マーベル・スタジオが開発を続けていると先日報じられたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ワールド・ウォー・ハルク」について、映画「マッドマックス:フュリオサ」のジョージ・ミラー監督が候補に上がっていると、海外メディア World of Reel が報じました。
記事によると、「フュリオサ」に出演し、MCUでソーを演じているクリス・ヘムズワースさんが間を取り持ってジョージ・ミラー監督とマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が会談を行ったとの事。
監督は「ワールド・ウォー・ハルク」と「ソー5」に興味を示しており、「ワールド・ウォー・ハルク」は今年中の撮影開始が目標になっているとも伝えています。
ミラー監督はいわゆるヒーロー映画を撮った事はありませんが、DCUの頓挫した映画「ジャスティス・リーグ:モータル」の制作に参加していた経歴があり、2019年の Deadline のインタビューで、マーティン・スコセッシ監督の反マーベルの見解に反論し、MCUの大ファンであることを認めていました。
私はMCUを全部観ています。正直に言うと、この議論に関して言えば、映画は映画であり、非常に幅広い範囲に及びます。最終的に、観客にとってそれが何を意味するかが試金石となります。
ミラー監督はこの時、商業的に成功する映画は妥協した芸術だと決めつけるスコセッシ監督の「傲慢さ」を指摘していました。
ジョージ・ミラー監督は「マッドマックス:フュリオサ」のプロモーションの最中に「クリス(ヘムズワース)となら何でも一緒にやる」とコメントし、「ソー5」に興味がある事を以前から明かしていました。
「ワールド・ウォー・ハルク」の計画の実態については不明な点も多いですが、「ソー5」を監督する事は現時点でかなり有力候補になっている可能性がありそうです。また、MCUにおけるソーとハルクの関係を考えると、「ワールド・ウォー・ハルク」が実現した際にはソーの登場もありえるかもしれません。
ソース:George Miller Has Shown Interest in Directing ‘Thor 5′ and ‘Hulk’