マーベル・コミックの「スパイダーバース vs. ヴェノムバース」の最新刊で、日本のスパイダーマンこと山城拓也が新たなコスチュームで登場する事が発表されました。このキャラクターは日本の東映が1978年に制作した特撮ドラマ「スパイダーマン」の主人公を漫画化したものになっています。
アーティストのルチアーノ・ヴェッキオさんが手掛ける7月発売予定の「スパイダーバース vs. ヴェノムバース #3」では山城拓也が再登場し、日本の戦隊モノを意識したデザインの新コスチュームをまとってスパイダーとシンビオートのマルチバース戦争に身を投じると言います。
AN ICONIC SPIDER-VERSE HERO DEBUTS A NEW LOOK IN SPIDER-VERSE VS. VENOMVERSE! @marvel @marvelcomicshq @KyleDHiggins @MathewGroom @LucianoVecchio #spiderman #venom #spiderverse #venomverse https://t.co/9bcLljNcPU pic.twitter.com/xPRLJu0QBR
— The Fanboy Factor (@FanboyFactor) March 28, 2025
Venom-Bloom will return in Spider-Verse vs Venomverse! This was a creature created by @peachmomoko60 that is cursed to destroy everything it touches.
— TheVenomSite (@thevenomsite) March 28, 2025
Oh, and Toei Spider-Man has a new suit. pic.twitter.com/tgmJeE9hiq
背中には日の丸に蜘蛛の足を付け足したような何とも言えないマークがあしらわれています。
ヴェッキオさんは東映版の「スパイダーマン」を見直した上で新たにデザインしたと語っています。
ストーリーの中で拓也の新しいコスチュームが登場し、ピーターとは見た目が一線を画しています。私は日本のスパイダーマンショーのエピソードやクリップを見直し、その世界観の繊細さとドラマチックなボディランゲージを探求しました。また、スカーフや黒いレンズなどの美的ヒントについては、80 年代初期の特撮ジャンルの他のショーを参考にしました。ライターのマット・グルームとアイデアや参考資料を交換し、スパイダーマンとスーパー戦隊が出会ったと容易に想像出来るこのビジュアルにたどり着きました。
特撮ドラマ「スパイダーマン」は宇宙人にエキスを注入されたオートレーサーの山城拓也がスパイダーパワーを手にしてヒーローとして戦う作品で、エピソードのクライマックスでは戦隊モノのように巨大ロボット「レオパルドン」に搭乗して戦うお約束が展開されます。
オリジナルのスパイダーマンとはまったく違う作風は国内外で賛否両論となりましたが、今でも熱狂的なファンが多く、テレビ放送から約30年となる2005年にDVDが発売されました。
しかし、この作品はディズニープラスや東映の特撮配信プラットフォームである東映特撮ファンクラブ(TTFC)でも配信されておらず、記事執筆時点では視聴が難しくなっています。
かつてはディズニープラスで配信されていた番組「マーベル616」で東映のクリーエーターのインタビューを交えて紹介されていた事もありますが、この番組も視聴不可になっています。
権利上の問題で配信が難しいのであれば令和のクオリティで東映がリメイクやリブート、続編などの制作をという声もありますが、山城拓也の戦いはしばらくはコミックスで展開される事になるようです。
コミック「スパイダーバース vs. ヴェノムバース #3」は 2025年7月23日 米国にてリリース予定です。
ソース:米マーベル公式