ソニー・ピクチャーズCEOが映像制作にAI活用の方針を提示、一方「スパイダーバース」プロデューサーは「使用しない」と明言

ソニー・ピクチャーズのCEOアンソニー・ヴィンシクエラ氏が先週の木曜日、日本で開催された投資家向け会議で、同社は「AIに非常に注力している」とし、映画制作の効率化のため、AI技術を映画制作プロセスに導入すべく動いていると語りました。

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海外メディア THR によると、ヴィンシクエラCEOは「私たちは、主にAIを活用して、劇場やテレビ向けの映画、ドラマをより効率的に制作する方法を検討していきます。」との方針を演説し、制作コストを削減を目標にしている事を明かしました。

コメントの背景には、ハリウッドの制作組合とスタジオの間で、7月31日に期限が切れる予定の新しい契約について交渉が続いていることがあると記事は指摘。俳優や脚本家のストライキと同様に、AIの使用に関するガードレールが重要な交渉ポイントとして浮上していると言います。

このCEOの発言の後、ソニー・ピクチャーズ制作で大ヒットしたアニメ映画「スパイダーバース」シリーズのクリス・ミラープロデューサーは自身の SNS を通じて声明を発表。

「『スパイダーバース』の続編には生成AIは一切使われていませんし、今後も使用されることはありません。この映画の主要な目標の一つは、スタジオCG映画で見たことのない新しいビジュアルスタイルを作り出すことであり、他のアーティストの作品の平均的な盗作を行うことではありません。」と、CEOとは真逆にAIを使用しない方針を明らかにしました。

昨年、ドリームワークスの創業者ジェフリー・カッツェンバーグ氏は、AI 技術がメディアおよびエンターテインメント業界に革命を起こすと予測し、AI によってアニメ映画のコストが最大 90% 削減されると予測しました。

仮にスタジオが新作映画の予算を従来の 10% まで縮小した場合、生成AIを利用しない作品の品質は著しく低下すると懸念される事で、この問題はこの先もしばらく争点になると考えられています。

なお、スパイダーバースの新作映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」はもともと「アクロス・ザ・スパイダーバース」のパート2としてかなり以前から制作されていた事もあり、今更大幅な予算ダウンは起こりえませんが、仕上げへの影響が生じる可能性は否定できないかもしれません。

現時点で「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の公開日などは不明ですが、監督等は物語の内容についてふたつのディズニー映画に似ている事を以前のインタビューで明かしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-spider-man-beyond-the-spider-verse-plot-similar-disney-films/”]

スパイダーバース第3弾「ビヨンド・ザ・スパイダース」は2025年公開か、歌手が関与をほのめかす

シンガーソングライターの d4vd / デイヴィッドさんが TikTok LIVE の配信中にアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダース」への関与と、2025年に映画が公開される事をほのめかしました。ソニー・ピクチャーズは当初、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年春公開予定としていましたが、2023年夏に無期延期が発表されていました。

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d4vd さんが「ビヨンド・ザ・スパイダース」への楽曲提供を行っているとの公式発表はありませんが、この発言にファンは好意的なようで、スパイダーバース最新作の続報には注目となりそうです。

もともとは「アクロス・ザ・スパイダーバース」がパート1とパート2のニ部作で公開される予定でしたが、発表からしばらくしてパート2にあたる作品が「ビヨンド・ザ・スパイダース」に改題されました。

当初の予定では「ビヨンド・ザ・スパイダース」は 2024年3月29日 に公開されているはずでしたが、昨年のストライキの影響を受けたのか、現在は無期延期となっています。

昨年末、本作のプロデューサーは鋭意制作中であると進捗について言及しつつ、「満足の行く結末」になる事を予告しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/beyond-the-spider-verse-status-update/”]

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」、公式が新たなプロットを予告

ソニー・ピクチャーズのアニメ映画「スパイダーバース」シリーズの3作目となる「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に関して、スパイダーバースの公式 X アカウントが簡単なプロットを紹介しています。それによると、最新作は2作目「アクロス・ザ・スパイダーバース」のラストから正式に再開される事になるようです。

