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【公開直前】映画「ブラックウィドウ」これまでの情報まとめ #2 家族編【予想、考察、あれこれ】

投稿日:2020年3月17日 更新日:

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※この記事にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3までのネタバレを多分に含んでいます。また原作コミックの内容にも触れていますので、ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。

映画「ブラックウィドウ」では「家族」がひとつのキーワード。
同じく「家族」がキーだったガーディアンズの2作目とは違い、スパイであるナターシャ達にとって、この家族は本当に家族なのでしょうか?
トレーラーから3人の家族の気になる所をピックアップしたいと思います。

 

エレーナ・ベロワについて

映画のエレーナ

映画のエレーナはナターシャの「妹」という設定。映画の公式サイトによると戦闘力はナターシャと同程度のようです。

トレーラーのエレーナで最も気になるのは、ファイナルトレーラーに登場した手術シーン。

「そばにいなくてごめん」というナターシャの言葉が被せられているシーンですが、手術を止められなかったことへの後悔のようにも取れるセリフです。

レッドルームと言えば不妊手術が第1に上がりますが、戦闘スーツを来てこんなに拘束した状態でやるのは考えにくいのではないでしょうか。
次の可能性はこのトレーラーで判明した、タスクマスターがレッドルームを支配、洗脳しているということ。洗脳手術であればMCUではバッキーが体験済み。彼も洗脳される時は拘束されていたので、しっくりは来ます。しかし洗脳されたのならどうやって解いたのか、実はまだ洗脳されたままなのではないか、など様々な新要素がわいてきますね。

もうひとつ、SNS上で囁かれているのは、顔の入れ替え手術。画像をクリックすると原寸大で表示されて見やすくなると思いますが、髪の生え際の部分に不自然なラインがあります。いかにもここで切り離して着脱できそうな。しかしMCUではS.H.I.E.L.D.製の変装用の超高性能ツールが映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」にも登場しています。この手術シーンの時期によっては、ヒドラを通じてS.H.I.E.L.D.の技術が流出していることは大いに有り得るので、そうするとわざわざ物理的に顔を入れ替えなくても、と勘ぐってもしまいます。
エレーナが何の手術を受けたのかは、物語の鍵になってきそうですね。

そしてこの手術の画像にはもうひとつ、海外ファンが気づいてSNSに投稿した事があります。画像を上下左右反転させると分かりやすいので用意してみました。

手術照明のところにA.I.M.と記載されています。
MCUにおいてA.I.M.は映画「アイアンマン3」で登場したアルドリッチ・キリアンが運営していたシンクタンクで、エクストリミス計画を行っていました。劇中2012年にキリアンは死亡したことになりますが、その後A.I.M.がどうなったのかは描かれていません。
また、エレーナのこの手術がどの時代かもわからないので、現時点でははっきりとした関連性は分かりませんね。

ちなみにA.I.M.はアドバンスド・アイディア・メカニクス (Advanced Idea Mechanics)の略称。コミックではヒドラの科学兵器開発部門です。

次にナターシャ同様、気になるポイントはスーツの色。トレーラーでは一度もブラックウィドウの黒スーツを着用していません。たまたまトレーラー中に黒スーツのシーンがなかっただけなのか、それとも何か意味があるのでしょうか。

最後に現在の所属。これも重要です。
大きく3つに分けられると思うのでチェックしてみましょう。

・レッドルームから逃げ出した逃亡者

トレーラーで家屋の中でナターシャと遭遇し、格闘するシーンの前後ではエレーナも何かを警戒しているように見えます。これであればナターシャと合流、協力してレッドルームを阻止する、というのは割と王道な流れ。

