映画「マーベルズ」、10日前ティザーでキャプテン・マーベルたちのピンチを予告

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」の新たな映像が公開されました。劇場公開の10日前を知らせるこの予告動画ですが、15秒という短い時間の中で気になるポイントがいくつか含まれています。

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予告の冒頭ではキャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの三人の記憶が調査されているシーンが挿入されています。このテクノロジーは「キャプテン・マーベル」や「シークレット・インベージョン」でスクラル人が使っていたものに似ていますが、本作の目下の敵対勢力であるクリーに捕らえられて記憶を調べられているのか、味方であるフューリーによる何らかの健康チェックのようなものなのか、状況によってかなり意味合いが変わってくるシーンとなるようです。

©MARVEL,Disney

その直後には本作のメインヴィランとされているクリーのダー・ベンらしき女性が大きなエネルギーをまとうシーンが挿入されています。両腕には赤い光を放つバングルが確認する事ができ、カマラのバングルが奪われてしまう事を予告しています。

「ミズ・マーベル」では、自らをジンと名乗るクラン・デスティンたちが2つのバングルを揃える事で故郷に帰れると信じていたアーティファクトですが、「マーベルズ」ではこれによってマルチバースに大きな影響を与えてしまうのでしょうか。

©MARVEL,Disney

動画の中盤を過ぎたあたりで表示される「COMES NEXT」の文字。これがフェードアウトする際、Xの文字だけがコンマ数秒遅れているのも気になるポイントです。

「マーベルズ」のニア・ダコスタ監督はかねてより「X-MEN」の映画を撮りたいと話している他、本作にはX-MENに関する噂も存在しています。この予告の「X」は単なる演出上の偶然の一致なのか、それとも実際にX-MENをほのめかしているのか、劇場にて確認する必要があるようです。

©MARVEL,Disney

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

「ロキ」S2、脚本家が「アベンジャーズ/エンドゲーム」と矛盾しているタイムトラベル論について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のヘッドライターを務めるエリック・マーティンさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューに応じ、本作のロキには「アベンジャーズ/エンドゲーム」で説明されたタイムトラベルとは異なる現象が起こっている事について語りました。

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マーティンさんは「そもそも不可能な事なんです。O.B.も『こんな事は起こり得ない』と考えています。TVA自体には現実と異なるルールがありますが、それが何を意味するかは完全には理解していません。」と、矛盾ではなく、不可能だと考えられていた事が起こり始めるという変化を描いていると指摘しました。

「ロキ」ではメビウスが説明したように「TVAでは時間の概念がない」というルールがベースにあるとした上で、ロキの過去の行動が現在に反映されたタイムスリップ現象はあくまで例外の事例であるようです。

マーティンさんは「私たちが決めたルールの範囲内で仕事をしないようにしていたわけではありません。私はただそれらを成長させ続けようとしていただけです。思い浮かんだシーンがすぐに頭に残ってしまったのですが、あるシーンがパラダイムを壊すようなものには絶対にしたくありませんでした。それが私たちが部屋で話したまさにその場面です。」と続けます。

そして「過去作のルールの範囲内に留まるだけでなく、それを拡大し、成長させ、TVA全体の世界を成長させようとしていたのです。」と語りました。

マーティンさんが言う「変化」のきっかけになっているのがシーズン1の最後に描かれた在り続ける者の死であり、彼が警告していたように彼の死によって神聖時間軸に変化が生じ、ロキたちがシーズン2で未知の現象を体験することになったようです。

今回のインタビューでは触れられませんでしたが、シルヴィの復讐の結果は神聖時間軸のいつから影響が現れているのかが気になる所。というのも「ミズ・マーベル」でもカマラ・カーンが過去の行動を現在に反映させるタイムトラベルを経験しており、彼女もまた「例外」となってしまったと言えるのでしょうか。

マーティンさんはあくまで「ロキ」のヘッドライターですから、この話はもっと上の立場の人間でないと知り得ない事なのかもしれません。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Loki’ Head Writer Eric Martin Talks Episode Four’s Explosive Ending: “There’s Meaning in All of It”

映画「マーベルズ」にサノスは登場する?

