※この記事にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3までのネタバレを多分に含んでいます。ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。また原作コミックの内容にも触れていますので、ネタバレが大丈夫な方のみ続きを御覧ください。
残念なことに新型コロナウイルスの影響で公開延期になってしまいましたが、タイトルはそのままで記事をお届けさせていただきます。
タスクマスターについて
映画のタスクマスター
タスキーことタスクマスターですが、映画のタスキーについてはあまり情報がありません。公式サイトでも「戦闘相手の動きをコピーする」 程度の記述しか無く、演者さんも明かされていません。そのため、マスクの下は誰なのか、正体の考察が盛んに行われています。 ファイナルトレーラーでは「レッドルームの支配者」 であると、エレーナが発言しています。
コミックのタスクマスター
コミックのタスキーは本名トニー・マスターズ という男性。能力は「写真的反射(フォトグラフィック・リフレキシーズ)」 で、一度見た相手の動きをコピー出来てしまいます。直接である必要はなく、録画映像でもいいようです。
しかし技をひとつコピーするたびに、ひとつ記憶を失う という設定のため、今では愛する妻の事も覚えてない悲しい存在となっています。
様々なヒーローやヴィランの技をコピーしているタスキーは傭兵を生業としており、金次第ではどちら側にもつきます。同じ行動原理であるデッドプールとは腐れ縁 で、共闘したり殺し合いをしたりを繰り返しています。
トレーラーから考えるタスキー
とりあえずコピーしているヒーローを洗い出してみましょう。 まずはすぐに目につくキャプテン・アメリカ 。(新たなる敵編より)
こちらもわかりやすい、弓矢といえばホークアイ 。(ファーストトレーラーより)
爪といえばブラックパンサー 。(ファイナルトレーラーより)
静止画ではわかりにくいのでgifアニメで、スパイーダマン のスウィングのような動き。 (新たなる敵編より 1分ぐらいの所)
これらの面々の技をマスターしているとなると、少なくとも映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の空港での戦闘を見ていた可能性が高いのではないでしょうか。
また、トレーラーではナターシャを観察する様子もありました。
ナターシャとエレーナが同じ動きをするシーンがあった事を考えると、レッドルームのウィドウ達は同じ行動パターンをすることが推測されるので、タスキーがわざわざナターシャを観察する必要があるのかは疑問なところです。
タスキーが眺めている映像は映画「アイアンマン2」のワンシーン 。劇中の西暦でいうと2009年頃のナターシャです。シビル・ウォーが2016年の出来事なので、ナターシャをコピーするために見るのであればS.H.I.E.L.D.やアベンジャーズでの経験を積んだもっとあとのナターシャを観察するほうが自然な気もします。
ちなみに上記の映像は「アイアンマン2」での敵、ジャスティン・ハマー の会社の防犯カメラ映像だと思われます。タスキーはハマーと何らかの繋がりがあるのか、ハッキング等で入手したのか、あるいは政府が押収した資料映像なのか、そのあたりもキーポイントになりそうですね。
タスキー=男性説について考える
原作のタスキーは男性なので、王道な予想です。
トレーラーに出てくる男性といえば、アレクセイとロス長官ぐらいであとはモブばかり。ところがポスターには、トレーラーで見受けられない方の名前があります。
O.T.ファグベンルさんとレイ・ウィンストンさんです。ただしレイさんはタスクマスターというよりアレクセイに近い体格をされていますので、こちらの可能性は無さそうです。(超人血清的な何かで体格が変わらない限り)
で、ファグベンルさんですが上段の右端の方がそうです。彼が演じるのはS.H.I.E.L.D.時代のエージェント仲間でメイソンという役だということが、インタビューなどで判明しています。
トレーラーに出てこない割に、ポスターには名前があるし、イベントにはナターシャと3人の家族と一緒に出ていたりと、謎のヴェールにつつまれているファグベンルさん。男性説の基本はファグベンルさんが大きな根拠となっています。
