アニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」のキャストと概要が判明、2024年11月配信予定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」の最新情報について、海外メディア The Cosmic Circus が報じています。同時に実写ドラマ「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」に延期についても報じられています。

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記事によると、「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」は 2024年11月2日 の配信が予定されており、あらすじとして以下の記述があるとの事。

「マーベル・スタジオが贈る『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』」では、高校オリエンテーションの準備をしているピーター・パーカーの人生が、彼をこれまでにない旅へと駆り立てる出来事によって永遠に変わってしまいます。最初のエピソードでは、スパイダーマンの新時代がここから始まることがわかります。」

声優陣は以下の通り。(敬称略)

  • ピーター・パーカー:ハドソン・テムズ
  • ロニー・リンカーン:ユージン・バード
  • ニコ・ミノル:グレイス・ソング
  • オットー・オクタヴィアス:ヒュー・ダンシー
  • メイおばさん:カリ・ウォールグレン
  • ハリー・オズボーン:ゼノ・ロビンソン

本作は日本のアニメ制作会社ポリゴン・ピクチュアズが参加しており、配信に向けて鋭意制作中と見られています。また、SDCC2022では続編となる「スパイダーマン:ソフォモア・イヤー」も開発中である事が発表されています。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

「アガサ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」は1年前後の大幅延期か

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の配信時期について最大で2025年まで延期される可能性が報じられています。

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海外メディア The Cosmic Circus はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を共有。

それによると、まず「アガサ:カヴン・オブ・カオス」が 2024年9月29日 の配信スタートが予定されています。これは先月の段階で THR の 2024年秋配信 という報道内容に一致しているようで、もともと2023年冬配信のスケジュールだったものから約1年延期となっています。

さらに残念な情報が「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「アイアンハート」の2作品。これらは前述の THR の報道では配信未定に変更されていると言われていたものですが、今回明らかになったのは次のようなもの。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」:2024年春 → 2025年1月
「アイアンハート」:2023年秋 → 2025年9月3日

これらはフェーズ5作品でありながら、SDCC2022で発表されているフェーズ6の最初のタイトル未定の映画の 2024年秋 公開を大幅に過ぎており、作品のフェーズ分類が見直されるか、あるいはフェーズ6の映画スケジュールがさらに後ろ倒しになる可能性を抱えているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」と「アイアンハート」は撮影が終了しており、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も大半の撮影を済ませています。これらの延期は SAG-AFTRA ストライキ による撮影不可の状態が続いている事が間接的に影響しているようです。

この3作品は単に完成したら配信というわけではなく、後続作品との間隔等が考慮されているようで、例えば「アイアンハート」は映画「アーマー・ウォーズ」との公開に近づけたいと計画されているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前作にあたる「ワンダヴィジョン」は関連作品の噂が絶えませんし、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も「スパイダーマン」4作目に関連する可能性があり、延期は残念な所ですがそれを超える興奮がある事に期待をしつつ、今後の正式な発表にも注目です。

【噂話】ドラマ「シークレット・インベージョン」、ガイアの再登場は思ったより早いと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に登場したエミリア・クラークさん演じるガイアの再登場は思っているよりも早いものになるだろうと、海外スクーパーが報じています。

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MTTSH 氏は「彼女はあなたが思っているよりも早く戻ってきます。英国を拠点とするスーパーヒーローの自分のグループを率いることになる」と報告。

「シークレット・インベージョン」のラストで英国MI6のソーニャ・ファルズワースと手を組むような展開がありましたが、その流れをくんだ物語が続くようです。

6話のまとめ記事でも少し触れた通り、コミックでは「シークレット・インベージョン」の後、イギリスは今後の対策のひとつとしてMI13を新たに発足しています。ガイアとソーニャはどちらもコミックにはいないキャラクターですが、MCUでも「シークレット・インベージョン」の影響を受けて各国がその対策を進めていくのは理にかなっており、MCU版のMI13がソーニャとガイアを中心に動き始めたとしても不思議ではありません。

具体的にいつ戻るかは不明ですが、2022年5月、エミリア・クラークさんの「シークレット・インベージョン」でのキャラクターが分かっていなかった段階で、「マーベルズ」にもキャスティングされているとの報道がありました。

そして「マーベルズ」では同種のパワーを持つキャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの位置が入れ替わってしまう怪現象がトレーラーでも明らかにされていますが、「シークレット・インベージョン」シーズン1の6話でガイアはキャプテン・マーベルのDNAを取り込んでおり、ガイアがこれに巻き込まれる可能性は十分に考えられる所。

とはいえ「マーベルズ」の上映時間が 105分 というMCU史上最短となる噂もあるため、もしガイアが「マーベルズ」に登場しても小さなカメオ程度に終わり、本格的な物語の続きは別の作品になると見られています。