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公式 X では「マイルス・モラレス vs. マイルス・G・モラレス」という短文と二人のロゴ画像を公開。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」のラスト数分で明らかになった新しい世界とそこにいた自分の変異体、プラウラー/マイルス・G・モラレスとの対決が描かれる事になるようです。

映画ではかなり威圧的な登場となったマイルス・G・モラレスですが、公式本では彼はヴィジランテと表記されており、ヴィランとは違って彼なりに市民を守る活動をしている背景が用意されているようです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/spider-man-across-the-spider-verse-miles-g-morales/”]

二人のマイルスが対決の後に和解し、シニスター・カルテルと戦いながらもとの世界に戻る旅が描かれることになるのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の公開日は未定です。

「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」収録が始まっていない事を俳優が報告

ソニー・ピクチャーズが制作するアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」で過去作から引き続きピーター・B・パーカーの声を務める俳優のジェイク・ジョンソンさんが、ポッドキャストのインタビュー中に本作のレコーディングが始まっていない事を報告しました。2024年の映画公開に暗雲が立ち込み始めているのではないかと、海外ファンは考えています。

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CinemaBlend とのインタビューの中で収録作業について質問されたジェイク・ジョンソンさんは次のように語りました。

何もありません。そうですね、(公開日については)何も言えませんが、俳優のレコーディングの場合は、物事が早く進む可能性があると言いたいと思います。したがって、私が録音しないことには本当に意味がありません。アニメーターがアニメーションを始めていなかったとわかったら、それは別の話です。しかし、俳​​優からの最新ニュースは実際にはありません。

その上でジョンソンさんは前作の収録は1日で終わったとも語り、スケジュールの遅れに対してあまり絶望視していない考えを示しました。

しかし、海外メディア CBM ではハリウッドのアニメ映画の制作手順を次のように説明。

オーディオ収録が最初にあり、次にアニメーション制作が続くのが慣例的な制作手法。アニメーションが完成する前に、声優がセリフを録音し、アニメーターに重要なタイミングと感情的な手がかりを提供します。
録音中は予備スケッチまたはストーリーボードのみにアクセスできるのが一般的で、俳優の演技に基づいた柔軟性と即興が可能です。この方法により、アニメーションが言語の流れや文字表現に厳密に対応することが保証され、ディズニーアニメーションやピクサー映画でもこの手法で制作されています。

この手順から考えて、ジョンソンさんの収録が始まっていないという事はアニメーションの制作がほとんど行われていないだろうと CBM は指摘しています。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」の制作発表時は「アクロス・ザ・スパイダーバース パート2」として前後編ものとされていた3作目ですが、その後「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に改題。それにあわせて2023年公開予定だった本作は2024年3月29日に変更され、その後さらに公開日未定の無期延期状態になっています。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」を超えるアニメーションとなるためにはそれよりも大きな人月を要する事は明白ですが、海外メディアの予測どおりアニメ制作が手つかずの状態であれば 2024年 の公開だけでなく 2025年 の公開も厳しいと考えられるのでしょうか。

ソース:Jake Johnson Hasn’t Recorded Any Spider-Man: Beyond The Spider-Verse Dialogue Yet, But Tells Us Why That’s OK

無期延期中の「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」についてプロデューサーが制作中である事を明言

ソニー・ピクチャーズのアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の続編となる「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」について、シリーズのプロデューサーを務めるクリス・ミラー氏が「制作中」である事を断言しました。「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年春公開予定でしたが、この夏に無期延期が発表されていました。

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ニューヨーク市で開催された For Your Consult (FYC) イベントに、プロデューサーのクリス・ミラーさんが登壇。その様子がSNSにてシェアされています。

