マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」に関して、スクーパーが新たな報告をしています。タイトルにつけられたアスタリスクに関して、過去にはダーク・アベンジャーズを示唆しているのではとされていましたが、それとは異なる別のチームが紹介される可能性があるようです。
※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
*New Avengers https://t.co/usyKaMJ79k
— MyTimeToShineHello (@MyTimeToShineH) September 18, 2024
MTTSH 氏はアスタリスクがニュー・アベンジャーズを予告している事を短く報告。
2004年11月からスタートしたコミック「The New Avengers」は、アベンジャーズ主要メンバーの一人であるスカーレットウィッチの能力の暴走により多数の犠牲者を出し、本部のアベンジャーズマンションが崩壊し、アベンジャーズが解散する事件(「アベンジャーズ・ディスアッセンブル」)から半年が過ぎた所から物語が始まりました。
アベンジャーズ不在のこの時期にエレクトロがライカーズ島の重犯罪刑務所ラフトを襲撃し、収容されていたスーパーヴィラン87名が脱走する事件が勃発。その場に居合わせたS.H.I.E.L.D.のエージェント、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリュー、デアデビル、ルーク・ケイジに加え、駆けつけたキャプテン・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマンの他、自らラフトに収監されていたセントリーが加勢し暴動を鎮圧しましたが、42人の脱獄を許してしまいました。
スティーブ・ロジャースはこれを運命だと考えアベンジャーズの再結成を提案。スタークタワーの上層を本部とし、ウルヴァリンを加えてニュー・アベンジャーズとして、ラフトから脱走したヴィランたちの確保を最初の任務としました。
ニュー・アベンジャーズはアベンジャーズと違って政府公認のチームではなく、特権が無い代わりに政府からの命令を受ける義務もありませんでした。これが理由で、その後はしばしば政府やS.H.I.E.L.D.とも対立する事がありました。
MCUの「サンダーボルツ*」とコミックのニュー・アベンジャーズのストーリーラインは一見ほとんど関係ないように見えますが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降の神聖時間軸ではアベンジャーズ不在となっているのは事実であり、新たなアベンジャーズが求められるタイミングがこの映画で来る可能性はありそうです。
イベントで公開された「サンダーボルツ*」の予告ではエレーナたちが牢獄らしき場所へ訪れるシーンがあり、そこでルイス・プルマンさんが演じるボブが登場、コミックのセントリーである人物と同じ名前である事や、スタークタワーのようなシーンなども含まれており、ニュー・アベンジャーズの展開とはいくつかの共通点が認められます。
ただし、神聖時間軸上ではスティーブ・ロジャースが引退している事、新しいキャプテン・アメリカであるサム・ウィルソンが主人公である「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではなく「サンダーボルツ*」でニュー・アベンジャーズが始まると言う事にどのような意味が含まれているのか注目となりそうです。
「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。
ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。
制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。
映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。