コミックのワスプはMCUのために変更が許可されなかったという

「ラブ・アンリミテッド」最新号を記念して、「ザ・アンストッパブル・ワスプ」のライターを務めるジェレミー・ウィットリーさんが、ワスプを無性愛者として描くことが出来なかったのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のためだと主張しました。

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ウィットリーさんは「Marvel Action Chillers #3」(2020年)で、現在のワスプことナディア・ヴァン・ダインが少なくともアロマンティック(Aromantic:恋愛的に他者に惹かれない事)であることを示唆しました。

その後ウィットリーさんはTwitterで、ナディアをアロマンティック・アセクシャル(Asexual:性的に他者に惹かれない事)として見ているものの、特に彼女を「Quoiromantic」(他者への好意が友情か恋愛か区別しない/出来ない)として考えているとしましたが、これをコミック化する事は出来ませんでした。

これについてウィットリーさんはナディアのもとになったキャラクター、ホープ・ヴァン・ダインが「映画のフランチャイズに多くを負っているキャラクターである」ために、「そこに多くの神経が注がれていた」ことを明かしました。

アンストッパブル・ワスプ/ナディア・ヴァン・ダインは2016年にコミックデビューしたキャラクターで、2015年のMCUの映画「アントマン」に登場したホープ・ヴァン・ダインをもとに制作されたキャラクターです。

ナディア(Nadia)はロシア語で希望を意味する言葉であり、ホープをもとに作られたことは明白でしたが、実際には名前の意味とショートボブというヘアスタイル以上のものは特にMCUから持ち込まれておらず、コミックオリジナルキャラといっても過言ではありません。

ナディアはジャネット・ヴァン・ダインとの間に生まれた娘ではなく、ハンク・ピムとその最初の妻マリア・トロヴァヤ(ハンガリー人、ピムを監視するスパイ)の間に生まれた娘でした。新婚旅行中に誘拐されたマリアは旧ソ連にてナディアを出産。

ナディア・ピムはその後レッドルームにて暗殺者として育てられる一方で科学者としての才能を開花。自力でピム粒子の開発に成功し、アメリカに逃亡しました。しかし逃亡中に父親だとされていたハンク・ピムの死亡の報を耳にしたことで、ナディアは初代ワスプのジャネット・ヴァン・ダインの元をたずねました。

ハンク・ピムとの親子の証明が出来なくてはアメリカ人として登録できず、ロシアからの密入国状態だったナディアの後見人としてジャネットは手を尽くし、最終的にはピム博士とマリアの結婚ビデオと遺伝子サンプルから親子の証明が成立し、ナディアはアメリカ人として登録される事になりました。その際、姓を登録するにあたって父のピムではなく、手助けしてくれたジャネットの姓であるヴァン・ダインを名乗るようになりました。

結果的にホープとはまったく異なるキャラクターへと進化をとげたナディアでしたが、どういうわけかセクシュアリティの変更だけは認められなかったようです。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ではカットされてしまったシーンの中にワスプの子供が存在していました。これが関係しているかは不明ですが、ウィットリーさんのアイデアが実現する事はありませんでした。

ウィットリーさんはナディアを使用する事が出来なかったという一方で、代わりにグウェンプールをアセクシャルとして使用する事が認められたと言います。

Tumblrへの投稿で、ウィットリーさんは、「ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスだった」と述べています。

「グウェンは、自分が物語の中にいることをハイパーに認識している人が、実際の生活に影響を与えるトロフィーと格闘する物語を語る絶好の機会だっただけでなく、ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスでした。もちろん、全員というわけではありませんが、それでも多くの人が見ています。」

マーベルコミックの世界には多様なセクシュアリティのキャラクターが認められており、同性愛者のキャプテン・アメリカも存在しています。そういった中でなぜナディアのセクシュアリティが認められなかったは推察の域を出ませんが、いずれナディアとホープが切り離されて独自の道を歩けるようになるかもしれません。

マーベルがコミック「アルティメット・インベージョン」のプレビューが近い事を予告─イルミナティはリード・リチャーズを阻止出来るのか

マーベルが2023年のクロスオーバーコミック「アルティメット・インベージョン」のプレビューが近々公開される事を予告し、ファーストルックを公開しました。ジョナサン・ヒックマンさんとブライアン・ヒッチさんによって創造される新たな物語は、6月21日の「Ultimate Invasion」#1からスタートする事になります。