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」の劇場公開が近づく中、本作にサノスが登場するのかしないのかといった疑問が話題となっています。きっかけとなったのは先日公開された公式の予告映像です。

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映像の冒頭、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のワンシーンから始まる「マーベルズ」の予告ですが、その後、サノスの「エンドゲーム」での映像も挿入されています。

過去の映画のシーンをフラッシュバック映像として本編内で使う事は十分に予想できる事ですが、海外メディア The Direct では、サノスを演じるジョシュ・ブローリンさんがこの「マーベルズ」の予告内で「エンドゲーム」にはなかった「There will always be more to finish my work.」というセリフを口にしていると言います。

セリフ自体も「エンドゲーム」時に収録され、使用されなかったものである可能性はありますが、このサノスのセリフが本作のヴィランであるダー・ベンのシーンに重ねられているのも気になるポイントになっています。

MCUでのサノスの再登場自体は予想されていたものです。「エターナルズ」で弟のエロスが紹介された事から「エターナルズ2」では回想シーンなどで再登場する事が期待されていました。また、「デッドプール」や「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でサノスの変異体が登場する可能性も十分にあると見られていました。

「マーベルズ」にサノスが登場するとしたら中々予想外であり、実際に登場するとしたらどのような役割になるのか、その答えを知るまでにそう長くの時間はかかりません。

映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

PS5「Marvel’s Spider-Man 2」でヴェノムを自由に操作するバグが発見される

インソムニアックゲームズが開発、SIEから販売されているプレイステーション5(PS5)向けのゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」に登場するヴェノムを自由に操作するバグが発見され、その再現方法を 米IGN が公開しています。

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動画でも警告されていますが、セーブデータ破損の恐れがあるため、バックアップを取るなどして自己責任でお楽しみください。

動画によると、ヴェノムを操作するタイムズスクエアのミッションまで進んだら、左手にあるビルを登っていくとの事。屋上にたどり着いたら隅っこの見えない壁に向かってジャンプを繰り返すうちに通り抜けが成功し、その後は自由に散策できると言います。

ただしこれはバグであるため、結局のところヴェノムで出来る事はあまりないと言います。スイングする事も出来ませんし、もちろんスパイダーマンのようにスキルを強化する事も出来ません。自転車に乗るモーションはあるようですがオブジェクトのサイズが合わないため浮いて見えるようになっています。

データ破損のリスクを抱えてまで試してみたいかどうかはそれぞれのユーザーの価値観に委ねられています。

本作のディレクターは既に次回作のプランがあるとコメントしており、今後のDLCや「スパイダーマン3」にてヴェノムが正式なプレイアブルキャラクターになる事に期待したい所です。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに 2023年10月20日 より発売中です。

ドラマ「ロキ」S2、ミッドシーズントレーラー公開、新規映像が5話、6話を予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のミッドシーズントレーラーが公開されました。約90秒の動画には4話までにはなかった残されている予告映像や、今回初公開となる映像も含まれています。

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4話では時間織り機のオーバーロードが臨界に達し、ロキたちが愕然と立ち尽くす中で光に包まれて終了しました。ウロボロスはTVAの終わりを予告していましたが、実際にTVAが機能しなくなっているのか、今後の見所となっています。

冒頭の部分は4話での時間織り機修復の作戦会議シーンに似ていますが異なっており、これが削除映像の再利用でないのなら5話及び6話ではタイムループも描かれる可能性がありそうです。

また、過去の予告映像でもあったロキのタイムスリップ再発の続きが紹介されています。

スポーツ店の前にタイムスリップしたロキでしたが、店内には神聖時間軸あるいは分岐時間軸のメビウスが店員として働いています。このメビウスは当然のようにTVAに関する知識や記憶がないようで、ロキが「TVAはなくなった」と説明しても「ATVの事かな?新車が2台、先週入荷したよ」と返しています。

さらに防護服を着た誰か(ヴィクター・タイムリー?)が織り機にたどりついてボタンを押すシーン、それでもやっぱりスパゲティになるシーンなど、何度かループしているような印象をもたせる映像になっています。

また、TVAとは雰囲気の違う部屋に、ロキを筆頭に店員のメビウスやB-15やウロボロスの別の変異体あるいはオリジナルらしき人物が集うシーンは、ロキがTVAを再び立ち上げているように見えなくありません。

気になるレンスレイヤーのその後に関しても何かしらが描かれるようで、今回の予告にもわずかな映像が含まれています。シーズン1での出来事を思い返す限り、レンスレイヤーはヴォイドに送られていると考えられそうです。