ミラーさんはスパイダーバース3作目について「現在制作中です…ストーリーがどのような方向に向かうのか本当に楽しみです。三部作の非常に満足のいく結末だと思いますし、他の作品と同じくらい感動的なものになっています。私たちはこれにどっぷりと夢中になっています。」と、現在の状況について説明しました。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」のわずか10ヶ月後の公開予定が設定されていた「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」ですが、2023年の春頃から発生した2つのストライキの影響を受けて、無期延期となる事が発表されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-venom-3-kraven-and-more-release-date-update/”]

「ビヨンド・ザ・スパイダース」の制作が中断されていた一方で、ソニーは劇場公開後も「アクロス・ザ・スパイダーバース」に修正を加え続けた事は一部のファンの間で物議を醸しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-spider-verse-2-many-scene-changed-digital-release/”]

この変更に対してミラーさんは「改善だと思う」と述べ、「映画館でお金を払ったのに未完成バージョンを見せられた」と怒るファンもちらほらと現れていました。しかしソニーは配信バージョンで修正した以降も、記事にはしていませんがBlu-rayバージョンでさらに手を加えているとも報告されていました。

ストライキの影響で「ビヨンド・ザ・スパイダース」の開発が中断された結果、このような再編集がなされたとも考えられていますが、ストライキが両者の合意によって締結され、「ビヨンド・ザ・スパイダース」がようやく制作再開に向かっているようです。

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の制作陣が物語のヒントとして2つのディズニー映画に言及

ソニー・ピクチャーズが制作中の大人向けマーベルアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のホアキン・ドス・サントス監督やプロデューサーのクリス・ミラー氏が、次に来る物語の内容のヒントとして、とあるディズニー作品について言及しています。

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海外メディア Empire Magazine とのインタビュー(Comicbook.com経由)の中で監督は「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の内容について、「ディズニーの人気映画と似たようなトーンになるでしょう。3作目は、長い間行方不明だった2人の双子が入れ替わって互いの人生を生きるという『Parent Trap』に似ていると思います。」と述べました。

邦題「ファミリー・ゲーム/双子の天使」(ディズニープラスで視聴)は、幼少時に両親が離婚し、「互いに相手の存在を知らぬまま育った双子が、サマーキャンプで偶然出会って意気投合し、皆で一緒に暮らせるよう、両親の復縁を試みる。」といった内容のお話で、これをマイルスの人生になぞらえて話が展開するようです。

監督は「映画の後半は基本的にそういったものになります。」と付け加えています。

かなり余談ですが、この映画の主演を務めたリンジー・ローハンさんはマーベル映画で何かをやってみたいと2022年のインタビューでコメントしています。

一方で「スパイダーバース」シリーズのクリス・ミラープロデューサーは「初期の段階では、いくつかの感情的なタッチストーンが共鳴していました。序盤のテイクは、『Prince And The Pauper』のようなテイクだったと思います。ヴァリアントのマイルスについてより深く考えていました。基本的に、今映画の一番最後にあるものは、オリジナルのコンセプトの大部分でした。」と語っています。

マーク・トゥエインによる名作「王子と乞食」をもとにした「王子と少年」(ディズニープラスで視聴)の要素も「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に含まれているようで、最新作が待ちきれないファンはこれらのディズニー映画で予習してみるのもいいかもしれません。

2作目の「アクロス・ザ・スパイダーバース」は劇場で大ヒットしましたが、その後、デジタルリリース版にて多くの変更が発覚。さらにその後もBlu-ray版でも変更が発見され、「いつまでたっても完成しない」、「劇場でお金を払って未完成バージョンを見せられた」といったようなネガティブなコメントもSNS上では見受けられました。

後にプロデューサーがこれらの修正の理由についてコメントを発表しましたが、それもファンにはあまり刺さらずに議論が続けられています。

「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は当初 2024年3月29日 の公開が予定されていましたが、ストライキの影響を受けて現在、スケジュールは白紙になっている事をプロデューサーが認めています

ソース:Spider-Man: Beyond the Spider-Verse Producer Compares Movie to Surprising Disney Film

