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映画「サンダーボルツ*」、初期の脚本家が「タスクマスターの話は当初と全然違う」、さらに没になったPCSについて明かす

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」あるいは「*ニュー・アベンジャーズ」の初期の脚本を担当したエリック・ピアソンさんが、海外メディア Polygon とのインタビューの中で、タスクマスターの物語が大きく変更された事について言及しました。

※これより先は「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ピアソンさんは「タスクマスターが死ぬとは知らなかった。」と前置きした上で、彼が書いた脚本ではタスクマスターとゴーストが大きなサブプロットとして準備されており、二人が絆を深めていくものであったと明かしました。

「研究所で育ち、上からそのように支配されてきた人間同士、二人は非常に容易かつ自然に友情を育むだろうと感じていました。」とピアソンさんは説明しています。

過去作で研究の事故による能力を手に入れたエイヴァはその後、S.H.I.E.L.D.の暗殺任務を遂行するエージェントに。一方でアントニアは事故のあと父親に改造され、レッドルームで暗殺者として訓練され、任務についていた事が描かれていました。

「エイヴァはタスクマスターよりも早く自立を勝ち取ったため、いわば姉御肌で、タスクマスターに『自由になって自分らしく生きるにはどうすればいいか』を教えるような存在でした。」と語り、タスクマスターがチームに加わることで、他のキャラクターたちのメロドラマや自己憐憫に時折寄り添うことができるのも気に入っていたと明かしました。

「金庫室にいる全員が、とてつもない悲劇を経験してきたんです。でも、彼女(タスクマスター)はまさに究極の悲劇でした。昔の悲劇ランキングでは、彼女はトップに君臨していて、他の人物たちは、誰もその列から外れることはできませんでした。『私の方があなたよりひどい目に遭った』なんて言えなかったからです」

ピアソンさんはタスクマスターをグループの中で最も非論理的で、暴走する人物として描いていたとも。彼は、タスクマスターがジョン・ウォーカーを殺そうとし、ヴァレンティーナによって金庫室に送られたことを皆が悟った後もなお彼を殺そうとし続けるという、繰り返し登場するジョークを書いたと言います。

彼女の記憶喪失と並外れた能力を考えると、オリジナルのアベンジャーズではハルクに似た役割を与えていたようですが、結局タスクマスターの物語は友人となったボブが最後に悪役になるというメインプロットと似ていたため削除されたのではないかと、ピアソンさんは推測しています。

「それが彼女を映画から外したもう一つの理由かもしれません。ボブも明らかに記憶障害を抱えており、それが彼のキャラクターの大きな部分を占めていたのですから。」

今回の報道は、スクーパーの以前の主張がほとんど実際にそうだったことを認めているようでもあります。

また、ScreenRant とのインタビューでは当初計画していたポストクレジットシーンについて言及。

「かなり前に書かれたバージョンでは、黒幕が設定されていました。バロン・ジモが刑務所か何かから糸を引いていると明かすポストクレジットシーンがありました。想像していただけかもしれないけど、ジモが脱獄して誰かと場所が入れ替わって――もしかしたらヴァレンティーナの助手とか――ウィドウのマスクを被って動いているというバージョンもあったような気がします。」

メルが投獄されて代わりにジモが出てくるプランも検討されていたようです。

「でも、あのアイデアは一度だけ試してみて、消えてしまったんだと思います。わざと方向転換していると思われることもあるけど、『いや、ジモは別のストーリーバージョンにも欠かせない存在だということは分かっている』って感じでした。彼はストーリーをまとめる上で重要な役割を果たしているのに、私たちの設定自体が、その必要性を否定してしまったんです」

「でも、私たちはいつもコミックのことを思い出します。『もしバロン・ジモをうまく登場させる方法があるなら、絶対に登場させるべきだ』という議論が常にありました。でも、私たちが伝えたい、そして愛したこの物語では、エレーナが中心人物で、登場人物全員がエレーナを通して道を見つけていくんです。それにボブも登場させる予定だったので、ボブとジモは合わないんです。ただの羽のある魚にはしたくなかったんです。」とジモを断念した理由について語りました。

ジモは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で再びラフトに収監されたあと、音沙汰がない状態が続いています。

サンダーボルツが実際にはニュー・アベンジャーズである事が発表されたあと、コミックのサンダーボルツのリーダーを務めた経歴のあるジモとサディアス・ロスの二人が同時期にラフトにいる事に。彼らが次のサンダーボルツとして刑務所から出てくる可能性があるのか、今後の展開に注目です。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

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ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。

ソース:Thunderbolts*’ writer didn’t know Marvel cut his Taskmaster arc until he saw the movie , Baron Zemo Was Originally In Thunderbolts* – MCU Writer Reveals Why The Marvel Character Wasn’t In The Movie

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◆2025年2月14日「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」
◆2025年5月2日「サンダーボルツ*」
◆2025年7月25日「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」
◆2026年2月13日 タイトル未定
◆2026年5月1日「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。