【噂話】「デッドプール&ウルヴァリン」、ウェズリー・スナイプスさんのシーンは残っていると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」に登場すると噂のウェズリー・スナイプスさん演じるブレイドですが、海外スクーパーによって最新の状況が報告されました。それによると、完成版のフィルムにも残されていると言います。

CBM によると、スクーパーの @MyTimeToShineH 氏が「デッドプール&ウルヴァリン」にウェズリー・スナイプスさんのブレイドが残されていると報じているとの事。

デッドプール役のライアン・レイノルズさんとブレイド役のウェズリー・スナイプスさんは、2004年の映画「ブレイド3」で共演。

当時ライアン・レイノルズさんはヴィランとしてブレイドと敵対する役を演じていましたが、この制作の過程で仲が悪くなり、役柄としてだけではなく、実際に撮影中にもたびたび衝突があったとされています。

また、2022年、ライアン・レイノルズさんは IGN とのインタビューで「私の性格はウェズリーとは正反対です。」とした上で「私はウェズリーに会ったことがなく、ブレイドに会っただけです。」とコメントし、関係が未だに改善されていないのではとされていました。

こういった経緯からウェズリー・スナイプスさんのカメオ出演は難しいのではと考えられており、MTTSH 氏自身もこれを理由に「実現は難しい」と報告していましたが、5月になって突然スナイプスさんが契約したと報告しました。

レイノルズさんは今も仲が悪いような演出をして見せたのか、それとも感情を抑えてファンサービスを重視したのかは不明ですが、現状では不可能と考えられていたカメオが実現しているようです。

5月の報道時、ウェズリー・スナイプスさんはこのニュースに対して以下のような反応をSNS上で見せていました。

「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

本作はライアン・レイノルズさん(デッドプール)とヒュー・ジャックマンさん(ウルヴァリン)に加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)の再登場が確認されています。公開されている公式予告では他にも多数の再登場キャラクターが確認されています。

そしてエマ・コリンさんがヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じています。

ショーン・レヴィ監督のもと、脚本はライアン・レイノルズさん、レット・リースさん、ポール・ワーニックさん、ゼブ・ウェルズさんらが手掛けました。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 に世界最速公開です。

「ファンタスティック・フォー」ギャラクタス役ラルフ・アイネソンさんが脚本を絶賛

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」でギャラクタスを演じるラルフ・アイネソンさんが、The Movie Dweeb に出演し、本作の脚本について「とてもクールだ」と語りました。

番組の中で「私はマーベルコミックの全てを知っているわけではありません。」と詳しいわけではない事を認めつつ、「でも息子は専門家です。この数ヶ月間、彼が私に教えてくれました。それから脚本を読んで、『これはとてもクールだ』って思いました。」と現在の脚本の印象について語りました。

そして「この絶対的にクレイジーな巨大な世界の一部になれることが嬉しいです。だってギャラクタスですよ?たくさんのワクワクすることがあります。」と続けました。

長期間その悪役を演じるつもりがあるかどうか尋ねられると、アイネソンさんは「ええ、そうなればそれは映画が成功しているということです。それは関係者全員にとって良い結果ですし、もちろん私にとってもそうです。」と回答しました。

現状でMCUはフェーズ4からフェーズ6までをマルチバース・サーガと題し、征服者カーンを中心とするマルチバースに関する物語を描いてきています。カーン役俳優の裁判の結果を受けて当初の計画からある程度の変更が与儀なくされていると見られていますが、ギャラクタスが「ファンタスティック・フォー」のあとにすぐにフェーズ6のラスボスとして登場する可能性はほとんどないと見られています。

フェーズ7以降の強大な敵として描かれていく事が期待されるギャラクタスですが、アイネソンさんが言うようにまずは「ファンタスティック・フォー」が完成し、その結果次第となるようです。

「ファンタスティック・フォー」のキャストとして、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズをペドロ・パスカルさん、インビジブル・ウーマン/スー・ストームをヴァネッサ・カービーさん、ザ・シング/ベン・グリムをエボン・モス=バクラックさん、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームをジョセフ・クインさんが演じる事が公式発表済み。

ギャラクタス役にラルフ・アイネソンさんの起用が報じられ、女性のシルバーサーファーをジュリア・ガーナーさんが演じるとも言われています。他、ジョン・マルコヴィッチさん、ポール・ウォルター・ハウザーさんらが未知の役割でキャスティングされています。

