ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」MCU史上初のショーランナーを獲得─新監督も決定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の新たな監督が決定した事に加えて、MCU史上初となるショーランナーが起用されたと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。

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THR によると、「ムーンナイト」で2つのエピソード、「ロキ」シーズン2で2つのエピソードを制作した、ジャスティン・ベンソンさんとアーロン・ムーアヘッドさんのコンビ監督が「ボーン・アゲイン」のいくつかのエピソードを制作するとの事。解雇されたと報じられたヘッドライターのクリス・オードさんとマット・コーマンさんは製作総指揮に入っていると言います。

さらに記事は、本作が「パニッシャー」シーズン2の製作総指揮を務めていたダリオ・スカーダペインさんをMCUドラマシリーズ初のショーランナーとして抜擢したと伝えています。

「シークレット・インベージョン」までのドラマシリーズの質の低下が各方面から指摘されていた中、「エージェント・オブ・シールド」のクリエイターはマーベル・スタジオの制作スタイルの問題として、映画制作のプロがたくさん集まっているがドラマ制作のプロがいない事をやんわりと指摘していました。

ショーランナーとはドラマの全体、1話から最終話までを総合的に見ていく総指揮、統括者のひとりで、エピソードごとに監督が変わる事があるドラマシリーズのまとめ役となる人物。特にドラマ制作の現場では、監督よりも上に置かれる事が多く、重要視されています。

幸いなことに「ロキ」シーズン2は昨今の質の低迷状態から脱しているようですが、この先もドラマシリーズを長く安定させていくためにマーベル・スタジオは独自のやり方ではなく、先人たちのやり方にならってショーランナーを起用するという決定に至ったようです。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」を機にMCUのドラマシリーズがタイトルどおり生まれ変わっていけるのか注目となります。

ソース:‘Daredevil’ TV Series Lands New Showrunner, Directors (Exclusive)

【噂話】「デアデビル:ボーン・アゲイン」にジェシカ・ジョーンズ合流計画が再始動か

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」にクリステン・リッターさんが演じるジェシカ・ジョーンズが帰ってくると海外スクーパーが報告しています。ジェシカ・ジョーンズのリターンは過去にも報道されていましたが、後にキャンセルされたと言われていました。

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MTTSH 氏はファンからの質問に回答する形でジェシカ・ジョーンズが「デアデビル:ボーン・アゲイン」に戻ってくる事を報告。

2022年9月、それまで長年噂されてきたジェシカ・ジョーンズの復活がクリステン・リッターさんのスケジュールが確保出来ずにキャンセルされたと報告され、代わりにパニッシャーが登場すると報じられました。

それから約半年後の2023年3月、パニッシャーを演じるジョン・バーンサルさんがMCUへの復帰を認めました。

これによりジェシカ・ジョーンズの復帰キャンセルも確定だと考えられていましたが、パニッシャー復活の報告の一ヶ月後から始まったストライキによる度重なる延期や「ボーン・アゲイン」の監督、脚本家の解雇によってクリステン・リッターさんのスケジュール競合問題が解消された可能性があります。

2023年の秋のイベントではデアデビル役のチャーリー・コックスさん、キングピン役のヴィンセント・ドノフリオさん、ジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターさんがスリーショットを公開していましたが、この合流計画をほのめかしていたのでしょうか?

今回の話が噂通りであれば「ボーン・アゲイン」にはNeflixからのキャラクター復帰がより多くなるわけで、まさに不幸中の幸いと言った形ですが、これが真実となるかどうかは注意深く見ていく必要がありそうです。

ドラマ「アガサ:ダークホールド・ダイアリー」の配信予定日が更新されている事が確認される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」の配信日がアップデートされている事が判明しました。この情報は米国著作権局に登録されていた情報が変更されたものであり、公式の発表ではありません。

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海外メディア The Direct が報じた内容によると、以前は 2024年9月29日 予定とされていましたが、現在は 2024年9月19日 予定と少し早くに変更されています。

以前からあった2024年秋配信という枠にディズニーが焦点をあわせているのは変わりがないようで、全9話構成とされているこの番組はちょうどハロウィンの頃に最終回を迎えることになりそうです。

「アイアンハート」、「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」については前回の報道と変わりがないようです。

「エコー」:2024年1月10日
「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」:2024年11月2日
「アイアンハート」:2025年9月3日

2024年の前半にディズニープラス独占のMCU作品が欠けている印象ですが、1月配信とされている「X-MEN’97」や、2023年初頭の予定だった「ホワット・イフ」シーズン2などが間に入るのではと考えられています。

