ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の予告映像なるものが今週の初めにオンライン上に出現。それに続いて、今度は物語の全編とされるものがSNS上に書き込まれています。
※これより先は「スパイダーマン:ブランニューデイ」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
流出した予告はかなり画質が悪く、多くのファンが怪しいと見ていた中で、スクーパーやメディアはこれは本物だとも主張していました。
海外メディア THR は「これは、スタジオが一般の映画ファンから予告編に関する早期のフィードバックを得るために利用しているサービスから漏れ出たもので、彼らは作品を早期に見る代わりに秘密保持契約に署名している。ブラン・ニュー・デイの予告編は、そのようなサイトにログインできるコンピューター画面で再生される」と説明。
流出当日の NebsGood 氏の説明と一致しているようです。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-bnd-leaked-teaser-video/”]映像は本物だったという考えが広まる中で、今度は映画のストーリーとされるものが登場。ただしこれについはメディアやスクーパーも懐疑的な見方をしており、偽物である可能性のほうが高いとされています。
物語は14の投稿に分けられていますが、原文を見たい方は埋め込み投稿をクリックして飛んでチェックしてみてください。内容を和訳したものを以下に続けます。
Spider-Man: Brand New Day plot leak on Reddit 👀🍿
— Matt 🕸️ (@SpideyAura) December 18, 2025
Take with a grain of salt as everything is still rumors but thought it was a neat plot I found online.
A thread 🧵 pic.twitter.com/LWikpZTKjX
Part1:NWHの後、ピーター・パーカーは実質的に幽霊のような抜け殻状態になる。ピーターはスパイダーマンとして街を救うことに時間を費やす事で紛らわせる。ピーターはMJにとって自分がいない方が良いと信じ込むようになる。ネッドも同様。孤独と孤立が大きなテーマに。
Part2:ピーターがヴィランたち(ブーメラン/タランチュラ/ラムロッド/カメレオン/ライノ)をやっつける短いモンタージュシーン。ニューヨークはスパイダーマンが大好きですが、DODC は彼を管理しなければならないものとして見ています。ピーターは現実の生活を避け、スパイダーマンの活動にのみ集中しています。
Part3:ヴィランとのモンタージュはピーターが自分の力に問題を抱えるところで終わります。ピーターがストレスを感じるほど、彼の力は不安定になります。発射するウェブは時々有機的なものに変わり、彼はより攻撃的になり、体が変化し始めます。
Part4:セイディー・シンク演じるジーン・グレイは、DODC に未登録のミュータントで制御不能な力を持つと疑われ、逃亡中。ジーンの目的は、自由の身を保ち、DODCを暴くこと。ジーンはスパイダーマンを無謀だと考えており、彼が現れるたびに状況は悪化します。彼女はスパイダーマンを疑うように。
Part5:トゥームストーンは本質的に大悪党。街を不安に陥れた時に利益を得るため、彼は街を不安定にさせたいのです。トゥームストーンはハンド(悪の忍者組織)に資金を提供し、DODC を攻撃してマック・ガーガン(スコーピオン)を解放します。
Part6:DODC は、マック・ガーガンをより安全な場所に移送しています (撮影現場で見られた大きな護送車列のシーン)。ハンドが高速道路で護送車列を攻撃し、スパイダーマンが彼らを撃退しに来ます (パニッシャーも協力します)。DODC は、ガーガンが脱獄した刑務所に墜落します。
Part7:大惨事の後、ハンドはより多くの囚人を解放するために刑務所を襲撃します。これは、スパイダーマンが刑務所で忍者軍団と戦うところです。スパイダーマンは再び自分の力に問題を抱えますが、パニッシャーがハンドから彼を救い、彼らは撤退します。
Part8:刑務所の混乱の後、ピーターの体はもはや正常に機能しなくなりました。バナーだけが助けに。ピーターの体は強制的に変態し、網の繭の中に閉じ込められてしまいます。ピーターの感情がこれを引き起こし、有機的な網が張られ、より野生化し、クモのような余分な手足が生えてきます。