本作は「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定です。

ジョナサン・メジャースさんが授賞式で涙のスピーチ「私は不完全で欠点もある」─俳優復帰作も決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」や映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」で征服者カーンとその変異体役を演じてきたジョナサン・メジャースさんが、先日、ビバリーヒルズで行われた年次インパクト・アワードで忍耐賞を受賞しました。

メジャースさんは元恋人へのDV容疑に関する裁判で2024年4月に1年間の家庭内暴力カウンセリングを受ける判決を受けました。この判決により、現在の居住区域であるロサンゼルスで52週間にわたる対面更生プログラムを完了しなくてはなりません。

ハリウッド・アンロックド・インパクト・アワードの授賞式の壇上に立ったメジャースさんは涙ながらに「忍耐とは何でしょうか?忍耐とは、困難や遅れにもかかわらず何かを続けることを意味します。そして、私が仕える神は、私が望む以上にその言葉を体現しなければならない状況に置かれました。」と涙ながらにスピーチを始め「私は不完全です。欠点もあります。それを認めます」と語りました。

メジャースさんは判決を受けた日に征服者カーン役からの降板が正式に発表され、MCU以外のすべての役をも失うことになりました。また、判決以前の逮捕の時点でマネージメント会社や宣伝会社からも解雇されました。

しかし、今回の受賞とほぼ同じタイミングで、「デューン」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の弟であるマーティン・ヴィルヌーヴ監督が制作する復讐スリラー映画「マーシレス」の主演を獲得したことが発表されました。これがメジャースさんの判決後の最初の俳優業となります。

「人生の中で、物事が暗くなる瞬間があり、本当に暗くなることもあるでしょう。その真っ暗な中に座り、光の一瞬を捉えたら、全力でその光に向かって走るべきだと学びました。そして、その光を二度と当然のものとは思わないでしょう。」と語りました。

メジャースさんは続けて、この困難な時期に彼を支えてくれたすべての人々、家族(特に母、姉妹、幼い娘、そして現ガールフレンドのミーガン・グッドさん)、そしてハリウッドの大物たちに感謝の意を表しました。

「光は私にとっていくつかの形で訪れました。兄弟ウィル・スミスからの深夜のテキストメッセージや、タイラー・ペリーが彼の方法で人々をサポートし、愛情を注ぐことで私に息を吹き込んでくれたことです」とコメントしました。

「マーシレス」のヴィルヌーヴ監督は本作について「恐ろしい物語の中で所有や復讐、個人的正義といったテーマが絡み合う作品です。メジャースが演じる主人公ジョンの心理的降下や彼の超常現象的な力を掘り下げていきます。」と作品について述べています。

ジョナサン・メジャースさんの征服者カーンは次に「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」に登場する予定でしたが、判決の日に降板が発表され、映画のタイトルも「アベンジャーズ5」の仮タイトルへと戻されました。

一部の関係者は判決に関係なくディズニーは解雇を決めていたと報告していましたが、発表のタイミング的にほとんどの人がそうは考えていませんでした。

スクーパーは征服者カーン役の後任について近々発表があるだろうと報告、「アベンジャーズ5」の制作が動き出している事で、誰が次のカーンを演じるのか注目されています。

ソース:Jonathan Majors Breaks Down in Tears While Accepting Perseverance Award After Assault Conviction: ‘I’m Imperfect. I Have Shortcomings’

【噂話】実写版「マイルズ・モラレス」に新たな動き、キャスティングが開始されていると言う

ソニー・ピクチャーズが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マイルズ・モラレス」がキャスティングを始めたと、インサイダーのジェフ・スナイダー氏が報告しました。スパイダーマン映画のプロデューサーであるエイミー・パスカルさんが公にしていた「マイルズ・モラレス」が動き始めようとしているようです。

ジェフ・スナイダー氏は自身の Youtube 番組の中でスタジオが実写でマイルズを演じる俳優をキャスティング中だと報告。現時点で候補者についての言及はありませんでした。

2024年2月、「マダム・ウェブ」の劇場公開直前にエイミー・パスカルさんは「マイルズ・モラレス」について「2本の映画が終わってから」と発言。「ヴェノム:ザ・ラストダンス」と「クレイヴン・ザ・ハンター」のあとに来る映画となる事をほのめかしていました。

プロデューサーの発言と今回の報告から、マイルズ・モラレスが今年公開予定のSSU映画に顔を出す可能性はほぼゼロと考えて差し支えないかもしれません。役者がすぐに決定すれば「クレイヴン」のポストクレジットシーンなどに間に合わなくはないですが、焦って決断する必要もありません。

