ラッセル・クロウさん、「私はマーベル映画で酷い経験をした事がない」─ダコタ・ジョンソンさんの批判に反応

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」でゼウスを演じ、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」にも出演するラッセル・クロウさんが、海外メディア GQ とのインタビューの中で、SSU映画「マダム・ウェブ」のダコタ・ジョンソンさんの発言に対して持論を展開しました。

インタビューの中で「ダコタ・ジョンソンは最近、『マダム・ウェブ』の撮影に苦労したと語り、大スタジオのスーパーヒーロー映画がいかに『委員会によって作られた』芸術のように感じられるかを語りました。あなたの経験はどうですか?」と質問されたラッセル・クロウさんは、「他人の言動や彼女らの経験についてコメントするつもりはありませんが・・・」と前置きした上で次のように回答しています。

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マーベル映画にサインして、アニメみたいなキャラクターのためのくそったれなユニバースに参加したと言ってるのに、情感が足りなかった?どうすれば上手く行くのかわかりません。スーパーヒーロー映画は巨大なマシンで、一定の規模で映画を作っています。DC側では『マン・オブ・スティール』でザック・スナイダーと、マーベル側ではディズニーの『ソー:ラブ&サンダー』で、そしてソニー制作のマーベルダークユニバースでは『クレイヴン・ザ・ハンター』でそれを経験しました。これらは仕事です。『これがあなたの役割です、演じてください』という感じです。これが人生を変えるような出来事だと期待しているなら、私はそんな理由で俳優をしているのは間違いだと思います。

そして、「ソー:ラブ&サンダー」への出演について「毎日が楽しかった」と振り返りました。

ブルースクリーンの世界で働くのは挑戦的です。自分のキャラクターの内部の動き以上のことを自分に納得させなければならないときもあります。でも、何かを成し遂げるためには…そして、これは彼女に対しての直接のコメントではないことを明確にしなければなりません。彼女のことを知らないし、彼女が何を経験したのかも知りません。そして、映画でひどい経験をすることもあるという事実もあります…そう、そういうこともあります。でもそれがマーベル映画のプロセスなのか?それはそうとは言えないと思います。私は悪い経験をしたことがありません。たとえば『ソー』の場合、確かにそれはマーベル映画ですが、それはタイカ・ワイティティの世界で、毎日がただただ楽しいものでした。

そして、劇場公開を控えているSSUの映画「クレイヴン・ザ・ハンター」についても次のようにコメントしています。

そして『クレイヴン』のJC・チャンダーと一緒に仕事をするのも、若い俳優たちがぶつかり合える重みを少し持ち込むだけでした。JCと働くのは楽しかったです。知っているでしょう、多くの監督たちは特定のスキルレベルを持っています…まったくの天才です。何が必要かを考えてみてください、そうでしょう?それはすべてです。構図、フレーミング、色、音楽、カメラの外に何が残されているか。『プルーフ』の監督ジョスリン・ムーアハウスであれ、リドリー・スコットであれ、あなたは天才たちと一緒にいるのです。

ダコタ・ジョンソンさんの主張もある程度理にかなったものではありましたが、結局のところ、「マダム・ウェブ」の現場の問題をすべてのマーベル映画に当てはめるのは極めて暴論であり、それぞれの監督によって現場も変わるとクロウさんは指摘。

映画を見た観客からの批判も多く、主演のクリス・ヘムズワースさんでさえも失敗だったと認めた「ソー:ラブ&サンダー」の現場も、クロウさんにとっては楽しい思い出として残っているようです。

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「モービウス」、「マダム・ウェブ」と興行的な失敗が続いたSSUは、「クレイヴン・ザ・ハンター」に対しても不安が広がり続けているところですが、ラッセル・クロウさんはこの仕事についても楽しかったと語りました。

クロウさんの今後のスーパーヒーロー映画への関与は不明ですが、「ソー:ラブ&サンダー」の展開を受けて、ゼウスにはまだ語られるべき物語が残されているようにも考えられています。

ソース:Russell Crowe has a song about that