マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」では5作目の存在が予告されていましたが、先日、関与しないと発言していたタイカ・ワイティティ監督が、この企画が実際に動いている事を認めています。
海外メディア Inverse とのインタビューで、「ソー5」に自身が関与していない事をあらためて明言しつつも、「クリス・ヘムズワースとマーベルが交渉中だ」と制作が動き出している事を明らかにしました。
ワイティティ監督は5作目のメガホンを取らない理由について「これらの映画の制作に2年半休みなく取り組むのは、非常に骨の折れる作業です。一休みする必要がありました。」と述べ、カズオ・イシグロ氏の小説「クララとお日さま」の実写化に集中したいと語っています。
「この物語は私が少し前からやりたいと思っていたものです。だから私はそこに集中したいのです。それから、その他の未処理の仕事もすべて抱えています。」
監督はもうひとつ、大友克洋氏の1988年の傑作アニメ「アキラ」の実写版を抱えています。小説家チャールズ・ユー氏が執筆している実写バージョンは、単に象徴的な映画を焼き直しているのではなく、大友氏の漫画を翻案していると、監督は強調します。
「もちろん、この映画を気に入った人は本も読んでいることを確認したいと思います。なぜなら、本には映画よりもたくさんの内容があるからです、そして、一部の人々は映画を非常に神格化していますが、それは本とはまったく同じではありません。だから私たちは原作本からたくさんのことを引き出しています。」
さらに「ソー5」に関与しないと語る一方で、雷神にはいつも愛情があるとする監督は「ソー6」や「ソー7」での復帰の可能性は否定しないと言いつつも、「それがいつになるかは分かりません」とコメントしました。
2022年の発表では「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の前に3本の無題の映画の公開が予告されていましたが、そこに「ソー5」が入りこむ事になるのか、今後の正式発表には注目となっています。
映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中です。
ソース:Taika Waititi Confirms He’s Not Directing Thor 5 — But Chris Hemsworth is in Talks for Return