映画「サンダーボルツ*」の監督が「デアデビル:ボーン・アゲイン」との矛盾について説明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」、あるいは「*ニューアベンジャーズ」のジェイク・シュライアー監督が、ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の物語と矛盾しているのではないかというファンの考えに対して、インタビューで説明しました。

海外メディア CBM とのインタビューで、ジェイク・シュライアー監督はキングピン/ウィルソン・フィスクが自警団禁止を宣言したニューヨークでサンダーボルツが問題なく活動出来た事について次のように語っています。

もちろん、そのことは認識していました。でも、一つだけ気になることがありました…もちろん、こういう映画では必ず『なぜあの人はそこにいなかったんだ?』という疑問が湧いてくるんです。世の中には色々なことがあるのに、自分たちの映画はあまりにも限定的だと感じていたんです。

物語全体が数日以内に展開されるため、(ヴォイドの)脅威と問題は切迫したものになっています。ですから、この特定の敵対者(サンダーボルツ)がまさにその人物にとって最適な人物であるというストーリーを構築しようとしただけでなく、共通の目的、あるいはその人物が経験していることへの理解がテーマになっているのです。

そして、ニューヨークでの終幕は極めて短時間で決着がついていると明かしました。

つまり、あのような状況にたどり着くことなんて、誰にも予想できないんです。あの状況は、まさに特別な瞬間で、しかもあまりにも速く起こる。戒厳令とか、あれこれと、すべてが午後のうちに起こるんです。だから、私たちはそういう状況に囚われず、あの世界観の中では信憑性があると感じられた。それぞれの物語がそれぞれの道を進み、お互いを邪魔しているように感じさせなかったんです。

ある作品に特定のキャラクターが登場しない問題はMCUではよくある事で、今回の「サンダーボルツ*」はまだマシなほうで、「マーベルズ」でも「シークレット・インベージョン」の出来事に一切触れられる事はありませんでした。

またサンダーボルツは自警団ではなく、コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが組織した非公式の政府組織であるためにキングピンが手を出せないという見方も。

コミックに目を向ければ、ある作品では平和な街なのに、同じ時系列で描かれている別の作品では同じ街の半分が焼き払われているなんてことも珍しくありません。そしてその矛盾に対していちいち説明される事はほとんどありません。

今回の監督の説明で全てのファンが納得するかどうかは不明ですが、これがとりあえずの公式回答という事になるようです。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年7月1日から米有料配信、DVD、Blu-rayは7月29日に米発売、日本は9月リリース予定です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、早くも追加撮影へ

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のシーズン2の撮影が終了し、先日はラップパーティの様子などが制作関係者よりSNS上で共有されていましたが、まだ撮影が残っていた、あるいは追加の撮影が始まる事を俳優が明かしました。

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キングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんは現地時間の15日、SNS上でファンと交流する中で、「シーズン2の最後のシーンを明日撮影です。」と報告。

打ち上げが行われていた事で多くのファンが撮影が終わったものと考えていたにも関わらず、ドノフリオさんがこういった内容を投稿した事について、ファンのひとりが「まだ終わってなかったんですか?」と代表して質問すると、ドノフリオさんは「今日はシーズン2の最後のシーン。アイェレット(妻ヴァネッサ役)と私で撮影しました。」と付け加えました。

物語の結末は当然明かされていませんが、キングピンによるニューヨークの支配は「スパイダーマン:ブランニューデイ」に間に合うように「ボーン・アゲイン」シーズン2のうちに終わると予想。したがって、デアデビルとその仲間たちとの対決にキングピンが敗北すると見られています。

そしてラップパーティ後に撮影が行われている事で、ドノフリオさんが予告したシーンは当初の予定になかったシーズン2のポストクレジットシーンになる可能性がありそうです。

ヴィンセント・ドノフリオさんは以前に「スパイダーマン4」への出演はないとしつつも、映画に登場させたいと考えている事は認めています。

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このインタビューと同じ頃、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン3の計画は制作が承認されていないだけですでにあるとも明かしていました。

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ドノフリオさんが明かした最後のシーンがどのようになるのか、そしてどこに繋がっていくのか、来年のシーズン2の配信には注目です。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて再登場しています。

