ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」MCU史上初のショーランナーを獲得─新監督も決定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の新たな監督が決定した事に加えて、MCU史上初となるショーランナーが起用されたと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。

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THR によると、「ムーンナイト」で2つのエピソード、「ロキ」シーズン2で2つのエピソードを制作した、ジャスティン・ベンソンさんとアーロン・ムーアヘッドさんのコンビ監督が「ボーン・アゲイン」のいくつかのエピソードを制作するとの事。解雇されたと報じられたヘッドライターのクリス・オードさんとマット・コーマンさんは製作総指揮に入っていると言います。

さらに記事は、本作が「パニッシャー」シーズン2の製作総指揮を務めていたダリオ・スカーダペインさんをMCUドラマシリーズ初のショーランナーとして抜擢したと伝えています。

「シークレット・インベージョン」までのドラマシリーズの質の低下が各方面から指摘されていた中、「エージェント・オブ・シールド」のクリエイターはマーベル・スタジオの制作スタイルの問題として、映画制作のプロがたくさん集まっているがドラマ制作のプロがいない事をやんわりと指摘していました。

ショーランナーとはドラマの全体、1話から最終話までを総合的に見ていく総指揮、統括者のひとりで、エピソードごとに監督が変わる事があるドラマシリーズのまとめ役となる人物。特にドラマ制作の現場では、監督よりも上に置かれる事が多く、重要視されています。

幸いなことに「ロキ」シーズン2は昨今の質の低迷状態から脱しているようですが、この先もドラマシリーズを長く安定させていくためにマーベル・スタジオは独自のやり方ではなく、先人たちのやり方にならってショーランナーを起用するという決定に至ったようです。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」を機にMCUのドラマシリーズがタイトルどおり生まれ変わっていけるのか注目となります。

ソース:‘Daredevil’ TV Series Lands New Showrunner, Directors (Exclusive)

【噂話】「デアデビル:ボーン・アゲイン」にジェシカ・ジョーンズ合流計画が再始動か

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」にクリステン・リッターさんが演じるジェシカ・ジョーンズが帰ってくると海外スクーパーが報告しています。ジェシカ・ジョーンズのリターンは過去にも報道されていましたが、後にキャンセルされたと言われていました。

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MTTSH 氏はファンからの質問に回答する形でジェシカ・ジョーンズが「デアデビル:ボーン・アゲイン」に戻ってくる事を報告。

2022年9月、それまで長年噂されてきたジェシカ・ジョーンズの復活がクリステン・リッターさんのスケジュールが確保出来ずにキャンセルされたと報告され、代わりにパニッシャーが登場すると報じられました。

それから約半年後の2023年3月、パニッシャーを演じるジョン・バーンサルさんがMCUへの復帰を認めました。

これによりジェシカ・ジョーンズの復帰キャンセルも確定だと考えられていましたが、パニッシャー復活の報告の一ヶ月後から始まったストライキによる度重なる延期や「ボーン・アゲイン」の監督、脚本家の解雇によってクリステン・リッターさんのスケジュール競合問題が解消された可能性があります。

2023年の秋のイベントではデアデビル役のチャーリー・コックスさん、キングピン役のヴィンセント・ドノフリオさん、ジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターさんがスリーショットを公開していましたが、この合流計画をほのめかしていたのでしょうか?

