マーベル・スタジオがバレンタインにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のキャスト発表をして大いに話題になった後、ベン・グリム/ザ・シングを演じるエボン・モス=バクラックさんがジミー・キンメル・ライブに出演し、ザ・シングへの変身を前に心境を語りました。
番組の中で「ファンタスティック・フォー」出演の話題を振られたモス=バクラックさんは「そうです、『鉄拳制裁タイムだ』、それが彼のセリフです。ヤンシー・ストリート出身のベン・グリム。ローワー・イースト・サイド。デランシーに似てるけど架空の場所なんです。」と語り始めました。
キャスティングが発表されたのはほんの十日ほど前の事ですが、噂が出始めたのは 2023年の7月 の事。スタジオからのオファーについて、モス=バクラックさんは「一生前からだよ」とジョークを言いながら、次のように続けました。
いや、正確には8月の初めです。市内を歩いていたんです。脚本家ストライキの真っ只中だったけど、エージェントから電話が来ました。全然仕事のことを考えていなかったんだけど、突然『ザ・シング役を依頼された』と言われたんです。本当に驚きました。
そして、ザ・シングの独特の外見を映像にするにあたって、モス=バクラックさんはスーツを着用するわけではなく、MCUのハルクと同様にモーションキャプチャー技術を用いる事を明かしました。
スーツではないと思います。マイケル・チクリスはスーツを着ていましたが、すごく着心地が悪かったみたい。今の技術では、もうあの方法はやらないと思います。パフォーマンスキャプチャーがメインになるはずです。
最後にストーリーの詳細について質問されると、「発表されたティザー画像は60年代っぽいですよね!脚本は読みました。」とだけ答え、1960年代が物語の舞台のひとつになるという噂にギリギリの範囲で言及しました。
また、共演者について「ヴァネッサ(・カービー)とはまだ会っていませんがグループチャットがあります。ペドロが数日前に始めて、みんなでもう会話を始めています。うやむやになっているわけではありませんよ。」と付け加えました。
MCUとしてリブートされる事が発表されて以来、マーベルファンの注目を集めていた「ファンタスティック・フォー」のチームメンバーは、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズをペドロ・パスカルさん、インビジブル・ウーマン/スー・ストームをヴァネッサ・カービーさん、ザ・シング/ベン・グリムをエボン・モス=バクラックさん、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームをジョセフ・クインさんが演じる事が発表されています。
「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ(変更前)」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定です。