本作のプロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんはマーベル公式とのインタビューの中で、「4話を気に入ったのなら、5話、6話はおそらくこのシリーズの最高の 2 つのエピソードだと心から思います。それらは美しく、そして奥深いものです。」とコメントしています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

【噂話】映画「ファンタスティック・フォー」のワーキングタイトルが判明か

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のワーキングタイトルが判明したと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。ワーキングタイトルとは制作初期の段階で使用される仮題の事で、物語のヒントになっている場合もあります。

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TCCは5月ごろからワーキングタイトルに関する情報を掴み始め、数ヶ月に及ぶ調査の結果、「ブルームーン」と設定されている事がわかったと報告しています。これは「ファンタスティック・フォー」の何かを意味しているのでしょうか?

月のブルーエリア

マーベルコミックの世界にある地球の月にはブルーエリアと呼ばれる地域が設定されています。

コミックでは、数百万年前、スクラル人がクリー族とコタティ族の 2 つの種族が住む惑星ハラを発見しました。どちらの種族が秘密を共有するのに優れているかをテストするために、スクラル人は地球の月をクリー人とコタティ族のスクラル植民地の実験場として使用しました。クリー人は月のブルーエリアとして知られる地域を建設し、繁栄した都市と大都市を築きました。一方、コタティ族は月の表面で生命を育てることに成功しました。

コタティ族がスクラル人によって優れた種族として選ばれたとき、クリー人は反乱を起こしてスクラル人とコタティ族を殲滅し、その直前にこの地域は放棄されて崩壊し、実質的に廃墟となりました。この出来事は、コミックにおける何世紀にもわたるクリー・スクラル戦争の物語の始まりを告げるものとなっています。


ただし、TCCは「ファンタスティック・フォー」でこの事が取り上げられる可能性は非常に低いだろうと指摘しています。MCUでもクリーとスクラルが長年戦争を続けている事は描かれていますが、数百万年さかのぼってこの戦争を詳細に描いていく計画は現時点でないと考えられています。

コミックでこれらの歴史が描かれる前、このブルーエリアは単なる古代文明の遺跡として「ファンタスティック・フォー」のコミックで紹介され、この時はここにウアトゥ・ザ・ウォッチャーの住処がありました。

ウォッチャーは名前の通り見るだけの存在である事がアニメ「ホワット・イフ」でも描かれ、物語後半ではその誓いを破りましたが、コミックで同様に誓いを破ったのはファンタスティック・フォーにギャラクタスの脅威を伝えた時でした。

ワーキングタイトルは必ずしも意味のある言葉になっているとは限りませんが、意味があると仮定した場合、MCU版の「ファンタスティック・フォー」は噂どおりに宇宙を舞台に月を中心に物語が展開する可能性が高そうです。

その他、チームは過去のヒーローとして登場し、現代にタイムスリップするといった噂や、シルバーサーファーとは異なる女性のヘラルドが登場するといった噂などがあります。

キャストについては不明ですが、10月の監督インタビューではそのうち発表出来ると決定済みである事が示唆されました。また、俳優組合のストライキの状況次第とした上で、2024年春からの撮影スタートを予定していると明かしています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:Exclusive: ‘Fantastic Four’ Working Title and a Cosmic Adventure