シーズン2ではクリステン・リッターさんが演じるジェシカ・ジョーンズの再登場が正式に発表されました。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」のキングピンはハルクのように弱体化された、ファンの意見に演者が反論

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」を巡って、俳優ととある視聴者がSNS上で対立しています。この視聴者は「キングピンはハルクのように弱体化された」と主張していますが、演者のヴィンセント・ドノフリオさんは否定しています。

「ウィルソン・フィスクはハルクのように弱体化されました。ディズニーがNetflix版の脚本家を再雇用しなかったのはあなたのせいではありません。シーズン2では、Netflix版の素晴らしさを支えた要素が戻ってくることを期待しています。しかし、ディズニーはリブート作品を台無しにしてきた前科があります。」と主張する Contrapasso氏に対して、ヴィンセント・ドノフリオさんは次のように反論しています。

正直に言うと、あなたの言うことには全く同意できません。私のパフォーマンスは色々言われてきましたが、弱体化されたことは一度もありません。私はあなたのためだけに役を演じているわけではないし、あなたも私のためだけにテレビを見ているわけではない。だから私たちは対等であり、あなたの批判は受け入れます。たとえそれがスポーツマンシップ、公平性、正当性の欠如があったとしても。

これに対して氏は「それはあなたのパフォーマンスではありません。あなたのキャラクターの書き方です。ディズニー・フィスクは弱い。Netflixのフィスクは絶対に人を檻に閉じ込めたりしない。フィスクは彼と彼の家族、友人、同僚を殺しただろう。Netflixのフィスクの脚本はBAよりはるかに優れている。」と浮気相手のアダムの対処方法に関して不満を述べました。

これに対してドノフリオさんはとある対処方法をおすすめしています。

私は自分のキャラクターのパフォーマンスを制御しています。 ショー作りの知識に関しては、あなたはまだ未熟ですね。ストーリー展開やパフォーマンスの実行における細部、脚本、技術、そして全体的な構成や構成など、知識が不足しています。

あなたは、問題は脚本にあると言い続けています。あなたはそれを気に入らなかったかもしれません。しかし、多くの人はそれを好みました。全ての人を満足させることはできませんが、何百万人もの人を満足させることはできますし、彼らはそう言ってくれています。私たちのファンの声はとても大きいです。

もし私があなたで、キングピンの描写があなたと同じくらい嫌いだったとしましょう。私なら、そういうものには手を出しません。作家や誰かの演技を批判するのではなく、自分が好きなストーリーテリングの作品を推していきます。

俳優として、私は毎日、そして過去の仕事でも何度も失敗を経験してきましたが、それでも正しくやり遂げようと努力し続けています。これはすべてのクリエイティブな人に共通するものです。 私たちがやらないことは、作品が気に入らないからといって、何百万人もの人々の楽しみを台無しにすることです。 代わりに、私たちは自分が好きなものを擁護し、そこからインスピレーションを得ます。 ぜひお試しください。人生がずっと持続可能になり、そしてもちろん、刺激的になります。

氏は最後に「会話に感謝します。あなたがこのキャラクターを愛していることは明らかです。Xでいつも普通の人々と交流しているのがわかります。 それは、意見の相違があっても、あなたが誰であるかを示す強​​い証です。乾杯、そしてありがとう。」と言って自ら論争に終止符を打ちました。

なお、キングピンがアダムを殺さなかった理由はシーズン1のエピソード8「Isle of Joy」(歓喜の島)の前半部分で自ら語っています。キングピンは成長した事をヴァネッサに証明するために彼女との約束を守っていたのでした。これによってヴァネッサよりも優位に立つ事が出来たとも言えるシーンでした。

「ボーン・アゲイン」シーズン1でニューヨーク市長となったキングピンは対自警団制圧部隊、A.V.T.F.を結成。自警団対策に力を入れ、追い詰められたデアデビルは軍隊を集めて反撃する事を誓って終わっています。

その軍隊のひとりとして、ジェシカ・ジョーンズの復帰が公式に発表されています。ルーク・ケイジやアイアンフィストらも彼女に続くのか、シーズン2に注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン3の計画は既にある、キングピン役が認める

