幻のライミ版「スパイダーマン4」のアートが公開

ソニー・ピクチャーズが 2002年 から 2007年 にかけて展開したサム・ライミ監督、トビー・マグワイアさん主演の「スパイダーマン」3部作の続編となる「スパイダーマン4」のグッズに使用される予定だったアートが明らかとなりました。ライミ監督による「スパイダーマン4」は最終的に計画が中止となった事が2013年に報じられています。

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今回判明したアートはマーベル・トイ・ラインのクリエイティブディレクター、クリストファー・メッツガー氏によって明らかにされたものとの事で、何らかのグッズのパッケージに使われる予定だったアートのようです。

ライミ版「スパイダーマン4」は制作されませんでしたが、ブラックキャット役にアン・ハサウェイさんがキャスティングされていた事が最近本人によって認められた他、アンジェリーナ・ジョリーさんが登場する予定だったとも言われています。

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ライミ監督はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の監督としてヒーロー映画に戻ってきた後、マルチバースを経験して「スパイダーマン4」の可能性について言及、そして「トム・ホランドではなくトビー・マグワイアの4作目を撮りたい」と発言しています。

また、「スパイダーマン3」や「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でサンドマンを演じたトーマス・ヘイデン・チャーチさんはこの話題に便乗し、これが実現するならカメオ出演出来るようにキャンペーンをするとも語っています。

2024年現在、「スパイダーマン:ホームカミング」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」につづくMCU版の「スパイダーマン4」が開発中ですが、ライミ版の「スパイダーマン4」も並行して開発されている可能性はあるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」S2よりウロボロスの初期アート公開、当初はとあるキャラの変異体だった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2より、キー・ホイ・クァンさんが演じたO.B.ことウロボロスの未使用に終わったコンセプトアートが公開されました。アーティストの説明によると、ウロボロスは当初、別のキャラクターの変異体だったと言います。

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アレクシ・ブリクロットさんは自身の Instagram にてこのアートを公開。

「ロキ シーズン2のコンセプトアート。ウロボロスがメビウスの変異体であることを探求する。そのため、オーウェン・ウィルソンの似顔絵をこの大きな赤い口ひげで変えながら描いている。別の時間軸のメビウス。TVAオレンジのクラシックな配色に、補色のヒント。ヴィンテージのメカニックスタイル。背景はTVAオフィスの不条理な官僚的側面を反映させようと楽しんでみました。」

ウロボロスにはメビウスの変異体としての役割がいくつか検討されていたようですが、より複雑になっていく事と配信の尺の問題でこのアイデアは隅に追いやられていったようです。

変異体と言えば、ウロボロスはその技術力、そしてヴィクター・タイムリーとの無限の繋がりからカーンの変異体ではないかとも考えられていましたが、演じたキー・ホイ・クァンさんはファンのこの理論について「正直な所、私がOBをこんなに愛している理由は、彼がとても純粋だからです。ご存知ですか?彼は自分の仕事以外のことは何も考えていません。彼は自分の仕事をとても愛し、とても愛情と熱意を持ってそれに取り組んでいます。彼が悪者になってしまうのを見るのはちょっと悲しいと思います。」とコメントしています。

シーズン2ではマルチバースの消滅の危機が訪れていましたが、ゴッド・ロキによってこれは回避されました。代わりにマルチバース戦争のリスクを受け入れざるを得なくなりましたが、これは今後アベンジャーズたちが対処していくと考えられています。

マルチバースが存続した事で、今後のMCUでメビウスの別の変異体などが登場する可能性もあるのかもしれません。

ドラマ「ロキ」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

映画「スパイダーマン:NWH」の新たなアートが公開。彼らが来るのではなく、ストレンジたちが行く計画があった

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のコンセプトアートを担当したフィル・サンダースさんが自身の ArtStation で新たな未公開アートをシェアしました。それらによると、ピーター1やドクター・ストレンジが「スパイダーマン」や「アメイジング・スパイダーマン」の世界を訪れるプランがあったようです。

