映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のヴィランはどこで再登場するのか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の公式アートブックが米国で発売され、サイドワインダーに関するMCU版の設定が明らかとなりました。

The Direct によると、ジャンカルロ・エスポジートさんが演じたサーペント・ソサエティのリーダーであるサイドワインダーことセス・ヴォルカーについて、当時のマーベル・スタジオ幹部であるネイト・ムーアさんは、サイドワインダーがコミックでテレポート能力を持つものの、MCUでは脱獄の達人だと指摘。そのため、サイドワインダーが刑務所で長く過ごすことはなく、「おそらくまた脱獄するだろう」とコメントし、将来のプロジェクトで再登場する可能性が高い事をほのめかしています。

サイドワインダーのコミックにおける力は瞬間移動なので、彼がMCU版で脱獄の名人であるという設定が気に入りました。彼は拘留されることになるかもしれませんが、おそらくまた脱獄するでしょう。

キャスティングが発表された当初、エスポジートさんはフェニックス・ファン・フュージョンで講演し、自身のMCUキャラクターについてまだ秘密だったものの、「映画では少しだけ触れるだけで、その後ドラマ化される」と発言していました。

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サイドワインダーは設定的にもおそらく脱獄してくると見られますが、しかし、このドラマとは一体何を指しているのでしょうか。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」のサイドワインダーのラストに注目すると、「脱獄したら真っ先にお前を殺してやる」とサム・ウィルソンへの復讐を宣告しています。ただし、現状ではキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンの新しいドラマプロジェクトは噂ひとつない状態です。

サイドワインダーはサムへの恨みを忘れて新しい事を始めるほうが、再登場としては手っ取り早そうです。

撮影終了が発表されたばかりの「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2の可能性はあるのでしょうか。サイドワインダーが傭兵である事を考慮すると、キングピンが雇ってA.V.T.F.に編入させるという手もありそうですが、あまりしっくりと来る内容ではなさそうです。

「ヴィジョンクエスト」(仮)には傭兵のパラディンが登場予定とされており、それと何か関係があるかもしれません。噂の「ムーンナイト」シーズン2や「ストレンジアカデミー」などはやや場違い感がありそうです。

サム・ウィルソンの今後に関する未知のプロジェクトの可能性も含めて、サイドワインダーに関する続報には注目です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はディズニープラスで配信中です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、リーダーはコミック以上にグロいデザインも計画されていた

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のファンの不満点として、ザ・リーダー/サミュエル・スターンズのデザインがコミックと違っておとなしすぎるというものがありました。

来週発売予定の書籍「Marvel Studios’ Captain America: Brave New World – The Art Of The Movie」ではザ・リーダーの没になったデザインも多数収録。そこではコミックとも映画とも異なるもっとグロテスクなバージョンのザ・リーダーなども紹介されています。

アーティストのイアン・ジョイナーさんは次のようにコメント。

好きなのはクリーチャーの描写です。好きな映画の一つは『遊星からの物体X』です。だから、あの世界で遊んでいる時はいつでもとても楽しいんです。必ずしも本格的なボディホラーにこだわっているわけではありませんが、最近のコミック版『イモータル・ハルク』シリーズで、リーダーが文字通り人の脳、知性、魂、あらゆるものを吸収するシーンが描かれていて、とても気に入りました。私のアイデアは、こんなクレイジーなことを実際にできるんじゃないか、ということでした。リーダーは脳で人の心を操ったり、他人の脳を吸い取ったりできるかもしれない、と考えていました。

そんなわけで、サム・ウィルソンの脳を吸い取ろうとするエイリアンのような不気味なデザインのザ・リーダーのアイデアもあったようです。

©MARVEL,Disney

その他のデザインは The Artbook Collector のウェブサイトでご確認ください。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんがサディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演します。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はディズニープラスで配信中です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が全米ストリーミング映画部門で1位に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のディズニープラスでの配信が、最新のストリーミングランキングで1位を獲得したと報じられました。

ニールセンによる全米での集計結果に基づくランキングで、今回の最新のランキングの集計期間は2025年5月26日~6月1日、「ブレイブ・ニュー・ワールド」の配信が始まった初週の結果となっています。

ここで「ブレイブ・ニュー・ワールド」は総再生時間が7億5000万分を記録。映画を単純に120分とすると、全米で約625万人が視聴した事になります。映画の興行収入は振るわなかった本作ですが、ストリーミングでは意外な結果となりました。

かつては「マーベルズ」でも似たような現象がありましたが、日本でもアメリカでも映画の鑑賞料金が以前よりも値上げされている事もあり、年に何本ものマーベル映画にお金を払いたくないというサブスク限定のファンが一定数存在しているようです。

