マーベルコミックスの新編集長がMCUとの決別を宣言

マーベル・コミックスの新編集長に就任したスティーブン・ワッカー氏がニューヨーク・コミコンのステージに登壇し、コミックの苦戦状況と新方針について語りました。その中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関係性についても言及しています。

ここ10年ほど、マーベルコミックのファンは、コミックが絶大な人気を誇る映画から影響を受けているように見えると不満を漏らして来ました。映画とコミックの相乗効果を追求するあまり、コミックが映画の世界観に合わせて改変されてしまうという状況が続き、多くの人が本末転倒だと感じていました。

映画「アベンジャーズ」がヒットした後、MCUのオリジナルキャラクターだったエージェント・コールソンがコミックに逆デビュー。以降、同様の事がたびたび起こり、最近ではミス・ミニッツやシルヴィといったキャラクターもコミックデビューしていました。

ワッカー氏は、カリフォルニアに移転後、コミック部門のオフィスは映画部門のオフィスと同じ建物に入ることになると指摘。ワッカー氏によれば、MCUの成功によって、コミックは映画と関連性を持ち、映画と一致するべきだという前提が(ワッカー氏の就任前に)生まれたと言います。

しかしその前提事態が「逆だ」と断言し、間違っていると主張しました。

ワッカー氏はマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギとの最初の会合で、ファイギ社長からも「映画に追随することがコミックサイドの仕事ではない」と告げられたと説明。ファイギ社長は先日のマーベル・サミットで「コミックは映画ユニバースの15年先を行くこと」が使命だと語っていました。

ワッカー氏は新方針として映画やドラマをインスパイアしたコミックをリリースするのではなく、実写化したくなるようなコミックを作っていくことが義務だとしつつ、マーベル・コミックスの新たな挑戦として掲げました。

MCUはDCの実写作品と比べて大成功を収めていますが、コミック業界では真逆で、ここ数年のDCの大成功に比べてマーベル・コミックスは低迷していました。

ワッカー氏はバリアントカバーの乱用の見直し、作品タイトル数を絞る事、クリエイターとの関係修復なども改善点としてあげつつ、紙媒体でのリリースを当分継続する方針も表明しました。

ソース:Stephen Wacker has a plan to fix Marvel Comics

マーベルコミックがロゴをリニューアル

マーベルコミックが新たなロゴを発表しました。これまでは「Marvel Unlimited」として活動してきたXアカウント @MarvelComicsHQ が「Marvel Comics」へと変更され、この新しいロゴを引っ提げてリブランドする事になりました。

@MarvelComicsHQ 新しいロゴの画像を添えて、このアカウントのこれからの活動内容の一部を発信。

正式に発表、ようこそ @MarvelComicsHQ へ。ここでは、お気に入りのマーベルのストーリーに関するすべての情報を見つけることができます。

提供する内容は以下の通りです:

  • 週刊コミックアップデート – 毎週水曜日、皆さんと一緒に読み、リアクションします。
  • 読書のおすすめ – 広大なマーベル・ユニバースをナビゲートするのは難しい場合があります。私たちが手助けします!
  • 舞台裏コンテンツ – コミックがどのように作られるのか? 作家、アーティスト、編集者に全アクセスパスを持っています。
  • ニュース – 新しいタイトル? 新しいアート? 新しいプロットポイント? ここで最初にお知らせします。
  • 楽しいもの – (ジョン・ジョナ・ジェイムソンの声で)🥸 スパイダーマンの写真だぞ!

ロゴはマーベル・スタジオのロゴに寄せたデザインとなっています。この10年前後でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)がヒットし、世界中でマーベルヒーローの認知度が急上昇しましたが、悲しいことにコミックの売上にはほとんど繋がっていません。

今回のロゴリニューアルを第一歩としてリブランドし、まずは米国内でのコミック売上増が期待されています。

これまでのマーベルコミックのロゴの変遷歴は以下の通りです。

引用:1000logos.net

マーベルのデジタルコミックショップがシャットダウン ─ 既存の購入タイトルはアプリ等で継続

マーベル・コミックは6月2日をもって、comicstore.marvel.comのマーベル・デジタル・コミック・ショップを閉鎖すると発表しました。

マーベル・カスタマーサポートによると、ユーザーはサイト閉鎖後も、マーベルコミックス・アプリやcomiXologyを通じて、マーベルのデジタルタイトルを購入したり、既存タイトルにアクセスすることができるようです。

6月2日以降は、マーベルコミックス・アプリでアカウントにログインした際に「マイブック」で過去に購入したタイトルを確認することができるとのこと。

もしくは現在のマーベル・デジタル・コミックス・ショップのアカウントをcomiXologyのアカウントと同期させて、ウェブブラウザ上で本を読み続けることができます。

マーベルはまた、読者はMarvel.com/redeemでデジタルコミックコードを継続して利用したり、Marvel Comicsアプリで利用したコミックを閲覧することができると発表しています。

ソース:Marvel Shutting Down Its Digital Comics Shop