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映画「エターナルズ」、脚本家がドルイグのコミック版との違いについて語る

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本を担当したライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんが、海外メディア The Direct の独占インタビューに応じ、バリー・コーガンさんが演じたドルイグについて、コミックのキャラクターをどのようにスクリーンに反映させたかについて語りました。

まず重要なのがコミック版のドルイグとはどんなキャラクターかと言うこと。

ざっくり言うと、ドルイグはヴィランでした。20世紀、KGBのエージェントとして人間界に溶け込んでいるドルイグは、人を拷問する事を楽しむようになっていました。セレスティアルズが地球の審判に訪れた時、ドルイグは古代兵器を使って彼らを殺すために、イカリスを拷問にかけ兵器のありかを聞き出します。最終的に兵器を使う直前に、イカリスのアイビームによって兵器ごとドロドロに溶かされたドルイグでしたが、セレスティアルズによって回収。その後、スプライトによって記憶を失ったドルイグはヴォロゼイカ(旧ソ連の共和国のひとつという設定の架空の国)の首相を務めていましたが、記憶が覚醒。ドリーミング・セレスティアルズを倒すためにエターナルズと協力するように見えたドルイグでしたが、仲間を裏切り、覚醒前のエターナルズたちをマインド・コントロールし、自らの支配下に置くのでした。

さらに2021年のコミックシリーズではエターナルズの背後でサノスと手を組んでいます。

コミックファンからは当初から「こいつまた裏切るでしょ」と思われていたドルイグがしっかりとしたヒーローとして描かれた事について、ライアンさんは次のように述べました。

エターナルズたちは、監視を続けてきたこの数千年の間に、人間への信頼に取り組んでいます。究極の議論になると、グループはその議論の2つの側面のどちらかに分類されます。特にドルイグについては、彼のパワーについて考えると、彼は人間の心の中で長い時間を過ごしています。そのため、彼は他の多くのエターナルたちよりも深いレベルで人間を理解することができるのです。

また、「ドルイグは非常に悲劇的な人物である」とし、「彼は人類の力を高く評価しているが、同時にその危険性も認識している」と続けています。

人類を愛し、その可能性を高く評価している一方で、人間の本質の危険性や没落を目の当たりにしているため、他の人にはないレベルで人間性を実感しているのです。だから、彼の人間をコントロールしたいという欲求は、(誇大妄想的な)場所から来ているのではなく、権力感のためにやっているのではなく、愛が原動力になっています。だからこそ、彼のやっていることはあまり良いものではありませんが、彼は人々を支配して奴隷にするためにやっているのではなく、彼らを守るためにやっているというバランスが取れているのだと思うのです。

人間の心を見る事が出来るドルイグは他のエターナルズたちより深く人間の本質を理解した結果、マインド・コントロールによって人類を守ろうとしているとの事です。

コミックのダークサイドな部分も少し残しつつ、MCUでは愛と哀しみゆえの行動として描かれたドルイグ。やった事はロキがやろうとしていた事にも似ていますが、その原動力は確かに異なるようです。

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映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Marvel’s Eternals Writer Reveals Why Druig Has a Villainous Side (Exclusive)

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。