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4号にわたるサーガの始まりとなる「Ultimate Invasion」#1では、マーベルユニバースのヒーローたちが、(2015年のシークレット・ウォーズで破滅を迎えた)アルティメット・ユニバースのわずかな生き残りの1人と衝突し、その対決は、これまでのものとはまったく異なる新しい何かを約束することで終わると言います。

©MARVEL

ファンは今週土曜日の無料コミックブックデーで配布されるコミック「SPIDER-MAN/VENOM」 #1で初めて見ることが出来ると予告。

この号では、マーベル・ユニバースを再構築しようとするメイカー(リード・リチャーズのアルティメットバージョン)の試みを、再結成されたイルミナティが必死に阻止しようとする一方で、メイカーがマイルズ・モラレスに断れないような申し出をするとの事で、「アルティメット・インベージョン」#1の劇的なシーンを紹介する予定だと言います。

「アルティメット・コミックのアイデアを再検討することは、ブライアンがオリジナルのアルティメットで行ったことを再現したり、再訪したりすることではありません。」とヒックマンさんは Entertainment Weekly に語り、「私がやったような、既存の世界の最終章というのもあり得ません」と説明しました。

「私たちは、アルティメット・コミックのアイデアそのものを、オリジナル・ユニバースとは逆転させる必要があると考えました。これは、コミックでしか実現出来ないものであり、マーベル・ユニバースの新しいバージョンについて考え、楽しむための新しい方法でありたいと思いました。それが達成されたような気がして、とてもうれしいです。」とコメントしています。

2023年の大型クロスオーバーのスタートとなるコミック「Ultimate Invasion」#1 は 6月21日 に米国でリリース予定です。

ソース:公式

日本のアーティストが集結する「Marvel Comics:A Manga Tribute」のカバーが公開

マーベルとVIZ Mediaが共同で制作する「Marvel Comics:A Manga Tribute」のカバーイラストが決定し、マーベル公式にて発表されました。ニューヨーク・コミコン2022にて発表されたこの書籍では、30人を超える日本のアーティストがマーベルのアイコニックなキャラクターを独自のスタイルで描いたイラストを収録するといいます。

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2023年7月に発売予定の「 マーベル・コミック:マンガ・トリビュート」は、天野喜孝氏を始めとした、30人以上の優れた日本人アーティストによる素晴らしいイラスト集で、マーベル・ユニバースに新しい解釈を与えるといいます。

今回はその一部として、スパイダーマンが描かれたカバーイラストや内容の一部が公開されました。

©MARVEL

公式ページによると参加アーティストは以下のようになっています。(敬称略)

麻宮騎亜、天野喜孝、石江八、今石洋之、上杉光、岡崎能士、おがきちか、荻野ケン、グリヒル、ケン・ニイムラ、コザキユースケ、小宮山優作、コヤマシゲト、榊原瑞紀、清水栄一、下口智裕、白浜鴎、スタジオナデガタサーカス、スーパーログ、高橋和希、タケダサナ、田島昭宇、館尾冽、寺田克也、内藤泰弘、弐瓶勉、濱元隆輔、林田球、姫川明、ピーチ桃子(桃桃子)、、mato、宮沢武史、美樹本晴彦、瑞島キイチ、水野ハチ、村田雄介

近年、マーベル・コミックは日本のアーティストとのコラボを続けており、日本国内でもウルトラマンとのコラボや、ジャンプ+でのデッドプールなどが話題になりました。さらに2021年には当時最も読まれているマーベル・コミックがジャンプ+の「デッドプール:SAMURAI」であると報じられました。

「Marvel Comics: A Manga Tribute」は 2023年7月18日に米国発売予定です。

「X-MEN:HELLFIRE GALA」2023、ヒーロー達のゴージャスなドレス姿が公開

マーベルコミックが7月発売予定のコミック「X-MEN:HELLFIRE GALA#1」を記念して、今夏発売予定のコミックにガラを特集したヴァリアントカバーの発売とそのデザインを公開しました。プロフェッサーXやワンダなどのミュータントだけでなく、ソーやヴェノム、ゴーストライダーなどのゴージャスな姿も公開されました。