「マイルズ・モラレス」に関して以前は「パスカル氏がマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長の力を借りたがっている」と報じられており、マイルズが活躍するのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)になる可能性もあるとされていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-sony-and-marvel-wants-different-director/”]

「マイルズ・モラレス」がSSUとMCUのどちらになるのかは不明で、アニメ映画「スパイダーバース」シリーズとの関連性も現時点で不明となっています。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」では実写ユニバースとの融合も描写されていたため、実写版「マイルズ・モラレス」はスパイダーバース最新作の「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」やMCUの「スパイダーマン4」でソロ映画に先駆けて紹介される可能性が考えられそうです。

マイルズはSSUの救世主となるのか、それとも別の舞台での活躍となるのか、そして何よりもこの注目の役を誰が演じる事になるのか、今後の情報があり次第またお届けしていくことになります。

映画「ブレイド」の最新状況が判明、ミア・ゴスさんはメインヴィラン役が維持されている

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」について、海外メディア The Hollywood Reporter が最新の情報を提供しました。それによると、先日報告されたさらなる脚本の書き直しにも関わらず、ミア・ゴスさんがメインヴィランとなる計画には変更がないようです。

THR によると、昨年撮影を予定していたバージョンは1920年代が舞台で、ミア・ゴスさんがリリスという名の悪役を演じ、ブレイドの娘の血を欲しがる内容だったとの事。ゴスさんは引き続きこのプロジェクトでメインとなる予定だといいます。

また、さらに前のバージョンでは、タリク元監督の指揮下でマーベルが巨大な列車セットを製作したが、結局使われなかったとの事。このセットはディズニーの別の作品に引き継がれるかもしれないとの事で、無駄にはせずに再利用が検討されているようです。

そして、ブレイドの新しいバージョンは現代を舞台にしていると報告しました。

「ブレイド」が開発地獄に陥っている状況について、THRは主演のマハーシャラ・アリさんに注目しています。

アリさんはこのプロジェクトに多大な影響力を及ぼして来ましたが、これはマーベル映画で他の俳優がほとんど行っていないことだと指摘。

「ブレイド」のスタートは、アリさんがグリーンブックでの演技でオスカーを受賞した後、スタジオに電​​話をかけ 、ブレイドに出演したいと言った ことから始まったとし、アリさんはブレイドを「自身のブラックパンサー」として構想していたと説明しています。このこだわりと、パンデミック、ストライキなどが複雑に絡み合い、今に至ると言及しています。

マハーシャラ・アリさんの弁護士シェルビー・ワイザー氏は最近のTHRとのインタビューで「この契約は 2019 年に結ばれたものですが、いまだに撮影されていません。これは私の職業経験上最もクレイジーなことです。」とコメント。

マーベルがブレイド に開発費と製作前費用を含めて何百万ドルを費やしたかは不明ですが、マーベルは近年、急いで製作しても利益は出ないことを学んだと記事は指摘。また、同スタジオは開発と製作の比率が高いことを誇りにしており、これは他のほとんどの会社にはないことだと言います。新しい計画では、脚本は夏の間に書かれ、その後監督に渡される予定と報告しています。

「ブレイド」の開発状況の軌跡については先日の記事にまとめました。興味のある方はご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-blade-status-2024-06/”]

映画「ブレイド」は 2025年11月7日 に米国劇場にて公開予定です。

ソース:Why ‘Blade’ Can’t Cut Through Development Hell

「デッドプール&ウルヴァリン」、ウェイドとヴァネッサが〇〇している事が明らかに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の主人公ウェイド・ウィルソンと恋人ヴァネッサの現在の関係性が明らかとなりました。海外メディア Total Film の最新号の紙面に掲載されていると言います。

CBMの報告によると、記事には「デッドプール2の6年後」が「デッドプール&ウルヴァリン」の舞台となっていると書かれているとし、「ウェイドは車のセールスが下手だと証明され、家賃を稼ぐためにブラインド・アルの血圧薬を売りつけ、最愛のヴァネッサには新しい恋人がいる。」と簡単な説明が掲載されているとの事。

予告からある程度想定されていたように、二人は破局状態にあるようです。

ヴァネッサはウェイドに対して「あなたは赤が似合う」と「デッドプール」1作目に話し、そこから「デッドプール2」ではウェイドの事をレッド(Red)と呼ぶようになっていました。*英語版のみ、日本語字幕や吹替ではカット、単にウェイドやあなたと表現されています。