ソニーの映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の無期延期をプロデューサーが認める

ソニー・ピクチャーズの映画「スパイダーバース」シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーを務めるフィル・ロードさんとクリス・ミラーさんが、海外メディア Digital Spy とのインタビューに応じ、本作が無期延期されている事に言及しました。

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7月末にソニー・ピクチャーズが発表した最新のリリーススケジュールで「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」が未定と発表された事について、二人のプロデューサーは「準備が出来次第公開されます。」とし、「この話は私たちの階級を超えた話ですが、私たちはすでに懸命に取り組んでおり、素晴らしい作品にするために必要な時間を取っていると言えます。」と、リリース日に関する決定権は持っていない事と、制作に打ち込んでいる最中である事を報告しました。

ミラーさんは「私たちがこの映画で成し遂げようとしているのは、ストーリーの完結編として最も満足のいくものにすることであり、これまでに行ったことのない場所に持っていくことです。そして、笑ったり泣いたり、歓声をあげたり、考えさせたりすることです。」と3部作の最後について述べました。

現在、 WGA(脚本家組合) と SAG-AFTRA(俳優組合) のストライキはまだ続いており、ハリウッドのほとんどのプロダクションは閉鎖されています。そして、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は声優にA級タレントを起用しているため、ストライキが終わるまでは収録をする事ができませんし、脚本の執筆活動もストップしています。

ストライキの間、脚本家と俳優以外の手が空いているのが原因かどうかは不明ですが、「アクロス・ザ・スパイダーバース」が劇場公開版とデジタル版で20箇所以上変更されている事が発覚し、一部は以前のほうが良かったとしてファンの反発をまねくなどしています。

当初は「アクロス・ザ・スパイダーバース」が 2023年6月2日 にアメリカで公開され、続編の「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に公開予定と1年足らずで完結編を見られる予定でしたが、残念ながらしばらくお預けになるのは間違いないようです。

ソース:Beyond the Spider-Verse producers offer release date update following delay

映画「ヴェノム3」2024年夏決定、「クレイヴン」1年延期へ、「スパイダーバース」「エル・ムエルト」は行方不明

ソニー・ピクチャーズが今後の映画リリースのスケジュールをアップデートした事を各種海外メディアが報じています。これは最近のSAGストライキの状況が大きく影響していると伝えられており、特に印象的な事態は 2023年10月6日 公開予定のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」が約1年間の延期となっています。

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海外メディア Comicbook.com によるソニー・ピクチャーズのリリーススケジュールは以下の通りです。

  • グランツーリスモ :2023年8月25日
  • マダム・ウェブ:2024年2月14日
  • 無題のゴーストバスターズ続編:2024年3月29日
  • 無題のバッドボーイズ続編 :2024年6月14日
  • 無題のヴェノム続編:2024年7月12日
  • クレイブン・ザ・ハンター:2024年8月30日
  • カラテ・キッド:2024年12月13日 
  • スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース:未定
  • ゼイ・リッスン:未定

太字部分がマーベル映画で「マダム・ウェブ」は公開が2日間早められました。

「ヴェノム3」は公開日の取得が初めてであり、喜ばしいニュースと言えます。

「クレイヴン・ザ・ハンター」は6月にトレーラーが公開されたばかりにも関わらず、あと約2ヶ月で見られるはずだったものが1年ほどの延期となりました。何度も延期を繰り返した「モービウス」の悪夢は避けたい所です。

「ビヨンド・ザ・スパイダース」は 2024年3月29日 から公開日未定へと変更されました。

「エル・ムエルト」は 2024年1月12日 公開予定とされていましたが、今回のリストでは言及すらされていません。

ストライキがソニーの想定よりも長引けば、さらなる延期もありえます。今後も情報のアップデートがあり次第お伝えしていく事になります。

ソース:Sony’s Venom 3 Release Date Confirmed

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でスポットはどうなる?声優が今後について言及

ソニー・ピクチャーズの映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のザ・スポット/ジョナサン・オーンの声を担当したジェイソン・シュワルツマンさんが、映画「アステロイド・シティ」のプロモーション・ツアー中に海外メディア Collider のインタビューに登場し、次回作「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」について少し語りました。