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」はシーズン1の全てのエピソードが配信中で、現在はシーズン2が制作されている最中ですが、メインヴィランのキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんがシーズン3について口を開きました。

Awards Buzz とのインタビューでドノフリオさんは「もし製作を許可してもらえるなら、計画はあります。」とシーズン3について言及し、「観て興奮するかはファンの皆さん次第。そして、彼らを満足させ、ストーリーを正しく伝えるのは私たちの責任です。私たちは大きな期待を抱いています。」とコメントしました。

また、以前に希望していた映画への登場についても言及。

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「ソニーと権利問題が解決してくれるといいなと思っています。いずれそうなると思います。いつ、どのように解決するかは分かりませんが、何も解決しないなんて考えられません。どうなるか見ていてください。」

「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はNetflix版の「デアデビル」シーズン3の続編という位置づけで制作され、配信直後から大きく評価されていました。現在はシーズン2の撮影をスタートしており、ジェシカ・ジョーンズなどディフェンダーズのメンバーが帰ってくるのではないかと噂されています。

その先にあるとされる映画やシーズン3ではどのような展開が待ち受けているのでしょうか。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて再登場しています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は 2026年3月、米ディズニープラスで配信予定です。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」、ヴィンセント・ドノフリオさんはキングピンを映画に登場させたい

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は高い評判を獲得し、現在撮影中のシーズン2にも期待がかかっていますが、この作品でキングピン/ウィルソン・フィスクを再演したヴィンセント・ドノフリオさんは映画への登場も視野に入れています。

X 上で「フィスクの放つエネルギーは素晴らしいですね。今後このキャラで実現したい事はありますか?」と質問されたヴィンセント・ドノフリオさんは「映画に登場させたい。」と回答しました。

少し前のインタビューでドノフリオさん自身が「権利の問題でキングピンの映画は不可能」だと発言していましたが、それでも映画に登場させたいと諦めてはいないようです。

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マーベル・コミックでは因縁のライバルであるキングピンとスパイダーマンですが、今のところこれがMCUで達成できる見込みはたっていません。

もともと「デアデビル:ボーン・アゲイン」にトム・ホランドさんのスパイダーマンがカメオ出演することが検討されていたようですが、これはソニーに断られたとも報じられていました。

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マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も諦めていないと報道されており、ヴィンセント・ドノフリオさんと一緒になってソニー・ピクチャーズを説き伏せてくれる事を祈って見守るしかありません。スパイダーマンとキングピンの対決は来年の「スパイダーマン:ブランニューデイ」では実現しないかもしれませんが、その先の「スパイダーマン5」と「スパイダーマン6」にも期待です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

【ネタバレ注意】「デアデビル:ボーン・アゲイン」、キングピンの演説の一部が明らかに【噂話】

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」では、「エコー」のラストから繋がってキングピン/ウィルソン・フィスクがニューヨーク市長選に出馬しています。そして、その演説シーンでのセリフの内容がスクーパーによって報じられました。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

投稿によると、フィスクはニューヨークの人々に、「蜘蛛や悪魔、ドクロのシンボルをつけたサイコな自警団員に扮する」ヒーローに頼るのをやめるよう促す演説を行っている、との事。キングピンはスパイダーマン、デアデビル、パニッシャーと市民を切り離そうと企てているようです。

なお、補足の投稿では以前のバージョンでは蜘蛛、悪魔、ドクロ以外に「酔っ払いの女性」も取り上げられていたと報告。ジェシカ・ジョーンズへの言及が含まれていたが、現時点でのバージョンでは削除されているとも言います。

今のところ、MCUでキングピンとスパイダーマンの対面は描かれていませんが、「デアデビル:ボーン・アゲイン」の時点でキングピンはスパイダーマンの存在を認識している設定になっている様子。

以前にはマーベル・スタジオが「スパイダーマン4」でスパイダーマンvs.キングピンを実現したいと考えているとも報じられていましたが、最近の報道では「ヴェノム:ザ・ラストダンス」から続く邪神ヌルとの戦いになるともされる中で、「ボーン・アゲイン」のスパイダーマンへの言及はどこへ続いていく事になるのか注目となりそうです。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではNetflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