Part9:トゥームストーンはガーガンをアップグレードし、ビジネスを邪魔したスパイダーマンを排除するためにスコーピオンを送りこみます。ニューヨークの通りや建物を横切る素晴らしい戦闘シーンで、スパイダーマンが勝利します。しかしピーターは再び不安定になり、痛みを感じ、スコーピオンを逃がします。
Part10:バナーはピーターとDODCからの異常なストレスにさらされ、新しい人格、グレイハルクに変身します。バナーは制御を失い、ハルクは狂って街を恐怖に陥れます。基本的に、ストレスと感情の混乱がこの変身を引き起こします。
Part11:パニッシャーが戦車に乗って現れ、バナーと戦い、救おうとします。 同様に、スパイダーマンも参加し、バナーを助けようとします。ジーンが戻ってきてバナーを落ち着かせ、元の状態に戻します。
part12:バナーが元の状態に戻った矢先、ピーターのストレスは限界に達し…マンスパイダーへと変貌。マンスパイダーは人間の特徴をすべて失い、彼らと戦う事になります。ジーンはピーターの精神を支え、ピーターがただの人間ではないことを悟らせます。
Part13:ピーターは自分がスパイダーマンであるだけではいけないことを理解し、ピーター・パーカーの存在も同じくらい重要だと考えるように。ピーターはMJと彼女のボーイフレンド(ハリー・オズボーン)を見つけ、彼はNWHで起こった出来事をすべて彼女に話します。ネッドも登場する。
Part14:ポストクレジットシーンにはシンビオートが登場。トゥームストーンは静かで暗いたまり場で、見知らぬ買い手に会います。買い手は密封された小瓶をテーブル越しに滑らせ、中にはシンビオートが入っていました。トゥームストーンはスコーピオンを見て、マック・ガーガンが先にシンビオートを手に入れたことをほのめかして終わります。
今回の話が事実であれば、「ブランニューデイ」はコミックのマンスパイダーのエピソードをベースに作られているようです。
man-spider pic.twitter.com/6fVvmO3tRM
— spiderbat (@spiderbatgeek) October 31, 2025
手が4本追加されて8本足のクモのようになってしまう原作ですが、これが実写で再現されるのでしょうか?
投稿されたストーリーは流出した予告映像にあったシーンをある程度説明しているようにも見える所。グレイハルクは以前から報じられている噂のひとつですが、少なくとも今回の投稿だけでは不十分すぎるもので、とってつけたような展開という感じが否めません。
海外メディア CBM はファンメイドの読み物としては面白いとしつつ、信じる事は出来ないと主張。しかし、「以前マーベル・スタジオが探していたと聞いていた”ハリス・ディキンソン風”の俳優が、MJの新しいボーイフレンド役を演じると噂されていること」がこの投稿で示されるハリー・オズボーンとして一部信憑性を与えているとも評価しています。
「スパイダーマン:ブランニューデイ」のストーリーは当然伏せられていますが、同名コミックを原作にしていると考えられる上で、他にもいくつかのコミックを引用していると考えられています。
監督は以前にピーターとその妹が指名手配される「モスト・ウォンテッド」に言及。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-bnd-director-tease-another-comic/”]プロデューサーは「スパイダーマン24/7」からインスピレーションを得ている事をほのめかしていました。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-producer-story-detail/”]他、スクーパーたちは「キング・イン・ブラック」、「スパイダーマン:ブルー」、「スパイダーアイランド」などからも引用されていると報じてきました。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。
本作にはパニッシャーを演じるジョン・バーンサルさんも参加し、ハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんと、スコーピオン/マック・ガーガンを演じるマイケル・マンドさんが再登場予定です。また、アニメ「スパイダーバース」からマーヴィン・ジョーンズ3世さんがトゥームストーンを再演し、「サンダーボルツ*」よりエレーナ・ベロワが登場するとも報じられています。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は 2026年7月31日 に米国劇場にて公開予定です。