※おまけ。以下はMCU作品に使用された判明済みのワーキングタイトルの一覧です。

  • アイアンマン:Diving Bell
  • インクレディブル・ハルク:Hulk 2
  • アイアンマン2:Rasputin, Murphy’s Law and The Adventures of Angus McDonald
  • マイティ・ソー:Manhattan
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー:Frostbite
  • アベンジャーズ:Group Hug and Team Building
  • アイアンマン3:Caged Heat
  • マイティ・ソー/ダーク・ワールド:Thursday Mourning
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー:Freezer Burn
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Full Tilt
  • アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:After Party
  • アントマン:Big Foot
  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:Sputnik
  • ドクター・ストレンジ:Eye See You and Checkmate
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス:Guardians 3000 and Level Up
  • スパイダーマン:ホームカミング:Summer of George
  • マイティ・ソー/バトルロイヤル:Creature Report
  • ブラックパンサー:Motherland
  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー:Mary Lou
  • アントマン&ワスプ:Cherry Blue
  • キャプテン・マーベル:Open World
  • アベンジャーズ/エンドゲーム:Mary Lou 2 and Infinity Gauntlet
  • スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム:Fall of George and Bosco
  • ブラックウィドウ:Blue Bayou
  • シャン・チー/テン・リングスの伝説:Steamboat
  • エターナルズ:Sack Lunch
  • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:Serenity Now
  • ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス:Stellar Vortex
  • ソー:ラブ&サンダー:The Big Salad
  • ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:Summer Break
  • ザ・マーベルズ:Goat Rodeo
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3:Hot Christmas
  • アントマン&ワンスプ:クアントゥマニア:Dusty Bunny
  • ブレイド:Perfect Imprints
  • ワンダヴィジョン:Big Red
  • ファルコン&ウィンター・ソルジャー:Tag Team
  • ロキ:Architect
  • What if…?:Anything Goes
  • ホークアイ:Anchor Point
  • ミズ・マーベル:Jersey
  • シーハルク:Libra and Clover
  • シークレット・インベージョン:Changeup Productions
  • ムーンナイト:Good Faith
  • エコー:Whole Branzino と Grasshopper
  • アーマーウォーズ:Rigatoni
  • アガサ:カヴン・オブ・カオス:My Pretty
  • ブラックパンサースピンオフドラマ:Golden City
  • ファンタスティック・フォー:Blue Moon

映画「ヴェノム3」は公開延期の可能性大か

ソニー・ピクチャーズが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム3」は 2023年6月末 から撮影が開始され、主演のトム・ハーディさんの姿も確認されていました。しかしその直後に SAG-AFTRA のストライキが始まったことで撮影は中断、現時点で再開されていません。

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海外メディア Variety は昨今の映画館の現状と今後1、2年の主要なタイトルを特集する記事の中で、「ヴェノム3」について「今後数週間以内に製作が再開できなければ挫折に直面することになる。」と、2024年の劇場公開に黄色信号が灯っていると指摘しました。

ソニーはストライキの最中の2023年7月に今後の映画公開予定をアップデートし、「ヴェノム3」の公開日を 2024年7月12日 に設定したことが報じられました。しかしこの記事の執筆時点でストライキは収束の気配がなく、公開日のアップデートから3ヶ月経過し、撮影がほとんど進んでいない状態で公開まで約9ヶ月となってしまった現状では、すぐに制作再開出来たとてギリギリ完成するかどうかの瀬戸際に立たされているようです。

「ヴェノム3」は「ヴェノム」シリーズの完結編になる事がトム・ハーディさんによってほのめかされており、スパイダーマンとの戦いにも期待が寄せられているため、多くのファンは早く見たいという気持ちと、タイトなスケジュールで低品質な作品になっては困るという気持ちが入り交じる複雑な状況に陥っています。

本作についてこれまでに報じられた主なニュースとして、キウェテル・イジョフォーさんが起用されている事やジュノー・テンプルさんの起用などが報じられました。監督には一作目、二作目で脚本を務めてきたケリー・マーセルさんが就任ヴィランについていくつかの憶測が報道されています。

また、前作「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ではパトリック・マリガン刑事がシンビオートに寄生されたような描写があった事で、コミックのようにトキシックとしてデビューするのではないかと考えられている他、ヴェノムの象徴的な敵であるカーネイジが本当にあれで終わったのかといった事にも注目されています。

ソース:Movie Theaters Brace for Holiday Season Blues and More Delayed Blockbusters as Strike Drags On

PS5「ウルヴァリン」と「スパイダーマン」は同じ世界を共有していると監督が認める

先日発売されたプレイステーション5(PS5)ソフト「Marvel’s Spider-Man 2」は PlayStation Studio の過去の販売記録を塗り替えるなどし、PS5を牽引するタイトルのひとつとなっていますが、そのスパイダーマンシリーズを開発したインソムニアックゲームズのクリエイティブ ディレクターを務めるブライアン・インティハールさんが現在開発中の「ウルヴァリン」について言及しました。

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Youtube番組に出演したインティハールさんは、動画の1時間10分ごろから「Marvel’s Spider-Man」シリーズの多くのファンが気になっている「Marvel’s Wolverine」と世界を共有しているのかという質問に対して、「どちらも1048の世界の中での物語です」と、インソムニアックのゲームシリーズが Earth-1048 としてマーベルに正式に設定されている事を認めました。

