「プレデターvs.ブラックパンサー」最終巻でヴィブラニウム戦争がついに終結、次の標的はスパイダーマンに

2024年からスタートしたコミック「プレデターvs.ブラックパンサー」の最終巻がリリースされ、ヤウージャ族とワカンダの血みどろの戦争がひとまず終りを迎えました。ヴィブラニウムで強化された宇宙のハンターを相手に、ティ・チャラとワカンダの運命はどうなったのでしょうか。

※これより先は「プレデターvs.ブラックパンサー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

何年も前、ヤウージャの王族の2人の兄弟は父王に認められるべく、戦い合っていました。ヴィブラニウムの槍を持つ父王は、小さくて片足の弟よりも、大きくて強い兄を好み、ヴィブラニウムの新しい装備を兄に譲り、兄を勝利させました。兄は弟を名誉の試合で殺さず、不名誉なまま死ぬようにトーテムに縛り付けて去っていきました。

なんとか脱出した弟は自分を究極のプレデターに改造するため、兄よりも多くのヴィブラニウムを望みます。恵まれない一族の残りを連れて星を飛び立ち、進路を地球のワカンダへ。

ティ・チャラ王は(MCUと違って)ヴィブラニウムの秘密を守ることを重要と考えていましたが、シュリはそうではなく、国境を開いてヴィブラニウムを世界と共有するべきだと考えていました。それが無意識にセキュリティを低下させ、ヤウージャのハッキングによってやすやすと侵入されてしまいます。

ワカンダはヤウージャの狩り場と化し、ワカンダの勇敢な戦士たちは見えないプレデターに次々と狩られていきました。ヤウージャはさらにドーラミラージュとオコエを襲撃、ナラの首をはね、戦利品として奪っていきました。

長老の予言者マジ・キナは、ティ・チャラが侵略者を阻止できない場合、ワカンダは滅亡すると予見。ブラックパンサーはヤウージャの一族の戦士の1人を倒して殺し、彼らに対して自分が価値ある獲物であることを証明します。

ブラックパンサーとドーラミラージュとハトゥットゼラゼがプレデターハンターたちを狩っていた頃、ハンターはマジ・キナを捕らえ、両目に槍を突き刺して殺害。シュリがマジ・キナの敵討ちを果たしました。

ヤウージャのプラズマ・ブラストでティ・チャラが倒れ、アンセストラル・プレーン(祖先の平原)を訪れている間、シュリはプレデターのヘルメットを奪い、ヤウージャの技術をリバース・エンジニアリングします。

ティ・チャラは霊次元で祖父の代の賢者アズーリに相談し、ワカンダは何十年も前にプレデターと戦ったことがあると聞かされました。何百人ものワカンダ人がヴィブラニウムを守るために命を落とし、生き残った者たちは技術の進歩を研究し、ヤウージャのステルス技術を基に境界シールドを作ったのでした。アズーリは孤立主義者と呼ばれていましたが、彼はワカンダを孤立させ、すべてのプレデターから国民を守っていたのでした。

「これらのプレデターがやりたいようにやれば、ワカンダには骨と灰しか残らないだろう」とアズーリはティ・チャラに警告。「彼らを止めなければならない。パンサーが勝たなければならない」。グレートマウンドでは、ブラックパンサー、ドーラミラージュ、ハトゥットゼラゼがハンターたちを鉱山まで尾行、その奥でヤウージャがヴィブラニウムの装甲服をまとったプレデターの軍隊を解き放ちました。

オコエとゼラゼのアキリを傍らに置いたブラックパンサーは、戦士たちにヤウージャを狙い撃ちするよう命じましたが、ヤウージャはハトゥットゼラゼを惨殺。一方、シュリは救難信号を発信し、ワカンダの境界シールドの外でファルコンが応答します。シュリはファルコンと共にヤウージャの宇宙船を目指し、ティ・チャラはヴィブラニウム鉱山へと進みます。

