マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3でダーシー・ルイスを再演したカット・デニングスさんが、海外メディア Collider とのインタビューで 2011年の映画「マイティ・ソー」出演からこれまでの MCU を振り返りました。
デニングスさんはダーシー・ルイスについて「このキャラクターが、こんなにも様々な形で登場するようになったなんて信じられません。この役はもともと『マイティ・ソー』のいくつかのシーンに登場するアシスタントのはずだったので、運が良かったんです。どういうわけか、どんどん役が拡大されて、スタジオは私を起用し続けました。そのたびに、『私を再び呼び戻したいなんて信じられない。最高だわ!』と思っていました」と述べました。
「だから、彼らが私を呼ぶ限り、何があろうと私はいつもイエスと答えるつもりです。」といつでも再演出来る事をアピール。
さらに「先日、夫にこれまでのキャリアで一番クールなことは、ダーシーがレゴになったことだと話しました。レゴ・ミニメイツという名前で、ダーシーのものがあります。自分がレゴになったなんて、本当に信じられません。夫に会ったこと以外で、私にとって最高の出来事です。」とも語りました。
「マイティ・ソー」で登場したダーシー・ルイスはマーベル・コミックには存在していないMCUのオリジナルキャラとして制作され、その後、「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」に登場。ソー3作目の映画では欠席し、そのまま退場かと思われたものの、「アベンジャーズ/エンドゲーム」には写真のみの形で登場し、スタジオが存在を忘れていないことが確認されていました。
その後はディズニープラスに舞台を映し、ドラマ「ワンダヴィジョン」とアニメ「ホワット・イフ」シーズン1に登場。また映画に戻って「ソー:ラブ&サンダー」で再登場しました。
先日配信された「ホワット・イフ・・・?」シーズン3ではなぜか卵を産み、別のマルチバースとはいえ、母親としての新しい側面も見せました。
これらと並行して、ダーシーはコミックに逆デビューも果たす人気となりました。
特筆すべきはダーシーが何のスーパーパワーも持っていないただの一般人である事で、ダーシーよりはMCUへの登場回数が少ない似た境遇の人物として、彼女の研究室の教授であるエリック・セルヴィグ博士の存在があげられます。
セルヴィグもMCUに複数回登場した実写のオリジナル一般人キャラで、その後、コミックに逆デビューしています。
そう考えるとソー一作目映画の功績はマーベル全体にとってかなり大きく、今後もMCUとコミックの両方に登場する事が期待されています。
アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。
ソース:“I Can’t Believe They Want Me Back”: Kat Dennings Reflects on Her Role in the MCU