マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の全9話分のエピソードタイトルが報じられました。先日は公式の予告動画がついに公開されたばかりで期待を高めている本作ですが、今回の報告はネタバレまでは行かずとも、物語の流れを推測するヒントになりうるかもしれません。
※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
海外メディア NPN が「デアデビル:ボーン・アゲイン」のエピソードタイトルが判明したと報道。どのタイトルが何話なのかは分からないとしつつ、以下のように伝えています。邦訳はこちらでガイドとして記載したものであり、日本語の正式タイトルは不明です。
- “Heaven’s Half Hour”(天国の30分)
- “With Interest”(興味を持って)
- “The Hollow of His Hand”(手のひらの空洞)
- “Straight to Hell”(地獄へ直行)
- “Sic Semper Systema”(システムは常にかくのごとし)
- “Isle of Joy”(喜びの島)
- “Excessive Force”(過剰な力)
- “Art For Art’s Sake”(芸術のための芸術)
- “Optics”(光学)
「Heaven’s Half Hour」(天国の30分)と「The Hollow of His Hand」(手のひらの空洞)は主人公マット・マードックのカトリック信仰ともリンクさせているようなタイトルで、前者はつかの間の平和を描き、後者は重大な喪失、神に見捨てられたというマットの苦悩を描いている可能性があります。本作では元々、重要なキャラクターが死んでしまうとも報じられていました。
「Excessive Force」(過剰な力)はキングピンの「ホークアイ」のラストで失ったはずの眼が「エコー」を経て再生した事をほのめかしているのでしょうか。噂ではこの力で前述のキャラを蘇生するために、マットはキングピンとの悪魔の取引に応じるとも言われていました。
もしくは市長に就任したキングピンが権力を振りかざす事を描いたエピソードになるかもしれません。
「Sic Semper Systema」はシーザーを暗殺したブルータスの言葉とされる「sic semper tyrannis」(暴君は常にかくのごとし)を原型としているようで、このあとに続くのが有名な「ブルータス、お前もか」。ここでは「システムは常にかくのごとし」と訳せると考えられ、ニューヨーク市長に立候補したキングピン、あるいは市長就任後のフィスクの組織的不正と戦う事、そして最終的な敗北が焦点となるエピソードになると予想されます。
「Art For Art’s Sake」(芸術のための芸術)はヴィランのミューズにスポットを当てたエピソードとなる事が予想。コミックのミューズは連続殺人鬼。切り刻んだ被害者の人体や血液で壁画を描いたりする自称アーティストのサイコパスでした。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。
また、本作はこの後に予定されている「スパイダーマン4」などにも影響を与える物語になるのではとも考えられています。
ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信予定です。
ソース:‘Daredevil: Born Again’ Episode Titles