※本記事は軽微なネタバレを含みます。あらかじめご了承いただける方のみ続きを御覧ください。
あらすじ
中東での自社兵器のデモに参加していたトニー・スタークは、テロ組織に襲撃、拉致されてしまいます。その際ミサイルの破片が体内に入り込み、そのままだと心臓に入り込みあわやという事態でしたが、同じく捕虜となっていた科学者インセンの電磁石による応急処置によって一命をとりとめました。
組織からミサイルを作るよう命令されたトニーでしたが、作るフリをして電磁石を改良、インセンとともに小型のエネルギー炉「アーク・リアクター」と、そのエネルギーで稼働するアーマーを作り脱出を図るのでした。
奇跡的に脱出に成功し生還したトニーでしたが、自社の兵器がテロに使われていた事を知り後悔。 トニーは記者会見で軍需産業からの撤退を宣言し、兵器とテロの根絶のためにアーマーをさらに改良するのでした。
見どころ
ヒーロー物らしからぬ主人公、ロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スタークが目を引きます。
自称 「天才、億万長者、プレイボーイ、博愛主義者」 のトニーが、アイアンマンとして活動を始める物語を描いているのが本作品。
しかしマーベルの他のヒーローと比べると、トニーは天才的頭脳という以外は生身の人間です。科学が進歩すれば実現しそうな、現実の延長をにおわせてくる点が没入感を高めてくれますね。
トライ&エラーを繰り返し、失敗を重ねながらスーツを開発していく姿も面白く描かれていて、天才でもきっちり努力しているとわかります。
MCUに限らないですが、マーベル映画にお馴染みのスタン・リー氏も登場しているので見落とさないように見てみてください。
また、こちらもマーベル映画に欠かせないエンドクレジット後の映像もご注目。
スタッフロール流れたら終わりではありませんよ!
アイアンマンの能力
マーク1
捕虜生活を送っていた洞窟内で作ったアーマー。主に鉄で作られているため総重量は700kg近くあり動きは鈍重。
起動までに時間がかかる、稼働時間が短い(同じく洞窟内でつくったリアクターの性能が低いため)、外部カメラがないので視界が極端に狭い、など弱点は多数。
兵装:両腕部に火炎放射器、小型ロケット弾。両脚部に短距離飛行用の小型ロケットエンジン搭載。
マーク2
生還したトニーが自宅のラボでマーク1を元に設計し直した 飛行用補助試作型アーマー。飛行用のスラスターとしてリパルサーを脚部に装備。両掌にも装着し、武器として使える設計になっています。
飛行テストで飛行機の世界最高高度に挑戦するも凍結して落下して失敗。体勢を立て直すも重量はまだまだ重く、着地の衝撃で自宅の床を大破してしまいました。
マーク2からはAIのJ.A.R.V.I.Sとリンクしており、トニーの活動をサポートしてくれます。
主な兵装:リパルサーレイ、AIのジャービス
マーク3
アーマーを「チタンと金の合金」で製作しなおし凍結問題に対応しつつ、戦車砲弾に耐える防御力を手に入れました。
胸部のアーク・リアクターからエネルギーを放出するユニビームも搭載され、攻守ともに飛躍的に改良。飛行速度もマッハを超えるようになりました。
カラーリングがお馴染みの赤と金になり、この姿を見た市民たちに「アイアンマン」と呼称されるようになりました。本人は鉄製じゃないと否定しつつも、 「イメージとしては合ってるんじゃないかな」 とネーミングを受け入れていました。
主な追加兵装:ユニビーム、腕部にロケット弾、肩部にマルチロックオン式の特殊小型ミサイル、脚部フレア弾
キャラクター
トニー・スターク(アイアンマン)/演:ロバート・ダウニーJr
軍事兵器開発会社スターク・インダストリーズの社長、ハワード・スタークの息子。
17歳でマサチューセッツ工科大学を首席で卒業。
20歳の時、事故で両親を失い社長に就任。
ジェームズ・ローズ /演: テレンス・ハワード
トニーの親友で、アメリカ空軍武器開発部の中佐。軍とスターク・インダストリーズとのパイプ役でもある。
オバディア・ステイン /演: ジェフ・ブリッジス
ハワード(トニーの父)の盟友で、ハワードが会社を興した時から経営をサポートし、ハワードの死後は暫定的にCEOも務めていた。トニーにCEOの座を譲ってからは取締役会の一員となり、スターク・インダストリーズのNo.2として相談役のような立ち位置でトニーを支えてきた。
ペッパー・ポッツ /演: グウィネス・パルトロウ
トニーの秘書。会社でも私生活でもJ.A.R.V.I.Sと共にトニーを支える。優秀でしっかりものだが、パニックになりやすい一面も。
トニーに好意をいだきつつも、周囲の目が気になり社長と秘書としての関係から進むことが出来ないでいる。
ハロルド・ホーガン /演: ジョン・ファブロー
トニーの運転手兼ボディガード。役職上はトニーの部下だが、トニーやペッパーとは親友のような関係。演じるファブローは本作品の監督でもある。
フィル・コールソン /演: クラーク・グレッグ
戦略国土調停補強配備局(S.H.I.E.L.D.)のエージェント。
アベンジャーズ計画のためにトニーに接触を図る。
ニック・フューリー /演: サミュエル・L・ジャクソン
戦略国土調停補強配備局(S.H.I.E.L.D.)の長官。
アベンジャーズ計画にトニーを勧誘する。
「【映画紹介】「アイアンマン」MCUのはじまりの映画【MCU Vol.1】」への1件のフィードバック