マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のマット・シャックマン監督が、劇中やポストクレジットシーンに登場した数々のヴィランたちの今後について話しました。
海外メディア EW とのインタビューで監督は、本作で多くのヴィランを紹介した事について次のように語っています。
「映画の冒頭は、ファンタスティック・フォーについて知らない人々に、彼らが誰なのか、そしてどのようにして今の彼らになったのかを簡潔に伝えることを目指しました。彼ら一人ひとりがどんな人間なのか、どんな力を持っているのか、どのようにしてそれを手に入れたのか、そして彼らが社会にとってどれほど重要な存在なのかを簡潔に伝えるのです。彼らは人々にインスピレーションを与え、有名人であり、リーダーであり、発明家なのです。」
「紹介したヴィランたちは素晴らしいキャラクターだし、間違いなく戻ってくるでしょう。『ファンタスティック・フォー』のコミックには素晴らしい悪役やキャラクターがたくさん登場します。彼らを再び登場させる機会が今後あることを期待しています。」
本作の冒頭のモンタージュではモールマン、マッド・シンカー、レッド・ゴーストといったヴィランとの対決があった事を予感させ、映画の後半ではではウィザード、ディアブロ、パペットマスターなども紹介されていました。
映画自体はシルバーサーファーとギャラクタスに集中しており、彼らがどんなヴィランだったかは映画ではほとんど説明されずに終わることとなりました。
EW は「ジェイミー・クリストファーに捧ぐ」と「イネスに捧ぐ」というふたつのトリビュートについても質問。
シャックマン監督は「ジェイミー・クリストファーは素晴らしい映画監督でした。長年第一助監督を務め、多くのマーベル映画、『ハリー・ポッター』シリーズ、『スター・ウォーズ』シリーズにも携わりました。本当に愛されたキャラクターで、素晴らしい人でした。彼はこの映画のオリジナルプロデューサーでしたが、プリプロダクションの段階(2023年に心臓合併症で)で亡くなりました」と述べています。
イネスさんは監督の母親で、4月に80歳で亡くなったと説明。「残念ながら、母は(映画を)ほとんど見ていなかったんです。私の娘のメイジーがカメオ出演しているのを見て喜んでくれました。その写真もいくつか見ました。マーベルが出したポスターに、メイジーが小さなシング人形を抱えて見上げている写真が使われていたんです。母はそれを見てくれましたが、完成した映画を見ることができなかったのは残念です。」と語りました。
また、映画ではコミックの「ファンタスティック・フォー」の生みの親であるジャック・カービーさんへの敬意も捧げられており、彼の誕生日である 1917年8月28日 から拝借して、この物語の舞台がEarth-828に設定されている事もほのめかされていました。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 より劇場公開中です。
ソース:Fantastic Four: First Steps director says Red Ghost, Mad Thinker, Puppet Master ‘could come back’