現在、SAG-AFTRA のストライキは続いており、この状況次第ではさらなる延期も考えられるため、これらのスケジュールが再び変更される恐れもあります。

ソース:Marvel’s Phase 5 Slate Announces 3 New Release Dates

幻のMCU映画「ランナウェイズ」は制作開始の一歩手前まで進んでいたと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン3」の脚本を担当したドリュー・ピアースさんが、先日発売された書籍「MCU : The Reign of Marvel Studios」の中で、幻に終わった映画「ランナウェイズ」のプロジェクトに参加していた事を認め、当時の実情について説明しています。

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ピアースさんは「アイアンマン3」に抜擢されるよりも前、まだ無名だったという2010年の段階で「ランナウェイズ」のプロジェクトに起用され、脚本を書いたと言います。そして当時の事を次のように語っています。

ランナウェイズのコードネームはスモール・フェイセスで、そのロゴが入った制作会社もありました。それは現実の話で、知らない人も多いと思いますが、映画はゴーサインが出ている状態だと思っていました。

スモール・フェイセスは1960年代に活躍したイングランドのロックバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーと共に「イギリスのビッグ4」の一つに挙げられるバンドの名前をコードネームとした「ランナウェイズ」はMCUの最初期に映画化計画がかなりの段階まで進んでいたというのが実情のようです。

しかし、最終的にこのプロジェクトは中止に。マーベル・スタジオがギリギリまで「ランナウェイズ」と悩んでいたのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」であり、最終決定として「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を進めることになったと言います。

「ランナウェイズ」のプロジェクトがそのまま進んでいれば競合作だった「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と同じフェーズ2の頃にMCUデビューしていたはずで、ティーンのヒーローたちがヤングアベンジャーズよりも先に活躍していた可能性があったようです。

残念ながらマーベル・スタジオが手を引いた「ランナウェイズ」ですが、その後マーベル・テレビジョンがHulu向けにドラマを制作、2017年から2019年の間、3シーズンにわたって配信されました。

以前はこのドラマをディズニープラスで視聴出来たのですが、現在この作品は削除されており視聴する事は出来ません。

2022年にはこのドラマの続きの物語がディズニープラスシリーズとしてシーズン4と5が制作されるとの噂も報じられましたが、シーズン3までが削除された事を考えるとこの計画もまた幻に終わった可能性があります。

「ランナウェイズ」のメンバーはいずれもMCUに登場していませんが、メンバーのひとりである日系人のゴスロリ魔法使いニコ・ミノルはアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」でピーター・パーカーの同級生としてMCUデビュー予定になっている他、ニコの母であるティナ・ミノルは2017年の映画「ドクター・ストレンジ」でウォンの後ろにサンクタムを守る魔術師として登場していました。

他社作品からの参戦が噂されている「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で「ランナウェイズ」登場の余地があるのかは今後の注目ポイントとなっています。

ソース:Marvel Studios’ RUNAWAYS Movie Came Closer To Happening Than Anyone Previously Realized

「レゴ マーベル アベンジャーズ:コード レッド」のトレーラーが公開

今週からディズニープラスで配信がスタートするアニメ「LEGO マーベル/アベンジャーズ コード・レッド」のトレーラーがオンライン上で公開されました。トレーラーではアベンジャーズ以外のヒーローや事件の首謀者の姿も登場、そして本作の導入部のあらすじも公開されています。

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米WEBサイトの公式あらすじは以下の通り。

アベンジャーズは最新の勝利を祝うために集まるが、その祝賀会はブラックウィドウの父レッドガーディアンの謎の失踪によってすぐに中断される。アベンジャーズが調査を進めていくと、これまで遭遇したことのない危険な新たな敵に遭遇し、行方不明者はレッドガーディアンだけではないことが判明する。

なお、声優さんはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の俳優さんたちではありません。

日本のマーベル・スタジオ公式アカウントは「マーベル・スタジオが贈る」と表記していますが、トレーラーにもポスターにもマーベル・スタジオのロゴはありません。米 Marvel Studios のアカウントでは制作に関する言及はなく、米ディズニーでも特に触れられていません。IMDbによると本作はマーベルエンターテイメントとマーベルアニメーション、そしてレゴ・グループによって制作されているとの事です。※マーベルアニメーションは記事執筆時でマーベル・スタジオの子会社です。