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よりたくさんの、より精細なアートはサンダースさんの ArtStation でご覧いただくとして、その一部をSNSから引用したのが以下のようなものです。

サンダースさんのコメントは次のとおり。

スパイディとドクター・ストレンジが多元宇宙を追いかける初期のアイデアのひとつは、呪文の源(この初期バージョンでは「ヴィシャンティの書」)をめぐって、旧作品のシーンを通して2人を戦わせるというものでした。私たちは数日間、このアイデアで遊ぶ時間を与えられ、映画のスクリーンショットを使い、スパイディとドクを描き込みました。見慣れたショットを使い、重心と視点をずらして、キャラクターがアクションとはまったく違う方向にいるようにするというアイデアが気に入っています。

公開バージョンの「ノー・ウェイ・ホーム」では魔法の箱マキナ・デ・カダヴスを巡ってストレンジとスパイダーマンが争う場面がありましたが、当初は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で紹介されたヴィシャンティの書を巡って争う中で、サム・ライミ版「スパイダーマン」や「アメイジング・スパイダーマン」の世界へ行く計画があったようです。

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」と「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開順が入れ替わる事になり、多くの変更を余儀なくされました。

以前には「ノー・ウェイ・ホーム」にアメリカ・チャベスが登場予定だった事も明かされています。

「ノー・ウェイ・ホーム」の公開からもうすぐ2年となりますが、我々の知らないバージョンがまだまだ日の目を見ずに眠っているのかもしれません。

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」から削除された8人のヴィランが公開

ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のキャラクターデザインを担当したジーサス・アロンソ・イグレシアスさんが、自身のX(旧Twitter)を通じて、本作に未登場に終わったヴィランたちのコンセプトアートをファンに向けて共有しました。

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イグレシアスさんは「スポットのことはちょっと忘れて(彼のさらなる活躍がまだ待たれます)、もっと楽しい課題に移りましょう。映画には登場しなかったけど、彼らの個人的なバージョンに触れることで、私たちに本当にいい瞬間を与えてくれた悪役たちです。」とコメントを添えてコンセプトアートを投稿。

アートにはエイトボール、ヒッポ、ジャッカル、ホブゴブリン、ヒューマン・フライ、スクリューボール、ピューマ、ヒプノハスラーの8人の姿が描かれています。

このうちホブゴブリンはピーター・パーカーの親友ネッドがヴィランとなった姿であり、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で登場するのではないかとも言われていましたが、実際には登場しませんでした。しかし作中ではホブゴブリンを匂わせるようなやり取りが挿入、トビー版ピーターが親友ハリー・オズボーンに裏切られたエピソードをネッドに語った際、ネッドは「自分はそんなことはしない」とコミック版のネッドを否定するセリフを発しています。

そしてヒプノハスラーは大手メディアが実写化の動きがあると2022年末に報じていました。

今回公開されたアートのキャラクターたちは続編となる「ビヨンド・ザ・スパイダース」に登場するのか、はたまた実写化されるのが先になるのか、今後の動きには注目です。

本作の気になるサブスク配信について、fansided は9月、10月ともに米Netflixのスケジュールには掲載されなかったとし、次の目安として12月頃になるのではないかと指摘しています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で削除されたマイケル・キートンさんのバルチャーの役割が明らかに

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では、「スパイダーマン:ホームカミング」のヴィランだったバルチャー/エイドリアン・トゥームスが再登場する予定だった事が過去に明かされていますが、今回は彼の役割に関する情報が明らかになりました。

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アーティストのフィル・サンダースさんは自身の ArtStation で「ノー・ウェイ・ホーム」の新たな未公開アートを公開。ピーターはマルチバースからのヴィランたちを更生させるためにドクター・ストレンジではなく、エイドリアン・トゥームスを頼る流れになっていたようです。

