マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の北米での興行収入が2週連続の1位を獲得した事が発表されました。しかし先週の成績からは66%のダウンになってしまったと、海外メディアが報じています。
Deadline によると、先週1億1760万ドルで公開された本作は、今後数日間で4000万ドルから4500万ドルの興行収入を記録すると予想されています。これにより、前週からの下落率は低い方でも66%の大幅な減少となり、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(68%)よりはましですが、 「サンダーボルト*」(56%) よりは高い数字となりそうだとの事。「サンダーボルツ*」が「*ニューアベンジャーズ」へと変化した事は効果があったと言えるのかもしれません。
北米では火曜日にトータル2億ドルに達する見込みですが、日本を含む海外での売上は予想に比べて芳しく無いとの事で、好評なレビューの口コミ効果もあまり役に立っていないとの事。
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」があまり成功しなかったにも関わらず、ストリーミングで1位を獲得した事を考えると、MCUは自宅で鑑賞するスタイルへと変化しているのかもしれません。
日本でもアメリカでも物価高騰が進んでいる中で、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」が始まるまでに「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」はストリーミングされる事は間違いなく、映画館で2000円払うよりもかなり安い価格でネット上で視聴可能になるのは明らか。
それも家族や友人と一緒に視聴すればコスパはさらに上がることになり、わざわざ映画館に行く必要性を感じない層は潜在的に多数いると考えられそうです。
過去のファンタスティック・フォーの映画に比べると「ファーストステップ」は1位の成績であり、数字的にもレビュー的にも失敗とするような作品ではありませんが、劇場公開とストリーミングの関係が見直される時期に来ているのかもしれません。
Celebrating the Fantastic Four around the globe! 💙
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 1, 2025
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His beginning. Your end. Galactus.
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 2, 2025
🎨 illustrated by @giateee
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映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 より劇場公開中です。