マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」に、ディズニープラスのドラマ「ワンダヴィジョン」の脚本家が加わっている事をマット・シャックマン監督が海外メディア The Playlist とのインタビュー内で報告しています。
「ファンタスティック・フォー」の気になるキャスティングについて質問された監督は「そのうち発表があります」と既に決まっている事を示唆しつつ、「ファンのみんなが私と同じようにキャラクターに情熱を持っている事に興奮しています。たくさん議論されているのが大好きです。このプロジェクトが決まる前から誰が演じるべきか考えていました。そして、なぜ誰もが同じように考えるのか理解しているつもりです。」とキャスティングについて述べています。
そして、「化学反応は非常に重要です。彼らはマーベルのファーストファミリーです。私はそれを正しく描かなければなりません。その化学反応を正しく理解しなければなりません。SAGのストライキが解決してすぐに(キャストの)発表がされるわけではありませんが、そのうちニュースを共有できるでしょう。そして、人々が私と同じようにこのキャストに興奮していることを願っています」と続けました。
マット・シャックマン監督は「ファンタスティック・フォー」を制作するはずだった「スパイダーマン:ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督からこのプロジェクトを引き継いでおり、それは「ワンダヴィジョン」制作後にマーベル・スタジオと話し合った唯一のものだと明かしました。
「私はそのコミックが大好きです。ジョン・ワッツがしばらくこの作品に携わっていました。そして彼は素晴らしい仕事をしていましたが、先に進む事を決めました。そして私に託された事に興奮しました」
「私たちは一貫してプロセスを進めてきました。私はこのプロジェクトに1年ちょっと携わっており、マーベルで他の映画に取り組むのと同じように熱心に取り組んできました。私たちが伝えたい物語は何なのか?物語のテーマは何か?なぜこの物語を語るのか?そして、その物語の可能な限り最高のバージョンを開発し、これらのキャラクターにどのように命を吹き込んでいくのか? 」
こういった事を「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の共同脚本家ジョシュ・フリードマン氏と新たに加わった「ワンダヴィジョン」のカム・スクワイアズ氏らと話し合いながら「ファンタスティック・フォー」の脚本草稿に取り組んでいると明かしました。
気になるキャストについて、今年の前半頃はサンディエゴ・コミコンでの発表があるのではないかと期待されていましたが、春から始まったストライキの影響でMCU全体が遅延し、マーベル・スタジオはコミコンへの不参加を表明、つづくディズニーのイベントでも大きな発表はありませんでした。
10月の監督インタビューでは俳優組合のストライキの状況次第とした上で、2024年春からの撮影スタートを予定していると明かしています。
映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。