また情報が入り次第、お伝えしていくことになります。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

【ネタバレ注意】ドラマ「ロキ」シーズン2にはサプライズがあると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の配信スタートまで約24時間ちょっとまで迫っていますが、アメリカで批評家向けに行われた特別上映を経て、本作にちょっとしたサプライズがあるとウェブ上で話題になっています。

※これより先は「ロキ」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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特別上映会では6つのエピソードのうちの最初の4つが公開。あわせて秒単位の正確なランタイムが判明していますが、分単位では以前の報道と変わりありません。

特別上映は4話までである事から作品の結末が拡散されているわけではありませんが、当然中盤までの流れも判明しており、英語で検索すればすぐに出てくるのでご注意ください。

そしてそのサプライズとは「1話にポストクレジットシーンがある」と言うもので、米メディアも報告しています。

MCUのほとんどの映画作品ではポストクレジットシーンが用意されている事から、MCUのドラマシリーズでも最終話にポストクレジットシーンが含まれていることはよくある事でした。しかし1話にポストクレジットシーンがあったのは「ミズ・マーベル」シーズン1以来となります。

ポストクレジットシーンの内容は割愛しておきますが、明日の配信ではクレジットシーンが始まったからといってブラウザバックしたりホーム画面に戻らないようにそのまま待機しておくよう注意が必要です。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

【噂話】アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のエピソードタイトルの新たなリストが判明

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の各エピソードタイトルについて、海外スクーパーが報告しています。これについては先月もレポートがありましたが、内容が異なっています。作品の性質上、タイトルはエピソードの内容を表現しているため、ネタバレが苦手な方は見ないことをおすすめします。

※これより先は「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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CWGST 氏の投稿によると、各エピソードタイトルは以下の通り。

・S2EP01:もしもネビュラがノヴァコープスに入ったら?
・S2EP02:もしもピーター・クイルが地球最強のヒーローたちを攻撃したら?
・S2EP03:もしもカッホリが世界を作り変えたら?
・S2EP04:もしもヘラがテン・リングスを見つけたら?
・S2EP05:もしもアイアンマンがグランドマスターと激突したら?
・S2EP06:もしもハッピー・ホーガンがクリスマスを救ったら?
・S2EP08:もしもキャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?
・S2EP09:もしもアベンジャーズが1602年にアッセンブルしたら?
・S2EP10:もしもストレンジ・スプリームが介入したら?

リストには7話がなく10話まで記されていますが、過去には全9話と報じられています。この7話について、MTTSH 氏はシーズン3に持ち越されたと指摘。「ホワット・イフ・・・?」は昨今のディズニーの予算削減の影響に目を瞑れば少なくともシーズン3まで制作される事が昨年のプロデューサーの発言から分かっています。そのため、計画通りシーズン3が制作されれば、この失われた7話はいずれ視聴が可能になると考えられます。

なお、先月頭の段階で報告されていたエピソードタイトルと比較すると、いくつかのエピソードタイトルが異なっています。ワンダのエピソードはストレンジのものと同じなのか、計画がなくなってしまったのかは不明ですし、ピム博士とレッドガーディアンのエピソードも見当たらないようです。1602年のアベンジャーズの話は前回のリストにはなかったものですが、2022年の夏にコミック「1602」をもとにしたエピソードが制作されているとも報じられていました。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2は海外メディアの報告によると2023年のクリスマス時期にディズニープラスで配信されるようですが、今の所公式の発表はありません。

ドラマ「ロキ」シーズン2、TVAはマルチバース版のS.H.I.E.L.D.だとEPは言う─「デッドプール3」登場の噂についても

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、本作におけるTVAについて語りました。

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ライトさんはインタビューの中で「私たちがここでやっていることすべてが、他の場所での豊饒なストーリーテリングの下地を作っていると思います。ロキ・チームのみんなから言えるのは、TVAで物語を語り続けることができる可能性に希望と興奮を抱いているということです。私はいつも、TVAを時間ベースのマルチバース版S.H.I.E.L.D.のように考えているんです。」と述べています。

記事ではライトさんのこの「他作品での下地になる」という発言が、TVAが映画「デッドプール3」に登場する噂の信憑性を高めたと指摘。

S.H.I.E.L.D.が地球を守るという目的の裏で暗殺などを行ってきた事を考えると、TVAも時間を守るという大義名分のために時折非人道的な事をしているというのは、性質がかなり似た組織であるとも言えるようです。

TVAは今後、噂通り映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でマルチバース崩壊を防いだり、「ドクター・ストレンジ3」などでインカージョンの阻止に手を貸したりする事になるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

ソース:Loki’s Deadpool 3 Connections Revealed (Exclusive)

