がキャプテン・マーベルであり、最後の友人がウォーマシンに設定されているのも含みを持たせています。

マーベルの公式サイトでは本コミックのプレビュー画像が数点公開されています。

ソース:‘Love Unlimited’: Captain Marvel and War Machine Go on Vacation

マーベルコミックがトニー・スタークの結婚を発表

マーベルコミックはトニー・スタークの結婚式をフィーチャーした「X-MEN #26」と「INVINCIBLE IRON MAN #10」の特殊カバーの画像を公開しました。アイアンマンとX-MENのコミックを並べて完成する、ルーカス・ウェルネックさんが描く美麗なカバーアートでは新郎トニー・スタークの友人としてアベンジャーズのメンバー達が出席しています。

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トニー・スタークの相手となるのはX-MENのエマ・フロストで、新婦の友人としてX-MENたちが式に参加しています。

ライターのデュガンさんは「どちらも結婚するタイプには見えません。なぜこれがうまくいくのか、どのようにうまくいくのか、そしてこれがどれほど楽しいのか、彼らの結婚生活がうまくいくかどうかは、実際に見て確かめる必要があるでしょう。それを知るためにはコミックを買わなければなりません!彼らは確かに、お互いどころか誰とも結婚する準備ができていないようですが、人生はすぐに変わる可能性があります。」とコメントしています。

X-MEN #26
作:GERRY DUGGAN
アート:STEFANO CASELLI
カバー:LUCAS WERNECK
9/6発売

INVINCIBLE IRON MAN #10
作:GERRY DUGGAN
アート:JUAN FRIGERI
カバー:LUCAS WERNECK
9/27発売

ソース:Tony Stark and Emma Frost Tie the Knot in ‘X-Men’/’Invincible Iron Man’ Crossover Event

マーベルがリークに対応してミズ・マーベルの死を予告

マーベルはコミック「アメイジング・スパイダーマン」#26の最後のページがオンラインリークされた事に対抗して、海外メディア Entertainment Weekly を通じて、ミズ・マーベル/カマラ・カーンが作中で死亡する事を公式に発表しました。

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スパイダーマン公式Twitterがウェブ上でのネタバレに注意するよう呼びかける中、事態の収拾がつかないと判断されたのか、マーベルはミズ・マーベルが作中で死亡する事を明らかにし、公式にそのページやカバーを公開する運びとなりました。

マーベルコミックにおいてキャラクターの生死は珍しいことではなく、その復活もまた珍しいことではありません。とは言えミズ・マーベル/カマラ・カーンの死に対して、コミックファンの多くが危惧している事があるようです。

それは、これまでコミック上でインヒューマンとして描かれてきたカマラが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版の展開にあわせてミュータントに変えられるのではないかという事です。

現在のコミックではミュータントはほぼ不死となっており、クラコアを通じて復活するような設定になっています。ミズ・マーベルが今後復活する際に「実はミュータントでした」というような変更になることを予測し、ネガティブに受け取るファンも多いようです。

ミズ・マーベルの原作者でMCU版の「ミズ・マーベル」にも関わったサナ・アマナトさんは海外メディア Empire Magazine とのインタビューで「もともとカマラはミュータントにしたかったと考えていた」ものの当時のコミックの都合でインヒューマンとしてデビューさせたと明かしており、MCU版でようやく当初の計画が実現したとも語っています。

原作者の思いとは裏腹に、2013年にカマラ・カーンがコミックデビューして以降、10年にわたってインヒューマンとして親しんできたファンにとっては今回のミズ・マーベルの死よりも、その先に来るであろう復活がどのような展開をもたらしてしまうのか、心中穏やかではないようです。

ソース:Kamala Khan, a.k.a. Ms. Marvel, will die in upcoming Marvel comic

進化したカーネイジが大虐殺を始めるコミック「デス・オブ・ザ・ヴェノムバース」のファーストルック公開

ヴェノム生誕35周年を記念したイベント「サマー・オブ・シンビオート」より、「デス・オブ・ザ・ヴェノムバース」のファーストルックが公開されました。ライターのカレン・バンさんとアーティストのジェラルド・サンドバルさんによる新コミックでは、進化したカーネイジが新たなキング・イン・ブラックになるために5号に渡る旅を探究すると言います。

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8月発売予定の「デス・オブ・ザ・ヴェノムバース」では、マルチバースを横断し、多くのヴィランから能力を吸い取り力を蓄えてきたカーネイジが本格的に動き出すことになります。

