ドラマ「シーハルク」のアボミネーションが本当に改心したのか分からないと演者が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じているティム・ロスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューで、エミルが本当に変わったかについて知らない事を明らかにしました。

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ロスさんは「彼らは僕に即興演技をさせて遊び、ふざけていたので『エミルは善人になったのだろうか?』と、常に疑問でした。彼はここで真実を語っているのだろうか?どこへ行くんだろう?という感じでした。」と撮影当時を振り返りました。

エミル・ブロンスキーが過去の自身の行動に対して本当に正直に反省しているのかという質問に対して、ロスさんは「それが楽しい所だね。でもそれは答えられないな。彼は非常に長い間、最高警備の独房に閉じ込められていました。そのことが、誰かに何をもたらすのか?その結果、彼はどうなるのか?そして今、この男は誰なのか?彼を信じるべきなのか、信じないべきなのか?」と明確な回答を避けました。

そして、「それは視聴者たちが見届ける事です。いたずらはずっとそこにあり、これからも続きます。今にわかりますよ。うまくいくことを願っています。今はそれしか言えません。」と、エミルの物語がまだ続くことを示唆しました。

また、映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にて10年以上の時を経てキャラクターを再演した事について、「僕はシャン・チーを見ていません。まったく知りませんでした。普段から自分が出ている作品を見ることがないんです。COVIDの最中に、ほんの数分、サウンドスタジオでみんなと一緒に過ごしました。楽しかったですよ。」と語りました。

そして最後に、ブルース・バナー役が「インクレディブル・ハルク」で共演したエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんに変わっている事について、「素晴らしいものでしたよ、彼を見た時少し混乱しましたが。撮影中に何度もやり取りしましたが、どれが採用されたかは分かりません。そんな感じですごく面白いものでした。でも聞いてください、僕は二人の素晴らしい俳優と仕事しました。エドワードもマークも素晴らしい俳優です。マーク・ラファロとはずっと一緒に仕事したいと思っていましたし、ようやくそれが実現しました。」と二人のブルース・バナーを賞賛しました。

「インクレディブル・ハルク」のイベント後に逮捕、収監されていたエミル・ブロンスキーは「シーハルク」3話にて改心していると判断され、仮釈放が認められました。一方で看守や囚人、文通相手に対してある種のマインドコントロールをしているような表現もされています。それはワンダ・マキシモフのような特殊能力ではなく、現実でもしばしば耳にするような技術的なマインドコントロールだと考えられますが、大抵はよくない事に利用されるものです。

エミルの物語がこの先どこへ続いていくのか、残りの6つのエピソードに注目です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Tim Roth talks returning to Marvel as Abomination for She-Hulk: ‘I love my career being chaos’

ドラマ「シーハルク」より、エミル・ブロンスキーの俳句が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に登場したアボミネーションことエミル・ブロンスキー。2話に登場したエミルは面会に来た主人公ジェニファー・ウォルターズに以前とは変わったと明かし、俳句を披露していましたが、劇中に登場しなかった俳句を「シーハルク」の公式ツイッターが公開しています。

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俳句は世界中でも「Haiku」として親しまれるようになっており、ドラマ中でも英語版を聞いてわかるようにエミルは「Haiku」と話しています。

ただし、日本の「季語が必要」、「文字数が5-7-5」といったルールとは異なり、世界における俳句は「季語がなくても良い(四季が存在しない国が多いため)」や「文字数ではなく音節数が5-7-5」といったルールになっているため、これらのHaikuを英語で見ても邦訳しても日本人的にはあまり俳句感は味わえないかもしれません。

なお、邦訳すると以下のような意味のHaikuになっています。

私の小さな耳は
時の嵐と蠢き、痛みを
引き起こし、運ぶ

世界にとって私は
忌み嫌われる存在だが
私にとってはエミルなのだ

アボミネーション
それともリハビリテーション
誰が判断するのだろう?

ここは孤独だ
私はそうは思わない
私にはソウルメイトがいる

ソウルメイトに関して今後言及される可能性が高く、サンダーボルツのメンバーを示唆しているのではないかとも言われています。

ただし、「シーハルク」の予告ではエミルの希望が叶って「仲間との新しい生活」を始めているようなシーンも見られるため、サンダーボルツとは関係がないという指摘もされています。

©MARVEL,Disney

エミルが本当に改心しているのかどうか、今後のエピソードには注目です。

全ての俳句はこのスレッドにてご確認ください。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

ティム・ロスさん、ドラマ「シーハルク」は正気の沙汰ではなかったと語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「インクレディブル・ハルク」でヴィランのアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じたティム・ロスさんが、海外メディア Uproxx とのインタビューで、ディズニープラスシリーズ「シーハルク」でMCUに復帰することについて語りました。