©MARVEL,Sony Pictures

サンダースさんは未使用に終わったコンセプトアートについて「このような複雑なプロジェクトでは、ストーリーの方向性がMCUの大きな計画や俳優の都合などの課題に適応するにつれて、脚本は何度も変更されます。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の初期バージョンでは、ピーターは捕らえられたマルチバースの悪党たちを更生させるため、かつての敵の助けを借りることになっていました。ドク・オックのハッキングされた触手の助けを借りて、彼がカエル行進でマルチバースの悪党たちを街中に連れて行くのを見るのは、とても楽しかった事でしょう。これらの素晴らしい俳優たちの多様な態度を捉えて描く事は、大きな喜びでした。」とコメントしています。

「ノー・ウェイ・ホーム」の初期のプランではこの時点でエイドリアン・トゥームスは出所していたと言う事のようですが、このプランが削除された事で出所の話もリセットされてしまったようです。

この話が採用されたなかった理由は不明で、「モービウス」のためにトゥームスが刑務所に戻されたのか、それともこのプランがなくなったから「モービウス」でトゥームスが再利用されたのかは定かではありません。

しかし「モービウス」の展開ではバルチャーは再びスパイダーマンと戦う運命にあるようで、「ノー・ウェイ・ホーム」で削除された二人の協力関係のような展開は今後もないのかもしれません。

マイケル・キートンさん演じるバルチャー/エイドリアン・トゥームスの次の登場作品ついては今の所発表されておらず、早ければMCUの「スパイダーマン4」やSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の「ヴェノム3」などの映画になるのではと予想されています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はBlu-ray、4k UDHなどのディスクが販売中、各種ストリーミングサービスで配信中です。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではアントマンが怪獣と戦うプランがあったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではアントマンが巨大化したジャイアントマンよりもさらに巨大な敵が計画されていたことを、コンセプトアーティストのアダム・ロスさんが明かしました。

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ロスさんは自身の ArtStation にて「エンドゲーム」のコンセプトアートを紹介し、「これはエンドゲームの最終決戦で絡む巨大モンスターのコンセプトとして行われたものです。『アベンジャーズ』第1作に登場したチタウリの空飛ぶリヴァイアサンを直接ベースにしています。ZBrushでスカルプトし、Keyshotでレンダリングし、Photoshopで(合成した)」と説明しています。

©MARVEL,Disney

チタウリの戦艦リヴァイアサンがこのような形態になるとは意外な展開でしたが、残念ながらこの計画が映像化されることはありませんでした。

「エンドゲーム」の最終決戦では様々な試行錯誤が行われており、ドクター・ストレンジが濁流を止めるシーンはワンダと共に止めるプランなども実際に撮影されていました。また、サノスが別の時間軸のキャプテン・アメリカの首を切り落とし、アベンジャーズの前に放り投げて見せるシーンもあった事をケヴィン・ファイギ社長が明かしています。しかしこれはさらに余分なタイムトラベルが必要になることと、それがなくともアベンジャーズがサノスに立ち向かう十分な理由が用意出来ていた事からこのシーンを中止したと説明していました。

2019年の公開からかなりの時間が経過している「アベンジャーズ/エンドゲーム」ですが、まだまだ明かされていない秘密が眠っているのかもしれません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、削除されたMJ vs. グリーンゴブリンのシーンが明らかに

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のコンセプトアートを担当したフィル・サンダースさんが自身の ArtStation を更新し、本作のアートを追加。本編には含まれなかった新たなシーンが明らかとなりました。

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from ArtStation/Phil Saunders ©Sony,MARVEL

 

 

アートではグリーンゴブリンに解毒剤を打ち込もうとするMJの姿が描かれており、重要な役割として果敢に立ち向かっていくアイデアがあった事を示唆しています。

残念ながら公開バージョンには採用されませんでしたが、MJは要所要所でピーターをサポートし、映画は終わりを迎えることになりました。

ゼンデイヤさんが演じるMJことミシェル・ジョーンズは「ノー・ウェイ・ホーム」のラストでドクター・ストレンジの魔法によってピーター・パーカーに関する記憶を失うこととなりました。しかし、彼女の最後のシーンではピーターから貰ったブラック・ダリアのネックレスを大事にしている事が描かれており、無意識下にピーターの記憶が眠っている事をほのめかして映画は終わっています。