全てのヴェノムシンビオートを虐殺し、マルチバース最強のヴィランになるために動くカーネイジだけではなく、本作では新たなシンビオートヒーローも紹介されるとの事。

バンさんは「ヴェノムとその仲間についての物語を書くのは、あまりにも久しぶりの事です。エディについて、フラッシュについて、アンディについて、カーネージについて。この物語はシンビオートをリングに戻すのに適切な時期だと感じています。ヴェノム・シンビオートでいっぱいのマルチバースに、最後に戻ってくるのだから、何か大きなことをしなければならないと思っていました。こうして、「デス・オブ・ザ・ヴェノムバース」というタイトルが誕生したのです。おそらくこのタイトルは、私たちの大好きなシンビオートにとって少し脅威でしょうが、決して空虚なものではないことをお約束します!たくさんの驚き、いくつかの傷心、そしてウヨウヨいるシンビオートのために準備をしてください!」と語っています。

©MARVEL

コミック「DEATH OF THE VENOMVERSE #1 (OF 5)」は 2023年8月2日 米国でリリース予定です。

ソース:公式

マーベルが2023年のプライド月間を祝したヴァリアントカバーを公開

マーベルコミックが6月のプライド月間を祝して、ルーカス・ワーネックさんとデヴィッド・タラスキさんによるヴァリアントカバーを公開しました。マーベルのLGBTQ+キャラクターの中から6人を取り上げた美麗なアートが紹介されています。

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2023年を代表する6人のマーベルLGBTQ+キャラクターは、現在進行中のシリーズや限定シリーズ、今後発売されるシリーズなど、マーベルの神話に影響を与えるキャラクターばかりとなっています。

・アスカニ/レイチェル・サマーズ:ジーン・グレイとスコット・サマーズの娘で長年フェニックスの宿主となっていたレイチェルは、現在進行中のコミック「BETSY BRADDOCK:CAPTAIN BRITAIN」にてキャプテン・ブリテンと共闘しています。

・キャプテン・アメリカ・オブ・ザ・レイルウェイズ/アーロン・フィッシャー:2021年の「UNITED STATES OF CAPTAIN AMERICA」でデビューし、「CAPTAIN AMERICA:SENTINEL OF LIBERTY」にも出演したアーロンは自身のソロシリーズを展開する予定です。

・ファング/ダケン:ウルヴァリンの息子でX-MENの元ヴィラン。ミュータントで最も凶暴な戦士の一人であるダケンは「X-FACTOR」や「MARAUDERS」などのチームコミックでクラコアに勇敢に仕えてきました。この夏、ダケンは「all-new ALPHA FLIGHT」シリーズで「FALL OF X」の最前線を駆け抜ける予定です。

©MARVEL

・ブラックキャット/フェリシア・ハーディ:マーベルで最も偉大な泥棒であり、スパイダーマンの最も獰猛な仲間の一人。最新シリーズ「MARY JANE & BLACK CAT」や「AMAZING SPIDER-MAN」にてヴィランを引っ掻き回しています。

・エスカペイド/シーラ・セクストン:昨年の「MARVEL’S VOICES」でブレイクしたミュータント・ヒーロー、エスカペイド。彼女は物体の位置を交換するその唯一無二のパワーの使い方を学び、X-MENの次なるヒーローの中で最も優秀なヒーローであることを証明しています。

・ウェブ・ウィーバー/クーパー・コーエン:スパイダーバースで最も素晴らしいヒーローであるウェブウィーバーは、2022年の「EDGE OF SPIDER-VERSE」でスーパーヴィランを斬り、来月の「MARVEL’s VOICES」で次のソロアドベンチャーを指揮する予定です。

©MARVEL

ワーネックさんは「カテゴリーはPRIDEです!この3つの表紙を作るのはとても楽しかったです。私のアイデアは、キャラクターをダンスホールに置いて人生の最高の瞬間を生きることで、自分たちにも同じようにすることを思い出させることでした。私たちはありのままの姿で美しく、輝き、幸せになる価値があるのです。マーベルのプライドの祭典に2年目も参加できることにとても感激しています、これは私にとって大きな意味があります!私が作るのを楽しんだのと同じくらい、ファンがこれらのカバーを楽しんでくれることを本当に願っています!」とコメントを寄せています。

タラスキさんは「私はコミックが大好きで、これらのキャラクターを描ける時はいつもワクワクしますが、それが私のコミュニティであるクィア・コミックファンのためであれば、名誉なことになります。アーロン、レイチェル、ダケンを描けることが特別なのは、彼らが40年間のコミックに登場するLGBTQIA+のキャラクターだから、長年のファンだけでなく、新しいファンのためにも何かを作ることができるような気がしています。」と語りました。