今回の話が噂通りであれば「ボーン・アゲイン」にはNeflixからのキャラクター復帰がより多くなるわけで、まさに不幸中の幸いと言った形ですが、これが真実となるかどうかは注意深く見ていく必要がありそうです。

【噂話】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではホワイトタイガーが重要なカギを握っていたと言う

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の監督と脚本家が解雇された事が先日判明し、多くの変更が発生すると言われている本作ですが、元の脚本におけるホワイトタイガーの役割について、海外スクーパーが報じています。

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CWGST 氏はX(twitter)で、「ホワイトタイガーの試練は『デアデビル:ボーン・アゲイン』の最初の大きなアークとなるはずでした。 それはマットが強盗を止めた後、ヘクター・アヤラを顧客として引き受けることに焦点を当てていたでしょう。彼が止めた強盗は実際には、裁判を受ける前に情報提供者を「黙らせよう」としていた汚職警官によるものであったことが判明。その過程で警察官の1人が誤って死亡し、ヘクターは「警官殺し」のレッテルを貼られることになっていた。」と報告しています。

2022年11月、「デアデビル:ボーン・アゲイン」にホワイトタイガー/ヘクター・アヤラが登場すると海外メディアやスクーパーが報じており、ジェナ・オルテガさんがキャスティングされていると言われていました。オルテガさんは2013年の映画「アイアンマン3」で俳優デビューしており、最近では2022年のNetflixドラマ「ウェンズデー」でも話題になった事から、この噂に対するファンの期待は大きなものでした。

監督及び脚本家の変更で、ホワイトタイガー登場のプランが維持されるかどうかは不明であり、今後の情報にも注目となっています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の配信日は 2024年春 米ディズニープラスで配信予定ですが、先日は米国著作権局への登録情報から、2025年1月配信に予定変更されているのではないかと報じられています。

「エージェント・オブ・シールド」脚本家がマーベル・スタジオの現状にコメント

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に関する一連の報道を受けて、MCUのスピンオフとして当時スタートしていたドラマ「エージェント・オブ・シールド」の脚本家がSNS上でコメントしています。

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ドリュー・Z・グリーンバーグさんは自身の作品制作を振り返り、「エージェント・オブ・シールドで過ごした時間は、これまでのキャリアの中で最もやりがいのある時間の 1 つでした。私たちは、136時間にわたる作品を制作し、よく出来た素晴らしいドラマを心から誇りに思っています。 そこにいる全員がテレビドラマの作り方を知っていたので、うまく行ったのです。」と投稿しています。

グリーンバーグさんは直接的な発言はしていませんが、実際には「テレビドラマと映画の制作方法は異なる」という事を述べたいのだと、ファンはコメントで推測しています。

マーベル・スタジオは2008年の「アイアンマン」以降、インフィニティ・サーガと名付けられたシリーズで映画界で大ヒットしました。そしてフェーズ4からはディズニープラス向けのMCUドラマ「ワンダヴィジョン」から始まって、トータルで50時間超のドラマを展開していますが、そのほとんどが映画と同じ手法で制作されています。

テレビドラマのようなパイロット版を制作せず、映画監督を起用し、1億5000万ドル以上のテレビ番組のシーズン全体をその場で撮影し、ショーランナーを雇わず、代わりにスタジオの重役にシリーズ運営を頼っていました。そして、マーベルが自社の映画で行っているように、うまくいかなかった部分を修正するためにポストプロダクションと再撮影に頼っていました。

ケヴィン・ファイギ社長の目が行き届いているうちは品質が担保されていましたが、作品数の増加につれて反比例するようにそれが低下。結果として多くのクリエイティブな課題に直面していると、The Hollywood Reporter は先日の記事で指摘していました。

マーベルのストリーミング、テレビ、アニメーションの責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんは「私たちはマーベル文化と伝統的なテレビ文化を融合させようとしているのです。最終的には、『原作の素晴らしさを尊重するストーリーをテレビでどのように伝えることができるか』ということになります。」と過去に述べています。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」や今後制作される作品では、ドラマ向けのクリエイターが雇用されて制作体質の変換が出来るかどうかがカギとなるようです。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全シーズンディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のキャラクターの運命は変わらない?新たな報道がファンを惑わせる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の脚本家と監督の解雇が昨日報じられ、それに関連して変更されると言われている元の脚本内容がSNS上に流出しました。しかし、スクーパーの新たな情報によると、やはりその骨格部分に変更はない可能性があるようです。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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CWGST 氏はX(旧Twitter)の投稿で「THRは『DAREDEVIL: BORN AGAIN』を「クリエイティブ全体のリブート」と呼んでいるが、記事では依然としてマーベルが撮影したものの一部を保持する予定であると述べている。 最も可能性の高い状況は、マットを早く衣装に着せるために、最初の数エピソードをそのままにして、いくつかの新しいシーンを残しているということです。フォギーの死、腐敗した警察がパニッシャーのロゴを悪用するというサイドプロット、そしてフィスク市長がニューヨークを運営するという全体的なプロットは依然として真実であるはずだ。」と述べています。