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マーベルは今年のヘルファイアガラについて以下のように予告しています。

この夏のヘルファイアガラは、衝撃的な事実、驚くべき裏切り、恐ろしい悲劇…そしてもちろん、今年一番のグラマラスなルックの一夜となります!スーパーヒーローのハイファッションは、今年のX-MENのラインナップのデビューを見るためにマーベルユニバースの大物たちが集まり、ミュータントカインドの大胆な次のステップを目撃するために再びフルディスプレイされるでしょう。

7月中、ファンは今年の最もスタイリッシュなルックのいくつかを、全く新しい HELLFIRE GALA VARIANT COVERS で見ることができます!この新しいカバーコレクションでは、業界で最もホットなアーティストが、本物のファッショントレンドとクラシックなスーパーヒーローの美学、パワー、個性を組み合わせた衝撃的なデザインでその才能を発揮しています!毎年、これらのまばゆいばかりの表紙は、ベストドレッサーといえば、マーベルのヒーローたちがトップであることを証明しています!

アベンジャーズ、X-MEN、スパイダーマンなどがベストな姿で登場しますが、今年はグリーンカーペットにとどまりません!ゲリー・ドゥーガンが執筆し、クリス・アンカ、ジョシュア・カサラ、ラッセル・ドーターマン、アダム・クバート、ペペ・ララズ、R.B.シルバが参加しています。 X-MEN: HELLFIRE GALA 2023 #1は、FALL OF Xとして知られる予測不可能な時代へとミュータント人類を駆り立てる巨大なワンショット作品となります。

公開されたヴァリアントカバーは以下のようになっています。

©MARVEL

各コミックの発売日は以下の通りです。

On Sale 7/5
CAPTAIN AMERICA #750 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY C.F. VILLA
CAPTAIN MARVEL: DARK TEMPEST #1 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY JEN BARTEL
DAREDEVIL #13 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY JAVIER GARRÓN
DOCTOR STRANGE #5 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY DUSTIN NGUYEN
FANTASTIC FOUR #9 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY OSCAR VEGA
SPIDER-MAN #10 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY STEPHANIE HANS
THOR ANNUAL #1 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY DAVID MARQUEZ
VENOM #22 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY JOSHUA CASSARA
X-MEN #24 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY MAHMUD ASRAR
X-MEN: BEFORE THE FALL – SINISTER FOUR #1 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY MICHELE BANDINI

On Sale 7/12
AMAZING SPIDER-MAN #29 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY DAVID NAKAYAMA
IMMORTAL X-MEN #13 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY LUCIANO VECCHIO
MILES MORALES: SPIDER-MAN #8 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY BERNARD CHANG
MOON KNIGHT #25 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY W. SCOTT FORBES
X-FORCE #43 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY CARLOS GÓMEZ
X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST – DOOMSDAY #1 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY ERICA D’URSO

On Sale 7/19
BLACK PANTHER #2 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY MATEUS MANHANINI
GHOST RIDER #16 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY GERALD PAREL
GUARDIANS OF THE GALAXY #4 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY LEE GARBETT
WOLVERINE #35 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY MAHMUD ASRAR
X-MEN RED #13 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY JAMIE MCKELVIE

On Sale 7/26
AMAZING SPIDER-MAN #30 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY BETSY COLA
AVENGERS #3 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY DAVID BALDEÓN
DEADPOOL #9 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY NICK DRAGOTTA
HALLOWS’ EVE #5 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY BENGAL
INCREDIBLE HULK #2 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY BRYAN HITCH
INVINCIBLE IRON MAN #8 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY KRIS ANKA
STORM #3 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY RUSSELL DAUTERMAN
ULTIMATE INVASION #2 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY LUCAS WERNECK
X-MEN: HELLFIRE GALA 2023 #1 HELLFIRE GALA VARIANT COVER BY MASHAL AHMED

コミック「X-MEN:HELLFIRE GALA#1」は 2023年7月26日 米国発売予定です。

ソース:Marvel Heroes Bring Their Fiercest Looks to Mutantkind’s Monumental Night in New Hellfire Gala Variant Covers