©MARVEL,Disney

ちょうどそこではヤウージャがアキリの首を切り落とし、プラズマキャスターでドーラミラージュたちの頭を吹き飛ばし、赤い霧へと変えていました。かろうじて生き残っていたオコエは、ヴィブラニウムの槍をプレデターの装甲に突き刺し反撃。残りのヤウージャが影から攻撃する中、ブラックパンサーは彼らのリーダー、赤い傷を持つヤウージャの弟王子のもとへと戦いを挑むのでした。

ブラックパンサーもプレデターも鎧を脱ぎ捨て、伝統にのっとって名誉のために正面衝突します。わずかにティ・チャラのほうが優勢で、最終的には弟王子を押さえつけ、ヴィブラニウムの槍を喉元に突きつけて降参するように命じます。

©MARVEL,Disney

しかしそれが弟のトラウマ、父と兄から受けた屈辱を思い出させ、プレデターは名誉を捨ててリストブレードで反撃。

互いに傷つき、膠着状態となった中、手下のヤウージャたちが鉱山を制圧。彼らがゴッドメタルと呼ぶヴィブラニウムをすべて奪っていってしまいました。弟王子は以前よりも強くなって再戦しに来ると告げて撤退。なんとか侵略者を退けはしましたが、敗戦とも言うべき結果となりました。

オコエが負傷したティ・チャラと再会していた頃、シュリとファルコンはヤウージャの宇宙船を爆破。プレデターの難民はすべて宇宙の藻屑となり、ヴィブラニウム以外は木っ端微塵となりました。

©MARVEL,Disney

遠く離れた宇宙、ヤウージャの王とその兄王子は信号をキャッチしており、より多くのゴッドメタルを求めて地球に標的を定めるのでした。

©MARVEL

マーベルは2025年、ニューヨークでプレデターとスパイダーマンとの対決が起こる事を予告しています。スパイダーセンスは彼らのクローキングシステムに対抗出来るのでしょうか。

コミック「プレデターvs.ブラックパンサー」が今夏発売へ

マーベルコミックスは、新しいコミックシリーズ「プレデター バーサス ブラックパンサー」を発表しました。このシリーズは4号のミニシリーズで8月に米国でリリース予定で、タイトル通りプレデターとブラックパンサーの対決を描きます。

sponsored link
 

公開されたストーリーでは、プレデターが部族のためにヴィブラニウムを手に入れるためにアフリカの国ワカンダへ向かいます。その任務中に、このクリーチャーはブラックパンサーと対立することになります。

このコミックは、作家のベンジャミン・パーシーさんとアーティストのクリス・アレンさん、ケン・ラシュリーさんらが制作。

パーシーさんは本作について次のように語っています。

「ブラックパンサーが素晴らしい対戦相手であり、ワカンダが素晴らしい舞台になる理由はいくつかあります。特に、周囲のシールドがロックダウンされると狩猟場が作られるという点などです。」

「しかし、そこにヴィブラニウムを加えると、非常に興味深い、そして新しいプレデターの物語が生まれます。ヤウチャ族は武器や戦利品を切望しており、この希少な宇宙金属の膨大な蓄えは抗しがたいものです。」

パーシーさんはさらに続けて、「もしあなたがコミックのオタクなら、私はあなたを満足させますよ。もし映画オタクなら、あなたも満足させます。そして、プレデターやブラックパンサーについて何も知らない人でも楽しめます。これらをいつまでも色褪せないタイトルにしたいと思っており、そのためには遺産を尊重しつつ、読者に過度な連続性の宿題を課さないことが最善の方法だと思っています。」と語りました。

ヴィブラニウムで強化されたプレデターはどのような存在となってしまうのでしょうか。

コミック「プレデター バーサス ブラックパンサー」は 2024年8月21日 米国リリース予定です。

「プレデター:ザ・プレイ」の ダン・トラクテンバーグ監督が「デッドプール3」リークに対抗して新たな写真を公開

ディズニープラスの映画「プレデター:ザ・プレイ」の監督を務めたダン・トラクテンバーグ監督が、ライアン・レイノルズさんに対抗して新たな舞台裏写真を投稿しました。昨日、レイノルズさんはSNS上でのリークに対してコメント共に、自らネタバレ写真を数点公開していました。

