マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」でヴィジョンを再演するポール・ベタニーさんと、ウルトロンを再演するジェームズ・スペイダーさんが、Rotten Tomatoes とのインタビューで最新作について語りました。
動画の中で二人は、ウルトロンが「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の後、どのようにして生きていたのかという本作の謎について、ヴィジョンがウルトロンを自身の意識の中に閉じ込めていたと話しています。
さて、前回ヴィジョンを見た時は、彼はホワイト・ヴィジョンで、『ワンダヴィジョン』のレッド・ヴィジョンから記憶を与えられたのですが、その記憶に感情を結びつけることができませんでした。彼はスコットランドのパブでひっそりと暮らしていて、毎晩パブに鍵をかけて、一種の休息モードに入ります。そして彼の頭の中には、私たちがマインドスペースと呼ぶ場所があり、それはまるで恐ろしい屋敷のようです。
ベタニーさんはワンダが魔法で生み出したレッド・ヴィジョンから、S.W.O.R.D.がテクノロジーで生み出したホワイト・ヴィジョンに記憶データを与えた事を振り返ってそう説明し、さらに続けています。
そしてその屋敷には、それぞれ異なる個性を持つ様々なAIが住んでいて、彼がその日のデータを整理したり、人間について学んだことを整理したりするのを手伝ってくれるんです。そのAIの1つがウルトロンです。彼がウルトロンの肉体を殺した時、実は彼の意識を自分の精神にアップロードしていたことが分かりました。ウルトロンはまるで幻想的な監獄のようなロフトに住んでいて、私は彼に助言を求めに行くんです。
その「監獄のようなロフト」についてはさらに詳細に、「階下と外観は、ある意味で本当に奇妙で悪夢のような大邸宅ですが、田園地帯に建っています。そしてウルトロンは、とても都会的なロフトに住んでいて、何階建てか何百階建てくらいあるんじゃないでしょうか。彼は今までに14年くらい投獄されていたはずです」と説明しました。
つまり、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のクライマックスでヴィジョンとウルトロンの一騎打ちの結果はスクリーンに映されずに終わっていましたが、ウルトロンのボディを破壊し、意識データをヴィジョンの中に閉じ込めたという展開になっているようです。
しかし気になるのは、その時のヴィジョンは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でサノスに破壊されていると言う事。
ワンダの魔法で再現されたレッド・ヴィジョンはウルトロンのデータごと再現された可能性が高そうですが、S.W.O.R.D.が再現したホワイト・ヴィジョンはどうだったのでしょうか。
彼らはホワイト・ヴィジョンを兵器利用するために再現に努めていましたが、「ワンダヴィジョン」の作中では一部記憶に「ファイルがロックされていてアクセス(復元)できなかった」と説明されています。
したがって「ワンダヴィジョン」によってウルトロンのデータはレッドとホワイトのヴィジョン二人にコピーされた状態になっており、最終的にレッドはヘックスの解除と共に消え、ホワイトはレッドによってロック解除された事で記憶が復活、そちらのウルトロンがアクティブになっていると考えて差し支えなさそうです。
ただし、S.W.O.R.D.もロックされた状態のデータをそのままコピーして保持し続けている可能性がありそうでしょうか。
もしくはマインドスペースとはクラウドのようなイメージで、レッドもホワイトもアクセスできる彼らの脳内ドライブとは別の場所なのかもしれませんが、そのあたりはドラマ本編を見てみない事には現状わからないようです。
そして父と子の物語になるとされている「ヴィジョンクエスト」について、「僕たちは、父と息子、セラピストとサイコパスのような関係なんだ。今までで一番クレイジーな組み合わせだと思うよ。彼は僕のサイコパスなライフコーチなんだ」と述べました。
ウルトロンがマインドスペースに閉じ込められていた間、何をしていたかについて、スペイダーさんは次のように語っています。
刑務所にいたようなものです。インターネットやテレビ、歴史に触れる機会があり、それらを貪欲に吸収し、絵を描き始めた。画家になったんです…彼はこの家で、愛憎入り混じるヴィジョンや、どうでもいいと思っている他のAIたちとトラブルを起こしているだけです。
予告を見る限り、「ヴィジョンクエスト」はホームドラマの色が強そうに見えていますが、戦闘シーンらしきものもいくつか紹介されています。また、公式として、本作のヴィランがトッド・スタシュウィックさん演じるパラディンが発表されていますが、黒幕が控えているのでしょうか。
コミックのウルトロンを振り返ると、彼が大人しく閉じ込められたままだとは考えにくく、おそらくは新しいボディを手に入れて現実世界に戻ろうと虎視眈々と様子をうかがっているはずです。ウルトロンがアベンジャーズの一員としてヒーロー活動を行ったこともありましたが、結局のところウルトロンはマーベル史上アベンジャーズの宿敵のひとりで何度でも蘇って戦いになっています。
はたしてMCU版ではどのような展開になっていくのか注目です。
ドラマ「ヴィジョンクエスト」は、ドラマ「ワンダヴィジョン」のホワイトヴィジョンのその後を描く物語で、ウルトロンやジョカスタ、フライデーといったトニー・スタークが作り上げたAIたちも登場すると噂されています。
ウルトロンをジェームズ・スペイダーさん、イーディスをエミリー・ハンプシャーさんが過去作から再演し、フライデー役はオーラ・ブレイディさんに変更。コミックのウルトロンの妻にあたるジョカスタ役をタニア・ミラーさんが演じるとされています。
また、ルアルド・モリカさんがトミー(トーマス・シェパード/トミー・マキシモフ)を、ヘンリー・ルイスさんがD.U.M.-E、ジョナサン・セイヤーさんが U を演じる事も正式発表されました。パラディン役をトッド・スタシュウィックさんが演じ、映画「アイアンマン」よりファラン・タヒールさんがラザを再演します。
そして、米ABC制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」とも何らかの関係があるとも以前に報じられていました。
ドラマ「ヴィジョンクエスト」は 2026年10月14日 に米ディズニープラスで配信予定です。













