マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のジャスティン・ベンソンさんとアーロン・ムーアヘッドさんの監督コンビと主演のチャーリー・コックスさん、ヴィンセント・ドノフリオさんらが、海外メディア IGN とのインタビューの中で、本作でカットされると思っていた残虐シーンが残ったままになっていると語りました。
ディズニー作品としてこのようなドラマを制作出来た事についてベンソン監督は「『ボーン・アゲイン』には実写的な特殊効果があり、モニターの後ろで私たちはただ『そんなことできるなんて知らなかった』という感じでした。」と撮影を振り返り、「カメラの前で起こったことです。そして、番組最大のギャグの一つはヴィンセントの功績が大きいと言わなければなりません。彼はそのチームのリーダーで、それが役立ちました。」と述べました。
ドノフリオさんはそのシーンについて詳細を伏せながら、「シーンの撮影後、その夜私は家に帰りました。あまりに出来が良かったので、『何があろうと、これは番組には絶対に入らないだろう』と思いました。」と感じたと明かしつつも、そのシーンが配信バージョンに残っていると言います。
この残虐なシーンについて「和らげて入れるつもりはありませんでした。」とムーアヘッド監督は補足しています。
主演のチャーリー・コックスさんは「脚の骨折とか、そういうシーンはおそらく使ってもらえないだろうと思っていました。」と、代替バージョンの撮影も済ませていた事を明かしましたが、「でも例外なく、より残忍で暴力的なシーンや瞬間、アクションの断片はすべて私達のこの番組に盛り込まれているんです。」と、当初想定していたシーンの全てがカットされずに残っていると明かしました。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は「エコー」、「デッドプール&ウルヴァリン」に続くMCUの18禁作品(日本では15禁)で、年齢制限の大きな理由として暴力的、残虐表現が含まれている事があげられています。
プロデューサーは本作がマーベル実写作品の中で「最も残忍」とも表現していました。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。
また、本作はこの後に予定されている「スパイダーマン4」などにも影響を与える物語になるのではとも考えられています。
ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信予定です。
ソース:Daredevil: Born Again’s Charlie Cox Promises Every ‘Brutal, Violent Moment’ Made It Into the Show