先日、米国での新たな公開日が設定された旧20世紀FOX制作の映画「ニュー・ミュータンツ」ですが、海外メディアThe Hollywood Reporterによると、結局のところ再撮影は行われなかったとしています。
「ニュー・ミュータンツ」は本来、2018年4月にデビューする予定でしたが、2019年2月に延期され、さらに2019年8月に延期されました。 その後、ディズニーがFOXを買収したことで、劇場公開は再びスケジュール調整され、今度は2020年4月3日に公開予定になりましたが、新型コロナウイルスの世界規模のパンデミックの影響で、公開日が未定となっていました。
記事によると、映画は2017年にテスト公開されたもののままで、再撮影は行われなかったということです。
2018年は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が公開されクライマックスを描いていた時期。続く2019年も映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で世界一位を獲得するに至る状況でした。
一方でFOX制作のX-MENシリーズは、「ローガン」や「デッドプール」などのソロ映画は好調だったものの、本編は「フューチャー&パスト」以降は「アポカリプス」「ダークフェニックス」と右肩下がりの状況になっていました。
このような状況が重なり合った結果、すでに完成している映画が2年もの間、公開されずに待っていたようです。
「ニュー・ミュータンツ」はFOX制作による最後のX-MENシリーズの映画。力のコントールが出来ずにいる若い5人のミュータント達が、意思に反して施設に入れられてしまい、そこで襲ってくる悪夢から脱出するために協力をしていく物語。
映画「ニューミュータンツ」は2020年8月28日に全米公開です。