ただし、インティハールさんは「Marvel’s Spider-Man 2」は想像出来る限り最高のスパイダーマンゲームを作るために集中して取り組んだ事でウルヴァリンとのコラボは達成出来なかったとし、それは「Marvel’s Wolverine」開発チームにも同様の事を望んていると語りました。

現時点でウルヴァリンのゲームにスパイダーマンがNPCとして登場する事は期待出来なさそうですが、「Marvel’s Wolverine」もヒットしたその先にはクロスオーバーするような展開が生まれてくるかもしれません。

インティハールさんは「Marvel’s Spider-Man 2」の続編となる「Marvel’s Spider-Man 3」についても別のインタビューにて語っています。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに 2023年10月20日 より発売中です。

MCUドラマは限定シーズンの制作をやめて複数シーズン計画へと移行していくと言う

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の大幅な作り直しが報じられてから約3週間、海外メディア The Hollywood Reporter は、ディズニーとマーベル・スタジオがキャラクターと物語の発展に十分な滑走路を提供するために、「複数シーズンの連続放送」を念頭に番組を制作することを計画していると報じています。

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THRによると、過去9本のドラマシリーズを展開してきた同スタジオは「ロキ」を除く全ての作品を1シーズン限りのリミテッドシーズンとして開発して来ましたが、今後は複数のシーズンにまたがるマルチプルシーズンとして開発するというプランに移行していくようです。

そこに登場するキャラクターは大きなクロスオーバーイベントのためのセットアップとして存在するのではなく、より時間をかけて視聴者との関係を築いていく狙いがあると言います。

この兆候は年明けからの配信が予定されている「エコー」からも感じられるとし、先日発売された書籍の中で計画の中止がほのめかされていた「ワンダーマン」もこの計画変更に含まれると THR は指摘。

マーベルのストリーミング部門を管轄するブラッド・ウィンダーバウムさんは、「キャラクターが好きだから」、という理由で観るような作品を開発して行きたいとコメント。そうする事で、他のプロジェクトと結びついているとか、彼らが映画に出てくるから予習のために見ておこうとか、アベンジャーズ映画の設定になっているからとか、そういうことを超えて機能するはずだと述べています。

マーベル・スタジオは先日、「シークレット・インベージョン」で顕著に見られた世間の厳しい評価を受けて、現在行われているストライキの影響で制作が中断されていた「デアデビル:ボーン・アゲイン」の大幅な作り直しを決定。

スタジオはこれまでのドラマシリーズの制作にあたって映画と同じ手法での制作アプローチを取っていましたが、今後は長い歴史の中で確立されているテレビドラマの制作手法にのっとって開発を進める方針へと切り替えている事がこれまでに報じられています。

ここ最近、「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」「シーハルク」シーズン2の噂を頻繁に耳にしますが、それらも限定シーズンから複数シーズンへの計画変更の一端に含まれるのか、今後の情報にも注目です。

ソース:‘Daredevil’ Hits Reset Button as Marvel Overhauls Its TV Business

ドラマ「ロキ」シーズン2、4話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月27日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード4「Heart of the TVA(邦題:TVAの心臓)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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明かされたラヴォーナ・レンスレイヤーの過去

シタデルにて明かされたレンスレイヤーの過去。それは1話でロキが耳にした録音のロングバージョンでした。

レンスレイヤーはマルチバースウォーが起こった際に軍を率いて敵を制圧する殊勲を上げていたことが判明。敵とはすなわち、在り続ける者の変異体とその軍勢であり、ようするにカーンと同等の能力を持つ敵を蹴散らしたのだと考えられます。コミックでもカーンとは戦い合う運命にあったレンスレイヤーですが、MCU版でも戦闘力が高い事は間違いないようです。

在り続ける者はレンスレイヤーに対する敬意と賞賛の言葉を並べていましたが、結局のところ、このすぐ後には裏切りが待ち構えていました。

プロトコル42

レンスレイヤーが先にTVAに戻った後、在り続ける者はミス・ミニッツを呼び出しプロトコル42の実行を指示。敵に勝利した際にレンスレイヤーの記憶を消去する事は最初からの計画のひとつだったようです。

そもそもTVAの職員は連れてこられた変異体が記憶を消去されて仕事をさせられている、という事でしたから、神聖時間軸のオハイオ州フリーモントのルーズヴェルト高校で教師をしているレベッカ・トーミットを基本として、分岐時間軸から連れてこられた変異体のレンスレイヤーが記憶を消されてハンターとして職務にあたり、マルチバースウォーを制した後にこのプロトコルで再度記憶を消されている事に。