自宅のテレビやスマホの画面で十分だと考えるファンは映画館にいかずともより安い料金で視聴出来る事もあり、映画館で鑑賞した上でもう一度見たいというファンとあわせて今回のランキング入りを果たしています。

7月、8月中に配信されると予想される「サンダーボルツ*」でも同様の現象が見られる可能性が高そうですが、夏公開の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」はどのような結果になるのか注目です。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんがサディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演します。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は ディズニープラスで配信中です。

映画「サンダーボルツ*」、興行収入3億6960万ドルに、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」には届かずか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」の世界興行収入が先週末時点で3億6960万ドルになった事が明らかとなりました。近年のMCU映画の中では内容が高く評価されましたが、その評価に対して興行収入は伸び悩んでいます。

boxofficemojo によると、「サンダーボルツ*」は現在約3億6960万ドルを売上げ、今年5位の成績に。しかし劇場公開の期間の終了が近づいており、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の4.15億ドルには届かないだろうと推測されています。

これは映画の公開前から、「内容に関わらず興行収入は厳しくなるだろう」と予想されていた事でもあり、「サンダーボルツ*」という新作でありながら、MCUという大きなシリーズの続編でもある事で、過去作の影響を大きく受ける宿命みたいなものでもありました。

ディズニー視点で見ると、「リロ&スティッチ」の実写版が好成績をおさめており、10億ドルを超える見通しに。続編も当然制作されるだろうと、海外メディアは報道しています。

他社作品では「ミッション・インポッシブル/ファイナルレコニング」が3.5億ドルと「サンダーボルツ*」を追い越すと見られていますが、「サンダーボルツ*」の約3倍以上となる4億ドルを超える撮影費がかかっているともされており、そこにプロモーション費用を加えると黒字化はかなり厳しいようです。

「マインクラフト」は9億ドルを突破していますが、10億ドルには届かない見込み。

「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督による「Sinners」(邦題:罪人たち)は原作のない新作オリジナルホラー映画としては破格の大ヒットとなっており、3.5億ドルに到達。同作は Rotten Tomatoes で批評家スコア98%、観客スコア97%を記録しており、日本では6月20日公開予定です。

マーベル・スタジオはこの後「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の公開を予定中。試写会での評判は「まあまあ」からの第一報から一変して「エクセレント」とも報じられていますが、キャプテン・アメリカやサンダーボルツを追い越せるのか注目です。

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映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、Blu-rayが初週全米1位に、日本ではディズニープラス配信も開始

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の Blu-ray および 4k UHD がアメリカで発売され、そのどちらもが全米チャート1位を獲得したと報じられました。

初週売上のうち、HDフォーマットが71%を占め、さらにそのうち32%は通常版のBlu-ray、39%は標準版とスチールブック版の両方で販売された 4K Ultra HD 版でした。そのため、4Kチャートでも1位を獲得しています。

「キャプテン・アメリカ」シリーズ全4作品を収録したコレクションは、ディスク売上チャートで25位となり、第4作を収録したディスク売上の2.35%を占めました。Blu-rayチャートでは30位となり、売上の半分はBlu-ray版によるものでした(4枚組バンドルは4Kディスクでは発売されませんでした)。

映画としては世界全体の興行収入で4億ドルを突破。数字上は大ヒット(記事執筆時点で2025年の3位の映画)と言える作品ですが、制作費、広告費を考えると厳しい結果に終わったとも言われています。作品自体の評価も賛否両論あるものでしたが、ネガティブな報道が増えていた中でBlu-rayリリースに関しては予想外の上々の結果を出すことに成功しました。

日本でのBlu-rayの発売はまだ先ですが、今週からディズニープラスでの配信がスタートしており、サブスク会員は気が済むまで何度でも見られるようになっています。

「キャプテン・アメリカ5」の制作が実現するかは不明ですが、「ブレイブ・ニュー・ワールド」の主人公サム・ウィルソンの物語の続きは来年公開予定の「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」となっています。

本作は批評家からの低評価(47%)に対して、一般視聴者の評価は78%とまずまずの数値。

先代のキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスさんはアンソニー・マッキーさんに対して「よくやった!」と称賛のメッセージを送った事も明かされています。

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ソース:‘Captain America: Brave New World’ Flies to No. 1 on Disc Sales Charts

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、レッドハルクのコミックに近いバージョンが検討されていた

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のジュリアアス・オナ監督が、本作でMCU初登場となったレッドハルクについて、コミックに近いバージョンが検討されていたと明かしました。

制作を振り返った監督は「レッドハルクがコミックのように銃を振り回すシーンがあったのですが、実際の映画にはふさわしくないと思いました。」と述べ、最終的にカットした事を明かしました。