ドラマ「ロキ」のEPがシーズン3の可能性について語る─今後の目標はソーとの再会

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんが海外メディア Variety とのインタビューに応じ、今後のシリーズについて語りました。

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シーズン3の可能性について質問されたライトさんは次のように語りました。

私たちはシーズン1のように、「シーズン3を始めなくてはならない」というような形で開発を進めたわけではありません。シーズン1では、非常に具体的に「戻って来る」という言葉がありました。しかし、私はまた、このショーが進む先には、「ロキ」の世界、そしてロキというキャラクターに関連する他の世界で、ロキとともに語られるもっとたくさんの物語が確かに存在する可能性があるとも思います。

また、ロキがMCUの大きな枠組みの中に戻ってくる可能性について質問されたライトさんは、「それが希望だ」と述べています。

それが希望です。ロキとソーに再び太陽が輝くことは、私たちが語る物語の最優先事項だと思います。でも、その再会を本当に充実したものにするためには、ロキを感情的にある場所に到達させなければならない。それがこの2シーズンの目標だったと思います。

シーズン2の結末を軽くほのめかしながら、ロキの旅路がソーとの再会のための通過点である事を明かしました。

結末についてそれ以上のヒントはありませんが、昨日公開されたフィーチャレットにはある奇妙な映像が差し込まれています。

シーズン1は(別のマルチバースの)TVAで最後を迎えましたが、動画の7秒ごろと21秒ごろはその直前の舞台となったシタデルのセットが映されています。しかし不思議な事に、ロキを演じるトム・ヒドルストンさんはシーズン1のフィナーレとまったく同じ服装で、右腕に同じ切り傷も見られます。

しかもトム・ヒドルストンさんはシーズン1のケイト・ヘロン監督ではなく、シーズン2のジャスティン・ベンソン監督と握手しているため、これがシーズン1の再利用映像でない事は明らかです。

そしてシーズン2の冒頭10分の映像がディズニーのイベントで既に明らかになっている事から、「これまでのロキ」としておさらいとして流れる映像はシタデルではなくTVAのシーンからである事もわかっています。

物語の途中でのフラッシュバック映像であるならシーズン1のものを使い回せば良いように思えますが、それだけでは何かが足りなくて新たに撮影する必要があったのか、それともロキが時間のループに囚われていてシタデルを実際に再訪することになるのか、様々な展開が考えられそうです。

ロキはシーズン2の後、「デッドプール3」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に登場するのではと噂されていますが、エグゼクティブ・プロデューサーが目標としている兄弟の再会はそのあたりになるのか、それともフェーズ7以降になるのか、今後の展開には注目です。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

ソース:‘Loki’ EP Explains Why Jonathan Majors’ Arrest Didn’t Affect the Series, Casting Ke Huy Quan and Tom Hiddleston’s MCU Future

【噂話】「ヴィジョンクエスト」は「チルドレンズ・クルセイド」に吸収されていると言う

マーベル・スタジオが開発中との噂のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品「ヴィジョンクエスト」は、先日、そのプロジェクトが消失した可能性が報じられていましたが、海外メディア ComicBookMovie はもう一つの噂のプロジェクト「チルドレンズ・クルセイド」に吸収されていると言います。

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ドラマ「ワンダヴィジョン」後のヴィジョン(ホワイトヴィジョン)について描かれると考えられていた「ヴィジョンクエスト」ですが、「ワンダヴィジョン」、そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のその後のワンダを描くと考えられている「チルドレンズ・クルセイド」に吸収合併されているとCBMは指摘します。

昨今のディズニーのMCUへの予算削減の報道などを考えると、ワンダとヴィジョンを別々に描く計画だったものをひとまとめにするというプランは、片方の開発中止よりは悪くないのかもしれません。

とは言え現状ではどちらも噂レベルの話であり、公式発表のある作品ではない事に注意が必要です。

2022年3月に実写化計画の進行中が報じられた「チルドレンズ・クルセイド」は、コミック「アベンジャーズ:チルドレンズ・クルセイド」を原作とするもので、ワンダの息子ウィッカン(ビリー)を中心にヤングアベンジャーズがワンダを救おうとする物語。コミック通りの展開をするためにはいくつかのピースが足りていませんが、MCUとしてのアレンジを加えて問題のないレベルになると考えられています。

興味深い事に「チルドレンズ・クルセイド」のコミックは先月日本語版がリリースされており、実写化に向けた原作の日本語版発刊というプロモーションのひとつに見えなくもありません。

「ヴィジョンクエスト」、「チルドレンズ・クルセイド」以外にも「ワンダヴィジョン」からの派生として直近に「アガサ:カヴン・オブ・カオス」あるいは「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」と呼ばれる作品の配信が控えている他、ビリー・マキシモフのソロ作品「ウィッカン」謎に包まれた「ザ・ウィッチズ・ロード」などの開発も噂されています。