※これより先は「デッドプール3」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-ryan-raynolds-post-leak-photo/”]

トラクテンバーグ監督は「発表は新年になってからだと思っていました。でもライアン・レイノルズが出しちゃったから・・・」と、プレデターとデッドプールが並ぶ別の写真を公開。レイノルズさんの作戦に乗る形でリアクションしました。

ネット上ではレイノルズさんのアイデアに同意したファンたちが、大量のコラ画像を投稿。アベンジャーズやサノスと言ったマーベルキャラクターとのコラージュは当然として、マーベルコミックとコラボ歴のあるゴジラなどの画像も。さらにはマーベルやディズニーのブランドを逸脱して全く関係のない作品とのコーラジュなど、品質面でもAIで制作されたような精巧なものから雑コラまで様々な画像が投下されています。

これはこれで中々面白い部分もありますが、やはり中には本物のリークが混じっているため、興味本位でこの祭りを覗く行為はネタバレのリスクがある事は否めません。ただしロケ現場で目撃されたものが全て映画本編に登場するとも限らないため、本物のリークであったとしてもこの先の編集作業で残るかどうかは監督さえも含めて現状誰にも分かりません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-predator-variant-cover/”]

映画「デッドプール3」は 2024年7月26日 に米国にて劇場公開予定です。

マーベルが新たな「プレデター」シリーズを一時停止に

2020年にマーベルが「プレデター」のコミック版権を獲得したと報道され、その後出版のスケジュールが公式に発表され、トレーラーやヴァリアントカバーが公開されていましたが、予定されていた全ての商品をキャンセルしたと報じられました。

マーベルは小売店に対し、これらのプレデター商品をすべて11月中に発売するよう再スケジュールする予定だと伝えているとの事ですが、実際にはまだ再スケジュールされていないとの事。また、一部の関係者はこの事を4月1日まで知らされていなかったとしています。スケジュール変更の理由についても説明はないとの事です。

マーベルの「プレデター」の版権は、2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀FOXを買収したことに伴ってFOXが所持していた版権を「エイリアン」とともに託される形となっていました。「エイリアン」シリーズも同様にマーベルが展開していく予定ですが、こちらに関しては今の所スケジュール変更のニュースはないようです。

ソース:Marvel’s New Predator Comic Series Delayed

マーベル・コミックが「プレデター」のヴァリアントカバーを公開

2021年後半に登場予定のプレデターのコミックに先駆けて、5月に発売予定のコミックのヴァリアントカバーが公開されました。カバーはマーベル・ユニバースのヒーロー達と対峙するプレデターをデザインしており、コーリー・スミス氏、スーパーログ氏、ジュングン・ユーン氏、ファン・ホセ・リプ氏、マッティア・ドュ・ルリス氏、クリス・スプローズ氏といったアーティストによって描かれています。

©2021 MARVEL

対象コミックは以下の通りです。

5月5日
・アメイジング・スパイダーマン #65
5月12日発売
・ファンタスティック・フォー #32
・スパイダーウーマン #12
5月19日
・ザ・マイティ・ヴァルキリーズ #2
・ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー #14
5月26日
・マイルズ・モラレス:スパイダーマン #26

これまでのプレデターコミックを基にした「プレデターオムニバス」が 2021年の夏 に米国で出版予定です。

ソース:公式サイト

マーベルがコミック「プレデター オムニバス」を発売 ─ カバーも公開

マーベルが「エイリアン オムニバス」につづいてコミック「プレデター オムニバス」を発売することがわかりました。2021年の夏に米国で出版予定で、プレデターのマーベルデビューに備えて、レガシーな体験をすることが出来ます。

1987年の画期的な映画に続き、プレデターのフランチャイズは、地球外生命体のハンターとの恐ろしい遭遇を描き、彼らの種の暗黒の歴史を探る様々なシリーズで読者を興奮させました。プレデターのファンの方はもちろん、初めてプレデターを読む方でも、ハードカバーでこれらの古典的な物語を楽しむことができます。