・まだレッドルームに所属している

これはエレーナも洗脳されていることを意味してしまいます。であればヴィランとなるか、バッキーのようになんとかして洗脳をとく方向へとシフトするでしょう。

・別の勢力に所属している

これもまたヴィラン要素が高くなるところ。ありそうなのはロス長官の手先になっているとか。

コミックのエレーナ

コミックのエレーナも、ナターシャと同じくレッドルームでスパイとして育てられたスパイ。 師匠はナターシャと同じでピョートルという人物です。

デスレスフレンジーというバイオ兵器を巡ってナターシャと衝突したり、南極のサヴェッジランドでヴィブラニウムの盗掘をした際にはアベンジャーズに見つかったりと、ヴィラン的ポジション。その後、介入してきたサウロンというヴィランの攻撃で重傷を負い、A.I.M.によってエレーナの精神はアダプトイドに移され、アベンジャーズと対決した経緯があります。

その後も死ぬたびにアダプトイドやLMD(ライフ・モデル・デコイ:エージェント・オブ・シールドによく出てくるやつ)に精神を移して結構復活しています。

顔の入れ替え手術もコミックにあるエピソード。ということは映画で同じことをやったりはしないのかな?

なお、コミックではロス長官の元でヴィランチームのサンダーボルツに所属したことも。

ポイント

原作ではヴィランよりのポジションがよくあるエレーナ。前評判ではナターシャの跡をつぐ、という意見が多数ですが、一体どちらになるのでしょうか。

 

メリーナについて

映画のメリーナ

日本の公式サイトによると、「 レイチェル・ワイズ演じるのは、天才科学者の“母”メリーナ。彼女もブラック・ウィドウやエレーナ同様に厳しい訓練を受けた暗殺者であると同時に、二人も知らない極秘研究に携わっているといわれる、まだ多くの謎が残る存在です。」と書かれており、何かしらの秘密を抱えているのは決定済み。フルネームはメリーナ・ヴォストコフ( Melina Vostokoff )です。

メリーナは母というポジションなわけですが、設定としてはいくつなのでしょうか。ナターシャは、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」でのゾラの発言によれば1984年生まれです。
ちなみにメリーナを演じるレイチェル・ワイズさんは1970年生まれ、ナターシャ演じるスカーレット・ヨハンソンさんは1984年生まれ。キャスティング的には(義理ですが)親子で通用する範疇です。

所属についてはエレーナと同じ疑問点があるのですが、メリーナに関しては年齢的な疑問も出てきます。ナターシャとエレーナは同時期に訓練を受けていたと考えられますが、メリーナはその時すでにスパイとして活動していたはず。娘ふたりとの接点はどこにあるのか、謎となっています。また、弱点を減らすために不妊手術をする組織の人間がどういった心変わりで義理とはいえ家族を持つに至ったのか、現時点での多きな謎です。

演じるレイチェル・ワイズさんですが、以前のインタビューによると「子供のころからブラック・ウィドウと共に戦闘と諜報活動の訓練をずっと受けてきました。ただ、彼女よりも5倍のペースで訓練しているんです。 」と答えていることで、年齢に関しては謎が深まるばかりです。

メリーナのスーツに関しては黒白ともにトレーラーにあります。ナターシャやエレーナ同様に、色に意味合いがあるのか、単に任務地における迷彩なのか気になりますね。

コミックのメリーナ

コミックでのメリーナはロシア政府に雇われた暗殺者、アイアンメイデンというヴィランで、ナターシャの敵として登場します。

また、エレーナ同様サンダーボルツに所属していた事もあります。

ポイント

コミックの事を考えると、一番ヴィラン要素の強いメリーナ。

こちらはファイナルトレーラーの1分10秒あたりから、メリーナが開けた扉の先の部屋の棚に原作のアイアンメイデンのような銀色のマスクが写り込んでいます。

果たしてマーベル・スタジオがこんな簡単に予告でネタバレをしてくれるのでしょうか?数々のフェイク予告を見てきたファンにとっては、にわかには信じがたいです。見せてくれるということは、逆に安心ということなんでしょうか?