しかし、予告のヴァネッサはそういった愛称を使わずにウェイドの事をバディと呼び、友人関係になっている事をほのめかしていました。そして過去2作で見られたような、熱愛中のカップルらしいボディタッチなども予告には含まれていませんでした。

予告の尺の都合で全貌が見えないだけという可能性もありましたが、今回の「ヴァネッサに新恋人がいる」という報告が、二人がいわゆる破局状態にある事を裏付ける結果となったようです。

ただし、ヴァネッサは「デッドプール2」の序盤で死亡しており、ポストクレジットシーンでデッドプールが行った過去改変によってヴァネッサの生存ルートが確保される事となりました。

これはMCU的に言えばデッドプールが分岐イベントを作成し変異体が生まれてしまったわけで、予告のヴァネッサは「デッドプール」や「デッドプール2」の序盤で見たヴァネッサとは異なる可能性があります。

ウェイドがこの枝分かれした世界に滞在したままだとすれば、予告の誕生会のシーンにドミノやケーブルがいないことも「デッドプール2の世界によく似た少し異なる世界」として説明もつきそうです。

ヴァネッサの新恋人が誰なのか、何か重要な役割があるのかは不明ですが、「デッドプール2」ではヴァネッサの死に自暴自棄になっていたウェイドが、破局に対してどのように向き合ったのかは気になるポイントとなりそうです。

「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

本作はライアン・レイノルズさん(デッドプール)とヒュー・ジャックマンさん(ウルヴァリン)に加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)の再登場が確認されています。公開されている公式予告では他にも多数の再登場キャラクターが確認されています。

そしてエマ・コリンさんがヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 に世界最速公開です。

「アベンジャーズ5」、ベネディクト・カンバーバッチさんが参加を認める ─ 撮影は来年から

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」などでドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんが、開発中の映画「アベンジャーズ5」に出演する事を認めました。

ベネディクト・カンバーバッチさんは、 Netflix の YouTube チャンネル「Still Watching」に出演し、過去の役柄を振り返る動画の中で、次回作「アベンジャーズ5」への参加を改めて認めただけでなく、撮影開始時期の見通しも明らかにしました。

動画の4分を過ぎたあたりから、カンバーバッチさんは「あの会社とはとても素敵な関係を築いてきました」とこれまでのマーベル・スタジオとの関係について言及し、「旋風を巻き起こすであろう来年のアベンジャーズがとても楽しみ」とコメントしました。

2024年後半から撮影が始まるとも報じられていた「アベンジャーズ5」ですが、今回のカンバーバッチさんの発言によると、少なくともドクター・ストレンジの登場パートは来年撮影予定となっているようです。

「アベンジャーズ5」はもともと「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として制作が発表されていましたが、征服者カーン役のジョナサン・メジャース氏の裁判を受けてタイトルがナンバリングに差し戻されました。

本作は少数のチームを描くとも、60以上のキャラクターが登場するとも言われていますが、詳しい内容については今のところわかっていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-5-director-shawn-levy-tops-list/”]

開発当初は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のジェフ・ラヴネスさんが脚本を担当していましたが降板となり、現在の脚本は「ロキ」シーズン1や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のマイケル・ウォルドロンさんが担当していると報じられています。

監督は当初、「シャン・チー」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が発表されていましたが、「シャン・チー2」や「ワンダーマン」に集中したいとして降板。現在誰が担当しているかは発表されておらず、「デッドプール&ウルヴァリン」のショーン・レヴィ監督になるのではとも言われています。

ベネディクト・カンバーバッチさんの今回の発言によって、本格始動を予感させる「アベンジャーズ」最新映画の今後の動きにも注目です。

映画「アベンジャーズ5」は 2026年5月1日 米国にて劇場公開予定です。

ヒュー・ジャックマンさんの後任、新ウルヴァリン役の一番人気はタロン・エジャトンさんに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の劇場公開まで約一ヶ月となり、ヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンが大スクリーンに久しぶりに戻ってくる日が近づいています。

しかし、ジャックマンさんのウルヴァリンはMCUでそう長くは続かないと見られており、新たなウルヴァリンが導入されると以前から考えられています。

この後任の俳優を巡って、SportsCasting.com はオッズリストを公開。映画「キングスマン」などの主演を務めたタロン・エジャトン(タロン・エガートン)さんが一番人気となっている事を報告しました。