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「アステロイドシティ」に関するインタビューの終わり頃、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でザ・スポットがどうなっていくのか質問されたシュワルツマンさんは「本当に言えることはあまりないけど、ただ興奮しています。彼らとの仕事は素晴らしい経験でした。この映画の前から一緒にやっていたんです。」と語りました。

しかし、「アステロイドシティ」で共演し、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じたスカーレット・ヨハンソンさんはマーベルファンの心理をよく理解しており、ファンを代表して「ひとつも言えないの?何かあるでしょ?」と追加の情報を要求。

シュワルツマンさんは「そうだね」と前置きしつつ、「より大きく」「より悪く」「より独善的に」なるとゆっくりと区切りながら慎重に話しました。

そしてスパイダーバースについて「ご存知の通り、この作品はパート1とパート2があり、1つの大きな物語を語ることができる本当にクールで貴重な機会なんです。だから次が待ちきれないし、本当に興奮しているよ。」と述べました。

「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のヴィランがザ・スポットだけでないのは「アクロス・ザ・スパイダーバース」を見れば明らかですが、完結編ではより厄介な存在となって帰ってくる事になりそうです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

ソニーが開発中のマーベル作品11のリスト

ソニー・ピクチャーズが開発中の「スパイダーマン」を代表とするマーベル作品をリストアップしました。2023年6月16日時点で判明している劇場公開予定、配信予定の全11作品です。なお、ディズニープラスで配信予定のマーベル・スタジオ製のアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」は含まれていません。

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1:クレイヴン・ザ・ハンター

2023年10月6日 米国公開予定。R指定。

スパイダーマンのヴィランに焦点を合わせたSSUの4作目。クレイヴンの他にライノも登場する事が示唆されています。

4月には海外シネコンで初の予告映像も公開。オンライン公開はもう少しでしょうか。

2:エル・ムエルト

2024年1月12日 米国公開予定。

といっても8月から撮影に入る事がようやく確認され、制作スケジュール的に公開延期は必至と見られています。

スーパーパワーを持つレスラーのアンチヒーローを描く作品になると公式発表されていますが、このマイナーなキャラクターを用いてソニーが何を描こうとしているのか注目となっています。

3:マダム・ウェブ

2024年2月16日 米国公開予定。

コミックでは多くの女性スパイダーヒーローを束ねるマダム・ウェブを実写化した映画。盲目の老婆である主人公マダム・ウェブ役にダコタ・ジョンソンさんが起用されている事からも、原作コミックとはかなり異なる設定になると見られています。

プロデューサーによると本作はアクション映画ではなくコミックよりも前の話を描くと言います。

シドニー・スウィーニーさん、セレスティ・オコナーさん、イザベラ・メルセードさんと言った昨今注目の女優陣が起用され、女性スパイダーヒーローチームが期待されています。また、スパイダーマン/ピーター・パーカーが母親のお腹の中にいる時代になるのではとも考えられています

4:スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース

2024年3月29日 米国公開予定。

「イントゥ・ザ・スパイダーバース」、「アクロス・ザ・スパイダーバース」に続く3作目ですが、当初は「アクロス・ザ・スパイダーバース」を2分割した「アクロス・ザ・スパイダーバース パート2」として制作されていました。

「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は「アクロス・ザ・スパイダーバース」から1年足らずの公開が予定されており、現在制作中ですが、ヘイリー・スタインフェルドさんのインタビューによると収録は始まっていないようです。

5:ヴェノム3

公開日未定。2024年10月予定とも

主演のトム・ハーディさんが本作をラストダンスと称していることからシリーズの完結編になると見られています。また、本作のワーキングタイトルからヴィランの予想もされています