コミックのサディアス・ロスはブルース・バナーと違ってハルク化しても知性と理性を損なわず、彼が優秀な軍人である事も加わって頻繁に銃火器を使用しています。実写版でもこれに取り組んではいたようですが、採用は見送られてしまったようです。

MCUではブルース・バナーが「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、ずっと理性をキープしたスマートハルクのままであり、いとこのジェニファー・ウォルターズがハルク化したシーハルクも原作どおり理性を維持し、敵だったアボミネーション/エミル・ブロンスキーも同様となっていました。

一様に理性的になってしまったMCUのハルクたちに対して、本作のレッドハルクはハルクの原点に戻り、より凶暴でパワフルな存在として描かれました。

これは映画のハイライトでもありましたが、レッドハルクの真髄が披露されたのはほんの数分で、忘れ去られていたハルクの脅威を描くに当たって少し物足りない長さでもありました。

サディアス・ロスは投獄という形で決着し、脚本上は再登場の余地が十分に残されていますが、ハリソン・フォードさんを起用してしまった事で、今後の再登場には多額のギャラという問題がつきまとう事になります。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」での再登場の可能性はありますが、その先も含めてどうなっていくのか注目です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年5月28日 より、米ディズニープラスで配信予定です。

映画「サンダーボルツ*」、3週目で首位陥落、世界興収は3億ドルを突破、没になったPCSも判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」が劇場公開から3週間目の週末を終えて、アメリカ市場の1位をキープ出来なかった事が明らかとなりました。しかし、世界興行収入は3億ドルを突破したことも併せて報じられています。

先週末に全米1位を獲得したのは14年振りの新作となった映画「ファイナル・デスティネーション:ブラッドラインズ」で5100万ドルを稼いだとの事。「サンダーボルツ*」はこれに敗れ、全米2位という結果になりました。

「サンダーボルツ*」はこれで全世界で3.25億ドルとなり、レビューも全体的に好評となっていますが、興行収入だけを見れば「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の3週目よりも悪い数字となっています。

ファンの作品への評価は「サンダーボルツ*」に軍配が上がっているものの、口コミの勢いなどは興行収入に大きく影響しなかった事に。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」よりも「サンダーボルツ*」のほうが1億ドル以上制作費が安いとされている事は良い点ですが、マーベル・スタジオが利益を上げるにはまだ足りていないとも報じられています。

ジェイク・シュライアー監督は最近のインタビューで冒頭でエレーナが助けたモルモットがポストクレジットシーンに登場予定だった事を告白。詳細は語られませんでしたが、エレーナが現場から持ち去ったモルモットは元気でいる事が示される予定だったようです。しかし映画の公開直前にポストクレジットシーンは急遽撮り直しとなり、ニューアベンジャーズを映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」へ繋げるための準備となるシーンに変更されました。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、5月28日に米ディズニープラス配信へ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が 2025年5月28日よりディズニープラスで配信される事が公式アナウンスより判明しました。

日本でのアナウンスは記事執筆時点でありませんが、過去のMCU映画を振り返るに、同日配信となる事が予想されます。

アメリカでは昨日からBlu-rayなどの発売が始まっており、2月14日の劇場公開から103日経過後となる5月28日のディズニープラス配信となります。

ブラックウィドウ:0日 (プレミアアクセス)
シャン・チー/テン・リングスの伝説:70日
エターナルズ:68日
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス:47日
ソー:ラブ&サンダー:62日
ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:82日
アントマン&ワスプ:クアントマニア:89日
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3:89日
マーベルズ:89日
デッドプール&ウルヴァリン:109日
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド:103日

大ヒットした「デッドプール&ウルヴァリン」を除いて90日以内にディズニープラスで配信されてきたMCU映画ですが、映画やドラマの制作に関する新戦略と共に、配信スケジュールに関しても変化の兆しが見えてきているようです。

本作は Rotten Tomatoes で批評家レビューが48%に対して一般レビューは78%となっており、大多数の観客は楽しめたようですが、大幅な再撮影の費用などがかさんで収支的には厳しい結果となったと報じられています。

今後のMCUへの伏線と見られるポイントも散見されており、映画館に行けなかった方は今月末のディズニープラスで要チェックです。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年5月28日、米ディズニープラスで配信予定です。

映画「サンダーボルツ*」の時系列は?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」は一体いつの出来事なのでしょうか。基本的にMCU作品は公開時点が最新の時系列となる事が多いですが、時には前日譚や未来の話、そもそもタイムトラベルを含む事もあり、複雑化する事も。時系列を知る事は他作品との関連を理解する上で重要なポイントになってきます。