一部報道では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督がMCUの宇宙の世界を確立していったように、「ワンダヴィジョン」のジャック・シェイファー監督が魔法の世界を探求していくとも言われています。

様々な関連作が報じられる「ワンダヴィジョン」ですが、ワンダとヴィジョンの運命はどこに向かっていくのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:VISION QUEST Update Suggests The Disney+ Series Could Be Merged With THE CHILDREN’S CRUSADE

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」は単なる生映像ではないと監督が語る

2022年のハロウィンスペシャルとしてディズニープラスで配信された「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のカラーバージョンとなる「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」について、マイケル・ジアッキーノ監督はマーベルとのインタビューの中で、今作のこだわりについて語りました。

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もともとクラシックホラーとしての味を出すために、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品としては珍しく大部分がモノクロの映像で構成されており、このための色調調整が最優先事項であったと監督は語ります。

しかし、監督は子供の頃大好きだったホラー映画「吸血鬼ドラキュラ」や「フランケンシュタインの逆襲」のようなハマー・フィルム・プロダクション作品を思い出し、カラー化する事で新たに別の「ウェアウルフ・バイ・ナイト」を体験してもらう事は非常に良いことだと考え、いくつかのテストを開始。その結果、「これは素晴らしい。みなさんにこれを共有したい」と思うようになったと言います。

今作は、「『ウェアウルフ・バイ・ナイト』のモノクロ編集を入れる前の生の映像にするだけだと思っていました」というインタビュアーに対して監督は次のように説明します。

シーンごとにここで何を強調するかという事を常に考えていました。すべての色を強調する事も出来ますが、それは本当の答えではありません。フィルターをかけて『オッケー、完了』というような作業ではないのです。私たちはディズニーの暗室で多くの時間を費やし、すべてのショットを1つ1つ見て、こう言ったんです。『これは素晴らしいけど、もう少しコントラストを強くして、赤を少し押し出した方がいいかもしれない』。このようなアーティスティックな作業を行い、選択し、また戻って全体を見て、それが引き継がれるようにする。それは大変な作業だし、集中力のいることです。思っていたよりずっと集中力が必要でした。でも、過去を振り返り、それをどう未来につなげるかという点では、とてもいい勉強になりました。」

また、オリジナル版の昔ながらのフィルム撮影したものをスキャンしてデータ化し、フィルムの見た目の良さを失わずにカラー版にする事が重要であり、それが新たなツールで可能になったとも述べました。

そんな「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」ですが監督はひとつ懸念があったとも言います。その懸念とは、カラー版の発表当時、当ブログでも指摘していた問題でした。

ジアッキーノ監督は「ひとつ懸念がありました。モノクロ作品でしたが、最後にカラーになるという演出があるんです。それによってエルサがまったく新しい世界を想像するという意図がありました。」と言います。これは昨年の配信当時のインタビューでも語られていた意図でした。

「長年の彼女の陰鬱な人生に色がもたらされるという事が反映されていました。それが全体をカラーにする事で、ストーリー展開にどう影響するのか心配でした。しかし、見終わった後、オリジナル版と同じ感情になりました。確かに白黒とは違う体験なのですが、ただ方法が違うだけです。」と説明しました。

そして「お気に入りのバージョンはどちらか」と質問された監督は「決めるのは難しいけど、オリジナル版はいつまでもオリジナル版で在り続けると思います。でも同じぐらいカラー版も好きで、どちらもおすすめですよ」と回答。

「来年は3D版ですか?」と質問されると「3D!そうだね!それなら1950年代映画の3Dにしよう。面白そうだね」と乗り気なコメントを返しました。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー」は 2023年10月20日 より、米ディズニープラスで配信です。また、現地時間の明日から 10月30日 までの間、オリジナル版である「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が米Huluで配信される事もあわせて発表されています。

ソース:Director Michael Giacchino Talks Colorizing ‘Werewolf by Night’

【噂話】ドラマ「ロキ」シーズン2はひとつのエピソードが45分から50分程度だと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の各エピソードの時間について、ランタイムに特化したスクーパーの Cryptic4KQual 氏が報告しています。同氏は以前にエピソード1が45分、クレジットを抜いた正味の時間は39分となる事を報告していました。

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氏は現時点で続く3話分を追加した4話までのランタイムを報告しており、1話目が最も短い45分に設定されているようです。

シーズン1の平均ランタイムが約50分である事を考えると、数分程度短い作品となるようです。

先日は日本でも配信時間の変更について公式が言及。最近のMCU作品の配信時刻である16時ではなく、10時からの配信スタートとなる事が発表されています。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。