ドラマ「ムーンナイト」より、スカーレットスカラベがコミックに逆デビュー

マーベルコミックは今年の夏に発売される「ムーンナイト」の最新コミックで、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に登場したスカーレットスカラベ/レイラ・エル=フォーリーが逆デビューする事を発表しました。

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発表によると、「ムーンナイト」#25でムーンナイトの過去と現在が衝突した後、「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」でスカーレットスカラベがデビューすると言います。

#25ではムーンナイトの過去が彼を苦しめ、彼の最新の敵、かつては見慣れた新しい敵が登場。ニューヨークの夜からアレクサンドリアの炎天下まで、ムーンナイトはハート島の墓の中で答えを探し求め、一方で、マーク・スペクター、ジャン=ポール・デュシャン、ロバート・プレスコをメンバーに持つ傭兵部隊、カルナック・カウボーイズの最後のミッションに悩まされているとの事。

そして、#25に続き、デイビッド・ペポーズ氏が脚本、マルセロ・フェレイラ氏がアートを担当する「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」は、レイラ・エル=フォーリーが新生スカーレットスカラベとしてスーパーヒーローデビューします。「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」の概要は以下の通りです。

家出中の青年が死のカルト集団に襲われ、ミッドナイト・ミッションの外に辛うじて取り残される。しかし、マーク・スペクターは昔、夜の旅人を守ると誓った…そして命の輝きが残っている限り、彼の使命はまだ終わってはいなかった。ムーンナイトに続き、コンシュの拳は生者の国をはるかに超えて旅し、死者の街として知られる心を揺さぶる地下世界で戦います!

#25のライターを務めたジェド・マッケイ氏は IGN に「レイラを私たちの物語に登場させることはエキサイティングでした。すでに愛されているキャラクターをコミックの世界に加えることは、本当に興味深い機会です。そして、デイビッドとマルセロの「前」と「後」を見せることができたのは、素晴らしいシンクロニシティでした。このアイデアは、私たち2人が独自に考えたもので、2人のストーリーがうまくかみ合ったことで、多くの人に体験してもらえることを楽しみにしています。「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」ではスカーレットスカラベが登場しますが、#25では、ずっと若いレイラとずっと若いマーク・スペクターが、優れた傭兵チームであるカルナック・カウボーイズのメンバーとして、ミッションに乗り出します。」とコメントしました。

デイビッド・ペポーズ氏は、「「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」で、私のずっと好きなマーベルのキャラクターの1つに取り組めることに興奮しています。センセーショナルなアーティスト、マルセロと組んで、マーク・スペクターを、これまでで最も心を揺さぶる冒険へと送り出します。」と述べています。

©MARVEL

もともとコミックのスカーレットスカラベは、アブドゥル・ファウルというキャラクターが変身するエジプトのヒーローで、MCU版ではレイラの父アブドゥラ・エル=フーリーがそれを基にしたキャラクターになっていました。

MCUのスカーレットスカラベの再登場については不明ですが、レイラを演じたメイ・キャラマウィさんは今後のクロスオーバーに期待しているとコメントしています。

コミック「ムーンナイト:シティ・オブ・ザ・デッド」は 2023年7月19日 米国発売予定です。

ソース:The Scarlet Scarab Comes to Marvel Comics in ‘Moon Knight: City of the Dead’

マーベルは独自のコミコン・イベントを検討中だと言う

先日開催されたC2E2(Chicago Comic and Entertainment Expo:シカゴ・コミック&エンターテイメント・エキスポ)のファンQ&Aで、マーベル・コミックの編集長 C.B.セブルスキー氏がマーベル独自のイベント開催について言及したと、海外メディア The Popverse が報じました。

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セブルスキー氏は、「マーベルのイベントやマーベル・セレブレーション、そういったものをやってみたいと思っています。私たちはそれについて多くの問題と対処法を話し合っています。」と述べ、「マーベル・インサイダーのイベントや、X-MENとデッドプールのオンライン・セレブレーションを開始しました。水域調査のようなものです。いつか独自イベントを実現できるのでしょうか?はい、間違いなく。いつか、過去60年以上のマーベルの歴史の中で、私たちが愛するものすべてに捧げるマーベルの大会や祭典が開催されることを期待しています。でも、今すぐ?はっきりとは言えません。」と回答しました。