アーティスト、イバン・コエロさんの標準カバー(左)と、クリス・ワーナーさんのダイレクトマーケットバリアントカバー(右)が公開されています。

©MARVEL

2020年7月にマーベルコミックは、「エイリアン」と「プレデター」のフランチャイズの出版権を取得したことを発表しました。「エイリアン」と「プレデター」のコミックスはこれまでダークホースコミックスが出版していましたが、今後はマーベルがこれらの出版を行い、長編映画をさらに発展させていくことになると海外メディアのCBRが報じています。

「プレデター オムニバス」には以下のものが収録されています。
PREDATOR (1989) #1-4
PREDATOR 2 #1-2
PREDATOR: BIG GAME #1~4
予言者:冷戦第1章~第4章
予言者:時の血塗られた砂 #1-2
PREDATOR: RACE WAR #1-4
PREDATOR: BAD BLOOD #1〜4
第四次元からのインベーダー
PREDATOR: DARK RIVER #1-4
PREDATOR: STRANGE ROUX
PREDATOR: KINDRED #1-4
さらに、コレクションには以下の素材も収録されています。
DARK HORSE PRESENTS (1986) #46, #67-69, #119
DARK HORSE COMICS #1-2、#4-7、#10-14、#16-18、#20-21
ダークホースの10年 #1

2021年にはオムニバスだけでなく、「エイリアン」と「プレデター」ともに新シリーズが始まるとも過去に報道されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-comics-alien-predator-teasers/”]

ソース:Marvel Announces Predator Omnibus

マーベルが「エイリアン」と「プレデター」の出版権を獲得 ─ ティザーも公開

マーベルコミックは、「エイリアン」と「プレデター」のフランチャイズの出版権を取得したことを発表しました。「エイリアン」と「プレデター」のコミックスはこれまでダークホースコミックスが出版していましたが、今後はマーベルがこれらの出版を行い、長編映画をさらに発展させていくことになると海外メディアのCBRが報じています。

今回の発表では、エイリアンの 「ビッグチャップ 」ゼノモーフと、アベンジャーズ本部とアイアンマンを襲撃するプレデターを特集した、アーティストのデビッド・フィンチ氏によるティザーポスターが公開されました。

©MARVEL

フィンチ氏はIGNとのインタビューで「エイリアンとプレデターは、史上最も識別可能で象徴的な2つのキャラクターであり、私はその点で彼らを愛しています。そして重要なのは、彼らが登場した頃には、私がまだ子供だったことが幸運でした。 私は彼らがこれまでに出演したすべての映画を見てきたし、私は彼らがマーベル・ユニバースで大混乱をもたらすのを見るのが待ちきれません。 彼らの絵を描いたときは、満面の笑みを浮かべながら描きました。」とコメントしています。

マーベル編集長のC.B.セブルスキー氏は「これ以上スリリングなものは何もありません。そしてエイリアンとプレデターは、何度も何度もそれを届けてくれました!私は、これらの現代の傑作を初めて見た時のことをはっきりと覚えています。そして、この2つの作品が、これまでに映画で見た中で最も象徴的なシーンのいくつかに、地球外の恐怖とドラマを見事に織り込んでいることに感激しました。 そして、その遺産を受け継いで、私たちはこれからも生きていくつもりです。」と話しました。

エディターのジェイク・トーマス氏は、「両方のフランチャイズの信じられないほどの遺産は、サイエンスフィクションのすべてで最も説得力があり、エキサイティングな世界構築のいくつかを提供しています。それらの宇宙に設定されたまったく新しい物語でその神話と継続性を追加できることは、スリルがあり、名誉な事です。」とこたえました。

ダークホースは、1988年に「エイリアン」を発売し、翌年1989年に「プレデター」が発売されました。 2018年のマーベルコミック「コナン・ザ・バーバリアン」で、キャラクターはゆっくりとメインのマーベル・ユニバースに統合されて行きました。

いつの日か実写版「エイリアンvsプレデターvsアベンジャーズ」を見られる日が来るのでしょうか。

ソース:Marvel Unleashes Alien and Predator on the Avengers in David Finch Teasers