ティム・ロスさんはインタビューの中で次のように語りました。

まあ、正直なところ、完全に驚きました。ケヴィン・ファイギと話をしに行ったら、「アイディアがあるんだ」と言われたんだ。「ぜひ参加してほしい」と。本当に?というのも、私が最初に「インクレディブル・ハルク」の映画を作ったとき、その原型は自分の子供のために参加しただけだったんです。当時は、MCUがどうなるかなんて誰も知らなかったしね。それが2作目でした。撮影自体はアイアンマンの公開前でした。

ロスさんは続けて、彼らがいかに本当に「理解」したかに触れ、ウルヴァリンやデッドプールといった作品(残念ながらMCU作品ではありませんが)を賞賛しています。

そして、それは彼らがそれを理解したときだった。「ああ、こうすればいいんだ」と。そして、彼らはそれをやり遂げました。ある者はより良く、またある者はより良く、しかし彼らはそれをやり遂げたのです。僕にとっては、ウルヴァリンとデッドプールがそうだった。子供たちが小さかった頃は、子供たちのためにやっていました。

「シーハルク」の撮影については、「マーク・ラファロと一緒に仕事ができた」ことが「最高だった」と語り、シー・ハルクのプロジェクト全体が「正気の沙汰ではなかった」と次のように語っています。

「彼らが戻ってきて、どう思う?」と言われたときは驚きました。「ああ、そうだな」ってね。そして、去年の夏くらいに撮影したところかな。今ポスト(プロダクション)をやっていると思います。おまけにマーク・ラファロと一緒に仕事ができたんだ。すごいね。大好きな人、と言っていいのかどうかわからないけど。そして、この素晴らしい女性、タチアナは…シーハルクを演じている…まさにインクレディブル(信じられない)な女性だ。だからすごく楽しかった。正気の沙汰ではありませんでした。

「シーハルク」は1話30分のリーガル・コメディになると発表されており、主人公である弁護士のシーハルク/ジェニファー・ウォルターズをタチアナ・マズラニーさんが演じ、親友役にジンジャー・ゴンザーガさんがキャスティングされています。その他、MCUからハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロさんの登場と、ティム・ロスさんも再登場となります。

ドラマ「シーハルク」は2022年ディズニープラスにて配信予定です。

ソース:Tim Roth On ‘Sundown,’ ‘She-Hulk,’ And Why He Was Cut Out Of ’Once Upon A Time In Hollywood’

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、第2弾予告のあの人達についてファイギ社長が言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の新しい予告編が先日公開されました。その予告に関して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がレビューサイト Rotten Tomatoes とのインタビューの中で、最後の数秒間に映るとある人物たちについて語りました。

インタビューの中で、ファイギ社長は以下のように述べています。

ファンの中には、「これは、アボミネーションという長年見ていなかったキャラクターが、ウォンに似たキャラクターと戦っているように見える。」と考えている人たちがいるのを知っています。そして、そのように見える理由は、それがウォンと戦うアボミネーションだからだと言えます。
10年以上スクリーンに登場していないキャラクターが、MCUで再び登場するのは、「とても楽しいこと」です。そして、予告編の小さなタグでファンがそれを認識し、それを受け入れるのを見るのは、とても楽しいことです。

予告の最後、闘技場のシーンでは怪物と魔術師が戦うシーンが含まれていました。これについて、当初からアボミネーションとウォンではないか推測されていましたが、怪物のほうは映画「インクレディブル・ハルク」に登場したアボミネーションとはデザインが異なっており、魔術師のほうは顔がしっかり確認できるほどの登場ではありませんでした。

今回のインタビューでケヴィン・ファイギ社長がこの二人がファンの想像どおりであった事を認め、懐かしいキャラクターの再登場にファンが反応することが楽しいとコメントしました。

アボミネーションのデザインが少し異なるのは、ブルース・バナーの血液から作った不安定な血清によって、登場していなかった間にさらに変異した可能性が考えられます。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Marvel’s Kevin Feige Speaks on Incredible Hulk’s Abomination Return In Shang-Chi

ドラマ「シーハルク」、主演はタチアナ・マズラニーさんに正式決定 ─ ハルクとアボミネーションも再登場

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」の主演として、かねてより報道されていたタチアナ・マズラニーさんが正式に決定したことがアナウンスされました。その他、シリーズからこちらも噂となっていたハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロさんの登場と、映画「インクレディブル・ハルク」のヴィラン、アボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスさんも再登場することが発表されました。

コミックではブルース・バナーの血をいとこのジェニファーに輸血した結果シーハルクとなるので、誕生を描くにはハルクは必須となるキャラクター。そのため、以前から登場する事は予想されていましたが、アボミネーションの再登場はなかなかのサプライズ。ふたたびヴィランとして立ちはだかるのか、あるいは法廷関連のシーンで登場するのか気になる所です。

ドラマ「シーハルク」はカット・コイロ監督とアヌ・バリア監督の指揮のもと、ディズニープラスでの配信予定となっています。