マーベル・スタジオが開発を中止したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の設定について、海外メディア TCC が報じました。「ザ・カーン・ダイナスティ」は「ドゥームズデイ」へと変更されましたが、これらの設定がどこまで残されているのかは不明です。
※これより先は「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
報告によると、「アベンジャーズ5がまだ『ザ・カーン・ダイナスティ』だった頃、大きな展開の一つは、これらの映画やドラマで私たちが見てきた地球がEarth-616ではなく、在り続ける者によって開拓され、元々Earth-616だった場所から多くのヒーローたちを排除したバージョンだったことです。これはアース・プライムと呼ばれていました。」との事。
どうやら神聖時間軸には元々、20世紀FOXのX-MENやソニーのスパイダーマンがいたようですが、それらは映画「アイアンマン」が始まる以前に在り続ける者が創設したTVAによって剪定されてしまっていたと言う事のようです。
そして、「『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』で予想されるリセットは、その出来事の流れを変え、本来アベンジャーズ、X-MEN、そしてファンタスティック・フォーで満たされるはずだった地球をもたらすだろう。そして我々は基本的に、世界中の誰もがこれが時の始まりからずっとそうだったと思っているタイムラインの真ん中にいることになるだろう」と説明しています。
記事には他にも興味深い情報がいくつかあり、エターナルズが次のアベンジャーズ映画では戻ってこない事、カーンが将来的に戻ってくる可能性がある、リブート後には「以前死亡したヒーローや悪役」も含め「すべてが復活の対象になる」と報告。
ケヴィン・ファイギ社長は最近のインタビューで新しいトニー・スタークやスティーブ・ロジャースの登場に言及しており、どのキャラクターをどうするのかは別にして、そういう流れを設定するのは事実だと言えそうです。
さらに興味深いことに、「MCUで起こったことがわかっている特定のイベントは、異なる方法で発生する」とも述べられており、例えばシビルウォーなどのイベントの新バージョンを今後見られる可能性があるようです。
コミックでも同名のイベントを新しい時代に描き直す事が多く、実写でそれをやるには賛否両論ありそうですが、マーベル・コミックスらしいフランチャイズへと進化していくのかもしれません。
ソース:Alex Perez August Q&A Part 2: ‘Avengers: Secret Wars’ and After, Daredevil and Doctor Strange