ヴェノムから始まったSSUは当初MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のような大型クロスオーバーが期待されていましたが、今のところ各主人公たちが顔を合わせる事がないまま物語が展開しています。このままヴェノムが終わってしまうのかどうかも注目されています。

また、本作にはMCUの「ドクター・ストレンジ」シリーズで兄弟子モルドを演じたキウェテル・イジョフォーさんもキャスティングされている事もポイントになっています。

6:スパイダーマン4

公開日未定。マーベル・スタジオとの共同作、MCUの映画。

2023年に入って既に脚本作業は始まっている事がマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によって明かされていましたが、現在米国内で行われている脚本家ストライキの影響で作業がストップしている事がソニーのエイミー・パスカルプロデューサーにより報告されています。

公式には内容等発表されていませんが、前作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で世界中の人々の記憶から失われたピーター・パーカーが、人生の再起動をしていく映画になると見られています。MJとの恋愛関係やネッドとの親友関係の再構築などにも注目され、再びアベンジャーズに登場するのかなど、このリストの中で最も期待されている作品と言っても過言ではありません。

なお、本作にはマイルズ・モラレスが登場しない可能性が示唆されています。

7:ヒプノハスラー

公開日未定。SSU映画。

エル・ムエルトと同様のマイナーヴィランの映画化が報じられていますが公式発表ではありません。主演にドナルド・グローバーさんがキャスティングされていると言います。

グローバーさんはMCU「スパイダーマン:ホームカミング」でアーロン・デイビスを演じており、「アクロス・ザ・スパイダーバース」でもコミック通りプラウラーとなったアーロンを演じました。

アーロンはマイルズ・モラレスのおじにあたる、スパイダーマンユニバースでは重要なキャラクターであり、その役者をさらに別のキャラクターに起用するのはどういった意図があるのでしょうか。

8:スパイダーウーマン

公開日未定。

先日ソニーのプロデューサーが開発中である事を認めた「スパイダーウーマン」は俳優のオリヴィア・ワイルドさんが監督を務めていると報じられています。

スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリューを主人公としていると噂されており。「マダム・ウェブ」には登場しない女性ヒーローになるか、あるいは秘密のカメオとなっている可能性がありそうです。

9:マイルズ・モラレス

公開日未定。

アニメ「スパイダーバース」シリーズやプレイステーション用ゲームのおかげで日本での知名度も高まったスパイダーマン/マイルズ・モラレスですが、その実写版が開発中である事をプロデューサーが認めています。

前述のとおりMCU「スパイダーマン4」には登場しない予定のようで、SSUのキャラクターとしてデビューするのではないかと見られています。

なお、プロデューサーによると「スパイダーウーマン」と「マイルズ・モラレス」は「予想よりも早く観られる」との事。

10:シルク:スパイダー・ソサエティ

配信日未定。SSUのドラマとされています。

米メディアによると「シルク:スパイダーソサエティ」は、米国のMGM+ (旧称 Epix) のリニアチャンネルで放送され、続いて Prime Video で世界的に公開されるとの事。

このドラマは、マーベルコミックとしてダン・スロット氏とウンベルト・ラモス氏によって作成されたキャラクターに基づいており、「韓国系アメリカ人の女性がピーター・パーカーを噛んだのと同じクモに噛まれた、シルクとして知られるキャラクター。スーパーヒーローになる途中で行方不明の家族を探している」と説明されています。

「ウォーキング・デッド」のショーランナーのアンジェラ・カーンさんが制作に参加。

11:スパイダーマン・ノワール

配信日未定。SSUのドラマとされています。

「スパイダーバース」にも登場しているスパイダーマン・ノワールの実写版で、映画「モータルコンバット」のオーレン・ウジエルさんが脚本を担当。シルクと同様に Prime Video での配信予定となっているようです。

なお、シルク共々、脚本家ストライキの影響で開発が中断している事がプロデューサーによって明かされています。