※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

まず「サンダーボルツ*」の一つ前に公開された「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」との関係はどうなっているのでしょうか。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」はサディアス・ロスのアメリカ大統領就任を描いており、アメリカの選挙サイクルにしたがって任期開始は 2026年後半 または 2027年初頭 になると推測出来ますが、実際には具体的に映画の中で表示されています。

サムたちに届いたホワイトハウスへの招待状の日付は 2027年4月16日。

©MARVEL,Disney

「スパイダーマン:ホームカミング」のように劇中に表示した時系列が間違っていて後でごめんなさいした前例がある事は一旦目を瞑って、これが正しいという前提で話を進めていきます。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は以上の事から 2027年の春を中心に描いた作品で、この中でバッキー・バーンズが政治家を目指している事に言及されています。

「サンダーボルツ*」ではロス大統領がレッドハルクになった事に言及されたり、バッキーが実際に議員になっている事で、本作は「ブレイブ・ニュー・ワールド」の続きとなる作品である事が確定。

また、作中ではバッキーの在任期間が半分に満たないと表現されており、議員になってからは1年以下である事。そしてニューヨーク市民の服装が冬を感じさせない事から、2027年の夏か秋頃が舞台と考えるのが適切なようです。

加えて「サンダーボルツ*」ではポストクレジットシーンに入るタイミングで「14ヶ月後」になり、2028年の後半にファンタスティック・フォーの宇宙船が飛来し、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」が始まっていくことも想像出来ます。

残念な事に「サンダーボルツ*」では「デアデビル:ボーン・アゲイン」のウィルソン・フィスク市長の影響力は見られませんでしたが、コミックでドクター・オクトパスがニューヨークの半分を焼き払っても他のコミックに影響がなかったりするのと同じで、気にしすぎても仕方ないのかもしれません。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)メルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、メイクチームが削除されたザ・リーダーの姿を公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」では、ヴィランのザ・リーダーのコミックとは似つかないヴィジュアルに否定的な声が多く見受けられましたが、本作のメイクチームがコミックに忠実なメイクを施していたことをSNSで公開しました。

ブルー・ホエール・スタジオは「当初私たちは、 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で比類なきティム・ブレイク・ネルソン演じるザ・リーダーのメイクアップをデザインし、実際に施すために雇われました。映画ではよくあることですが、ストーリーは展開し、再撮影中にクリエイティブな方向性が変わりました。私たちのバージョンは最終的にファイナルカットには採用されませんでした」と述べ、メイクの様子を公開。

「それでも、私たちは自分たちが作り上げた作品を非常に誇りに思っています。原作のコミックアートからインスピレーションを得て、地に足が着いた印象と象徴的な印象の両方を持つルックを開発しました。原作に忠実でありながら、洗練された自然なリアリズムを実現しています。」

「技術的には、俳優にとって最終的なメイクがいかに軽くて快適だったかに私たちは感激しました。これは素晴らしいチームの献身によって可能になった成果です」と投稿しています。

別の投稿では、ブルーホエールがネルソンさんをザ・リーダーに変身させたプロセスを詳しく説明。ブルーホエールは高解像度のデジタルスキャンとネルソンさんの頭部のライフキャストを用いて、「実用的なメイクのための完璧な土台を構築」することに成功したと言います。

原型を作ったコルネホさんは「伝統的な粘土彫刻を通して、アーティストのスティーブ・ディッコによる原作コミックのデザインへの敬意を保ちながら、そのビジョンを具現化しました。目指したのは、原作の素材を尊重しつつ、表現力豊かで実用的、そして可能な限り快適なものを作り、リアリズムに根ざしたものを作ることでした」とコメントしています。

映画公開の直前にはザ・リーダーを演じるティム・ブレイク・ネルソンさんがコミックベースのヴィジュアルを再現したメイクチームを称賛していましたが、いざ公開されてみると、CGによるグロテスクな頭部に変更されていました。

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ティム・ブレイク・ネルソンさんは映画の公開後に、 「実は『ブレイブ・ニュー・ワールド』は2回撮影しました。もともと1年前(2023年)に撮影したんだけど、その後戻ってきて大部分をやり直したんです(2024年)」と明かしています。

映画はザ・リーダーのヴィジュアル以外にも賛否両論な部分がありましたが、先代のキャプテン・アメリカを務めたクリス・エヴァンスさんは「よくやった!」とメールをくれたとアンソニー・マッキーさんが明かしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-captain-america-bnw-anthony-mackie-reveals-the-text-chris-evans/”]

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ:ニュー・ワールド」は、2025年4月15日に有料配信がスタート、5月13日にBlu-ray、4k UHDが米国リリース予定(日本は7月9日予定)です。