現在、最新作となる4作目の開発が始まっていますが、アメリカで行われている脚本家及び俳優のストライキの影響で制作は中断中。しかし先日はこの4作目に、「ホームカミング」から「ノー・ウェイ・ホーム」までを担当してきた脚本家がふたたび採用されているとも報じられています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はBlu-ray、4k UDHなどのディスクが販売中、各種ストリーミングサービスで配信中です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より未使用に終わったスーツのアートが公開

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式アートブック「SPIDER-MAN:NO WAY HOME – THE ART OF THE MOVIE」より、本編に登場しなかったスパイダーマンのスーツのコンセプトアートが判明しました。

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コミックのシンビオートスーツを基調とするデザインになっており、胸のクモの部分はコミックどおりに白いものから、赤やゴールドなどが考案されていたようです。

ただしシンビオートのブラックスーツは制作がスタートしている「スパイダーマン4」でも登場しないと言われており、「ノー・ウェイ・ホーム」でも単にアップデートスーツのひとつの原案として用意されていたものと考えられます。

ファンサービスのためだけにこのアイデアが消費されなかったのはファンにとっても良いことで、コミックや昔の映画、そして10月発売のPS5のゲームと同様のブラックスパイダーマンスーツがMCUに登場するチャンスが残されています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は各種プラットフォームでデジタル配信中です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、ゴブリンがアイアンアーマーをまとう計画があった

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に登場するグリーンゴブリンが、アイアンマンのアーマーを着用する計画があった事が公式本「SPIDER-MAN:NO WAY HOME – THE ART OF THE MOVIE」より明らかになりました。

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劇中ではドクターオクトパスがナノテク、エレクトロがアークリアクターを使用して独自のパワーアップを獲得する様子が描かれていましたが、今回判明したコンセプトアートによると、ウィレム・デフォーさん演じるグリーンゴブリン/ノーマン・オズボーンは映画「アイアンマン2」(2010年)に登場したマークVIのアーマーの一部を装着する計画があった事を示しているようです。

また、アイアンマンの象徴的な赤色ではなく、グリーンゴブリンの緑と紫のツートーンにするプランもあったようです。

実際の完成バージョンではゴブリンがアイアンアーマーを着る事はありませんでしたが、アーマーなしでもあれだけ三人のスパイダーマンを苦しめた事を考えると、コンセプトアートが採用されていたらもっと苦戦するような脚本になっていたのかもしれません。

1年以上前にはスターク・インダストリーズのドローンをベースに改造されたゴブリングライダーのコンセプトアートも公開されています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」よりアダム・ウォーロックの未使用アートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」より、本作で初登場となったキャラクター、アダム・ウォーロックの未使用コンセプトアートが公開されました。

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アーティストのジェラド・S・マランツさんは自身の ArtStation にて、アダムの初期デザイン案を公開。

その一部は以下のような画像で、様々なバージョンのアダム・ウォーロックの姿が検討されていました。

from ArtStation/Jerad S. Marantz ©MARVEL,Disney

 

 

マランツさんは「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3』のアダム・ウォーロックの初期デザインをいくつか担当することになりました。マーベルのビジュアル開発チームと一緒に仕事ができるのは、いつもとても光栄なことです。この素晴らしいプロジェクトに私を連れてきてくれたアンディ・パークに心から感謝します。アダム・ウォーロックの最終デザインは、私の良き友人であるコンスタンティン・セリスがしてくれました!」とコメントを添えています。

他にも映画本編では披露されなかったアダム・ウォーロックの攻撃能力を描いたアートも多数公開されており、興味がある方はぜひ ArtStation で直接ご確認ください。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月3日 より劇場公開中です。