マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、最新のインタビューで当初は「エターナルズ」ではなく、別の映画制作について話し合っていたことを明かしました。
ジャオ監督は「エターナルズ」の制作を振り返って次のようにコメントしています。
「アメリカ中を旅して新しい生き方を学び、自然と関わっていた10年間、私の内側で何かが激しく沸き立っていました。火山の噴火というテーマが、まさに『エターナルズ』という形で現れたのです。『エターナルズ』の根底にあるのは、神々が人間の本質について議論する物語だからです」
「旅は映画監督として最初の3作品を制作していた10年間、私が抱えていた疑問を整理する、私なりの方法でした。それに、寓話的な物語、神話を紡ぐ物語が大好きなんです。マンガやアニメで育ったので、あの世界で遊ぶことができたのは素晴らしい経験でした。」
「ノマドランド」でオスカーも受賞した監督がMCUに加わるというニュースは当時、「エターナルズ」が史上最高の傑作になるかもしれないという大きな期待を集めました。
しかしながらその大きすぎる期待に対して、登場人物が多すぎて脚本がやや散らかってしまった事などが影響し、さらに「アベンジャーズ:エンドゲーム」の大成功の傍らで多くのアンチを生み出したことも相まって、MCU映画としては初の失敗作とまで言われるようになりました。
ジャオ監督はポッドキャストの中で、マーベル・スタジオが監督を発見したのではなく、自分から連絡したと説明。ファイギ社長も既に興味を持っていてくれて話し合いがスタートしたと明かしましたが、この時は「エターナルズ」ではなく別の作品だったと明かしました。
「最初は『ブラック・ウィドウ』の話し合いに入ったんですが、スケジュールが合いませんでした。それで『エターナルズ』のプロデューサー、ネイト・ムーアが脚本を見せてくれた時、『わあ、すごい!』って思ったんです。ギリシャ劇みたいに不死者を登場させて、人類について議論するんですよ。それからモンスターや宇宙の神々を創造?怖さもありましたが、どうでしょう。泳ぎ方を覚える前に飛び込むタイプですから」
トニー・スタークの「歩くよりまず走れ」をオマージュしつつ、MCUの世界にダイブした事を明かしたジャオ監督はマーベルへの復帰について質問されると、「ええ、そうしたいです。適切な脚本で、そして私が選ばれるなら」と回答し、当時の批判にめげていない姿勢を見せました。
「エターナルズ2」はしばらく開発が進められていた事が、出演者のマ・ドンソクさんの事務所が明らかにしていましたが、その後この計画は凍結されてしまったようです。
2024年にファイギ社長は「いつか彼らが戻ってこられたら」と発言。当面の予定がない事を明らかにしていました。
ディズニーが発表しているマーベル映画の公開スケジュールを見ても、「エターナルズ2」があるとすればそれは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」よりも後になるのは必然で、まだ数年は実現しないかもしれません。
一部のキャラクターはアニメ「ホワット・イフ」や「マーベル・ゾンビーズ」などにも登場しましたが、実写のエターナルズをもう一度スクリーンで見るためには忍耐強く待つ必要がありそうです。
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