ドノフリオさんは「シーズン2(パート2、後編の事)では大どんでん返しがある」とも語っていましたが、どのような展開が待ち構えているのでしょうか。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日 より米ディズニープラスで配信予定です。

キングピンはマーベルとソニーの板挟みになっている、「デアデビル:ボーン・アゲイン」ヴィンセント・ドノフリオさんが語る

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんが、自身の演じるキャラクターがマーベルとソニーの権利的な板挟み状態にあると語りました。

デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスさんらとファン・エキスポ・ボストン2024 に参加したドノフリオさんは、今後のキングピンについてステージ上で次のように発言しています。

「はっきりと言いましょう、皆さん、マーベルとソニーの全体の話をご存知でしょう?マーベルによって発明され、マーベルによって書かれたキャラクターが、マーベルとソニーの間で板挟みになっている状況です。ですから、誰が何をするのかを決めるのにとても時間がかかります。」

「私はただ、(キングピンがどこに登場するかを)本当に知らないんです。私のキャラクターは、そのような状況にあり、チャーリーのキャラクターとは違います。ですから、分からないんです。キングピンを演じるという事はそういう事なんです。」

スパイダーマンの権利はまさに蜘蛛の巣の如く複雑で、多くのファンが気づいているように2002年のサム・ライミ監督の「スパイダーマン」から実写映画のスパイダーマンはソニーが権利を保有しています。

1998年、倒産しかけていた当時のマーベルは2500万ドルでほぼすべてのキャラクターの映画化権をソニーに買ってもらおうとしていました。しかし当時のソニーは「スパイダーマン以外のキャラは誰も見向きもしないだろう」と言い、スパイダーマンだけを700万ドルで買うことにしました。そしてこのバラ売りを機に、X-MENが20世紀FOXへ、ハルクやネイモアがユニバーサルへと貸し出されていく事になりました。

細かい契約内容は明らかにされていませんが、この契約を起点としてサム・ライミ監督の「スパイダーマン」映画シリーズがスタートしていきました。そしてソニーの思惑は外れ、スパイダーマンだけでなくX-MENの映画もヒットして、その後2008年の「アイアンマン」からMCUが大ヒットしていく事になります。

「スパイダーマン:ホームカミング」など、トム・ホランドさんが出演するスパイダーマン映画はソニー作品ですがディズニーとマーベルが展開するMCUという扱いになり、ホランドさんが客演する「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などはマーベル・スタジオだけでなく、ソニー・ピクチャーズが共同制作という形で関与しています。

ではアニメはどうでしょうか。「スパイダーバース」のヒットによってアニメのスパイダーマンもソニーのものと思われがちですが、実際にはマーベル・アニメーションによってディズニーアニメとして制作されているものがあります。もちろんディズニープラスで鑑賞可能です。

ゲームに関しても同じで、PS4、PS5独占(後にPC版リリース)だった「Marvel’s Spider-Man」シリーズがソニーから発売されていますが、過去にはサム・ライミ監督の映画をゲーム化したものがニンテンドーDSでリリースされています。

また、スパイダーマンのソロゲーム以外でいえば「レゴ マーベルヒーローズ」や「マーベルアルティメットアライアンス」といったシリーズはスパイダーマンが登場し、ニンテンドースイッチ等でもリリースされていますし、各種モバイルゲームでスパイダーマンが登場している事は言うまでもありません。

アニメもゲームもスパイダーマン=ソニーになりがちな昨今ですが、実際はそうではないのです。

では実写ドラマはどうでしょうか。

映画と近い媒体である実写ドラマですが、ソニーとマーベルの契約以降にリリースされたスパイダーマン関連の実写ドラマがないため詳しい所はわかっていません。ただし、Netflixの「デアデビル」でキングピンを使えたという事はソニーに権限はないように思えます。一方で、ソニーは映画「ヴェノム」から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマとして「スパイダーマン・ノワール」を公式に発表し、「シルク」なども開発中(そして頓挫中)とも報じられています。

今回のドノフリオさんの発言とこれまでの制作例を見る限り、キングピンのドラマでの登場はマーベル(ディズニー)の権限で実行出来るようですが、映画に登場させる場合は「スパイダーマン関連のキャラクター」という扱いになり、ソニーの承諾が必要になるようです。