コミックだけでなく映画、テレビドラマ、ゲームなど幅広いコンテンツを持つようになったマーベルは、自社での独自イベントの開催をいずれ可能にすると見られています。

新型コロナウイルスのパンデミックによってサンディエゴ・コミコンなどのイベントが相次いで中止された中、マーベルはプレゼンテーションの場をディズニー・インベスター・デイへと移す事になりました。2022年にはコミコンも再開し、マーベルも再び参加する事になりましたが、ディズニーのイベントにおける発表にも継続して力をいれています。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はドラマ「ミズ・マーベル」で登場した架空のイベント「アベンジャーコン」が現実で開催される可能性について撮影現場で話題になった事を明かしており、プロデューサーのビシャ・K・アリさんは「いつか実際にこのイベントをするのは楽しいかもしれない」と以前のインタビューにて語っています。

こういった事も視野にマーベルの内部で検討が進められているのかもしれません。

ソース:Marvel is “testing the waters” for their own Marvel comic convention

ロキがアベンジャーズ・アッセンブル!コミック「アベンジャーズ・フォーエバー」最新刊はMCU版を示唆?

コミック「アベンジャーズ・フォーエバー」の最新刊 #15 が米国にて発売され、アベンジャーズ公式ツイッターがアベンジャー・プライムとして現在活動しているロキの勇姿を共有しました。ロキはメフィストに立ち向かうため、マルチバースを渡りアベンジャーズを結成しています。

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過去の償いの旅に身を投じたコミックのロキはアイアンマンではなくアントマンになったトニー・スタークヴィブラニウムマンとして活動しているブラックパンサーの変異体やスティーブ・ロジャースの変異体のみで構成されたマルチバーサル・ハウリング・コマンドーズなど変わったメンバーも組み込みながら、アベンジャーズとしてメフィストに対抗しています。

ここで気になるのは実写映画バージョンであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のロキの今後。

MCUでは映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」が2分割され、「シークレット・ウォーズ」と「フォーエバー」として制作されるとも報じられている事から、原作コミックとして「アベンジャーズ・フォーエバー」の何かが踏襲される可能性が高いと見られています。

MCUのロキはフェーズ4でいち早く征服者カーンの脅威を目の当たりにし、今年配信予定の「ロキ」シーズン2にてさらに深くカーンと絡み合っていくことが予想されます。さらにロキは「デッドプール3」に登場するとも報じられており、コミックのロキが様々なマルチバースからヒーローを集めて新たなアベンジャーズを結成しているように、トム・ヒドルストンさん演じるMCUのロキも新たなリーダーになる可能性はありそうです。

立ち向かう相手は違えど状況はかなりにているコミックとMCUのロキの現状。果たして今後の展開はどうなっていくのでしょうか。

なお、昨年はドクター・ドゥームもアベンジャーズをアッセンブルしていました。

今年も開催X-MENファン投票、2023年の候補者が発表

今年で3回目となるX-MENのファン投票の開催がマーベル公式より発表されました。あわせて2023年の候補者6人も発表され、今年は、現地時間1月31日の火曜日から2月3日の金曜日の東部標準時午後11時59分まで、投票が受け付けられています。投票はmarvel.com/xmenvoteにて行われます。

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今年の候補者は以下の6人。第1回はマグニートーの娘ポラリスが、第2回はファイアスターが栄光の座をつかんでいます。

各候補者の公式概要は次のとおりです。

キャノンボール

エグゼビアスクールの2期生、「ニュー・ミュータント」の一人であるサム・ガスリーは、長い道のりを歩んで来ました。人間砲弾に変身し、高速で力強く推進しながら「ほぼ無敵」になる能力を持つ彼は、不器用で小柄なティーンから、元X-Manでありアベンジャーズでもある既婚の父親へと成長したのです!そんな彼を、再び第一線で活躍させませんか?

ダズラー

ダズラーは、音を光に変換する秘密のミュータントパワーで、ポップスターとして登場しました。ヒーローとなり、X-MENの一員となっても、彼女のスター性は衰えることなく、その眩惑の能力を攻撃的な武器として用いることを学んだのです。それ以来、彼女はS.H.I.E.L.D.のエージェント、自由の戦士、タイムパラドックスの母、そしてヴァンパイアハンターとして活躍しています。アリソン・ブレアは今こそセンターステージを取り戻す時ではないでしょうか?