「LEGO マーベル/アベンジャーズ コード・レッド」は 2023年10月27日 よりディズニープラスで配信です。

ドラマ「ロキ」シーズン2、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月20日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード3「1893(邦題:1893)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ウロボロスのTVAハンドブック

1話からたびたび登場するこのハンドブックはやはり今作におけるキーアイテムだったようで、今回のエピソードでは少年だったヴィクター・タイムリーに与えられて後の在り続ける者になるという物語が描かれました。

これはつまりウロボロスが在り続ける者の誕生に大きく関わっているのと同義であり、ウロボロスが在り続ける者、征服者カーンの変異体である可能性は少なからずあるようです。ウロボロスはTVAの唯一のメカニックとしてTVAのテクノロジーのすべてを担っており、彼には在り続ける者と同等の技術力があって然るべきだと考えるのが自然です。

この場合、1話から問題になっている時間織り機への防爆シャッターの生体認証をクリアできる可能性がありますが、自身をTVA創設者の変異体だと認識していない現段階のウロボロスは試していないだけかもしれません。

また、メタな見解からですが、カーンを演じるジョナサン・メジャースさんの裁判の結果によっては、別の俳優を今後の新たな変異体として起用する事が考えられます。ロキとロキの変異体であるシルヴィがトム・ヒドルストンさんとソフィア・ディ・マルティーノさんら別々の俳優によって演じられているように、カーンの変異体に別の俳優が起用されても問題はないはずで、そのバックアッププランの一つとしてウロボロスが奇妙なぐらい機能しています。

とはいえ訴えられたのはシーズン2撮影後の事ですから、当初からの計画ではないことも明らかです。

バルドル・ザ・ブレイブ

神話やコミックでのソーの兄弟にあたるバルドル(バルダー)の像が画面上で紹介され、MCUへのささやかなデビューを迎えました。プロデューサーは過去ずっと保留されてきたこの兄弟のデビューについてインタビューで語っています。

ロキは「なぜバルドルがいるんだ、誰も知らんだろ」と話している事から、バルドルの事は知っていると考えられます。コミックのバルドルはロキによって何度か殺されたり、ムスペルヘイムの侵略に備えて守りを強固にするべく、ヘルの女王であり姉であるヘラと政略結婚する事をロキに勧められました(そしてサノスによって妨害されました)。彼はオーディンから与えられた Svraden  という剣を武器にしています。

アントマンとの繋がり?

ロキとメビウスがシカゴ万博のステージスケジュールを見ている際に映る看板にはアントマンとのつながりを感じさせるイースターエッグがあります。

ヴィクター・タイムリーの上の段にはフェルディナント・ラングという名前があり、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」でカーンと対決したスコット・ラングと関係がありそうな名前となっています。

©MARVEL,Disney

この時代に実在した発明家というわけでもなさそうであり、制作側はあえてラングという名前を使用しています。コミック上にフェルディナント・ラングは登場しませんが、これが単なる小さなイースターエッグであるのか、それとも壮大な因縁に繋がっていくのかは今後の展開次第。

Green Theme

ロキとメビウスがタイムリーのデモンストレーションが始まるのを待っているところ、バンドがステージで演奏しているのが見えます。バンドによって演奏されている音楽は、ナタリー・ホルトさんによる「グリーン テーマ」のクラシカルアレンジバージョンです。

原曲は以下から。

エジプトとアジア

男に追われるタイムリーはエジプトのパビリオン前で対処していますが、エジプトは征服者カーンの縁の地。コミックのナサニエル・リチャーズが征服者カーンを名乗るよりも以前、古代エジプトに飛んだ彼は未来の技術でエジプトを征服し、新たなファラオ、ラマ・タトを名乗りました。そこで最初のミュータントと呼ばれるアポカリプスを創造し、アポカリプスは後にX-MENの強大なヴィランの一人となります。(注:後のコミックではさらに古いミュータントも登場しています。)しかし、過去に来たファンタスティック・フォーと戦って破れたラマ・タトは時間の渦の中に敗走、その後はアベンジャーズと共に未来の自分であるカーンと戦いカーンの野望を阻止しています。このラマ・タトらしきキャラクターは「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のラストに登場しています。

※画像の真ん中の人

その後、シルヴィの襲撃から逃れたタイムリーとレンスレイヤー、ミス・ミニッツが逃げ込んだピエ・ダ・テール(仮住まい)はアジアを基調とした内装で、「クアントマニア」でカーンが見せたテクノロジーと「シャン・チー」のテンリングスが似ている事を後押しするかのようなシーンになっています。

