「スパイダーマン」フラッシュ役ジョー・マンガニエロさん、ソーの映画へのオファーがあった事を明かす

ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン」(2002年)でトビー・マグワイアさん演じるピーターの同級生、いじめっ子のユージーン・”フラッシュ”・トンプソンを演じたジョー・マンガニエロさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)へのオファーがあった事を明かしました。

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タレント・エージェントと契約してわずか3日でサム・ライミ監督版の「スパイダーマン」への出演が決まり、デビュー作となったマンガニエロさんは、そこでフラッシュがコミックと同様にエージェント・ヴェノムになる予定があったかどうかについて質問されました。

マンガニエロさんはその質問に対して「ゼロですね」と答えつつ、「でも何年か前、タイカ・ワイティティ監督がマイティ・ソーの映画に私を出演させたがっていましたが、私には出演することができませんでした。スケジュール的に不可能だったんです。実現していれば、それが私のマーベル再出演になるはずでした。でも、それはかないませんでした。」 とMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に出演する可能性があった事を明かしました。

その時点ではMCUには「スパイダーマン:ホームカミング」などでトニー・レヴォロリさん演じるMCU版のフラッシュが登場している事と、ワイティティ監督の「マイティ・ソー/バトルロイヤル」や「ソー:ラブ&サンダー」の物語から考えてフラッシュが再登場する余地はあまり考えられず、何らかの別の役でのオファーだったと推測できますが、このインタビューの中ではその役について明かされる事はありませんでした。

コミックのフラッシュ・トンプソンはいわゆる体育会系の白人で、ピーター・パーカーの同級生、そしていじめっ子として登場。後に誤解がとけてピーターとは親友となり、メイおばさんのお見舞いにも行くなど、根は優しいドラえもんのジャイアンのようなキャラクターでした。このキャラクターモデルはサム・ライミ版の「スパイダーマン」でも再現されました。

しかしジョン・ワッツ版の「ホームカミング」から登場したフラッシュは金持ち嫌味ないじめっ子、いわゆるスネ夫タイプへとコンバートされて登場しました。

フラッシュはスパイダーマン関連キャラの中でも最古参に位置するキャラクターで歴史が長く、コミックでは高校卒業後に軍に入隊し、ベトナム戦争に従軍。その後は体育教師を務めますが、イラク戦争が始まったことで再び戦場へ。その際に仲間を救おうとして両足を失いました。

その後、政府が管理していたヴェノム・シンビオートの適合者となり、失われた脚をヴェノムが補ってエージェント・ヴェノムとして政府の元で活動しました。

MCUでは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でヴェノム・シンビオートが神聖時間軸に残された事で、フラッシュがエージェント・ヴェノムになるための種は蒔かれている状態です。

また、MCUのフラッシュは同作でMITへの進路を決めており、「アイアンハート」のリリ・ウィリアムズと同じ大学の学生として接点を持つ可能性も残されています。

ジョー・マンガニエロさんのフラッシュが「スパイダーマン4」以降で変異体として登場する可能性も否定出来ず、フラッシュとフラッシュの共演などもゼロではないかもしれません。

映画「スパイダーマン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Joe Manganiello Reveals Taika Waititi Wanted Him for Role in Thor (Exclusive)

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、フラッシュ役トニー・レヴォロリさんが次作に言及

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で主人公ピーター・パーカーの同級生フラッシュ・トンプソンを演じたトニー・レヴォロリさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、4作目以降の可能性についてコメントしました。

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レヴォロリさんはフラッシュ・トンプソンの未来について、「まったく確信がありません。それは決定権を持つ人達への質問です・・・。でも私はその一部になる事を望んでいます。どんな形であれ、この役の再演はしたいです。続ける気は十分にありますよ。」と何も分からないとしつつも再演への意欲を示しました。

フラッシュことユージーン・トンプソンはコミックでもピーターをいじめる同級生で、しかしながら根はいいヤツで結局は親友にもなるキャラクター。コミック、サム・ライミ版、アメイジング・スパイダーマンでは体育会系のいじめっこ、いわゆるジャイアンのようなキャラクターでしたが、MCU3部作では金持ちの息子で口でいじめてくるスネ夫タイプに変わりました。

ピーターをいじめる一方で正体不明のスパイダーマンの大ファンでもあるフラッシュは後に政府から政府管理下にあったヴェノム・シンビオートの適合者に選ばれ、エージェント・ヴェノムとして活動もしました。

サム・ライミ版やアメイジング・スパイダーマンでエージェント・ヴェノムになれなかったフラッシュが、MCU版で今度こそヒーローデビュー出来るのかという点にも注目される4作目ですが、現状ではほとんど何も分かっていません。

トム・ホランドさんがマーベル・スタジオ及びソニー・ピクチャーズと新たな契約を進めていると11月に報じられていますが、ピーターの親友ネッドを演じたジェイコブ・バタロンさんは4作目のオファーが来ることにはあまり期待していないとコメントしていました。

また、MCU3部作を手掛けたジョン・ワッツ監督がリブート版「ファンタスティック・フォー」を降板して休養に入っており、戻ってくる時期については明確になっていません。映画は2024年7月公開の噂もありますが、今後の情報を注意深く見守る必要がありそうです。

ソース:Spider-Man: No Way Home Star Breaks Silence on MCU Future (Exclusive)