フレンジー

超人的な強さ、スピード、スタミナ、敏捷性、反射神経、耐久性を持つジョアンナ・カーギルは、彼女に逆らう者にとって手強い相手です。アポカリプスの悪の同盟の一員としてX-MENと対立していた時期から、マグニートーのアコライツ、ミスター・シニスターのマローダーズ、ジーン・グレイ・スクールでのヒーロー活動、最終的にはS.W.O.R.Dの銀河系大使として、フレンジーには何にでも取り組むための力があるのです!

ジュビリー

10代でX-MENに加入したジュビレーション・リーは、M-Dayで力を失ったとき、長年にわたって両手から悪に向かって爆発的な花火を打ち上げていました。それでも彼女は正義のために戦うことを止めませんでした。最初はパワードスーツを使ったニューウォーリアーとして、後にはヴァンパイアとして、その変身に伴うあらゆる怪物の衝動に対抗してきたのです。その呪いが解け、ミュータントの力を取り戻したジュビリーは、X-teamの一員として再びその座を取り戻すにふさわしいでしょう。

ジャガーノート

プロフェッサーXの義弟で、昔、古代の「神」サイトラックの宝石を手に入れたケイン・マルコは、ジャガーノートとして知られる止められない獣へと変貌を遂げました。長年にわたりX-MENの悩みの種であり、しばしばX-MENの生活の中で暴れまわり、残骸を残していったのです。しかし最近、ケインはダークマスターの悪しき影響から脱却し、自らの意思でジャガーノートの力を手に入れ、過去の行いを償うようになりました。

プロディジー

プロディジーは、テレパシーの一種であるサイコメトリーの力を持ち、近くにいる者の技術や知識を得ることができます。これにより、彼は精神的、肉体的なスキルを周囲の人間と同等に使いこなすことができるのです。また、様々なソースから得た知識を保持することで、生物学、コンピュータ、武術、戦略的計画に優れたミュータントとしてさらに手ごたえのある存在となっています。デヴィッド・アレンは他者から知識を得ているかもしれませんが、彼は唯一無二の存在なのです。

ファン投票の結果と、新しいX-MENのチームメンバーは7月のヘルファイア・ガラで発表される予定です。

ソース:公式

禁断の対決!マーベルがコミック「キャプテン・アメリカ:コールド・ウォー」でキャプテン・アメリカvs.キャプテン・アメリカを予告

マーベルコミックが2023年4月から始まるシリーズ「キャプテン・アメリカ:コールド・ウォー」でキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースとキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンの衝突が描かれると発表しました。

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では初代と二代目という形で印象深いキャプテン・アメリカですが、現在のコミックでは二人のキャプテン・アメリカが同時に存在して活動しています。

「キャプテン・アメリカ:コールド・ウォー」の公式概要は以下のとおりです。

「キャプテン・アメリカ:コールド・ウォー」はキャプテン・アメリカの初期から続く、爆発的なクロスオーバー・サーガです。

現在、スティーブ・ロジャースとサム・ウィルソンの両名は、コリン・ケリー、ジャクソン・ランジング、カーメン・カーネロの「キャプテン・アメリカ:センチネル・オブ・リバティ」とトチ・オニブチ、R・B・シルバの「キャプテン・アメリカ:シンボル・オブ・トゥルース」でそれぞれの盾を手にし、キャプテン・アメリカとして別々の旅に出ています。

この4月、両作品は、彼らが信じるものすべて、そしてお互いに疑問を抱かせるような叙事詩で激突する予定です。キャプテン・アメリカ80年の歴史におけるこの大胆な章は、世界を駆け巡り、スパイ活動を繰り広げるスリラーであり、2人のキャプテン・アメリカによる激しい個人的対立が描かれています。

このストーリーでは、謎の組織アウター・サークルの台頭とスティーブ・ロジャースとの衝撃的な関係、ノマドことイアン・ロジャースの驚くべき帰還、サム・ウィルソンとワカンダおよびホワイト・ウルフとの激しい対立、バッキーの新革命という大胆な任務など、昨年両タイトルを必読のものにした様々なプロットが報われる予定です。

バッキーとホワイト・ウルフが手を組み、イアン・ロジャーズを誘拐し、ディメンションZを解き放つという歪んだ計画で、事態は収拾に向かうでしょう。スティーブとサムは、物事を正しく解決するために必要な難しい選択について合意できるでしょうか?