ウィスコンシン州

ウィスコンシンはコミックのヴィクター・タイムリーと縁が深い土地。

タイムリーはここに自身の名を冠したタイムリーという町を作り、タイムリー・インダストリーズを創設。この会社のサイバネティクス技術は後にミスティナイトやデスロックといったサイボーグ系キャラクターのベーステクノロジーとして活用されている他、タイムリー自身はこの町全体を時空を移動するクロノポリスという名の要塞に作り変え、様々な時代を征服していくための拠点としました。

MCUのタイムリーの運命はまだまだわかりませんが、発明家であるというスタート地点はコミックと同じ用に設定されていると言えます。

SSヘロン号

タイムリーらがウィスコンシンへ向かう際の船は、船体に「SSヘロン号」と書かれています。これはシーズン1の監督であるケイト・ヘロン氏へのリスペクトとして導入されていると考えられます。

©MARVEL,Disney

ラヴォーナ・レンスレイヤーの秘密

レンスレイヤーのオリジナルについて視聴者はあまり多くを知らされていませんが、シーズン1の6話では彼女のオリジナルと思しき人物がオハイオ州フリーモントのルーズヴェルト高校で教師をしている「Rebecca Tourminet」という女性だった事が分かっています。このレベッカ・トーミネットという名前は、コミックのレンスレイヤーがカーンから身を隠すための偽名として使っていたものでした。

コミックのレンスレイヤーはEarth-616ではなくEarth-6311の40世紀の地球人として登場し、カレリウスという名の王の娘、ラヴォーナ・レクサス・レンスレイヤー王女として、王国を征服しに来たカーンと戦いました。そしてその後、二人の間には愛憎が繰り返されています。さらに詳しい事は以前の記事をご参照ください。

レンスレイヤーがカーンの変異体である在り続ける者との間にコミックのような感情を展開している事は予想されるひとつの展開であり、さらにその記憶が消されているという事実はミス・ミニッツが指摘するように「はらわたが煮えくり返る」可能性が高いです。

また、マーベル・スタジオがあまりコミック通りの展開をよしとしない事を考慮すると、レンスレイヤーとカーンがコミックにおいて対をなすような関係になっている事から、MCUのレンスレイヤーがカーンの変異体のひとつである可能性もありそうです。

いずれにしてもミス・ミニッツが知っているという秘密の少なくとも一部は、残り3話の何処かで明かされる事に期待です。


ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2023年10月27日10時 より配信予定です。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」監督がキャラの今後について話し合いをしていると認める

マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションのドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」及び「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」のマイケル・ジアッキーノ監督が、主人公のジャックやエルサ、テッドなどのキャラクターの今後のアイデアがある事を、海外メディア Collider とのインタビューで明かしました。

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監督は今後も「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のようなスペシャル・プレゼンテーションやその他MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)プロジェクトの監督をやりたいと語りつつ、次のように話しています。

ジャック達の今後については常に話し合いがあります。しかし、ご存知のとおり、誰かが1ペニーを費やすことを決めるまでは、まだ何も起こりません。続編ができればいいのですが。私の願いは、そうです、これらのキャラクターでさらに何かが起こることです。私はそうしたいですし、私が何をするかについてのアイデアは持っています。彼らと一緒にやるのが大好きだし、すべてがクレイジーだけど、それが唯一の方法だと思う。だから、いつか、できればなと。

以前にはケヴィン・ファイギ社長やスティーブン・ブルサードプロデューサーらがMCUのホラー世界をさらに深く探求したいという旨の発言をしており、「ウェアウルフ・バイ・ナイト2」になるかどうかはともかくとして、監督はそれらについての話し合いをしていると考えられます。

一方でディズニーはディズニープラス向けのMCU作品への予算を減らす動きを見せており、実際にどのような作品が計画されているのか、正式な発表まではまだしばらく時間を要するかもしれません。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」は 2023年10月20日 よりディズニープラスで配信中です。

ソース:Michael Giacchino Has “Crazy” Ideas For ‘Werewolf By Night’s Characters to Return in the MCU

ドラマ「ロキ」S2EP3でのソーの兄弟の待望のデビューをプロデューサーが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の第3話で意外なデビューを果たしたソーとロキの兄弟について、エグゼクティブ・プロデューサーのケヴィン・ライトさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でコメントしました。