先日は当ブログでフォギー・ネルソンと同じくカレン・ペイジの死についても言及しましたが、カレンの運命に関してはスクーパーも二分されているようで、情報入手時期によって脚本が異なっているようです。なお、どちらが最新情報かは不明なため、彼女の将来についてはフォギーよりも曖昧な状態と言えるようです。

現状ではフォギーの死は変わらないという見解が強いようですが、「デアデビル:ボーン・アゲイン」が新たな監督と脚本家を迎えた際にどのように変化していくのか、今後も注目となっています。

【ネタバレ注意】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のオリジナルバージョンの物語がさらにリーク

マーベル・スタジオが制作し直すと報じられているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の元の脚本内容が海外スクーパーたちによってSNS上でシェアされています。本作は全面的に作り直されると報じられている一方で、いくつかのシーンやエピソードは残されるとも言われているため、流出した内容はネタバレに該当する可能性があるためご注意ください。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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海外メディア The Hollywood Reporter は「アクションとバイオレンスに満ちた Netflix 版とは似ても似つかぬ内容の法廷ドラマになっており、チャーリー・コックスさん演じるデアデビル/マット・マードックは4話までスーツを着用する事さえないスローな展開だった」とオリジナル版について報じていましたが、これまでキャストが発表されていなかったキャラクターに対する当初の設定が別のメディアやスクーパーによって明かされています。

Netflix版からキャストが継続されるのか、リキャストされるのかが注目されていたフォギー・ネルソンとカレン・ペイジは1話の段階で既に殺されていたとの事。

そして、二人を救うことが出来なかったマット・マードックは1年以上に渡ってデアデビルとして活動する事になる反面、キングピンは市長になり、法執行機関を支援するキャンペーンで勝利。デアデビル、パニッシャー、そしてスパイダーマンのようなストリートレベルのヒーローを追い込んでいたと言います。

なかなかショッキングなスタートという事もありこれまでスクーパーたちは口をつぐんでいたようですが、脚本書き直しというニュースが報道された事で一斉にリークを始めたようです。

ただし、冒頭でもお伝えしていますが、マーベル・スタジオは脚本の100%の書き直しではなく一部内容を残すと報道されているため、今回明らかになったオリジナル版の内容が全てなくなるかどうかはわかりません。

今後さらにオリジナル版の情報が出てくる事や、新しくなる脚本にも注目となりそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」脚本家、監督を解雇へ─破棄されたバージョンの詳細も

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のヘッドライダーを務めていたクリス・オードさんとマット・コーマンさんが解雇された事を、海外メディア The Hollywood Repoeter が報じました。

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記事によると、脚本家ストライキが発生して制作が中断されてまもなくの6月中旬、本作に関する問題が明らかになりました。シリーズ全18エピソードのうち、半数以下しか撮影されていませんでしたが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長を含む、フッテージを確認した幹部たちは、ショーが機能していないというはっきりとした評価を下しました。

そのため、マーベルは9月下旬、ヘッドライターのクリス・オードさんとマット・コーマンさんを解雇し、残りのエピソードの監督も降板させ、シリーズを大幅にクリエイティブに作り直すことを決定しました。THR によると、スタジオは現在、新しい脚本家と監督を探しています。