タスキー=女性説について考える
原作が男性でも、MCUでは女性になったエンシェント・ワンのような事例もありますから、正体が女性であっても不思議はありません。
こちらは主にトレーラーのタスキーは線が細い感じがする、そもそもメリーナが怪しいし、エレーナも怪しさは拭えない、といった理由です。
ナターシャとの身長と比べても同程度のように見えますね。
また、メリーナとエレーナは、タスキーと同時に写っているシーンが確認出来ないのも要因となっています。
左がファーストトレーラーのメリーナ、右がファイナルトレーラーのエリーナですが、相手はモブ戦闘員であることがわかります。
タスキーは二人いる説について考える
男性説の根拠がファグベンルさんのプロモーションの仕方が元になっているのに対して、女性説はトレーラーでの見え方に起因しています。
俳優さんたちの身長は公開されていますから、ピックアップしてみました。
スカーレット・ヨハンソンさん(ナターシャ):160cm
フローレンス・ピューさん(エレーナ):162cm
レイチェル・ワイズさん(メリーナ):168cm
デヴィッド・ハーバーさん(アレクセイ):190cm
そして下記のシーンでは、確かに数値どおりだなと思える見え方です。
「二人説」の一因として言われるのは、トレーラーのアレクセイvsタスクマスターのシーンでは身長がナターシャと同じ160前後とは思えない、というものです。
なお、ファグベンルさんの身長は183cmで、アレクセイとくらべてやや低いぐらい。「男性説」候補のファグベンルさんなら、このシーンは成立してる気もしますね。となるとやはりナターシャvsタスキーのシーンと食い違いが出てしまいます。この矛盾点が「二人説」の発端となっているようです。
ちなみにコミックでは同じ能力を持ち、タスクマスターの娘を名乗るフィネッセというキャラクターがいます。タスキーが記憶を失っていくこともあって、コミック内で親子関係は明言されていませんが・・・。
また、キャスティング情報が「二人説」を裏付けている、とする噂もあります。リアニ・サミュエルさんがアーニャという役にキャスティングされているというもので、彼女は黒人系の女優さんです。彼女がファグベンルさん演じるメイソンの娘で、コミックのフィネッセを取り入れたものだというもの。
たしかにトレーラーにもウィドウズの中に黒人系の女の子はいますが、女優さんも役柄も公式情報としては何ひとつ公開されていませんので、これに関してはあくまで噂という扱いにしておきます。
みなさんはどの説だと思いますか?
その他の敵
タスクマスター以外にも敵がいっぱい見受けられるのが本作。
トレーラーから分かる敵についてチェックしてみましょう。
ウィドウズ
ナターシャと同じくレッドルームで訓練を受けているウィドウズ。 同等の戦力を持つということで、数でだいぶ不利な相手となりそうです。 エレーナいわく、「レッドルームの支配者がタスクマスター」なので、タスキーの命令で動いていると考えられます。
S.W.A.T.
S.W.A.T.はロス長官の命令で動いているのでしょうか。 ソコヴィア協定違反のナターシャを追いかけてくるものだと想像出来ますが、国外任務って出来る組織なのでしょうか?
謎の組織の戦闘員
トレーラー中のバトルシーンのほとんどがこの方たち。 所属や目的はまったく不明です。映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のヒドラの戦闘員に似てるような気もしますが、謎モブです。下の画像はファーストトレーラーのものですが、ファイナルトレーラーでは同じような空中戦のシーンでタスクマスターと戦っています。 タスキーはウィドウズとこの戦闘員、両方を駒にしているのか、二人のタスキーが、それぞれの駒を持っているのか・・・。
まとめ
おもにタスクマスターの情報と、その他の戦闘員関連の情報をまとめてみました。
みなさんは、タスクマスターの正体や目的は何だとお考えですか? 新型コロナウイルスの影響で映画公開は延期になってしまいましたが、その分じっくり予想してみるのもいいんではないでしょうか。
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これまでに公開されたトレーラー
ファーストトレーラー
スーパーボウルトレーラー
「新たなる敵」編
ファイナルトレーラー