少し気になるのはTVAがどのような経緯で設立されたかという事ですが、シーズン1の1話で見たオリエンテーションビデオでは、タイムキーパーが戦争を終わらせた後に再度戦争が起きないようにTVAが仕事をするようになったと説明されています。

一方で今回の記録装置では戦争終結前までには既にTVAが稼働済みであり、少なくとも敵と戦っていました。この時点ではシーズン1でメビウスたちがこなしていたような業務は並行して行われていたのでしょうか?それとも単なる軍隊として、カーンの変異体と戦っていただけなのでしょうか?

プロトコル42はレンスレイヤーだけでなく、この時TVAに所属していたすべての人間の記憶を消去し、シーズン1のオリエンテーションと同様の内容の記憶を上書きしていると考えるのが妥当なところと考えられそうです。

このタイミングで在り続ける者は自分の存在をTVAから消し、タイムキーパーを統治者として仕立て上げてシタデルに引きこもっています。これ以降、ロキが在り続ける者の存在を皆に知らせる時点までTVA職員は在り続ける者の存在すら認識していなかったと考えられますが、シーズン2の1話では在り続ける者の像があった過去のTVAを視聴者は目撃しました。あの過去はレンスレイヤーが軍を指揮し、カーンの変異体たちと戦っていた時期なのかもしれません。

ちなみに、42という数字はマーベルではよく見かける数字のひとつであり、今回のエピソード4シーズン2という部分にもかかっていると考えられます。

コミックの「シビルウォー」ではアイアンマンやミスター・ファンタスティックがプリズン42という刑務所を作ったり、映画「アイアンマン3」の大半で着用されていたのはマーク42であり、「スパイダーマン:スパイダーバース」でマイルズを噛んだクモの検体番号は42で、続編の「アクロス・ザ・スパイダーバース」ではEarth-42が最後に訪れた場所でした。

反乱の始まり

レンスレイヤーは裏切りに対して怒りをあらわにしますが、意外な事にミス・ミニッツは「(在り続ける者は)はじめから必要なかったのかもしれない」とこちらも反旗を翻します。

3話ではレンスレイヤーを切り捨て、ヴィクター・タイムリーを在り続ける者の計画に乗せようと躍起になっていたミス・ミニッツでしたが、AIの自分に芽生えた愛が主人へ届かない事を認めてしまったのか、突然態度を変えることになりました。

ウロボロス

ウロボロスの元に連行されたヴィクター・タイムリーはウロボロスの書いたTVAハンドブックを見て思いついた理論だとし、ウロボロスはタイムリーの研究を見て書いたというタイムパラドックスに。

ウロボロスはこれを「自分の尾を噛む蛇だね」と神話に登場する無限と再生を象徴する蛇ウロボロスに例えます。3話でも指摘しましたが、ヴィクターはウロボロスにとっての自分の尾、同一人物、つまり変異体に当たるという事なのでしょうか?

オートマットルーム

2話で訪れたキーライムパイのオートマットルームでロキは再び過去を振り返る事に。ロキがソーの事を振り返ったことは興味深い展開でしたが、残念な事にシルヴィはあまりリアクションをしませんでした。彼女に姉や兄はいるのでしょうか。

相変わらず意見が一致しないロキとシルヴィ。彼女が「ここを燃やしてやり直す方が簡単」と発言するのはシーズン1でロキが連れてこられた当初に「ここを焼き払ってやる」と言っていた事の繰り返しになっています。

しかしロキは当時と心境が変化しており、作り直すことは難しいと説明しますが、二人のロキはまだまだ衝突を繰り返す事になりそうです。

X-5 ブラッド・ウルフ

ドックス将軍らの囚人部屋に現れたレンスレイヤーは、TVAを取り返すための仲間を募りました。しかしレンスレイヤーには人望がなかったのか、神聖時間軸での人生に未練があるX-5を除いて、誰もついていこうとはしませんでした。

ここは映像こそなかったものの、以前に登場した拷問の箱ギズモによってMCU屈指の凶悪な処刑シーンとなりました。

気になるのはX-5は所詮変異体であり、神聖時間軸にはX-5のベースとなる人物が存在しているはずです。同時期に人生を歩んでいるとしたら、ベースの彼はなかなか大変な人生となることでしょう。