本作は Netflix で成功を収めたヒーローをフィーチャーしたディズニープラス用の番組になっていますが、両氏が書いた脚本はアクションとバイオレンスに満ちた Netflix 版とは似ても似つかぬ内容の法廷ドラマになっており、チャーリー・コックスさん演じるデアデビル/マット・マードックは4話までスーツを着用する事さえないスローな展開だったとの事。

これを問題視したスタジオは、ショーの当初の意図を再考する必要に迫られたと言います。

マーベル・スタジオは、いくつかのシーンやエピソードを残す予定で、脚本から降ろされた二人はエグゼクティブプロデューサーを務める予定です。

この話題に関して本作のメインヴィランとされるキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんが X(旧Twitter) にてコメントを投稿し、今回のスタジオの決定を支持を表明しています。

私が関わってきたすべての素晴らしいプロジェクトは、プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクションの間に絶えず進化して来ました。
最近は、それが大げさなニュースであるかのように報道されているだけです。そんなことはありません。単にクリエーターたちが最善を尽くしているだけの事です。
それはこのビジネスにおいて不変のものです。他に方法はありません。正直なところ、もし私たちがそれ以下のものに甘んじているとしたら、それこそ心配です。

この変更により制作がどの程度遅れる事になるかは不明ですが、現在、「デアデビル:ボーン・アゲイン」の配信日は2024年春というステータスから公式による更新は発表されていません。ただし、先日は米国著作権局への登録情報から、2025年1月配信が予定されているのではないかと報じられています。

ソース:‘Daredevil’ Hits Reset Button as Marvel Overhauls Its TV Business

「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」主要キャストと概要が判明

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の主要キャストや概要が判明したと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

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TCC はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を抜粋して報告しています。

アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ

アガサ:カヴン・オブ・カオス、アガサ:ハウス・オブ・ハークネスとも呼ばれていたこの作品の概要は以下の通り。

最初のエピソードでは、アガサ・ハークネスがついに囚われの呪縛から抜け出す様子が描かれています。彼女は以前の殺人的なやり方に戻るのが待ちきれませんが、自分が無力であることに気づくだけです。彼女にとって前進する唯一の道は、1人か2人の思いがけない友人の助けを借りて、自分の力を取り戻すための危険な冒険に乗り出すことだ。

監督:ジャック・シェイファー 

主要キャスト(敬称略):

  • アガサ・ハークネス:キャスリン・ハーン
  • リオ:オーブリー・プラザ
  • 名前非公開のティーン:ジョー・ロック
  • リリア:パティ・ルポーン
  • ジェン・K(ジェニファー・ケイル):サシール・ザマタ
  • アリス:アリ・アン

配信予定日:2024年11月2日

補足:ジョー・ロックさんはワンダの息子ビリーを演じると噂されています。また、ビリーがアガサと組んでいると報じられていた事は今回判明した概要と一致しているようです。

デアデビル:ボーン・アゲイン

全18話が予定されている「デアデビル:ボーン・アゲイン」の概要は以下の通り。

マーベル・スタジオが贈る「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、長年のライバルであるマット・マードック(チャーリー・コックス)とウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)が、ニューヨークの人々のために暗黒の分身を捨て去ろうとするが、その過去に追いつかれてしまう。シリーズ最初のエピソードでは、「デアデビル」の世界が再び紹介される。

監督:マイケル・クエスタ

主要キャスト(敬称略):

  • デアデビル:チャーリー・コックス
  • キングピン:ヴィンセント・ドノフリオ
  • フランク・キャッスル:ジョン・バーンサル
  • ヘザー・グレン:マルガリータ・レヴィエバ
  • ダニエル・ブレイド:マイケル・ガンドルフィーニ
  • ヴァネッサ・フィスク:サンドリーヌ・ホルト
  • キルスティン・マクダフィー:ニッキー・M・ジェームス
  • BB・ユーリッヒ:ジェネヤ・ウォルトン
  • チェリー:クラーク・ジョンソン
  • バック・キャッシュマン:アーティ・フルーシャン
  • シーラ・リベラ:ザブリナ・ゲバラ