すべては4月の「キャプテン・アメリカ:コールド・ウォー アルファ」で始まりますが、読者は今、5月に発売されるイベントのパート3とパート4で何が起こるか先取りすることができます。

キャプテン・アメリカ:センチネル・オブ・リバティ #12 では、バッキー・バーンズとホワイトウルフが、アウターサークルの陰謀の中心を攻撃するために手を結び、スティーブ・ロジャース、サム・ウィルソンとその仲間たちは、集中攻撃に巻き込まれています!ヒーローたちがイアン・ロジャーズを救出するため、戦火のアラスカで戦う中、ブラックウィドウはバッキーの悪党への転落を何としても食い止めようとする!?

キャプテン・アメリカ:シンボル・オブ・トゥルース #13では、ホワイトウルフの最新の罠により、二人のキャプテン・アメリカはかろうじて立っている状態、サム・ウィルソンは、バックアップ プランなしでチームを死に追いやるのをためらっています。しかし、スティーブ・ロジャースは息子を救うためなら、たとえそれが親友の一人を倒すことであっても、手段を選ばないでしょう。

あわせてカバーアートも発表されました。

©MARVEL

キャプテン・アメリカ:センチネル・オブ・リバティー #11 (コールド・ウォー・プレリュード)
作:コリン・ケリー&ジャクソン・ランジング
アート&カバー:カーメン・カーネロ
4月5日発売

キャプテン・アメリカ:コールドウォー・アルファ #1
作:コリン・ケリー、ジャクソン・ランジング、トチ・オニブチ
アート:カルロス・マグノ
カバー:パトリック・グリーソン
4月12日発売

キャプテン・アメリカ:シンボル・オブ・トゥルース #12 (コールド・ウォー・パート2)
作:トチ・オニブチ
アート&カバー:R.B. シルバ
4月26日発売

キャプテン・アメリカ:センチネル・オブ・リバティー #12(コールド・ウォー・パート3)
作:コリン・ケリー&ジャクソン・ランズィング
アート:アリーナ・エロフィーバ
カバー:カーメン・カーネロ
5/17発売

キャプテン・アメリカ:シンボル・オブ・トゥルース #13(コールド・ウォー・パート4)
作:トチ・オニブチ
アート&カバー:R.B. シルバ
5月31日発売

ソース:Captain America Vs. Captain America! Sam And Steve Battle For The Right To Lead In CAPTAIN AMERICA: COLD WAR

もしもミッキー&フレンズが地球最強のヒーローだったら?ディズニー100周年記念のマーベル・バリアントカバー第2弾が公開

2023年10月に創業100周年をむかえるディズニーを祝して、マーベル・コミックが新たなバリアントカバーを公開しました。2023年1月発売のコミック「アメイジング・スパイダーマン」から毎月ミッキーたちがカバーに登場し、合計12のデザインが発売される予定で、今回4月発売以降の3種類が公開されました。

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公開済みの1月から3月分に続き、今回紹介された4月から6月分までは以下のようになっています。

©MARVEL,Disney

90年代に出版された地球を揺るがすイベント「インフィニティ・ガントレット」、2000年代に登場した「ニュー・アベンジャーズ」、「インビンシブル・アイアンマン」でトニー・スタークが行った変化の旅など、マーベル神話の重要な瞬間に変化するミッキーたちが描かれています。

アメイジング・スパイダーマン #23 ディズニー100バリアント
カバー:LORENZO PASTROVICCHIO
カラー:CHIARA DI FRANCIA (ARANCIA STUDIOS)
発売日:2023年4月5日

アメイジング・スパイダーマン #25 ディズニー100バリアント
カバー:DONALD SOFFRITTI
カラー:CHIARA DI FRANCIA (ARANCIA STUDIOS)
発売日:2023年5月3日

アメイジング・スパイダーマン #27 ディズニー100バリアント
カバー:CLAUDIO SCIARRONE
カラー:ENRICO PENNAZZA (ARANCIA STUDIOS)
発売日:2023年6月7日

ディズニー100ヴァリアントカバーは 2023年1月11日の「アメイジング・スパイダーマン」より米国にて順次発売予定です。

ソース:公式