俳優オッズ
タロン・エジャトン+200
トム・ハーディ+300
スコット・イーストウッド+500
ヘンリー・カヴィル+800
ジェレミー・アレン・ホワイト+800
チャーリー・ハナム+900
ジェイミー・ドーナン+1000
ザック・エフロン+1600
ダニエル・ラドクリフ+2000
カール・アーバン+3300

2022年7月、エジャトンさんはマーベル・スタジオと面会した事を認めつつウルヴァリン後任の噂について言及。しかし、「デッドプール3」にヒュー・ジャックマンさんが復帰する正式発表を経た2023年、ウルヴァリン役への興味を失いつつあると話していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wolverine-taron-egerton-comments/”]

ヒュー・ジャックマンさんとタロン・エジャトンさんは映画「イーグル・ジャンプ」(2016年)で共演。当時、ジャックマンさんは「タロンは最も才能のある俳優の一人で、彼の演技の幅は驚くほど広い」と英Empire誌にて称賛、一方でウルヴァリン役について「もう少し我慢して待たないといけないね」と将来的にバトンタッチする気持ちである事も明かしていました。

「ローガン」以降、ずっと次の俳優に役を譲りたいと発言してきたヒュー・ジャックマンさんでしたが、最近のインタビューではずっと役を手放したくなかった、もう一度やりたかったと内心辛かった事を明かし、「デッドプール&ウルヴァリン」での復帰はヒュー・ジャックマンさんの逆オファーのような形で実現した事も明かしています。

「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」がウルヴァリンの世代交代のタイミングになるのではと考えられていますが、実際にどうなるのか、そして誰になるのか、まだしばらくの間のんびりと待つ必要がありそうです。

ソース:Who Will Play Wolverine After Hugh Jackman? Taron Egerton Tops The List

ジョン・ハムさんがMCUに逆オファーを出している事を明かす

「MAD MEN マッドメン」ドン・ドレイパー役などでお馴染みのジョン・ハムさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参加したい熱が強過ぎて、自らマーベル・スタジオに出演を逆オファーしていた事が明らかとなりました。

海外メディア THR とのインタビューの中で、スーパーヒーロー役について質問されたジョン・ハムさんは次のようにコメントしました。

ええ。彼らが「君にアイアンマンになってほしい」と言っていたわけではありません。でも、たくさんの話し合いがありましたし、私は今もその話し合いに参加しています。マーベルやDCの運営者と話しています。私はコミックオタクです。ですから、どうなるかはわかりません。業界はいつも変化しています。

また、以前にライアン・レイノルズさんが主演して(そしてコケた)「グリーンランタン」の出演オファーを断っていた事に対して「あれは絶対にやりたくなかった作品です。」と回答し、以下のように続けました。

マーベルユニバースのいくつかの役に自分を売り込んだんです。具体的には言いたくないんですが、本当に好きなコミックの一部でした。『この話を実写化する?』って聞いたら、彼らは『そうですね、実際にそのことを考えています』と言ったんです。私は『よし、それなら私がその役をやるべきだ』って言いました。だから、もしかしたらうまくいくかもしれませんね。

そして、「マイティー・ソー/バトルロイヤル」のグランドマスターを演じたジェフ・ゴールドブラムさんの名前を引き合いにだし、「『彼がやってきたような事をすべてできるなんて、なんて素晴らしいんだ』と思うんです。彼には主演俳優の時期があって、マーベル作品にも出演して、シーンを盗むような素晴らしい演技をして、さらにコマーシャルにも出て、本当に面白い。外で彼に会うと、彼は幸せそうです。だから、意識的にかどうかはわからないけど、私もそうなりたいんです。多様で、幸せで、満足した人生を送りたい。」と語りました。

ディズニーが20世紀FOXを買収する以前の段階で、ジョン・ハムさんは映画「ニュー・ミュータンツ」3部作においてヴィランのミスター・シニスターを演じる予定とされていました。しかし、買収が成功したことで「ニュー・ミュータンツ」の3部作計画は破棄され、1作のみで終了。ミスター・シニスター役は幻となりました。

今回のインタビューでハムさんが何役で逆オファーしたのか、正確には明かされていませんが、昨年のScreenRant とのインタビューでは「X-Menの世界には語られるべき物語が確かにたくさんあります。ファンタスティック・フォーもそうですし、ドクター・ドゥームもそうです。素晴らしいものがたくさんあります。でも、そうですね、チャンスが来るといいなと思います。どうなるかはわかりませんが。」とコメントしていました。

