20世紀FOX制作のマーベル映画「LOGAN/ローガン」のジェームズ・マンゴールド監督が Youtube番組 でのジョシュ・ホロウィッツさんとのインタビューの中で、スピンオフ映画「X-23」のプロジェクトが完全になくなっている事を認めました。
インディ・ジョーンズ最新作を手掛け、プロモーションの最中だったマンゴールド監督は番組中に「X-23」について質問された際、「ローラの続編のプロデューサーにはなりません。でも、(公開されたら)木曜日の夜10時には並んで見るよ。彼女はまさに驚異的なんだ。」と演じたダフネ・キーンさんを高く評価しながらも、スピンオフ計画がなくなっている事を明かしました。
2017年に「LOGAN/ローガン」が公開された後、経済的・批評家的成功を受けて、ジェームズ・マンゴールド監督はX-23/ローラを主人公にしたスピンオフ映画の「脚本を執筆中」であることを The Hollywood Reporter を通じて明らかにしていました。
その脚本についても「物語を作り始めたけど、それをユニバースだとは思っていません。ただキャラクターが好きでした。ダフネ(・キーン)はとてもまぶしい女優だと思ったんです。私は、私たちがあの映画で11歳の少女に課した重みの大きさについて考えたんです。」とコメント。完成には至っていないとしました。
また、このスピンオフはディズニーのFOX買収の犠牲だと思うかと聞かれた監督は「その時点ではディズニーは、FOXとマーベルのユニバースを接続することにはまったく関心がなかったんだ。しかし、物事はどのように変化するのだろう?」と、それを認め、最近の変化にも関心がある事を明かしました。
監督が「X-23」に取り掛かっていると発言したのは2017年10月の事で、しかし同年12月には買収の話が報じられていました。
当時のFOXはX-MENとファンタスティック・フォーのクロスオーバー映画、チャニング・テイタムさんのガンビットの映画、デッドプールスピンオフのX-フォース映画、ドクター・ドゥームのソロ映画、ニュー・ミュータンツの続編映画などいくつかのプロジェクトが進行していましたが、これらは「X-23」と同様に消えていくことになりました。
2020年、ダフネ・キーンさんはインタビューにてローラの再演を希望していると発言し、「デッドプール3」がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)として制作される事が自身を幸せにしていると語っています。
現在18歳のダフネ・キーンさんは「ローガン」当時と比べるとすっかり大人になった印象ですが、成長したローラを演じる事に問題はなさそうです。
今のところダフネ・キーンさんがMCUにキャスティングされているという噂はありませんが、ディズニープラスで2024年配信予定のドラマ「スターウォーズ:アコライト」へキャスティングされており、ディズニーとは良好な関係にある事がわかっています。
「デッドプール3」では数人のミュータントのカムバックが報じられていますが、ダフネ・キーンさん演じるX-23は「デッドプール3」やそれ以降でMCUに合流するのでしょうか?
映画「LOGAN/ローガン」はディズニープラスで配信中、映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。