6月7日
IMMORTAL X-MEN #12 PRIDE VARIANT COVER BY DAVID TALASKI
X-MEN #23 PRIDE VARIANT COVER BY LUCAS WERNECK

6月14日
AMAZING SPIDER-MAN #27 PRIDE VARIANT COVER BY LUCAS WERNECK
CAPTAIN AMERICA: COLD WAR OMEGA #1 PRIDE VARIANT COVER BY DAVID TALASKI
X-MEN RED #12 PRIDE VARIANT COVER BY DAVID TALASKI

6月21日
AMAZING SPIDER-MAN #28 PRIDE VARIANT COVER BY LUCAS WERNECK

ソース:公式

コミック「アイ・アム・アイアンマン」よりアイアン・ショーグンのアーマーが公開

アイアンマンのコミック最新シリーズ「アイ・アム・アイアンマン」でアイアンマン/トニー・スタークの過去を辿る物語を描く中で、2023年5月10日(現地時間)発売の最新号 #3 に登場するアイアン・ショーグンのアーマーが公開されました。

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レワアヨデル さんとドトゥン・アカンデさん、ジョー・カラマーニャさんによる「アイ・アム・アイアンマン」#3では、トニーがアイアン・ショーグンのアーマーに身を包み、二振りのプラズマカタナを振るって鬼退治する姿が描かれています。

©MARVEL

アヨデルさんは「アイアンマンは、もう何年も前から、フィクションの中で一番好きなキャラクターです。」と、「I Am Iron Man」が発表された時にコメントし、「ドトゥンと私がコミックの世界に入る前から、このシリーズの企画書を書いていたほど、長い間、このキャラクターを愛してきました。だから、マーベルが、トニー・スタークという素晴らしい存在の60年を祝う物語を語るこの機会を与えてくれて、私たちの夢を叶えてくれたことに超感謝しています。」と述べています。

「アイアンマンのタイトル、そして記念すべきシリーズに携わることは夢のようです。」とアカンデさんは言います。「その夢は、もう10年あまりになります。アートワークの一行一行は、10年来の痒いところに手が届く、トニー・スターク(アイアンマン)、彼のクリエイター、彼のコミックに携わった他の刺激的で素晴らしいストーリーテラー、そして彼の非常に情熱的なファンへの非常に個人的なラブレターなのです。幸運なことに、私は親友のムレワという同じように熱狂的なアイアンマンのファンを見つけることができました。私たちは、アイアンマンのファンにも新しい読者にも楽しんでもらえるような、爽快でヒーロー的な物語をシリーズでお届けします。スリリングな旅になること間違いなしです。気を緩めないでくださいね」と語りました。

本シリーズの概要は以下のとおりです。

アイアンマンの最大の後悔は、母親の命を救うことができなかったことだ。
アイアンマンは新しいアーマー、鬼のマスク、そしてツインプラズマカタナを身につけ、彼の長い後悔のリストを1つでも少なくするために冒険をします。母のために、アイアンマンはまったく新しい「アイアンショーグン」になるのだ。
このエピソードは、90年代のアイアンマン・コミックの時代に設定されており、他のエピソードと同様に、シリーズのジャンプ・オン・ポイントとして、新しい読者に最適です。

コミック「アイ・アム・アイアンマン」#3 は 2023年5月10日に米国リリースです。

ソース:Iron Man Dons New Iron Shogun Armor in Marvel Preview

コミックのワスプはMCUのために変更が許可されなかったという

「ラブ・アンリミテッド」最新号を記念して、「ザ・アンストッパブル・ワスプ」のライターを務めるジェレミー・ウィットリーさんが、ワスプを無性愛者として描くことが出来なかったのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のためだと主張しました。

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ウィットリーさんは「Marvel Action Chillers #3」(2020年)で、現在のワスプことナディア・ヴァン・ダインが少なくともアロマンティック(Aromantic:恋愛的に他者に惹かれない事)であることを示唆しました。

その後ウィットリーさんはTwitterで、ナディアをアロマンティック・アセクシャル(Asexual:性的に他者に惹かれない事)として見ているものの、特に彼女を「Quoiromantic」(他者への好意が友情か恋愛か区別しない/出来ない)として考えているとしましたが、これをコミック化する事は出来ませんでした。

これについてウィットリーさんはナディアのもとになったキャラクター、ホープ・ヴァン・ダインが「映画のフランチャイズに多くを負っているキャラクターである」ために、「そこに多くの神経が注がれていた」ことを明かしました。

アンストッパブル・ワスプ/ナディア・ヴァン・ダインは2016年にコミックデビューしたキャラクターで、2015年のMCUの映画「アントマン」に登場したホープ・ヴァン・ダインをもとに制作されたキャラクターです。