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劇中、ロキとメビウスが向かった1893年で開催されていた万博ではオーディンやソーと並んでバルドル(古ノルド語:Baldr、Baldur、英語:Balder、コミックではボールダーやバルダー)・ザ・ブレイブの像が展示されていました。

神話上でもコミック上でもオーディンとフリッガ(フレイヤ)の息子であるバルドル・オーディソンはソーとは兄弟にあたる神であり、当然ロキとも関係が深いキャラクターです。

「バルドルはいつも面白い人物です。なぜなら彼はこれまでMCUプロジェクトに参入する道を見つけていなかったので、それが私たちにとってジョークの一部であるように感じました」とライトさんは語ります。「それは『なぜデビューしないのか?なぜ彼は歴史から抹消されているように見えるのか?』ということです。私たちはそれをこの万博のシーンで少し変えたいと考えていました。私たちは常に、無理強いすることなく、有機的に取り入れる方法を探しています。」と説明しました。

2011年の「マイティ・ソー」の段階から実写デビューが検討されていたバルドルですが、2作目、3作目を経てもデビュー出来ていません。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではEarth-838のバルドルがイルミナティのメンバーとして登場する予定で、ダニエル・クレイグさんがキャスティングされていた事をワンダ役のエリザベス・オルセンさんも認めています。このシーンは代役でのテスト撮影まで行われていたものの、新型コロナウイルスのパンデミックによってスケジュールに折り合いがつかなくなり、またもやデビューがキャンセルされてしまいました。

この時、衣装デザイナーのグラハム・チャーチャードさんは「プロトタイプの段階で生地とアイデアを集めて俳優を待っているようなデザインの作業をしていました。かわいそうなバルドル・ザ・ブレイブ、彼はもう少しでマイティ・ソー1、マイティ・ソー2、そしてマイティ・ソー3 でそれぞれ衣装を作るところでし。ようやく『やったー!彼が登場するよ!』という感じです。でも本当にかわいそうな奴です。彼は長い間待っていたが、すぐに登場するとは思えません」とコメントしていました。

結局のところバルドルは像でのデビューとなり、真の実写化デビューには至りませんでしたが、今回のこのシーンでロキが「なぜバルドルがいるんだ、誰も知らんだろ」と話している事から、設定上は存在が認められているようです。

コミックにはアンジェラやラウッサといったソーの妹たちも存在しており、バルドル共々今後のデビューに期待されています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:Loki Producer Explains Major Thor Confirmation (Exclusive)

ドラマ「アイアンハート」、グッズから新アーマーのデザインが明らかに

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の新たなアーマーのデザインが明らかになりました。映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でリリが開発したアーマーはワカンダに返還しましたが、アメリカに戻ったリリは再びアーマーを組み立てる事になります。

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グッズといっても一般販売されるものではなく、制作クルーに送られるスタジオからのギフトの一部で、制作に参加した本人かあるいはその関係者と見られる人物が eBay に出品しているものから明らかになりました。

靴下にプリントされた新デザインは、「ワカンダフォーエバー」のアーマーとコミックのものをミックスさせたようなデザインで、コミック版を踏襲しつつもオリジナルのデザインになっています。

「アイアンハート」は主要な撮影を終了していると報告されていますが、映画「アーマー・ウォーズ」のリリースと足並みを揃えたいとディズニー及びマーベル・スタジオは考えているようで、「アーマー・ウォーズ」の遅延に引っ張られる形での延期だと考えられています。

正式なリリース日は発表されていませんが、2023年10月に米国著作権局に登録されていた情報によると、2025年9月3日にディズニープラスでの配信が予定されているようです。

ドラマ「ロキ」シーズン2の配信を記念して、ディズニーランドでキーライムパイの提供を開始、マーベル独自レシピも公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の配信がディズニープラスで始まった事を記念して、ディズニーランドパリのアベンジャーズ・キャンパスにて、キーライムパイの販売が開始されました。

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アベンジャーズ・キャンパスのピム・キッチンにて「ヴァリアント85 キーライムパイ」と「悪戯の神モクテル」を味わえるとの事。

現状ではアメリカのアベンジャーズ・キャンパスで提供されるかどうかは不明であり、アベンジャーズ・キャンパスがない日本では販売されないと考えられています。パリへ旅行に行く方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

そして現地へ行けない方のために、ディズニーランドのパイとは別の、マーベル独自のレシピが公式サイトで公開中。ブラウザの翻訳機能をオンにしてパイを焼いて、今週配信の3話のお供としてもお楽しみください。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:公式