先日公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のトレーラー。約2分のこの動画に含まれている要注目のポイントをピックアップしてまとめました。
シャン・チーの部屋
カンフーの達人であるシャン・チーも映画が好きなのでしょうか。シャン・チーの部屋には映画「カンフーハッスル」のポスターが左側の壁に貼られています。
©2021 MARVEL,Disney
もちろん日本語版のポスターではありません。
©2004 COLUMBIA PICTURES FILM PRODUCTION ASIA LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
カラオケシーン
カラオケシーンにはディスプレイに歌詞が映し出されています。
©2021 MARVEL,Disney
この歌詞は映画「アラジン」に使用されている「ホール・ニュー・ワールド」のものです。この歌詞には「I can’t go back」という言葉が後半にあり、シャン・チーの現状を指している可能性があります。
ちなみにコミックでもミズ・マーベル/カマラ・カーンなどとカラオケしているシーンがありました。
©MARVEL
デスティーラー
コミックのデスティーラーは1982年8月にのコミック「マスターオブカンフー#115」で登場しました。MI6のスパイとして登場したリー・チン・リンという男性でしたが実際には2重スパイであり、シャン・チーの父フー・マンチュー(MCU版ではウェン・ウーに変更)の下で働いていました。映画のデスディーラーは今の所性別も不明です。
©2021 MARVEL,Disney
トレーラーでは幼いシャン・チーを見つめるデスティーラーの姿が描かれていることから、師弟関係にある可能性があります。
テン・リングス
原作では10個の指輪ですが、腕輪に変更されている可能性が高そうです。シャン・チーの父親ウェン・ウーが両手首に5個ずつの腕輪をしているのを確認でき、その後も不思議な光を放つ腕輪を確認出来ます。
©2021 MARVEL,Disney
また、「テン・リングス」はMCUの映画「アイアンマン」シリーズに登場してきたテログループの名前でもあります。「アイアンマン3」に登場したマンダリンはアルドリッチ・キリアンに雇われていた唯の役者であり、偽のボスを演じていました。
ウェン・ウーの背後にあるテン・リングスの紋章と「アイアンマン」シリーズに登場している紋章は少し異なっています。
©2013,2021 MARVEL,Disney
地下闘技場
メイン舞台のひとつとされている地下の闘技場。ここでシャン・チーは様々な相手と戦うことになりそうです。
©2021 MARVEL,Disney
男性戦士は後のシーンにも登場しており、腕に刀が仕込まれているレーザーフィストと呼ばれるキャラクターですが、原作には同名のキャラクターが複数存在し、どのオリジンが適用されているかは不明です。
キャプテン・アメリカ?
闘技場と思われる場所の壁にキャプテン・アメリカの盾が描かれています。
©2021 MARVEL,Disney
画像の左側、ちょうどシャンチーの肘から手首にかけてのあたりの位置に少し見にくいですが盾が描かれています。もしかしてドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のあと、行き場をなくしたジョン・ウォーカーがここにいたりするのでしょうか?
ちなみに本作の時系列は明かされていません。パンデミック前にリークされた撮影現場の動画では壁に2020と落書きされているのが発見されていましたが、シャンチーの物語の時系列について今の所は何とも言えません。
仮面の女性
色鮮やかな森のなかで男性と仮面の女性が戦っているようなシーンがあります。
©2021 MARVEL,Disney
男性は白い衣服を着用しており、このトレーラーではウェン・ウーが似たような服を着用していました。とすると、女性のほうはシャン・チーの母親である可能性も?
謎のパワー
乱戦シーンでは赤服の男が動物のようなものを呼び出しているシーンがあります。
©2021 MARVEL,Disney
中央の獅子のような動物のほか、コウモリのような姿や細長い龍のような姿も確認できます。
赤服と黒服がどういう関係か不明ですが、黒服はテン・リングスのメンバーかもしれません。
©2021 MARVEL,Disney
ザック・チェリー
MCUイチ有名なモブとも言える役を演じるザック・チェリーさんが登場しています。列車内にいるヒゲモジャのモブは映画「スパイダーマン:ホームカミング」(画像3枚め)に登場していました。
©2021 MARVEL,Disney,2017 Sony Pictures
「あんたYoutubeのスパイダーヤロウだろ?バク宙してくれよ!」とピーターに頼んだほとんどエキストラのようなキャラクターでしたが、出演したチェリーさんは気をよくし、「MARVEL STREET VENDOR」という短編映画を企画し、署名を集め、トレーラーを作成し、コミコン会場でマーベルに売り込みに行くという規格外の行動力を見せました。その様子を追ったドキュメンタリー映像は、ハーレイ・ジョエル・オスメントさんや、まさかのスタン・リー御大もカメオ出演するという謎の豪華仕様となりました。
その後の続報がないところを見るとまだ短編映画は完成していないようですが、マーベルはこの人物を面白いと解釈したのか、シャン・チーにも登場するようです。
予告公開後、Twitter上で「これはあなたなの?」と聞かれたチェリーさんは「違わないよ」と答えています。
It’s not not 😉
— Zach Cherry (@zachcherrygmail) April 19, 2021
ホ-カミングの舞台はニューヨークで、本作の舞台はサンフランシスコですが、同一キャラクターなのか別のモブになるのかは注目です。
以上、「シャン・チー」トレーラーの注目ポイントでした。
映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日より公開予定です。