マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の監督とキャストが海外メディア Empire Magazine とのインタビューの中で撮影時に苦労した点について明かしました。その中でキンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは、撮影中に不発弾が見つかり、撮影が中断していた事を明かしました。
当時のことを振り返って、ナンジアニさんは以下のように述べました。
俳優の何人かがこの金属製のものを見つけて、「おい、それは何だ?」。私は、「みんな、なんでスケジュールが変わるんだ?爆弾があるってどういうこと!?」と言っていたのを覚えています。
エターナルズは2019年秋、カナリア諸島のひとつフエルテベントゥラ島で撮影を行っていましたが、その際に不発弾が発見されたのだといいます。この島は第二次世界大戦中にドイツ軍が占領していた軍事基地あったとされている地で、爆弾は戦争中のものであると考えられていたとの事。セナ役アンジェリーナ・ジョリーさん、イカリス役リチャード・マッデンさんをはじめとするキャストやスタッフが当日のロケに参加していたことが報じられていますが、爆弾処理班が安全に爆発物を取り除いてくれたとの事です。
不発弾とは何とも恐ろしく、苦労話というよりは恐怖体験に近いものがありますが、イカリスを演じるリチャード・マッデンさんは安心出来る苦労話を明かしてくれました。
撮影に際して巨大な宇宙船のセットを作った本作でしたが、マッデンさんは何度も迷子になったと語っています。
あれで何度も迷子になったよ。言い訳だけど、僕のアパートの10倍の広さがあったんです。
また、フエルテベントゥラ島でのロケは不発弾以外にもトラブルがあった事をクロエ・ジャオ監督が明かしました。
過酷な経験でした。ある時は砂嵐に見舞われ、全員がテントの中で目を開けられずに身を寄せ合ったこともありました。
昨今の技術進化は飛躍的なものがあり、巨大なブルースクリーンを使って背景をすべてCGで描く事は珍しくも有りませんが、「エターナルズ」は火山島でのロケをするという方法を選択し、制作にあたったとの事です。
「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。
アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!
映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。
ソース:Marvel’s Eternals Actor Confirms Unexploded Bomb Delayed MCU Production