ホットココア

パイの件でシルヴィに猛烈に怒られたあと、オートマットにメビウスの姿はありませんでしたが、結局はココアでブレイクしていたマイペースなメビウス。

ホットココアマシンに興味を示したヴィクター・タイムリーは、ミス・ミニッツによってシステムダウンしている間にマシンを観察。ハンターD-90にココアを勧める優しい一面を見せるなど、それほど邪悪な人物ではない事を示唆します。

1話への回帰

ロキたちがココアマシンの場所に向かうとタイムリーの姿がなく、床にはカップとこぼれたココア、そしてタイムスティックが残されていました。3話でレンスレイヤーをシタデル送りにしたシルヴィもそうでしたが、タイムパッドを取り上げずに転送した事や、ここでブラッドがタイムスティックを放置していった事など、脚本のためのやや強引な展開が続きます。

ロキはそのスティックを拾い上げたあと、各自散開してタイムリーを探す中で過去の自分(背広を着ていないロキ)を目撃し、自身(背広を着ているロキ)がスティックを手にしている事ですべてを理解して過去の自分を剪定し、タイムスリップを解決させました。

システム再起動

1話で意味深だった電話の受話器を警戒しながら取り上げたロキでしたが、それほど意味深でもなく、ウロボロスからの連絡でした。

ミス・ミニッツをシステムから追い出すために再起動するかどうか悩むウロボロスですが、再起動することによってセキュリティもオフになって魔法が使えるようになってしまうリスクがあるとの事。

それを聞いたロキとシルヴィは自身の魔法が有効になるためはやく再起動するように言います。この事によってケイシーが大量に集めていたインフィニティ・ストーンもアクティベートされるのでしょうか?

この疑問については触れられることがなく話は進行し、ミス・ミニッツはシャットダウン。停止間際に「あなたは彼になれない」と気になる言葉を残して消えてしまいました。

3話でのミス・ミニッツの説明では在り続ける者の計画としてタイムリーにTVAハンドブックを渡し、やがてTVAを作り上げるという流れでしたが、ミス・ミニッツの本当の狙いが今後明らかになってくるのでしょうか。

臨界

タイムリーを奪還し、時間織り機の前に集まる一同。防護服を着ようとするロキを制止し、自分が行くというタイムリー。時間オーラが一致したという事実は自分がTVAを作った事の証明であり、自分がこの先にTVAを作るという運命があるのなら無事に戻れるという確証もあったのかもしれません。

しかしながら防護服を着て外に出たタイムリーはあっさりとスパゲティ化してしまいました。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のリード・リチャーズはワンダにスパゲティ状にされましたが、コミックのカーンはリードの先祖であり、カーンの関係者がスパゲティになるのは2回目とも言えます。

まさかの結末にあっけにとられる一同、視聴者と同じく何が起きたか分からないロキたちが混乱し、光に包まれるショットで4話は終了を迎えます。


「ロキ」シーズン2は神聖時間軸を守るためにロキが奔走していますが、正直な所、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のためにはマルチバースウォーが再び起こる必要があり、時間軸を守れないという結末に向かう必要があります。そうでなければ別作品で再び時間分岐を描く事になるでしょう。

あと2つのエピソードが残されているためロキたちがこのまま消えて終わりというわけがなく、これまでに公開されてきた予告動画にもまだ見ぬシーンがいくつか存在しています。

©MARVEL,Disney

1話で見たタイムスリップ現象が再び起こっているのが分かりますし、これによってスパゲティになる前にどこかの時間に飛んでいる可能性は大いにあるでしょう。

また、疑問として残されているインフィニティ・ストーン、とりわけロキと縁のあるスペース・ストーンでの脱出もわずかな可能性としてあるかもしれません。

©MARVEL,Disney

シルヴィが宙に浮かぶ青い光を見つめるシーンや、シーズン1でよく見た囚人服を着ているロキも気になる所です。

さらにフィーチャレットでは今回の冒頭で登場したシタデルでトム・ヒドルストンさんが何らかの撮影をしていた事が分かっています。

シーズン1の最終話に戻ってシルヴィの在り続ける者の処刑を止め、いったんこの混乱をおさめるという流れも考えられそうですが果たして。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年11月3日10時 より配信予定です。