以前にはキングピンを主軸とするコミック「デビルズ・レイン」がMCUとしてアニメ化されると報じられた事もあり、これもキングピンの実写の扱いが難しい事を表しているのかもしれません。

MCUの「スパイダーマン4」にキングピンが登場するという噂もありますが、ヴィンセント・ドノフリオさんのキングピンが大スクリーンに登場する日が実現するのか、今後の動きにも注目です。

ヴィンセント・ドノフリオさんがキングピンの「スパイダーマン4」登場の可能性について「反対されていない」と語る

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」や、マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」でキングピン/ウィルソン・フィスク役を演じているヴィンセント・ドノフリオさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で「スパイダーマン4」にキングピンが登場する可能性について語りました。

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以前から「スパイダーマンのケツを蹴り倒してやる」と発言していたドノフリオさんに対して、インタビュアーが「スパイダーマン4」出演の可能性について質問すると、ドノフリオさんはキングピンの今後の展開について、「決定権を持つ人たちが望むなら、実現するでしょう?反対するような話は全然出てないよ。」と語りました。「私個人としては、そっちの方向性で進むべきだと思います… でもどうなるかは誰にもわからない。突然電話がかかってきて『じゃあ今からこれをやるよ』ってなるのがこの業界なんだ。」と、状況は流動的であることを示唆しました。

また、「スパイダーマン4」以外の舞台として、「『What If…?』みたいなフィスクの物語をやってみたいですね。ヒーローとの単純な対決ではなく、彼の人物をもっと深く掘り下げたいんです。ジョーカーみたいな、よりリアルで内面的なアプローチで、今まで見たことのない10倍もダークなフィスク像をね。探求したらすごく面白いと思いますよ」と、フィスクを掘り下げたダークなスピンオフへの意欲を語りました。

インタビュアーが「もしキングピンが放射性クモに噛まれたら?」と質問すると、ドノフリオさんは笑いながら「おそらくウェブを発射する缶スプレーを発注するだろうね!」とユーモアたっぷりに答えました。

最近の噂では「スパイダーマン4」のヴィランは実写化された事のないキャラクターになると言われており、その場合はキングピンとスパイダーマンの対決は「スパイダーマン5」以降までお預けになるかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/spider-man-game-actor-reaction-spider-man-villain-rumor/”]

「スパイダーマン4」は撮影開始までまだ1年以上あるとされているため、構えずに噂を楽しんでおく余裕が必要となっています。

そしてその前に、キングピンは「デアデビル:ボーン・アゲイン」に再登場する事が約束されており、スパイダーマンとの対決の前にデアデビルとの対決の行方を見守る必要があります。

ソース:Daredevil’s Vincent D’Onofrio Hasn’t Gotten the Call to Kick Spider-Man’s Ass

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ヴィンセント・ドノフリオさんが「デアデビル」と「エコー」の違いに言及、キングピンの将来についても示唆

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」でキングピン/ウィルソン・フィスクを再演したヴィンセント・ドノフリオさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで「エコー」から「デアデビル:ボーン・アゲイン」へと続いていくキングピンの物語について言及しました。

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「NetflixのキングピンとMCUのキングピンが同一人物なのかという議論は決着したと思いますか?」という質問に対して、ドノフリオさんは「私は決着したと思いますよ。」と言います。


そして、「『デアデビル:ボーン・アゲイン』の制作にあたって、クリエイターチーム全員が集まって『これが今のやり方だ』と合意しました。つまり、オリジナルの『デアデビル』と直接つながっているという考えで進めているんです。それは素晴らしいことですよ。あの当初3シーズン分のクールなストーリーや関連エピソードなど、全てが引き継がれます。過去の積み重ねの上に新たに『ボーン・アゲイン』が来る事になり、それをふまえて現在話し合いをしています。」とNetflixドラマのMCU正史化の経緯について語りました。

一方でネット上で話題になっている少年時代のウィルソン・フィスクが父親を殺害した時の凶器のハンマーがNetflixの「デアデビル」とMCUの「エコー」で形状が大きく異なっていることについて、次のように語っています。

