マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」は生成AIを利用したオープニング、人気キャラクターの突然の死といったネガティブな話題が多い番組でしたが、もっとも大きな問題はこの映画で起こった出来事の重大さにも関わらず、後続の作品で一切触れられていない事でした。
海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏は、ファンの「スクラル人はフェーズ7以降でも役割を果たし、物語が続くのだろうか?」という問いに対して「はい」と短く返答し、何らかの計画がある事を示唆しました。
「シークレット・インベージョン」では地球上で多くのスクラル人が潜伏している事が判明し、ドラマのラストでは当時のリットソン大統領がこれを侵略(インベージョン)行為とみなして宣戦布告。
反乱の首謀者だったグラヴィクの死亡後、地球上のスクラルがどうなったかは分かっていません。
「シークレット・インベージョン」では多くのスクラルが地球上で難民生活を強いられていたにも関わらず、「ザ・マーベルズ」では新しい母星となった惑星ターナックスが登場。
ターナックスの大きさ、広さについて公式設定は明かされていませんが、ダー・ベンがこの惑星の大気でクリーの母星であるハラの大気をまかなおうとした事を考えると、ターナックスはハラと同等かそれ以上の大きさである事が予想できます。
ハラについての大きさも不明ですが、こちらはコミック版では約70億人のクリーが生活しているとされており、地球と同程度と考えて差し支えない数字に。これらを結びつけると、ターナックスも地球規模の大きさだと考えられそうですが、一部のスクラルが難民として地球上で生活を強いられていた事に、特に説明はありませんでした。
結局このターナックスも破壊され、極僅かに生存したスクラル人はキャプテン・マーベルとブリュンヒルデによってニューアスガルドへと移住する事になりました。
アメリカとスクラル、そしてそれをかくまうニューアスガルドの関係悪化が予想されていましたが、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではサンダーボルト・ロスが新しい大統領に。リットソンの決定が世界やスクラルとの関係にどのような影響を与えたのかは全く描かれていませんでした。
また、アベンジャーズのDNAによって様々なパワーを手に入れたガイアの行方も不明。再登場の噂もありましたが、配信から約2年、今のところそのような兆候は見られていません。
長年スクラルに成りすまされていた事が判明したトニー・スタークの親友ローディのその後についても不明で、映画「アーマーウォーズ」でそれが描かれる予定とされていましたが、プロジェクトは現在凍結中だとされています。
このドラマではアベンジャーズを影で支え、地球防衛に長年一役買って来たスクラルのタロスと元S.H.I.E.L.D.副長官のマリア・ヒルが死亡したことも、MCUにとって大きな損失だと指摘されていました。
「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で新しくなる世界において、新しいマリア・ヒルが登場する事も予想されますが、スクラルの物語がフェーズ7に続くということは、ニック・フューリーはサミュエル・L・ジャクソンさんが続投する可能性が高いのでしょうか?
「ドゥームズデイ」が完成していない段階で「シークレット・ウォーズ」後を予想することは難しいですが、続報が入り次第またお伝えする事になります。
ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信中です。
ソース:Alex Perez August Q&A Part 4: Wonder Man, X-Men, and More