ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」に登場するいくつかのキャラクターの詳細について、パイロット版の設定を海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報じています。
※これより先は「スパイダー・ノワール」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
氏のレポートによると、主人公からいくつかのサブキャラクターに関する詳細は以下のようになっています。
主人公ベン・ライリー
スパイダーマンの力を持つ引退したスーパーヒーロー。比喩的にも文字通りにも、年老いて壊れており、以前のようにスーツを着ることはできない。代わりに、彼は低レベルの私立探偵の事件を引き受け、市長のような有名人が関わる事件には手を出さない。回想を通して、彼がここに至った過去の英雄的行為や過去の失敗を知る事になる。彼は魅力的だが、風変わりで、パイロット版は彼が今後良いキャラクターアークを描けるようにうまく設定している。
ユリ・ワタナベ
ニューヨーク市の犯罪組織、特に市長とのつながりが不明な舞台歌手。パイロット版では彼女のキャラクターは完全にベン・ライリーの目を通して描かれているが、本編では彼女のために興味深い大きなストーリーが展開される。
フリント・マルコ(サンドマン)
ユリに雇われた悪党だが、サンドマンに変身してしまう原因不明の症状を抱えている。人格が切り替わると、分身が支配していたときに何をしたかは記憶に残らない。物語のかなりの部分が彼を中心に展開されるようで、このキャラクターがファンのお気に入りになる可能性は大いにある。
ロビー・ロバートソン
記者であり、ベン・ライリーの友人。パイロット版ではキャラクターに深みはあまりないが、ファンに愛される可能性を秘めている。
デルガド市長
動機や過去が全く不明な腐敗政治家。このキャラクターは、将来のエピソードの設定として、おそらく主な悪役として登場します。
シルバーメイン
邸宅が全焼したため引退の計画が頓挫した老年の犯罪ボス。どうやら彼はシリーズのもう1人の主要な敵役になるようです。
ジャネット
ベン・ライリーの秘書兼副官。『マッドメン』のジョーンのようなキャラクター。
エドワード・アディソン
身体に害を与えることなく自分自身に火をつけることができる男であり、物語のマクガフィンの 1 人。
デルガド
ベン・ライリーと良好な仕事関係にあるもう一人の私立探偵。
主人公がピーター・パーカーではない所からコミックとはかなり異なるようですが、パイロット版ではこういったキャラクターが登場しているようです。デルガドと名付けられた同僚とヴィランがいるというのも少し混乱するポイントですが、本編では何か重要な繋がりが描かれる事になるのでしょうか。
主人公であるスパイダーマン・ノワールはアニメ映画「スパイダーバース」にも登場しましたが、そこではコミックリリー的なキャラとして描かれていました。このドラマは原作コミックのようなダークな世界観を描くと見られており、SSUの新境地を切り拓いていく事が期待されています。
ドラマ「スパイダー・ノワール」は Amazonプライム・ビデオで配信予定です。