ソース:Jon Hamm Doesn’t Want to Be Your Leading Man

キングピンはマーベルとソニーの板挟みになっている、「デアデビル:ボーン・アゲイン」ヴィンセント・ドノフリオさんが語る

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんが、自身の演じるキャラクターがマーベルとソニーの権利的な板挟み状態にあると語りました。

デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスさんらとファン・エキスポ・ボストン2024 に参加したドノフリオさんは、今後のキングピンについてステージ上で次のように発言しています。

「はっきりと言いましょう、皆さん、マーベルとソニーの全体の話をご存知でしょう?マーベルによって発明され、マーベルによって書かれたキャラクターが、マーベルとソニーの間で板挟みになっている状況です。ですから、誰が何をするのかを決めるのにとても時間がかかります。」

「私はただ、(キングピンがどこに登場するかを)本当に知らないんです。私のキャラクターは、そのような状況にあり、チャーリーのキャラクターとは違います。ですから、分からないんです。キングピンを演じるという事はそういう事なんです。」

スパイダーマンの権利はまさに蜘蛛の巣の如く複雑で、多くのファンが気づいているように2002年のサム・ライミ監督の「スパイダーマン」から実写映画のスパイダーマンはソニーが権利を保有しています。

1998年、倒産しかけていた当時のマーベルは2500万ドルでほぼすべてのキャラクターの映画化権をソニーに買ってもらおうとしていました。しかし当時のソニーは「スパイダーマン以外のキャラは誰も見向きもしないだろう」と言い、スパイダーマンだけを700万ドルで買うことにしました。そしてこのバラ売りを機に、X-MENが20世紀FOXへ、ハルクやネイモアがユニバーサルへと貸し出されていく事になりました。

細かい契約内容は明らかにされていませんが、この契約を起点としてサム・ライミ監督の「スパイダーマン」映画シリーズがスタートしていきました。そしてソニーの思惑は外れ、スパイダーマンだけでなくX-MENの映画もヒットして、その後2008年の「アイアンマン」からMCUが大ヒットしていく事になります。

「スパイダーマン:ホームカミング」など、トム・ホランドさんが出演するスパイダーマン映画はソニー作品ですがディズニーとマーベルが展開するMCUという扱いになり、ホランドさんが客演する「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などはマーベル・スタジオだけでなく、ソニー・ピクチャーズが共同制作という形で関与しています。

ではアニメはどうでしょうか。「スパイダーバース」のヒットによってアニメのスパイダーマンもソニーのものと思われがちですが、実際にはマーベル・アニメーションによってディズニーアニメとして制作されているものがあります。もちろんディズニープラスで鑑賞可能です。

ゲームに関しても同じで、PS4、PS5独占(後にPC版リリース)だった「Marvel’s Spider-Man」シリーズがソニーから発売されていますが、過去にはサム・ライミ監督の映画をゲーム化したものがニンテンドーDSでリリースされています。

また、スパイダーマンのソロゲーム以外でいえば「レゴ マーベルヒーローズ」や「マーベルアルティメットアライアンス」といったシリーズはスパイダーマンが登場し、ニンテンドースイッチ等でもリリースされていますし、各種モバイルゲームでスパイダーマンが登場している事は言うまでもありません。

アニメもゲームもスパイダーマン=ソニーになりがちな昨今ですが、実際はそうではないのです。

では実写ドラマはどうでしょうか。

映画と近い媒体である実写ドラマですが、ソニーとマーベルの契約以降にリリースされたスパイダーマン関連の実写ドラマがないため詳しい所はわかっていません。ただし、Netflixの「デアデビル」でキングピンを使えたという事はソニーに権限はないように思えます。一方で、ソニーは映画「ヴェノム」から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマとして「スパイダーマン・ノワール」を公式に発表し、「シルク」なども開発中(そして頓挫中)とも報じられています。

今回のドノフリオさんの発言とこれまでの制作例を見る限り、キングピンのドラマでの登場はマーベル(ディズニー)の権限で実行出来るようですが、映画に登場させる場合は「スパイダーマン関連のキャラクター」という扱いになり、ソニーの承諾が必要になるようです。

以前にはキングピンを主軸とするコミック「デビルズ・レイン」がMCUとしてアニメ化されると報じられた事もあり、これもキングピンの実写の扱いが難しい事を表しているのかもしれません。

MCUの「スパイダーマン4」にキングピンが登場するという噂もありますが、ヴィンセント・ドノフリオさんのキングピンが大スクリーンに登場する日が実現するのか、今後の動きにも注目です。