マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」のジェイク・シュライアー監督が、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで、本作のポストクレジットシーンに関する舞台裏を明かしました。
※この記事ではポストクレジットシーンの内容自体には言及していません。
映画のプロモーションインタビューの最中、ポストクレジットシーンについて質問されたシュライアー監督は「あのシーンとエンドロールシーンの具体的な内容は、かなり後になってから固まりました。あれは撮影されたのが…1ヶ月くらい前かな?あそこの人たちはこういうのが得意なんです。」と予想以上に最近作られたものであった事を明かしつつ、スタジオを称賛しました。
そして「あのシーンは私が撮ったものではありません。」とも語り始め、「でも撮影時にそこにいました。今まさに撮影が始まるかもしれない作品のセットから出て来るものなので、観る人にとっては楽しいかもしれません。」と付け加えました。
「でも、あのシーンが実現できて本当に光栄でした。あの終わりの瞬間は、ずっと分かっていました。最初からそうでした。そして、それに応える物語を作り上げていくことだけを考えていたと思います。」
MCUでは1作目の映画「アイアンマン」からほぼ全ての映画で定番となっているポストクレジットシーンですが、一ヶ月前の制作が特別というわけでもありません。
「アベンジャーズ」の1作目は 2012年5月4日 に米公開されていますが、2012年4月11日 のワールドプレミアイベントの段階ではポストクレジットシーンは撮影されておらず、このイベントの後にシャワルマのシーンが撮影され劇場公開バージョンに追加されました。
また、本編とポストクレジットシーンの監督が違うケースも「サンダーボルツ*」が初めてではなく、古くは「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のポストクレジットシーンを「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督が撮影していました。
「サンダーボルツ*」のポストクレジットシーンを誰が撮影したのかはここでは明らかになっていませんが、映画を実際に見た方は何名かの監督候補に予想を絞る事が可能だと思います。
今回のポストクレジットシーンが今後のMCUにどのように繋がっていくのか、世界中のファンが議論を始めています。
「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。
ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)メルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。
制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。
チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。
映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。