配信予定:2025年1月

補足:ジョン・バーンサルさん本人が暗に認めていたとおり、本作ではパニッシャーが戻ってくるようです。BB・ユーリッヒはNetflix版でキングピンに殺害されたベン・ユーリッヒと何か関係があるのでしょうか。バック・キャッシュマンはコミックのデアデビルと対決したヴィランで、ダニエル・ブレイド、シーラ・リベラはコミックに登場した事のないMCUオリジナルキャラクターのようです。

アイアンハート

2022年の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でMCUでビューしているドミニク・ソーンのソロ作品。概要は以下の通りです。

マーベル・スタジオが贈る「アイアンハート」では、魅力的な10代の超天才リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)がアイアンスーツを着てMITから故郷のシカゴに戻り、目の前に危険と冒険をもたらす糸を解き明かし始める。

監督:サム・ベイリー

主要キャスト(敬称略):

  • リリ・ウィリアムズ:ドミニク・ソーン
  • パーカー・ロビンス:アンソニー・ラモス
  • ジョー・マクギリクディ:オールデン・エーレンライク(表記ゆれ:アルデン・エーレンライク、オールデン・エアエンライク)
  • ナタリー・ワシントン:リリック・ロス
  • ゼイビア・ワシントン:マシュー・イーラム
  • ロニー・ウィリアムズ:アンジ・ホワイト
  • 謎の男:サシャ・バロン・コーエン
  • いとこのジョン:マニー・モンタナ
  • スラッグ:シア・クーリー

配信予定:2025年9月

補足:ジョー・マクギリクディはコミックに不在のキャラクター。演じるエアエンライクさんは出演が決まってロバート・ダウニーJr.さんと話をしたと言います。彼は「アイアンマン」のヴィランだったオバディア・ステインの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインを演じるとも報じられていましたが、噂は噂だったのか、それともジークが作中で名乗る偽名のようなものかは不明です。

また、謎の男役のサシャ・バロン・コーエンさんは以前にメフィストを演じると報じられています。

メインヴィランはザ・フッドことパーカー・ロビンスで、彼が悪魔から奪ったアイテムよる魔法とアイアンハートのテクノロジーとの対決になるとされています。

アイアンハートの再登場はもともと「ワカンダフォーエバー」から1年後の2023年秋が予定されていましたが、最新の噂では映画「アーマー・ウォーズ」と足並みを揃えたいという事で今回判明した 2025年 と、再登場まで3年かかる事になるようです。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

「アガサ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」は1年前後の大幅延期か

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の配信時期について最大で2025年まで延期される可能性が報じられています。

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海外メディア The Cosmic Circus はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を共有。

それによると、まず「アガサ:カヴン・オブ・カオス」が 2024年9月29日 の配信スタートが予定されています。これは先月の段階で THR の 2024年秋配信 という報道内容に一致しているようで、もともと2023年冬配信のスケジュールだったものから約1年延期となっています。

さらに残念な情報が「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「アイアンハート」の2作品。これらは前述の THR の報道では配信未定に変更されていると言われていたものですが、今回明らかになったのは次のようなもの。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」:2024年春 → 2025年1月
「アイアンハート」:2023年秋 → 2025年9月3日

これらはフェーズ5作品でありながら、SDCC2022で発表されているフェーズ6の最初のタイトル未定の映画の 2024年秋 公開を大幅に過ぎており、作品のフェーズ分類が見直されるか、あるいはフェーズ6の映画スケジュールがさらに後ろ倒しになる可能性を抱えているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」と「アイアンハート」は撮影が終了しており、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も大半の撮影を済ませています。これらの延期は SAG-AFTRA ストライキ による撮影不可の状態が続いている事が間接的に影響しているようです。

