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映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の本質は家族ドラマだと主演が語る

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ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の主演を務めるアーロン・テイラー=ジョンソンさんとJCチャンダー監督が、海外メディア Total Film とのインタビューの中で、この映画がR指定でありながら本質的には家族ドラマだと語りました。

監督は主人公のセルゲイ・クラフィノフについて「このキャラクターには、私たち二人が感じ取ったような執念深さがありました。彼は決して屈しないようです。私は、スタントをデザインし始めた当初から、本当にリアルなものにしたかったのです。今ある技術を使えば何でも出来てしまうので、逆にキャラクターができることをほとんど制限することになりました。」と説明し、「そして、この男(テイラー=ジョンソンさんの事)がいる。彼は肉体的に才能に恵まれたパフォーマーです。粘土の塊のようで、とてもクールなことをたくさんできるんです!」と主演俳優を称賛しました。

アーロン・テイラー=ジョンソンさんは、 英国では珍しく「18禁」指定を受けたこの映画について、「厳しいR指定だったため、控える必要がなかったと思います。私たちは、その枠に当てはめようとしていましたが、このキャラクターを解き放ち、彼に正義を与えなければならないと思いました。R指定を許可してくれて、私たちは間違いなく限界を超えました!」とコメント。

監督は「こう言うと変に聞こえるかもしれませんが、R指定のおかげで、私たちはいくつかのことをすることが出来ました。精神疾患の歴史があります。この映画では、子供たちの育てられ方についてもっと言及している『おおっ』と思うような出来事がいくつか起こるでしょう。」と補足しました。

そして、テイラー=ジョンソンさんは「物語の核には、本当の家族ドラマがあると思います。この2人の少年は、非常に有害な環境で育てられています。彼らの父親はロシアのギャングで、ギャング団のリーダーであり、最終的にビジネスを息子に譲り渡そうとしています。」 と映画の背景を説明し、それに対して主人公のセルゲイは興味がなく、「それが私のキャラクターを自警団員になる道、そして悪党になる道へと導いたのです。」と語りました。

「彼(クレイヴン/セルゲイ)が唯一大切にし、全人生をかけて守りたいと願っているのに、結局は彼を危険にさらす可能性のあるあらゆることに巻き込まれ、それに耐えて生きていかなければならないのだと思います。だから、この物語には本当に強い心と魂が込められているのです。」と締めくくりました。

本作は主人公セルゲイとその弟、コミックではヴィランのカメレオンとしても知られるドミトリ、そしてギャングの頭目である父親のニコライ、この3人の家族が物語の中心になるとの事で、R指定でありながらも家族をテーマとした作品に仕上がっているようです。

このあたりの事情はコミックとはかなり異なっており、父セルゲイはコミックでは貴族で、同じく貴族の女性だったアンナと結婚し、しばらくは幸せな家庭を築いていました。しかし時代はロシア革命に突入、夫妻が身を隠す生活の中でセルゲイを出産。その後しばらくたっても事態はニコライが思うように好転せず、結局は当時の皇帝と家族が虐殺され、新政権が誕生しました。

これを機に家族はニューヨークへと移動。ニコライはアメリカがロシアの新政権に介入してほどなく貴族に戻れるだろうと考えていましたが、そうはなりませんでした。次第にニコライは憂鬱になり、メイドと不倫をしてドミトリが誕生、ニコライはドミトリの中に自分の屈辱などすべての負の部分を見出し、向き合うことはありませんでした。妻アンナは精神に異常をきたし、セルゲイは腹違いの弟をいじめ、一家は異国の地で崩壊へと向かっていきました。

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今回の実写映画では元から問題がある家族として描かれることになるようで、インタビューでは母の存在がどうなっているのかわかりませんでしたが、父と二人の息子の間にどのような関係が描かれているのか注目です。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter star Aaron Taylor-Johnson on the Marvel movie’s violent action sequences: “We definitely pushed the boundaries!”

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。