マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズでロキを演じるトム・ヒドルストンさんが、ロキの最期についてかなり以前から知っていたことを、Empire Magazine とのインタビューで明らかにしました。
Empire Magazineの最新号に掲載されたトム・ヒドルストンさんのインタビューによると、「インフィニティ・ウォーの2年前からロキが死ぬことは知っていました。ジョーとアンソニー(ルッソ兄弟監督)が思いついた一番最初のシーンでした。ケヴィン・ファイギに会いに行った時にラグナロク(日本ではマイティ・ソー/バトルロイヤル)のストーリーのラフスケッチを見せてくれた時に、直接教えてくれたんです。2016年5月の事です。だからラグナロクを始める前から終盤(エンドゲーム)の展開は知っていました。ダジャレじゃないですよ(笑)。2017年の春の3日間、いよいよアトランタへ撮影に出かけたんですが、現場の人々からはとても寛大な空気が漂っていました。初期の頃から知っている人もいたし、ジョシュ・ブローリン(サノス役俳優)もこれ以上ないほど優しかった。」とコメントしました。
また、「撮影開始前にジョシュに会ったことをよく覚えています。彼はただ僕を大きなハグで包み込んで、”ごめんな”と言ったんです。大事な日であり、大事な瞬間でした。」と付け加えました。
しかし、それ以上にヒドルストンさんを感動させたのは、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏とマーベル共同社長のルイス・デスポジート氏から受けたお別れの言葉だった事を明かしました。
「ジョーとアンソニーはとても寛大で、最後に大きな拍手をしてくれました。ケヴィンとルイはメールで『君はいつも家族の一員だ。素晴らしい10年間をありがとう』と。そして、私は本当にそれを感じました。ロキがあのシーンで自分のことを”オーディンソン”と呼んだことで、私にとっては贖罪と受容の最後の瞬間であることを痛感しました。」とロキの最期について語りました。
「そしてその後家に帰って思いました。これで終わりだな。これからは他のことをやっていこう。素晴らしい10年間でした。感謝していますし、誇りに思っています。」
しかし結局の所、ロキの出番はインフィニティ・ウォーで終わりではありませんでした。エンドゲームのアベンジャーズのタイムトラベル先で登場したロキは四次元キューブを手に入れニューヨークから逃亡。その”ヴァリアント・ロキ”を主役としたドラマが6月からディズニープラスで配信されることになっています。
ヒドルストンさんはEEからのインタビューで、「本当にエキサイティングです。自分がまだこのキャラクターを演じていることが信じられません。ロキは私の人生の大きな部分を占めていて光栄に思います。人生の4分の1は彼を演じていたことになるんです。」とコメントしています。
#TomHiddleston trying to keep things…low-key as he stopped by before the #EEBAFTAs to chat to @ClaraAmfo, where he shared some words of wisdom with this year’s #EERisingStar nominees and some very cryptic clues about his next project… pic.twitter.com/rgtPNMeioN
— EE (@EE) April 11, 2021
ドラマ「ロキ」は 2021年6月11日(金)よりディズニープラスにて配信開始予定です。
ソース:Tom Hiddleston Reflects on Avengers: Infinity War’s ‘Fitting’ Loki Death Before Return