この3作品は単に完成したら配信というわけではなく、後続作品との間隔等が考慮されているようで、例えば「アイアンハート」は映画「アーマー・ウォーズ」との公開に近づけたいと計画されているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前作にあたる「ワンダヴィジョン」は関連作品の噂が絶えませんし、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も「スパイダーマン」4作目に関連する可能性があり、延期は残念な所ですがそれを超える興奮がある事に期待をしつつ、今後の正式な発表にも注目です。

Netflix「デアデビル」のショーランナーがディズニーの「デアデビル:ボーン・アゲイン」を詐欺だと非難

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」シーズン1でショーランナーを務めたスティーブン・デナイトさんが、SNS上でディズニーのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は詐欺のような作品だと批判の声を上げています。

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主人公のデアデビル/マット・マードックをチャーリー・コックスさんが、ヴィランのキングピン/ウィルソン・フィスクをヴィンセント・ドノフリオさんがNetflix版から再演する事になる「ボーン・アゲイン」ですが、デナイトさんはこれを「シリーズの名前を少し変更して契約条件を最初のシーズンにリセットするという、昔からあるディズニーの詐欺だ。すべてのギルド/組合が対処して潰す必要がある!」と言います。

「ボーン・アゲイン」を「デアデビル」シーズン4としない理由について、ディズニーが制作陣に支払う金額を下げたいという考えが根底にあると言います。

IATSE(国際舞台演劇・映画従事者同盟)とスタジオの契約内容では、「ドラマがシーズン更新するたびに、スタッフの福利厚生などの手当を向上させる」との項目が組み込まれており、ディズニー社はそれを避けるために「ボーン・アゲイン」をシーズン4ではなく、リブート版のシーズン1として仕切り直したと指摘しています。

また、デナイトさんは「私の理解では『デアデビル:ボーン・アゲイン』から私達には一銭も支払われることはありません。というのも『ボーン・アゲイン』を追加したことで、全く別のショーだと彼らは主張するからです。」と説明。「デアデビルとフィスクを演じるのは、まったくおなじ二人の主演俳優(僕が大好きな俳優)なのにね」とコメントしています。

しかし作品自体に罪はないとし、「ボーン・アゲイン」を見るのが楽しみだと言うデナイトさんですが、ディズニーが番組に新しい名前をつけるだけで、同じキャラクターを共有しているにも関わらず、Netflixシリーズの続きではないオリジナル作品だと主張するのは間違っていると再度指摘しています。

「はっきり言って、チャーリー・コックスと素晴らしいヴィンセント・ドノフリオが彼らの象徴的な役を再び演じるのを見るのが待ちきれません。しかし、これが完全なリブートであり、オリジナルのクリエイターに報酬を支払う必要がないと主張するのは、控えめに言っても、企業の悪ふざけだ。」

Netflix版の「デアデビル」のファンは物語の続きがMCUで展開される事を期待していますが、今回の彼らの主張を鑑みれば、ディズニーが「ボーン・アゲイン」をNetflix版のシーズン4として制作する事は都合の悪い事であるようです。

「ボーン・アゲイン」に登場するサブキャラクターの一部がリキャストされているのも、すべてのキャラクターが同じキャストだった場合には「ボーン・アゲイン」がシーズン4というであるという図式が避けられないものになってしまうからとも考えられそうです。

スパイダーマンのMCU合流など、マーベル・スタジオは過去にも実現不可能だと考えられていた事を達成してきましたが、Netflix版のキャラクター合流に関しては親会社のディズニーの意向が強く反映されているようで、いわゆる大人の事情の影響が大きいというのが現状であるようです。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は WGA と SAG-AFTRA の両ストライキによって6月から制作が中断。2024年春のディズニープラス配信が予定されていますが、ストライキの状況によっては延期の可能性も指摘されています。