 

アレクセイについて

映画のアレクセイ

アレクセイ・ショスターコフ(Alexei Shostakov)はナターシャの「父」で、レッドガーディアンというヒーローネームが明かされていますが、意外と公式情報がありません。
公式に書いてあるのは「ヒーローらしからぬぽっちゃりボディ」のみです。

トレーラーでは謎の施設に収容されていて、脱出を試みているようです。

警備兵っぽい人たちの盾に書いてる文字を読みたかったのですが、うまくいきませんでした。囚われている理由が1つ目の謎になります。

2つ目は、なぜ家族の一員としてアレクセイがいるのか、という部分です。
女性3人はレッドルームという共通項があるので、「これ以上私達のような人間を増やせない」と団結するのは筋が通っています。どういう経緯で3人と知り合い、「俺も手伝おう」となったのでしょうか。

それを紐解くために、コミックのアレクセイをチェックしてみましょう。

コミックのアレクセイ

コミックのアレクセイはKGB所属のキャラクター。そしてナターシャの「父」ではなくて「夫」になります。ロシア(コミック当時はソ連)がキャプテン・アメリカに対抗するべく生み出した超人で、基本的にはキャップと同等の戦闘能力を持ちます。

アベンジャーズと衝突し、ナターシャをかばって死亡。後にLMD(ライフ・モデル・デコイ)を利用して復活させられ、ロシアと日本の間に戦争を持ち込もうとしてナターシャに阻止されたこともありました。

ポイント

映画のアレクセイの情報がかなり少なく、なかなか判断しにくいキャラクターです。コミック通りKGB所属ならば、レッドルームもKGBのプログラムですから知り合う機会はあると言えるのではないでしょうか。しかし一緒にレッドルームを阻止するとなれば、KGBを敵にまわすことになりそうです。

 

映画「ブラックウィドウ」後の3人

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」における、2023年のナターシャのセリフからは、その時点でこの3人が生きていないか、敵となってしまって連絡も取れない、などが考えられると思います。

ナターシャはキャップに「私には何もなかった。でもやっと手に入れた。この仕事と、この家族を」と言っていましたから、2023年には家族とよべるのはアベンジャーズしかいなかったと考えられるからです。

となると、映画「ブラックウィドウ」で3人の家族はどのような結末を迎えるのでしょうか。

・一致団結してレッドルームを壊滅、だけど2018年にはサノスによって全員消える。

「ブラックウィドウ」的には一番ハッピーエンドなパターンです。

・エレーナが二代目を継ぐ、メリーナが裏切る、アレクセイは映画「ブラックウィドウ」の中で命を落とす。

コミックの展開を基にした結末。順当すぎてマーベル・スタジオっぽくない気がしますがそれなりにハッピーエンドでもある感じです。

・全員敵、あるいは映画「ブラックウィドウ」内で死亡。

一番考えたくないけど、無きにしもあらずな展開。この3人が味方として生きていた場合は、インフィニティ・ウォーで手を貸してくれても良かった話なので、ありえるのかなという結末。

 

まとめ

エレーナの手術に関して、顔の入れ替えが真実だった場合、#1でお話した、「ロキと会話したナターシャと、ヴォーミアにいったナターシャは別人」説はだいぶ可能性が増えることになります。インフィニティ・ウォーやエンドゲームでナターシャだと思っていた人物はエレーナなのでしょうか?

MCUにおいては既に、フューリー長官がウルトロンの頃からタロスだった説もあるように、ありえないと断言出来ないのが難しいところですね。

メリーナとアレクセイに関しても怪しい部分が多く、謎だらけのキャラクターと言えます。トレーラーに登場するタスクマスター自体も、彼らのうちの誰かなのでしょうか。

この3人、誰が味方で誰が敵か、皆さんはどうお考えでしょうか?

 

これまでに公開されたトレーラー

ファーストトレーラー

スーパーボウルトレーラー

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「新たなる敵」編

ファイナルトレーラー

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。