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「X-MEN’97」解雇された脚本家がファンアートを理由にS2クレジットから名前を剥奪されたと主張するもスタジオは別の声明を発表、脚本家側弁護士はディズニーを非難

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「X-MEN’97」の脚本及びショーランナーを務めたボー・デマヨさんが、2024年3月、同作の配信直前に突然の解雇されていました。これに関連して、デマヨさんはシーズン2のクレジットから名前が削除されたと、SNSを通じて主張しました。

アニメ「X-MEN’97」が配信される 2024年3月20日 の一週間前、メディアがボー・デマヨさんが解雇されたと報道。既に始まっていたシーズン2以降の制作からも降板となり、それだけでなく、シーズン1のプロモーション活動からもデマヨさんを除外。当時すでに予定が組まれていたインタビューなども全てキャンセルされたと報じられていました。

これに関してデマヨさん自身は何も語らず、そのままアニメの配信がスタートし、その際にはSNSを通じて裏話を提供したりと、ファンと一緒に配信を楽しんでいました。

マーベル・スタジオの幹部はこの件について「私は『解雇』されたとは考えていません。私達は『袂を分かつことになった』というのが最良の表現だと思います。」とコメントしていました。

この謎の降板劇から数ヶ月、デマヨさんはまず、「『X-MEN’97』で才能ある素晴らしい皆さんと一緒に仕事ができたことにとても感謝しています。」と謝辞を述べつつ、「番組を降板したことで、声を上げなくてはならないと感じました」として、SNSを更新。その経緯について説明しました。

「上の写真は、6月のゲイ・プライドのためにインスタグラムに投稿したX-MENのファンアートです。6月13日、マーベルから手紙が届き、この投稿が原因でシーズン2のクレジットを剥奪されたと通知されました。悲しいことに、これはX-MEN’97とブレイドの制作中に私が経験した厄介なパターンの最新のものです。すぐにもっと話せるようになると思いますが、ソーシャルメディアから少し離れて、より安全な場所を見つけ、カミングアウトして、誇りを持って、オタクらしくいられる場所を見つけなければなりません。お楽しみに。」

3月頃に突然解雇されたボー・デマヨさんは、6月になってこの投稿が不適切だったという理由で「X-MEN’97」シーズン2のクレジットからも削除する通知が届いたと主張。

このデマヨさんの投稿に対して、マーベル・スタジオは The Hollywood Reporter を通じて声明を発表。

「デマヨ氏は内部調査の結果、2024年3月に解雇されました。調査結果の悪質性を考慮し、私たちは直ちに彼との関係を断ち切り、彼は今後マーベルと一切関わりを持つことはありません。」

Variety ではこの問題について、デマヨさんの性的違法行為の証拠が発見され、彼が解雇合意に繰り返し違反したため、シーズン2のクレジットが削除されたと報道。

しかし、デマヨさんの担当弁護士は Variety を通じて新たな声明を発表。要約すると「ディズニーは表面上は家族に優しいが、内心では契約書に違法で不当な条項を盛り込み、真実を隠蔽し、従業員や顧客が憲法上の基本的権利を主張するのを阻止しようとしている。」との事で戦う準備が出来ているとしています。

声明の全文は以下のとおりです。  

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ディズニーでの経験が長いのですが、やり方はいつも同じです。表面上は家族向けですが、秘密裏に契約に違法で不当な事項を盛り込み、真実を隠蔽し、従業員/顧客が基本的な憲法上の権利を主張するのを阻止しようとしています。これから一つずつ詳しく説明する詳細な例を通して説明するように、ディズニーのモデルは非常に明確で、違法なパターンが繰り返されています。一度異議を唱えられたり暴露されたりすると、国際的によく機能する宣伝機関を通じて、真実を語ろうとする人へのガスライティングと責任転嫁が始まります。ディズニーにとっての問題は、これが100回以上起こっているという具体的な証拠を持っている人と対決するとき、その多くは批評家、従業員、さらには訴訟を起こす弁護士さえもコントロールし続けるために、数百件、場合によっては数千件の訴訟を和解させることにつながっています。彼らにとっての問題は、私には証拠があり、顧客は真実を語る用意があり、彼らはそれを知っていることです。これらは実際に事実であり、議論や推測ではありません。今後数か月間、違法に沈黙させられ、真実を語っただけで報復され、そして破滅させられた人々の勇敢な助けにより、このいじめと違法行為は一つずつ政府に暴露されるでしょう。ボー・デマヨはマーベル/ディズニーから真実以外何も望んでいません。彼は勇敢に真実を語るでしょう。私もそうします。応援しています。

この解雇には何かのトラブルがあった事は間違いないようで、謎めいていた舞台裏がこれから徐々に明らかになっていくかもしれません。

なお、「X-MEN’97」はシーズン3まで、デマヨさんの後任として、アニメ「ホワット・イフ…?」のクリエイター、マシュー・チョーンシーさんが起用されています。

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。