©MARVEL,Disney,Netflix

私は40年以上のキャリアの中で、さまざまなクリエイターと仕事をしてきました。最高峰の人たちは全くユニークな視点を持っており、プロジェクトごとに少し変わっても驚きません。それが当然なんです。我々が最善を尽くせるのは、デアデビルとキングピンの設定、つまりキャラクターの核となる部分に忠実であることです。彼らにふさわしいシリアスな物語を紡ぐ必要があります。どちらも超人ではなく、宇宙人でもありません。人物描写を通してストーリーが展開するキャラクターです。それが当初の表現であり、今のコンセプトでもあります。ですから、クリエイターたちはストーリーを面白くするために細部を少し変えるでしょう。

でも、みんなが意見を言うのは嬉しいです。おかしなことを言われることもありますが、それも含めて嬉しいんですよ。作品に注目してもらえてる証拠ですし、一人一人に意見があるのは当然です。役者としては全ての質問に答えられませんが、彼らの心に残る演技を届けることはできます。それ以外のことは、映画やドラマが存在する世界の一部です。熱心なファンがいてこそ作品は生き残ります。ですから、文句を言ったり、意見を言ったり、好きなようにしてください。熱意はありがたいですし、気になりません。これまで出会ったクリエイターは皆ユニークで、彼らがユニークな選択をするのは当然のことですから、賛否はどうあれ気になりません。

そして、ドノフリオさんはエコーの癒やしの力がキングピンに与えた影響について、「本質的には変わっていないと思います。でも啓発されたと思っています。」と言います。「エコーのドラマはあまり見ていません。私が思うに、マヤとの事が全て終わった後、飛行機に乗って・・・フライトが終わる頃には『もし俺が力を取り戻したいなら、これをやるべきだ』と決心したんだと思います。それが、私が言える最大の事です。」と説明し、コミックのキングピンがニューヨーク市長となりヒーローたちを追い詰めていったように、MCUでも同様の物語が展開するという噂に暗に同意しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-kingpin-project-rumor/”]

過去には「デアデビル:ボーン・アゲイン」の撮影現場にてキングピンが市長選に立候補している証拠も見られていますが、その後同作は脚本の書き直しをしているため、この時撮影されたものがどの程度残されるのかは不明です。

アベンジャーズ達がマルチバース上の得体の知れない脅威に対抗している間に、キングピンが勢力を拡大していく事になるのでしょうか。

ドラマ「エコー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Echo’ Star Vincent D’Onofrio Talks Kingpin’s Next Move and ‘Daredevil: Born Again’ Reboot

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【噂話】アベンジャーズタワーの購入者はキングピンではないという

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」の劇中でトニー・スタークが謎の人物に売却したアベンジャーズタワーについて、スクーパーはキングピンではないと報告しています。

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リヒトマン氏は「キングピンが買ったわけではない」としつつ、コメントの中で「来年明らかになるだろう」と投稿しています。

来年公開予定のプロジェクトは「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」「サンダーボルツ」「ブレイド」「アイアンハート」などがあり、「ファンタスティック・フォー」は延期されると見られつつも情報のアップデートがされていません。(ファンタスティック・フォーはフェーズ6作品として発表されていたものの、フェーズ5作品がその予定を超えてズレ込んでいます)

これらの作品にタワーの購入者が登場するのか、あるいは単に誰かの口から購入者について明かされるのかは不明ですが、現時点でキングピンは候補から外れているようです。

ドラマ「エコー」のPR中にキングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオさんはこの質問に対して回答を濁していましたが、リヒトマン氏の情報が正しいとするのであればドノフリオさんはこれに対する答えを知らない可能性が高そうです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-echo-kingpin-owns-avengers-tower-rumor/”]

「エコー」の配信開始前にはなんらかのヒントがあるのかもしれないと期待されていましたが、実際にはタワーに関する言及はありませんでした。

「ホームカミング」の公開以降、7年間にわたって議論されてきた謎の人物の主要な候補者のうち、残っているのはファンタスティック・フォー、メフィスト、ノーマン・オズボーンといったキャラクター。オズボーン以外は2025年公開作品と関連がありそうですが、誰が何のために購入したのか、あと1年ほど議論を楽しむ時間が残されているようです。

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