ナディア(Nadia)はロシア語で希望を意味する言葉であり、ホープをもとに作られたことは明白でしたが、実際には名前の意味とショートボブというヘアスタイル以上のものは特にMCUから持ち込まれておらず、コミックオリジナルキャラといっても過言ではありません。

ナディアはジャネット・ヴァン・ダインとの間に生まれた娘ではなく、ハンク・ピムとその最初の妻マリア・トロヴァヤ(ハンガリー人、ピムを監視するスパイ)の間に生まれた娘でした。新婚旅行中に誘拐されたマリアは旧ソ連にてナディアを出産。

ナディア・ピムはその後レッドルームにて暗殺者として育てられる一方で科学者としての才能を開花。自力でピム粒子の開発に成功し、アメリカに逃亡しました。しかし逃亡中に父親だとされていたハンク・ピムの死亡の報を耳にしたことで、ナディアは初代ワスプのジャネット・ヴァン・ダインの元をたずねました。

ハンク・ピムとの親子の証明が出来なくてはアメリカ人として登録できず、ロシアからの密入国状態だったナディアの後見人としてジャネットは手を尽くし、最終的にはピム博士とマリアの結婚ビデオと遺伝子サンプルから親子の証明が成立し、ナディアはアメリカ人として登録される事になりました。その際、姓を登録するにあたって父のピムではなく、手助けしてくれたジャネットの姓であるヴァン・ダインを名乗るようになりました。

結果的にホープとはまったく異なるキャラクターへと進化をとげたナディアでしたが、どういうわけかセクシュアリティの変更だけは認められなかったようです。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ではカットされてしまったシーンの中にワスプの子供が存在していました。これが関係しているかは不明ですが、ウィットリーさんのアイデアが実現する事はありませんでした。

ウィットリーさんはナディアを使用する事が出来なかったという一方で、代わりにグウェンプールをアセクシャルとして使用する事が認められたと言います。

Tumblrへの投稿で、ウィットリーさんは、「ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスだった」と述べています。

「グウェンは、自分が物語の中にいることをハイパーに認識している人が、実際の生活に影響を与えるトロフィーと格闘する物語を語る絶好の機会だっただけでなく、ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスでした。もちろん、全員というわけではありませんが、それでも多くの人が見ています。」

マーベルコミックの世界には多様なセクシュアリティのキャラクターが認められており、同性愛者のキャプテン・アメリカも存在しています。そういった中でなぜナディアのセクシュアリティが認められなかったは推察の域を出ませんが、いずれナディアとホープが切り離されて独自の道を歩けるようになるかもしれません。

マーベルがコミック「アルティメット・インベージョン」のプレビューが近い事を予告─イルミナティはリード・リチャーズを阻止出来るのか

マーベルが2023年のクロスオーバーコミック「アルティメット・インベージョン」のプレビューが近々公開される事を予告し、ファーストルックを公開しました。ジョナサン・ヒックマンさんとブライアン・ヒッチさんによって創造される新たな物語は、6月21日の「Ultimate Invasion」#1からスタートする事になります。

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4号にわたるサーガの始まりとなる「Ultimate Invasion」#1では、マーベルユニバースのヒーローたちが、(2015年のシークレット・ウォーズで破滅を迎えた)アルティメット・ユニバースのわずかな生き残りの1人と衝突し、その対決は、これまでのものとはまったく異なる新しい何かを約束することで終わると言います。

©MARVEL

ファンは今週土曜日の無料コミックブックデーで配布されるコミック「SPIDER-MAN/VENOM」 #1で初めて見ることが出来ると予告。

この号では、マーベル・ユニバースを再構築しようとするメイカー(リード・リチャーズのアルティメットバージョン)の試みを、再結成されたイルミナティが必死に阻止しようとする一方で、メイカーがマイルズ・モラレスに断れないような申し出をするとの事で、「アルティメット・インベージョン」#1の劇的なシーンを紹介する予定だと言います。

「アルティメット・コミックのアイデアを再検討することは、ブライアンがオリジナルのアルティメットで行ったことを再現したり、再訪したりすることではありません。」とヒックマンさんは Entertainment Weekly に語り、「私がやったような、既存の世界の最終章というのもあり得ません」と説明しました。

「私たちは、アルティメット・コミックのアイデアそのものを、オリジナル・ユニバースとは逆転させる必要があると考えました。これは、コミックでしか実現出来ないものであり、マーベル・ユニバースの新しいバージョンについて考え、楽しむための新しい方法でありたいと思いました。それが達成されたような気がして、とてもうれしいです。」とコメントしています。

2023年の大型クロスオーバーのスタートとなるコミック「Ultimate Invasion」#1 は 6月21日 に米国でリリース予定です。

ソース:公式